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審判番号(事件番号) データベース 権利
異議2014900210 審決 商標
異議2014900208 審決 商標
異議2014900252 審決 商標
異議2014900186 審決 商標
異議2014900102 審決 商標

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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 W41
管理番号 1297367 
異議申立番号 異議2014-900242 
総通号数 183 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2015-03-27 
種別 異議の決定 
異議申立日 2014-08-29 
確定日 2015-01-24 
異議申立件数
事件の表示 登録第5673840号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第5673840号商標の商標登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件登録第5673840号商標(以下「本件商標」という。)は、「化粧品検定」の文字と「日本コスメティック協会」の文字とを離して二段に表してなり、平成25年6月18日に登録出願、第41類「美容及び化粧方法に関する知識の教授,化粧品の選択又は使用方法に関する知識の教授,美容及び化粧技術に関する教育,美容学校における知識の教授,資格取得講座における教授,その他の技芸・スポーツ又は知識の教授,美容及び化粧方法の資格検定試験の実施及び資格の認定・付与,化粧品の選択又は使用方法の資格検定試験の実施及び資格の認定・付与,その他の資格検定試験の実施及び資格の認定・付与,美容及び化粧方法の資格検定試験に関する助言及び情報の提供,化粧品の選択又は使用方法の資格検定試験に関する助言及び情報の提供,その他の資格検定試験に関する助言及び情報の提供,美容及び化粧方法に関する講演会・セミナーの企画・運営又は開催,化粧品の選択又は使用方法に関する講演会・セミナーの企画・運営又は開催,その他のセミナーの企画・運営又は開催,美容及び化粧方法に関する研修会の企画・運営又は開催,化粧品の選択又は使用方法に関する研修会の企画・運営又は開催,その他の研修会の企画・運営又は開催,電子出版物の提供,図書及び記録の供覧,図書の貸与,書籍の制作,教育・文化・娯楽・スポーツ用ビデオの制作(映画・放送番組・広告用のものを除く),美容及び化粧方法・化粧技術のコンテストの企画・運営又は開催,その他の興行の企画・運営又は開催(映画・演芸・演劇・音楽の演奏の興行及びスポーツ・競馬・競輪・競艇・小型自動車競走の興行に関するものを除く。),美容及び化粧方法に係る知識の教授に関する情報の提供,化粧品の選択又は使用方法に係る知識の教授に関する情報の提供」を指定役務として、同26年4月4日に登録査定され、同年5月30日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立ての理由
登録異議申立人(以下「申立人」という。)は、本件商標は商標法第4条第1項第11号に該当し、その登録は同法第43条の2第1号により取り消されるべきであるとして、その理由を要旨次のように述べ、証拠方法として甲第1号証ないし甲第4号証を提出した。
(1)申立人が引用する商標
申立人が引用する登録第5580465号商標(以下「引用商標」という。)は、「日本化粧品検定」の文字を標準文字で表してなり、平成24年7月23日に登録出願、第41類「電気通信回路を通じて行う化粧品及び美容に関する検定試験の実施及び級の認定,化粧品及び美容に関する検定試験及びそれに関する模擬試験の企画及び実施,化粧品及び美容に関する知識及びそれに基づく能力の検定試験の実施及び級の認定,化粧品及び美容に関する技芸・スポーツ又は知識の教授,化粧品及び美容に関する検定試験受験者へのセミナーの開催,化粧品及び美容に関するセミナーの企画・運営又は開催,化粧品及び美容に関する知識及び技能の検定試験に関する電子出版物の提供,化粧品及び美容に関する知識及び技能の検定試験に関する書籍の制作」を指定役務として、同25年5月10日に設定登録されたものであり、その商標権は現に有効に存続しているものである。
(2)具体的な理由
ア 本件商標と引用商標の対比
(ア)外観について
本件商標が誤って登録された理由は、本件商標が外観上識別力を有すると思われる「日本コスメティック協会」の文字と、普通名称である「化粧品検定」の文字とが二段に表記されているため、全体で識別力を有すると審査官が判断したためと考える。
しかし、本件商標は、「日本コスメティック協会」と「化粧品検定」の文字とが著しく離れ、それぞれ独立したように構成され、需要者は明らかに両文字を分断して認識すると考える。
