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審決分類 審判 査定不服 商4条1項15号出所の混同 取り消して登録 Y25
管理番号 1121635 
審判番号 不服2003-18501 
総通号数 69 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2005-09-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2003-09-22 
確定日 2005-08-26 
事件の表示 商願2002-81907拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「Regain」の文字を横書きしてなり、願書記載とおりの商品を指定商品として、平成14年9月26日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由
原査定は、「本願商標は、その構成中に、東京都中央区所在の三共株式会社が商品「薬剤」等に長年使用して著名な商標である「Regain」の文字よりなるものですから、これを出願人がその指定商品に使用するときは、これが恰も前記会社の製造販売に係り、あるいはこれと何等かの関係を有する者の業務に係る商品であるかの如く、商品の出所について混同を生じさせるおそれがあるものと認めます。したがって、この商標登録出願に係る商標は、商標法第4条第1項第15号に該当します。」旨認定、判断して、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は、上記のとおり「Regain」の文字よりなるところ、該文字は、原審適示の三共株式会社が商品「ドリンク剤,ビタミン剤,清涼飲料水」に長年使用して著名な商標である「Regain」の文字とは、同一の文字綴りからなるものと認められる。
しかしながら、「Regain」の文字(語)は、「(健康等を)回復する」等の意味合いを有する英語であり、かつ、一般に知られている語であって、造語とは認められないばかりでなく、しかも、三共株式会社の前記商品と本願商標の指定商品「履物」とは、その用途、性質等を著しく異にし、生産から流通に至るまでの間の取引事情も明らかに相違する異種・別個の商品といわなければならない。
そうとすると、たとえ、三共株式会社の多角的経営を考慮したとしても、出願人が本願商標をその指定商品に使用しても、三共株式会社又は同人と経済的、組織的に何らかの関係ある者の業務に係る商品であるかの如く、商品の出所の混同を生ずるおそれはないものというのが相当である。
したがって、本願商標が商標法第4条第1項15号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、取り消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2005-08-10 
出願番号 商願2002-81907(T2002-81907) 
審決分類 T 1 8・ 271- WY (Y25)
最終処分 成立  
前審関与審査官 小林 裕子 
特許庁審判長 柴田 昭夫
特許庁審判官 岩崎 良子
小松 孝
商標の称呼 リゲイン 
代理人 石橋 政幸 
代理人 宮崎 昭夫 
代理人 金田 暢之 
代理人 伊藤 克博 

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