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審決分類 審判 査定不服 商4条1項11号一般他人の登録商標 取り消して登録 Z3031
管理番号 1104647 
審判番号 不服2002-16788 
総通号数 59 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2004-11-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2002-09-02 
確定日 2004-10-02 
事件の表示 商願2001-97451拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第29類「調味料」を指定商品として、平成13年10月26日に登録出願されたものである。

2 原査定の引用商標
本願商標の拒絶の理由に引用した登録第484845号商標(以下「引用商標」という。)は、「マル星」の文字を横書きしてなり、昭和30年10月31日に登録出願、第47類「穀菜類、種子、果物、穀粉、澱粉及びその製品」を指定商品として、同31年7月23日に設定登録、その後、平成8年9月27日に商標権存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断
本願商標は、別掲のとおり、一種ののれん記号と認められる円輪郭内に「世」の漢字を配し、その下部に「うまうまマルセ」の文字を横書きした構成よりなるものであるところ、のれん記号には、図形部分を読み込んで称呼する取引の実情があるところから、これらの構成及びのれん記号部分に照応して、本願商標からは、「ウマウママルセ」及び「マルセ」の称呼をも生ずるものというのが相当である。
他方、引用商標は、上記のとおり「マル星」の文字よりなるものであるから、該構成文字に相応して「マルセイ」の称呼を生ずるものと認められ、また、特定の意味合いを有しない造語を表示した商標というのが相当である。
そこで、本願より生ずる「ウマウママルセ」及び「マルセ」の称呼と引用商標より生ずる「マルセイ」の称呼とを比較するに、「ウマウママルセ」の称呼の比較においては明らかに聴別できるものである。次に、本願より生ずる「マルセ」の称呼と引用商標より生ずる「マルセイ」の称呼との比較においては、両称呼は語尾部分において、「イ」の音の有無の差異を有するものであるが該差異音は語尾部分に位置するものであるとはいえ、比較的明瞭に発音され、聴取されるものであるから、これら差異音が両称呼全体に及ぼす影響は決して小さいものとはいえず、それぞれの称呼を一連に称呼した場合は、その語調、語感が相違したものとなり、互いに聞き誤るおそれはないものというべきである。
また、本願商標と引用商標は、前記した構成よりみて、外観上区別し得る差異を有するものである。
さらに、引用商標は造語よりなるものであること前記したとおりであるから、本願商標と引用商標とは観念上比較することはできない。
してみると、本願商標と引用商標は、称呼、外観及び観念のいずれの点においても非類似の商標といわなければならない。
したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は妥当でなく、取消を免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲 本願商標(色彩については原本参照)

審決日 2004-09-10 
出願番号 商願2001-97451(T2001-97451) 
審決分類 T 1 8・ 26- WY (Z3031)
最終処分 成立  
前審関与審査官 小川 敏佐藤 正雄 
特許庁審判長 野本 登美男
特許庁審判官 椎名 実
高野 義三
商標の称呼 マルセ、マルヨ、セ、ヨ、ウマウママルセ 

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