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審判番号(事件番号) データベース 権利
無効2020890074 審決 商標
無効2017890065 審決 商標
無効2018890005 審決 商標
無効2017890071 審決 商標

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審決分類 審判 全部無効 商4条1項15号出所の混同 無効としない W05
審判 全部無効 観念類似 無効としない W05
審判 全部無効 称呼類似 無効としない W05
審判 全部無効 外観類似 無効としない W05
管理番号 1375160 
審判番号 無効2019-890065 
総通号数 259 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2021-07-30 
種別 無効の審決 
審判請求日 2019-11-06 
確定日 2021-06-29 
事件の表示 上記当事者間の登録第6074049号商標の商標登録無効審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 審判費用は、請求人の負担とする。
理由
第1 本件商標
本件登録第6074049号商標(以下「本件商標」という。)は、「KOREKARADA」の文字を標準文字で表してなり、平成30年6月19日に登録出願、第5類「サプリメント」を指定商品として、同年8月7日に登録査定、同月24日に設定登録されたものである。

第2 引用商標
請求人が、本件商標の登録の無効の理由として引用する登録第5569271号商標(以下「引用商標」という。)は、「ココカラダ」の文字を標準文字で表してなり、平成24年10月10日に登録出願、第5類「サプリメント」を指定商品として、同25年3月29日に設定登録されたものであり、現に有効に存続しているものである。

第3 請求人の主張
請求人は、本件商標の登録を無効とする、審判費用は被請求人の負担とする、との審決を求め、その理由を要旨以下のように述べ、証拠方法として、甲第1号証ないし甲第7号証を提出した。
1 無効事由
(1)本件商標は、商標法第4条第1項第11号に該当し、同法第46条第1項第1号により、無効にすべきものである。
(2)本件商標は、商標法第4条第1項第15号に該当し、同法第46条第1項第1号により、無効にすべきものである。
2 無効原因
(1)商標法第4条第1項第11号該当性について
ア 称呼について
本件商標から生じる「コレカラダ」の称呼と引用商標から生じる「ココカラダ」の称呼とは、全く同数の5音であるところ、その5音は、1音ごとに長短や強弱が変わらず、5音が共通して平坦な抑揚となる点で共通する。
また、上記「コレカラダ」の称呼と「ココカラダ」の称呼とは、第1音である「コ」、最も響きの強い第3音の「カ」、最終音の「ダ」の全てが共通するため、一般人の聴力をして両称呼を聴別することは極めて困難であり、称呼が類似するといわざるを得ない。
イ 観念について
引用商標に含まれる「ここ」という語は、一般的な日本語の辞書によれば、現在を中心としてその前後を含めた期間を指すこともあるとされており、例えば、スポーツの試合で劣勢の時に「ここから頑張ろう」とか、日常の会話で「ここ数年病気がち」という場合の「ここ」は、場所ではなく、「今」という時の概念を指して用いられている。
また、観念は、指定商品との関係で作用するところ、本件商標の指定商品と引用商標の指定商品とがいずれも「サプリメント」であることを考慮すると、両商標は、「今から身体を鍛えよう」、「今から健康を増進しよう」という意味の「今からだ」という同一の観念が生じる。
ウ 外観について
請求人は、引用商標を商品名とする健康飲料やサプリメント等をインターネット通販及び実店舗で販売してきた。
ところで、現代社会においては、基本的に片仮名の商品名が口-マ字で表記されたり(その逆もしかり)、片仮名とローマ字が併記されたりといったことは一般的に行われており(なお、甲第4号証、甲第5号証として示す英文書は、必然的にローマ字表記になる。)、また、インターネット上のURLは、必然的にローマ字表記となる(甲6)。
したがって、本件商標と引用商標とは、その外観を単純に比較するのであれば、外観上の区別は可能であるが、その比較における外観の相違は、商標の類比判断において重視すべき要素ではない。
エ 商標の類似性について
上記アないしウによれば、本件商標と引用商標とは、類似の商標である。
オ 商品の同一性
本件商標の指定商品と引用商標の指定商品とは、いずれも「サプリメント」であり、完全に同一である。
カ 小括
上記エ及びオのとおり、本件商標と引用商標とは、類似の商標であり、その指定商品を同一とするものであるから、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に該当する。
