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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 W30
管理番号 1360625 
審判番号 不服2019-7667 
総通号数 244 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2020-04-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2019-06-10 
確定日 2020-03-16 
事件の表示 商願2018- 12397拒絶査定不服審判事件について,次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は,登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は,「大人のビター」の文字を標準文字で表してなり,第30類「菓子,パン,サンドイッチ,中華まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,ホットドッグ,ミートパイ」を指定商品として,平成30年1月31日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要旨
原査定は,本願商標は「大人のビター」の文字を標準文字で表してなるところ,その構成中の「大人の」の文字は,本願の指定商品を取り扱う業界においては,「大人向けの商品」を示すものとして使用されている実情があり,また,「ビター」の文字は「苦いさま。」の意味を有する語であるから,本願商標をその指定商品に使用しても,これに接する需要者は「大人向けの甘みを抑えた苦い商品」を認識するにすぎず,本願商標は,単に商品の品質を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標であって,商標法第3条第1項第3号に該当する旨認定,判断し,本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は,上記1のとおり,「大人のビター」の文字を標準文字で表してなるところ,これより原審において説示したような意味合いを想起させる場合があるとしても,その構成全体として,直ちに,本願商標の指定商品の品質等を直接的かつ具体的に表示するものとして取引者,需要者に認識されているとはいい難いものである。
そして,当審において職権をもって調査するも,本願商標に接する取引者,需要者が,当該文字を商品の品質等を表示したものと認識するというべき事情も発見できなかった。
そうすると,本願商標は,その指定商品との関係において,商品の品質等を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標とはいえない。
したがって,本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するものとして本願を拒絶した原査定は,取消しを免れない。
その他,本願について拒絶の理由を発見しない。
よって,結論のとおり審決する。

審決日 2020-03-04 
出願番号 商願2018-12397(T2018-12397) 
審決分類 T 1 8・ 13- WY (W30)
最終処分 成立  
前審関与審査官 浜岸 愛古橋 貴之駒井 芳子 
特許庁審判長 金子 尚人
特許庁審判官 石塚 利恵
須藤 康洋
商標の称呼 オトナノビター、オトナノ、オトナ、ビター 
代理人 長谷川 芳樹 
代理人 浜田 廣士 
代理人 黒川 朋也 

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