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審決分類 審判 査定不服 外観類似 取り消して登録 W37
管理番号 1408037 
総通号数 27 
発行国 JP 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2024-03-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2023-06-22 
確定日 2024-03-12 
事件の表示 商願2022−89811拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由
1 手続の経緯
本願は、令和4年8月3日の出願であって、その手続の経緯は以下のとおりである。
令和5年3月8日付け:拒絶理由通知書
令和5年4月4日:意見書の提出
令和5年5月1日付け:拒絶査定
令和5年6月22日:審判請求書の提出

2 本願商標
本願商標は、「KGC」の欧文字を標準文字で表してなり、第37類に属する別掲1のとおりの役務を指定役務として、登録出願されたものである。

3 引用商標
原査定において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願の拒絶の理由に引用した登録第3222981号商標(以下「引用商標」という。)は、「KCC」の欧文字を横書きしてなり、平成4年9月29日に登録出願、第37類に属する別掲2のとおりの役務を指定役務として、同8年11月29日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。

4 当審の判断
(1)本願商標について
本願商標は、前記2のとおり、「KGC」の欧文字を標準文字で表してなるところ、その構成文字に相応して「ケージーシー」の称呼を生ずるものであり、これは、辞書等に載録されている語ではなく、特定の意味合いをもって親しまれている語ともいい難いから、造語として看取されるものである。
したがって、本願商標は、「ケージーシー」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。
(2)引用商標について
引用商標は、前記3のとおり、「KCC」の欧文字を普通に用いられる方法で横書きしてなるところ、その構成文字に相応して「ケーシーシー」の称呼を生ずるものであり、これは辞書等に載録されている語ではなく、特定の意味合いをもって親しまれている語ともいい難いから、造語として看取されるものである。
したがって、引用商標は、「ケーシーシー」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。
(3)本願商標と引用商標の類否について
本願商標は、「KGC」の文字を表してなるのに対し、引用商標は、「KCC」の文字を表してなるところ、共に3文字という短い文字構成において、第2文字目における「G」と「C」の明確な差異を有することから、両者は外観上相紛れるおそれはないというべきである。
また、本願商標より生ずる「ケージーシー」の称呼と、引用商標より生ずる「ケーシーシー」の称呼を比較するに、両者は共に6音よりなり、中間の「ジー」と「シー」の音に差異を有するものである。
そして、これらの差異音は、母音を共通にするものであるとしても、「シー」の音は澄んだ音として聴取される清音であるのに対し、「ジー」の音は重く響く濁音であり、その音質において明らかに相違するものである。
また、本願商標と引用商標のように、アルファベットの3文字を配列してなる商標は、一気一連に発音されるというよりも、1文字1文字を区切って発音される場合が多いことから、発音上のかかる事情と上記の音質の差異とを考え併せれば、該差異音の称呼全体への影響は決して小さいものとはいえず、両商標より生ずる称呼をそれぞれ一連に称呼するときは、全体の語調語感が異なり、称呼上相紛れることなく、十分区別し得るというのが相当である。
さらに、両商標は、いずれも特定の観念を生ずることのない造語であるから、観念において比較することはできない。
そうすると、本願商標と引用商標とは、観念において比較できないとしても、外観及び称呼において相紛れるおそれはないから、これらを総合して全体的に考察すると、両者は非類似の商標というべきである。
(4)まとめ
以上のとおり、本願商標は、引用商標と類似する商標ではないから、その指定役務について比較するまでもなく、商標法第4条第1項第11号に該当しない。
したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取り消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。