(2)商標法第4条第1項第15号該当性について
請求人は、健康食品、化粧品、雑貨、医療機器、スポーツ用品等の通信販売を主たる業務とする会社であり、株式会社コーワリミテッドとともに商品の企画開発を行い、2012年(平成24年)4月12日発売の健康飲料(粉末清涼飲料)を皮切りに、「ココカラダ」の商品名で多様な商品展開を行ってきた(甲3)。
請求人は、これまでにモンドセレクションの金賞受賞(甲4)やアンチドーピング検査の実施(甲5)等によってブランドイメージの構築を図ってきたほか、公式サイトの開設や、スポーツ選手のスポンサー、アーティストを起用したプロモーション等、多岐にわたる広報宣伝を行ってきた(甲6)。
その結果、「ココカラダ」の商品は、インターネット通販だけでなく、ドン・キホーテ、ヤオコー、ダイエー、イオン等の誰もが知る店舗で販売されている状況であり(甲7)、引用商標は、請求人の商標として広く一般に知れているといえる。
そのため、本件商標がその指定商品について使用された場合には、請求人の業務に係る商品と誤認、混同するおそれがある。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第15号に該当する。

第4 被請求人の主張
被請求人は、結論同旨の審決を求めると答弁し、その理由として、本件商標については、本件審判の請求に先立ち、請求人を登録異議申立人として、商標法第4条第1項第11号及び同項第15号に該当するとの理由に基づく登録異議の申立て(異議2018-900327)がされたところ、当該申立てについては、令和元年7月26日に「本件商標の商標登録を維持する」旨の異議の決定がされているから、本件審判の請求の審理においては、当該異議の決定を踏まえて判断すべきである旨主張している。

第5 当審の判断
1 商標法第4条第1項第11号該当性について
(1)本件商標について
本件商標は、前記第1のとおり、「KOREKARADA」の文字を標準文字で表してなるところ、当該文字は、既成の語として辞書等に載録されているものではなく、また、特定の意味合いを想起させる語として知られているものとも認められないから、一連の造語を表したものとして認識されるものである。
そうすると、本件商標は、その構成文字に相応する「コレカラダ」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。
(2)引用商標について
引用商標は、前記第2のとおり、「ココカラダ」の文字を標準文字で表してなるところ、当該文字は、既成の語として辞書等に載録されているものではなく、また、特定の意味合いを想起させる語として知られているものとも認められないから、一連の造語を表したものとして認識されるものである。
そうすると、引用商標は、その構成文字に相応する「ココカラダ」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。
(3)本件商標と引用商標との類否
本件商標と引用商標との類否について検討すると、本件商標は、上記(1)のとおり、「KOREKARADA」の欧文字10字からなるのに対し、引用商標は、上記(2)のとおり、「ココカラダ」の片仮名5字からなるものであって、両商標は、構成文字の種類及び数において明らかな差異があるから、外観上、明確に区別し得るものである。
また、本件商標から生じる「コレカラダ」の称呼と引用商標から生じる「ココカラダ」の称呼とは、いずれも比較的短い5音からなるものであって、2音目において「レ」の音と「コ」の音という差異があるところ、当該差異音のうち、「レ」の音は、「r」の子音に「e」の母音を伴う有声の弾音であって、響きの強い音であるのに対し、「コ」の音は、「k」の子音に「o」の母音を伴う無声の破裂音であって、響きの強い音であるから、その調音方法や母音を異にする当該差異音が比較的短い5音構成からなる両称呼に及ぼす影響は少なくなく、それぞれを一連に称呼するときは、語感、語調が相違し、明瞭に聴別し得るものである。
さらに、本件商標と引用商標とは、いずれも特定の観念を生じないものであるから、観念上、比較することはできない。
そうすると、本件商標と引用商標とは、観念において比較できない上、外観において明確に区別でき、称呼において明瞭に聴別できるものであるから、これらを総合勘案すれば、相紛れるおそれのない非類似の商標というべきである。
(4)小括
上記(1)ないし(3)によれば、本件商標は、引用商標と非類似の商標であるから、本件商標の指定商品が引用商標の指定商品と同一であるとしても、商標法第4条第1項第11号に該当しない。
2 商標法第4条第1項第15号該当性について
(1)引用商標の周知性について
請求人の主張及び同人の提出した証拠(甲3?甲7)によれば、以下のとおりである。