よって、本件商標は、「著しく離れた文字からなる商標は、原則として、離れたそれぞれの部分のみからなる商標と類似する。」との商標審査基準に基づき、判断されるべきものである。
他方、引用商標は、場所を示す形容詞的文字である「日本」と「化粧品検定」という文字の結合商標である。
したがって、本件商標の構成中「化粧品検定」の文字部分と引用商標の構成中「化粧品検定」の文字部分とが共通するから、両商標は、外観上類似する。
(イ)称呼及び観念について
本件商標と引用商標とは、上記のとおり「化粧品検定」の文字部分が共通するので、共に「ケショウヒンケンテイ」の称呼を生じ、「化粧品に関する検定」の観念を想起させることは明らかであるから、両者は、称呼及び観念においても類似の商標である。
(ウ)使用者について
本件商標の権利者は、一般社団法人日本コスメティック協会であり、自ら本件商標を使用している。「一般社団法人日本コスメティック協会」の文字からは「日本のコスメティック(化粧品)に関する団体」であることが想起され、本件商標中には「日本コスメティック協会」の文字を有する。
また、引用商標の権利者は、一般社団法人日本化粧品検定協会の代表理事であり、同協会に引用商標の使用を許諾し使用させている。そして、「日本化粧品検定協会」の文字からは「日本の化粧品(コスメティック)の検定に関する団体」であることが想起され、両協会は、その名称を構成する文字から想起される観念が類似する法人である。
よって、本件商標と引用商標の使用者の名称が類似し、使用する商標も類似するということであれば、需要者は無駄に混乱することとなり、商標法の目的(第1条)に反するものといえる。
(エ)需要者について
本件商標と引用商標の需要者は、「化粧品検定」という文字から「検定を受けて合格すれば、化粧品に対して一定の知識を保障するという資格を得られる」ということを想起し、求めているから同一である。
(オ)まとめ
以上のとおり、外観、称呼、観念、使用者の名称、需要者のそれぞれの観点から総合的に判断すると、本件商標と引用商標とは類似する商標である。
イ 指定役務について
本件商標と引用商標の指定役務は、同一又は類似といえる。
ウ むすび
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものである。

3 当審の判断
本件商標は、上記1のとおり、「化粧品検定」と「日本コスメティック協会」の文字からなるものである。
そして、本件商標は、その構成中「化粧品検定」の文字が「化粧品に関する検定」の意味を容易に想起させ、その構成全体として「日本コスメティック協会による化粧品に関する検定」の意味合いを想起させるものとみるのが自然である。
そうすると、本件商標は、これをその指定役務について使用するときは、その構成中「日本コスメティック協会」の文字部分が出所識別標識として強く支配的な印象を与えるといえるものの、「化粧品検定」の文字部分は、「当該役務が化粧品に関する検定に係るもの」であることを表したものと容易に認識させるものであって、役務の質、内容を表すにすぎず、出所識別標識としての識別力がないか極めて弱いものと判断するのが相当である。
また、他に、本件商標の構成中「化粧品検定」の文字部分が取引者、需要者に対し役務の出所識別標識として認識され得るものである、又は、それ以外の部分から出所識別標識としての称呼、観念が生じない、と認めるに足る事情は見いだせない。
してみれば、本件商標は、その構成中「化粧品検定」の文字部分を分離抽出し、他の商標と比較検討することは許されないものといわなければならない。
そうとすれば、本件商標から「化粧品検定」の文字部分を分離抽出し、その上で本件商標と引用商標とが類似するとする申立人の主張は妥当でなく、その理由をもって両商標が類似するということはできない。
その他、本件商標と引用商標とが類似するとすべき理由は見いだせない。
なお、申立人は、本件商標が商標法の目的に反するものである旨主張するところがあるが、本件商標と引用商標が類似する商標でないことは上記のとおりであるし、他に本件商標が商標法の目的に反するものと認め得る証左は発見できない。
したがって、本件商標の登録は、商標法第4条第1項第11号に違反してされたものではないから、同法第43条の3第4項の規定により、維持すべきである。
よって、結論のとおり決定する。
異議決定日 2015-01-16 
出願番号 商願2013-46970(T2013-46970) 
審決分類 T 1 651・ 26- Y (W41)
最終処分 維持 
前審関与審査官 杉本 克治 
特許庁審判長 井出 英一郎
特許庁審判官 今田 三男
田中 亨子
登録日 2014-05-30 
登録番号 商標登録第5673840号(T5673840) 
権利者 一般社団法人日本コスメティック協会
商標の称呼 ケショーヒンケンテー、ニッポンコスメティックキョーカイ、ニホンコスメティックキョーカイ、ニッポンコスメティック、ニホンコスメティック、コスメティックキョーカイ 
代理人 柿本 邦夫 
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