別掲

別掲1(本願の指定役務)
第37類「車検のための自動車の修理又は整備,自動車の修理又は整備,車検のための自動車の修理又は整備に関する助言及び情報の提供,自動車の修理又は整備に関する助言及び情報の提供,車検のための二輪自動車の修理又は整備,二輪自動車の修理又は整備,車検のための二輪自動車の修理又は整備に関する助言及び情報の提供,二輪自動車の修理又は整備に関する助言及び情報の提供,自動車のガラスの交換,自動車のガラスの補修又は修理,自動車の窓に対するフィルムの施工,自動車の撥水加工・ポリマー加工・ワックスがけ等のコーティング処理,盗難防止用に自動車のガラスに車台番号を刻印する施工,衝突被害軽減ブレーキ用車載カメラの修理又は保守,衝突被害軽減ブレーキのための自動車用レーダー探知機の修理又は保守,自動車の部品及び附属品の修理又は整備,自動車のオイル交換,自動車のタイヤ交換,自動車のシートの補修,自動車内の電気・電子装置の設置,自動車の板金塗装,自動車の防錆処理,自動車への注油,電気自動車への充電,荷役機械器具の修理又は保守,電子応用機械器具の修理又は保守,電気通信機械器具の修理又は保守,自動車の洗車,自動車のワックスがけ,自動車の清掃,自転車の修理,ガソリンステーション用装置の修理又は保守,機械式駐車装置の修理又は保守,自転車駐輪器具の修理又は保守,乗物用洗浄機の修理又は保守,洗車機の貸与,自動車整備機器の貸与」

別掲2(引用商標の指定役務)
第37類「建築一式工事,しゅんせつ工事,土木一式工事,舗装工事,石工事,ガラス工事,鋼構造物工事,左官工事,大工工事,タイル・れんが又はブロックの工事,建具工事,鉄筋工事,塗装工事,とび・土工又はコンクリ―トの工事,内装仕上工事,板金工事,防水工事,屋根工事,管工事,機械器具設置工事,さく井工事,電気工事,電気通信工事,熱絶縁工事,水道施設工事,消防施設工事,清掃施設工事,ダム工事,地盤改良工事,船舶の修理又は整備,船舶の建造,航空機の修理又は整備,自転車の修理,自動車の修理又は整備,鉄道車両の修理又は整備,二輪自動車の修理又は整備,映写機の修理又は保守,写真機械器具の修理又は保守,エレベ―タ―の修理又は保守,火災報知機の修理又は保守,事務用機械器具の修理又は保守,暖冷房装置の修理又は保守,バ―ナ―の修理又は保守,ボイラ―の修理又は保守,ポンプの修理又は保守,冷凍機械器具の修理又は保守,電子計算機(中央処理装置及び電子計算機用プログラムを記憶させた電子回路・磁気ディスクその他の周辺機器を含む。)の修理又は保守,電話機の修理,土木機械器具の修理又は保守,ラジオ受信機又はテレビジョン受信機の修理,家具の修理,傘の修理,楽器の修理又は保守,金庫の修理又は保守,靴の修理,時計の修理又は保守,はさみ研ぎ及びほうちょう研ぎ,毛皮製品の手入れ又は修理,洗濯,被服の修理,被服のプレス,煙突の清掃,建築物の外壁の清掃,し尿処理槽の清掃,窓の清掃,床敷物の清掃,床磨き,浴槽又は浴槽がまの清掃,電話機の消毒,有害動物の防除(農業・園芸又は林業に関するものを除く。),土木機械器具の貸与,床洗浄機の貸与,モップの貸与」



(この書面において著作物の複製をしている場合の御注意) 本複製物は、著作権法の規定に基づき、特許庁が審査・審判等に係る手続に必要と認めた範囲で複製したものです。本複製物を他の目的で著作権者の許可なく複製等すると、著作権侵害となる可能性がありますので、取扱いには御注意ください。
審決日 2024-02-29 
出願番号 2022089811 
審決分類 T 1 8・ 261- WY (W37)
最終処分 01   成立
特許庁審判長 大島 康浩
特許庁審判官 大塚 正俊
小林 裕子
商標の称呼 ケイジイシイ 
代理人 辻本 希世士 

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