ア 甲第3号証によれば、請求人は、2012年(平成24年)4月12日に、赤色で表された「ココ」の文字と「カラダ」の文字とを二列に縦書きしてなる標章(別掲1、以下「使用標章1」という。)を付した「ココカラダ 500g」と称する商品(クエン酸、アサイーを主成分にした溶かして飲む健康飲料とされるもの。)を発売した後、2013年(平成25年)2月2日に「ココカラダ 非変性II型コラーゲン 60粒」(2016年(平成28年)3月10日リニューアル)と称する商品(軟骨の構成成分、非変性II型コラーゲンを主成分にしたサプリとされるもの。)、2015年(平成27年)2月16日に「ココカラダ 10g×7包」と称する商品(クエン酸、アサイーを主成分にした溶かして飲む健康飲料とされるもの。)、同年5月18日に「ココカラダ アミノ酸 5g×30包」と称する商品(5g中4200mgのアミノ酸を配合した高含有アミノ酸とされるもの。)、2017年(平成29年)7月1日に「ココカラダ 濃縮ウコンプラス 90粒」と称する商品(3粒中にクルクミン240mgを配合した濃縮ウコンとされるもの。)、2018年(平成30年)7月1日に「ココカラダ HMB FULL MAX 240粒」と称する商品(10粒中にHMB4,000gを配合とされるもの。)を、「ココカラダ シリーズの商品」(サプリメント等)として、それぞれ発売したとされるが、これらの商品について、その発売日や具体的にどのような商品であるかを確認することはできない。
また、上記商品のうち、「ココカラダ 500g」と称する商品及び「ココカラダ 10g×7包」と称する商品以外の商品については、いかなる標章が使用されているかが不明である。
イ 甲第4号証によれば、2013年(平成25年)5月31日に、「Kokokarada」について、「KOWA Co.,LTD」に対し、「GOLD AWARD」なるものが授与されたことはうかがえるが、その内容をもっては、請求人の商品が2013年にモンドセレクションの金賞を受賞した旨の請求人の主張を認めることはできない。
ウ 甲第5号証は、英国の「LGC」から請求人に宛てた書面であって、「ココカラダUC2 非変性2型コラーゲン(Kokokarada UC-2 Collagen)」の記載並びに「ガスクロマトグラフ(GCMS)」及び「液体高速クロマトグラフ(LCMC)」のいずれにおいても「検出されませんでした。(None were found.)」旨の記載があることは見受けられるものの、これらの記載によっては、請求人の商品がアンチドーピング検査上問題がないとの証明を得ている旨の請求人の主張を認めることはできない。
エ 請求人は、甲第6号証を提出し、公式サイトの開設、スポーツ選手のスポンサー、アーティストを起用したプロモーション等、多岐にわたる広報宣伝を行ってきた旨主張する。
そこで、甲第6号証をみるに、その記載内容については、次のとおりである。
(ア)甲第6号証には、「ココカラダ 公式サイト」の記載とともに、そのサイトに係るURLの記載はあるものの、当該URLに係るサイトにおいて、具体的にいつから、どのような内容の情報が掲載されていたかを確認することはできない。
(イ)甲第6号証には、「ビリヤード、ダーツ、ボクシングのプロ選手をサポート」の記載とともに、選手の氏名等の記載はあるものの、当該選手のサポートとする行為において、請求人の商品との関係等、具体的にいつから、どのような行為がなされたかを確認することができない。
(ウ)甲第6号証には、「モンドセレクション受賞」の記載とともに、2013年ないし2015年にクエン酸が金賞を受賞した旨及び2016年ないし2018年にアミノ酸が金賞を受賞した旨の記載はあるものの、その記載によっては、各年において、具体的にどのような商品についてモンドセレクションの金賞を受賞したかを確認することができない。
なお、請求人は、モンドセレクションの金賞受賞に関し、別途、甲第4号証を提出しているが、その内容によっては、請求人の商品が2013年にモンドセレクションの金賞を受賞した旨の請求人の主張を認めることはできないこと、上記イのとおりである。
(エ)甲第6号証には、「アンチドーピング検査」の記載とともに、「英国の検査機関LGCにて、サプリメントのアンチドーピング検査を実施」の記載はあるものの、その記載によっては、具体的に請求人のいかなる商品について、いつ、どのような検査がされたかを確認することができない。
なお、請求人は、アンチドーピング検査に関し、別途、甲第5号証を提出しているが、その内容によっては、請求人の商品がアンチドーピング検査上問題がないとの証明を得ている旨の請求人の主張を認めることはできないこと、上記ウのとおりである。
(オ)甲第6号証には、「中国での展開を踏まえ、中国にて商標登録」の記載とともに、中国における登録番号と思しき記載はあるものの、具体的にいつ、どのような商標登録がなされているかを確認することができない。
