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審決分類 審判 査定不服 外観類似 取り消して登録 W29
管理番号 1406869 
総通号数 26 
発行国 JP 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2024-02-22 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2023-03-01 
確定日 2024-02-01 
事件の表示 商願2022−56052拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 手続の経緯
本願は、令和4年5月18日の出願であって、その手続の経緯は以下のとおりである。
令和4年 8月29日付け:拒絶理由通知書
令和4年11月10日 :意見書、手続補正書の提出
令和4年11月28日付け:拒絶査定
令和5年 3月 1日 :審判請求書の提出

2 本願商標
本願商標は、「魅惑の濃厚ショコラ」の文字を標準文字で表してなり、第29類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として登録出願され、その後、本願の指定商品については、前記1の手続補正により、第29類「ココア入りの又はココア風味の乳飲料」に補正されたものである。

3 原査定の拒絶の理由(要点)
原査定において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願の拒絶の理由に引用した登録第6243421号商標(以下「引用商標」という。)は、「魅惑の濃厚チョコレ−ト」の文字を標準文字で表してなり、平成31年4月1日に登録出願、第30類「チョコレートを使用した茶,チョコレートを使用したコーヒー,チョコレート飲料,チョコレートを使用したココア,チョコレート,チョコレートを使用した菓子,チョコレートを使用したパン,チョコレートペースト,チョコレートを使用したアイスクリームのもと,チョコレートを使用したシャーベットのもと,チョコレートを使用したソフトクリームのもと,チョコレートスプレッド,チョコレートを使用した即席菓子のもと」を指定商品として、令和2年4月7日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

4 当審の判断
(1)本願商標
本願商標は、前記2のとおり、「魅惑」の文字と「濃厚ショコラ」の文字とを、格助詞「の」で連結した「魅惑の濃厚ショコラ」の文字を標準文字で表してなるところ、その構成中、「魅惑」の文字は「魅力で人をひきつけまどわすこと。」の意味を、「濃厚」の文字は「色や味などが濃いこと。」の意味を有する語(いずれも「広辞苑 第七版」岩波書店)であり、「ショコラ」の文字は、我が国においても親しまれたフランス語(「chocolat」)の片仮名表記と看取、把握されるものであって、本願の指定商品である「ココア入りの又はココア風味の乳飲料」との関係において、「ココア」の意味(「クラウン仏和辞典 第4版」三省堂)を理解させるものであることから、本願商標は、その構成全体から「魅惑の濃いココア」程の意味合いを想起させるものといえる。
そうすると、本願商標は、その構成文字に相応して、「ミワクノノウコウショコラ」の称呼を生じ、「魅惑の濃いココア」程の観念を生じるものである。
(2)引用商標
引用商標は、前記3のとおり、「魅惑」の文字と「濃厚チョコレート」の文字とを、格助詞「の」で連結した「魅惑の濃厚チョコレート」の文字を標準文字で表してなるところ、その構成中、「魅惑」及び「濃厚」の文字は、上記(1)のとおりの意味を有する語であり、「チョコレート」の文字は、「カカオの種子を煎って砕いてペースト状にしたものをベースに、カカオ脂・砂糖・香料などを加えて練り固めた菓子。」の意味(「広辞苑 第七版」岩波書店)を有する語であることから、引用商標は、その構成全体から「魅惑の濃いチョコレート」程の意味合いを想起させるものといえる。
そうすると、引用商標は、その構成文字に相応して、「ミワクノノウコウチョコレート」の称呼を生じ、「魅惑の濃いチョコレート」程の観念を生じるものである。
(3)本願商標と引用商標との類否
本願商標と引用商標とは、それぞれ上記(1)及び(2)のとおりの構成からなるところ、両者は、後半部の「ショコラ」及び「チョコレート」の文字が明らかに相違するものであるから、両商標は、外観上、明確に区別できる。
また、本願商標から生じる「ミワクノノウコウショコラ」の称呼と、引用商標から生じる「ミワクノノウコウチョコレート」の称呼とは、後半部の「ショコラ」及び「チョコレート」において、語調、語感が明らかに異なるものであるから、両商標は、称呼上、明瞭に聴別し得るものである。
さらに、観念については、本願商標は「魅惑の濃いココア」程の観念を生じるのに対し、引用商標は「魅惑の濃いチョコレート」程の観念を生じることから、両商標は、観念上、相違する。
そうすると、本願商標と引用商標とは、外観、称呼及び観念において明らかに異なるものであるから、これらを総合して判断すれば、両者は、互いに相紛れるおそれのない非類似の商標というのが相当である。
(4)まとめ
以上のとおり、本願商標は、引用商標とは非類似の商標であるから、商品の類否について判断するまでもなく、本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当しない。
したがって、本願商標が同号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲
(この書面において著作物の複製をしている場合の御注意) 本複製物は、著作権法の規定に基づき、特許庁が審査・審判等に係る手続に必要と認めた範囲で複製したものです。本複製物を他の目的で著作権者の許可なく複製等すると、著作権侵害となる可能性がありますので、取扱いには御注意ください。
審決日 2024-01-16 
出願番号 2022056052 
審決分類 T 1 8・ 261- WY (W29)
最終処分 01   成立
特許庁審判長 高野 和行
特許庁審判官 石塚 利恵
小俣 克巳
商標の称呼 ミワクノノーコーショコラ、ミワクノ、ノーコーショコラ 
代理人 青木 博通 
代理人 中田 和博 
代理人 片山 礼介 

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