(カ)甲第6号証には、「テレビ神奈川のテレビ『ビリヤード8』CM協賛」の記載とともに、2016年7月以降、26回放送された旨の記載及び当該テレビ番組の撮影風景とされる画像があり、さらに、当該画像において、ビリヤード台の側面部に「ココカラダ」の文字を横書きしてなる標章(別掲2、以下「使用標章2」という。)であって小さく赤色で表されたものは見受けられるものの、具体的にいつから、どのような番組において、どのような形態でCM協賛なるものがされたかを確認することができず、また、当該テレビ番組の撮影風景とされる画像についても、具体的にいつ、どこで、どのような状況における画像であるかを確認することができないから、その画像中に使用標章2の表示があるとしても、それが請求人による広報宣伝に資するものとはいい難い。
(キ)甲第6号証には、「アーティスト 加治ひとみ(avex所属)を起用しプロモーション開始」の記載とともに、2018年7月から1年を予定している旨の記載及び「渋谷109でのビジョン広告やマイナビウーマンズなどの広告も開始。」の記載並びに当該アーティスト及び使用標章2であって白色又は黒色で表されたものが写っている画像があるものの、具体的にいつから、どこで、どのような形態でプロモーションなるものがされたかを確認することができないから、その画像中に使用標章2の表示があるとしても、それが請求人による広報宣伝に資するものとはいい難い。
(ク)甲第6号証には、「スポルテック展示会出展 東京ビッグサイト」の記載とともに、「2018年7月25?27日」の記載はあるが、具体的にいつ、どこで、どのような形態で出展されたかを確認することができない。
(ケ)上記(ア)ないし(ク)によれば、多岐にわたる広報宣伝を行ってきたとする請求人の主張は、採用することができない。
オ 請求人は、甲第7号証を提出し、「ココカラダ」の商品について、インターネット通販だけでなく、ドン・キホーテ、ヤオコー、ダイエー、イオン等の誰もが知る店舗で販売されている旨主張する。
しかしながら、甲第7号証には、一般顧客への直販方法として、「ココカラダ公式ショップ」のほか、多数のインターネットを通じた販売がされている旨の記載とともに、当該公式ショップに係るURLと思しきものが記載されているものの、当該公式ショップとするものを含め、具体的にいつから、どのような商品が、どのようなインターネット上のサイトを通じて、どの程度の数量販売されているかを確認することができない。
また、甲第7号証には、店舗への卸販売として、「ランキンランキン、ドンキホーテ、薬王堂、ドラッグストアエース、京王アートマン、ヤオコー、ダイエー、イオンなど」の記載及び「参考店舗」の見出しに係るURLの記載とともに、「イオンボディ 越谷レイクタウン陳列」及び「ドンキホーテ 新宿店陳列」の各見出しに係る画像があるところ、当該画像には、使用標章1が付された商品が陳列されている様子が写し出されているものの、具体的にいつ、どこの店舗で、どのような商品を写し出したものかを確認することができず、また、当該画像に写し出されているものを含め、店舗への卸販売として、具体的にいつから、どこの店舗で、どのような商品が、どの程度の数量販売されているかを確認することができない。
してみれば、上記請求人による主張は、採用することができない。
カ 上記アないしオによれば、請求人は、少なくとも「ココカラダ 500g」と称する商品及び「ココカラダ 10g×7包」と称する商品(いずれもクエン酸、アサイーを主成分にした溶かして飲む健康飲料とされるもの。)について、使用標章1を使用しているとはいえるものの、その使用に係る商品については、販売期間及び販売数量のみならず、広告宣伝の規模(地域、回数、媒体等)についても不明であるから、使用標章1が、請求人の商標として、需要者において広く認識されているとは到底いえない。
また、請求人がテレビのCM協賛やアーティストを起用したプロモーションとすることにおいては、使用標章2の表示はあるものの、それが請求人による広報宣伝に資するものとはいい難い。
その他、請求人が提出した甲第3号証ないし甲第7号証を総合してみても、使用標章1若しくは使用標章2又は引用商標が、請求人の業務に係る商品を表示する商標として、需要者の間に広く認識されていると認めるに足る事実は見いだせない。
そうすると、使用標章1若しくは使用標章2又は引用商標は、本件商標の登録出願時及び登録査定時において、申立人の業務に係る商品を表示する商標として、需要者の間に広く認識されていたとは認められない。
(2)本件商標と使用標章との比較
ア 本件商標と使用標章1との比較
本件商標は、上記1(1)のとおり、「KOREKARADA」の文字を標準文字で表してなるものであって、一連の造語を表したものとして認識されるものであり、その構成文字に相応する「コレカラダ」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。
他方、使用標章1は、上記(1)アのとおり、赤色で表された「ココ」の文字と「カラダ」の文字とを二列に縦書きしてなるところ、その構成中、「カラダ」の文字部分については、「体」の語の読みを片仮名表記したものと看取、理解され得る一方、「ココ」の文字部分については、直ちに特定の意味合いを想起させるものとはいい難いことからすれば、その構成全体から「ココカラダ」の称呼を生じるものの、特定の観念は生じないとみるのが相当である。
そこで、本件商標と使用標章1とを比較すると、両者は、それぞれ上記のとおりの構成からなるものであり、文字の種類及び数並びに態様(文字の配置や色彩等)において明確な差異があるものであるから、外観上、相紛れるおそれはない。
また、本件商標から生じる「コレカラダ」の称呼と使用標章1から生じる「ココカラダ」の称呼とは、上記1(3)において述べた本件商標から生じる称呼と引用商標から生じる称呼との比較における場合と同様、明瞭に聴別し得るものである。
さらに、本件商標と使用標章1とは、いずれも特定の観念を生じないものであるから、観念上、比較することはできない。
そうすると、本件商標と使用標章1とは、観念において比較できない上、外観において相紛れるおそれはなく、称呼において明瞭に聴別できるものであるから、これらを総合勘案すれば、相紛れるおそれのないものであって、別異のものというべきである。
イ 本件商標と使用標章2との比較
本件商標は、上記1(1)のとおり、「KOREKARADA」の文字を標準文字で表してなるものであって、一連の造語を表したものとして認識されるものであり、その構成文字に相応する「コレカラダ」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。
他方、使用標章2は、上記(1)エ(カ)のとおり、「ココカラダ」の文字を横書きしてなる標章であるところ、その文字の構成及び配置に照らせば、実質的に引用商標と同一のものといえる。
そうすると、本件商標と使用標章2との比較は、上記1(3)において述べた本件商標と引用商標との類否における場合と同様に、観念において比較できない上、外観において明確に区別でき、称呼において明瞭に聴別できるものであるから、これらを総合勘案すれば、相紛れるおそれのないものであって、別異のものというべきである。
(3)出所の混同のおそれについて
請求人が自己の商標として広く一般に知られているとする「ココカラダ」とは、上記(1)のとおり、使用標章1若しくは使用標章2又は引用商標といえるところ、これらは、本件商標の登録出願時及び登録査定時において、請求人の業務に係る商品を表示する商標として、需要者の間に広く認識されていたとは認められない。
また、本件商標と引用商標とは、上記1(3)のとおり、外観、称呼及び観念の観点から総合勘案して相紛れるおそれのない非類似の商標であって、別異のものというべきであるし、さらに、本件商標と使用標章1又は使用標章2とは、上記(2)のとおり、いずれの比較においても、外観、称呼及び観念の観点から総合勘案して相紛れるおそれのないものであって、別異のものというべきである。
そうすると、本件商標の指定商品と引用商標の指定商品とが「サプリメント」で同一であるとしても、本件商標をその指定商品について使用したときに、これに接する需要者が請求人や使用標章1若しくは使用標章2又は引用商標を連想、想起することはなく、その商品が請求人又は同人と経済的若しくは組織的に何らかの関係を有する者の業務に係る商品であるかのように、その商品の出所について混同を生ずるおそれはないものというべきである。
(4)小括
上記(1)ないし(3)によれば、本件商標は、商標法第4条第1項第15号に該当しない。
3 むすび
以上のとおり、本件商標の登録は、商標法第4条第1項第11号及び同項第15号のいずれにも違反してされたものではないから、同法第46条第1項の規定により、その登録を無効とすることはできない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲
別掲1(使用標章1、色彩は甲第3号証を参照のこと。)


別掲2(使用標章2、色彩は甲第6号証を参照のこと。)



審理終結日 2020-03-02 
結審通知日 2020-03-04 
審決日 2020-03-18 
出願番号 商願2018-80375(T2018-80375) 
審決分類 T 1 11・ 261- Y (W05)
T 1 11・ 262- Y (W05)
T 1 11・ 263- Y (W05)
T 1 11・ 271- Y (W05)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 旦 克昌 
特許庁審判長 田中 敬規
特許庁審判官 平澤 芳行
大森 友子
登録日 2018-08-24 
登録番号 商標登録第6074049号(T6074049) 
商標の称呼 コレカラダ 
代理人 多田 竜一 
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