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審決分類 審判 査定不服 商3条1項5号 簡単でありふれたもの 登録しない W10
管理番号 1303094 
審判番号 不服2013-4152 
総通号数 188 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2015-08-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-03-04 
確定日 2015-05-13 
事件の表示 商願2012-38091拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、「CS300」の文字を標準文字で表してなり、第10類「大動脈バルーンポンプ」を指定商品とし、2011年11月14日にアメリカ合衆国においてした商標の登録出願に基づきパリ条約第4条による優先権を主張して、平成24年5月14日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点
原査定は、「本願商標は、『CS300』の文字を標準文字で表してなるところ、該文字は、商品の品番・規格・種別・等級等を表示する記号・符号として使用されている欧文字2文字と数字の組み合わせの一類型であることからすれば、極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなる商標と認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第5号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審においてした証拠調べ通知(要旨)
当審において、本願商標が商標法第3条第1項第5号に該当するか否かについて、職権に基づく証拠調べをした結果、拒絶査定において示した事実のほかに、別掲に示す事実を発見したので、同法第56条第1項で準用する特許法第150条第5項の規定に基づき、請求人に対して、平成26年8月28日付けをもって証拠調べ通知書を送付し、期間を指定して、意見を述べる機会を与えた。

4 当審においてした証拠調べ通知に対する請求人の意見(要旨)
証拠調べ通知書(別掲参照)にあげられた1ないし9の使用例は、すべて、ローマ字2文字と数字を「-」(ハイフン)を介して結合させてなるものである。
これに対して、本願商標は、「CS300」と数字と文字が一体的に構成されており、同通知書が例示するような、ローマ字2字で商品の型等を示し、後に続く数字で、商品の機能や性能等の差異を示すというような態様ではなく、一体として一種の造語と認識できるものである。
さらに、「CS」は種々の意味のある言葉としても使用され、種々辞書にもその意味が示されているとおりであって、直ちに、単に、商品の型番としてのみ認識されるような言葉ではない。
また、「NO96」、「LJ100」(標準文字)、「MC6800」(標準文字)のような、本願商標と同一の構成態様からなる商標がすでに商標登録されている。

5 当審の判断
(1)商標法第3条第1項第5号該当性について
本願商標は、「CS300」の文字を標準文字で表してなるものであり、欧文字2字と数字との組合わせからなるものである。
ところで、欧文字2文字と数字の組合わせは、拒絶査定で示したインターネット情報及び別掲の証拠調べ通知書1ないし9のとおり、本願の指定商品を取り扱ういわゆる医療機器の業界においては、商品管理の便宜のための規格、形式、品番等を表す記号、符号などとして、普通に使用されている実情にある。
そうとすると、欧文字2文字と数字との組合わせからなる本願商標は、その指定商品に使用したときは、これに接する取引者、需要者をして、商品の規格、形式、品番等を表すための記号、符号の一類型を認識するにとどまる。
したがって、本願商標は商標法第3条第1項第5号に該当する。
(2)請求人の主張について
請求人は、証拠調べ通知書(別掲参照)にあげられた1ないし9の使用例は、すべて、ローマ字2文字と数字を「-」(ハイフン)を介して結合させてなるものであり、本願商標とは態様が異なる旨主張する。
しかしながら、本願商標も拒絶査定や証拠調べ通知で示した事例も、ローマ文字2文字と数字を組み合わせたものということができるものであるから、取引者、需要者は商品の規格、形式、品番等を表すための記号、符号の一類型に過ぎないものと認識するにとどまるというべきである。
してみれば、本願商標は、極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなるものというのが相当である。
また、請求人は、本願商標と同一の構成態様からなる商標がすでに商標登録されている旨主張するが、他の商標登録の事例をもって、直ちに本願商標を登録しなければならない理由はない。
したがって、請求人の主張は、いずれも採用することができない。
(3)むすび
以上のとおり、本願商標は、商標法第3条第1項第5号に該当し、登録することができない。
したがって、本願商標が同号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取り消すことができない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲(証拠調べ通知)

1.株式会社タニタのウェブサイト中の、「骨密度計」の見出しの下、「業務用超音波骨密度測定装置 CS-800(ホワイト)」(下線は当合議体が付加。以下同じ。)の記載とその商品の写真がある(http://www.tanita.co.jp/shop/g/_CS80000001/)。

2.テルモ株式会社のウェブサイト中の、「2009.2.23 精密な栄養管理をめざして テルモ、『テルフィード栄養ポンプ FE-201』を新発売」の見出しの下、「テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区 社長:高橋 晃)は、精密な栄養管理ができる栄養ポンプFE-201(販売名:テルフィード栄養ポンプ FE-201)を全国の医療機関に向け、2月23日より発売します。」の記載とその商品の写真がある(http://www.terumo.co.jp/pressrelease/2009/006.html)。

3.テルモ株式会社のウェブサイト中の、「2005.12.13 点滴時の不意の過量注入を防ぐ テルモ、医療事故防止機能搭載の輸液ポンプを発売」の見出しの下、「テルモ株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:高橋 晃)は、点滴の過剰注入を防ぐ機構など医療事故防止機能を多数搭載した輸液ポンプ「TE-261」(販売名:テルフュージョン輸液ポンプ TE-261)を12月14日から全国の病院などの医療機関に発売します。」の記載とその商品の写真がある(http://www.terumo.co.jp/pressrelease/2005/034.html)。

4.アズワン株式会社のウェブサイト中の、「チューブポンプ(定量分注型)」の見出しの下、「品番 1-9027-11 型番 DB-102A 仕様 ポンプ本体・・・」との記載とその商品の写真がある(http://www.justis.as-1.co.jp/jus-tis/web/SearchResultList.aspx?sid=justis&pid=UcSearchCatalog&stype=ProductName&name=DB-102A&op_from=jus-tis)。

5.株式会社パラマ・テックのウェブサイト中の、「心電図記憶装置」の見出しの下、「EP-201/EP-202 いつでもどこでも簡単に心電図の測定が行え、心臓の状態を自身でチェックし、医師の診断を仰ぐことで心臓疾患を未然に防ぐことが可能です。」の記載とその商品の写真がある(http://www.parama-tea.com/products/products_01.html)。

6.ミナト医科学株式会社のウェブサイト中の、「商品情報」の項に、「ソニックタイザー[SZ-100]」の見出しの下、「ミナト医科学は、先進の技術と豊富な経験に基づくノウハウを生かして、従来にないハイスペックの超音波治療器『ソニックタイザー』SZ-100を開発しました。」の記載とその商品の写真がある(www.minato-med.co.jp/medical/products/physical/sz100.php)。

7.アズワン株式会社のウェブサイト中の、「ドプラ ダイアナ(心拍計測器)」の見出しの下、「品番 0-6974-01 型番 KD-250 心拍数カウント範囲(bpm) 50?280・・・」の記載とその商品の写真がある(http://www.justis.as-1.co.jp/jus-tis/web/SearchResultList.aspx?sid=justis&pid=UcSearchCatalog&stype=ProductName&name=%u5FC3%u62CD%u8A08%u6E2C%u5668&op_from=jus-tis)。

8.マッケ・ジャパン株式会社のウェブサイト中のPDFファイルに、「大動脈内バルーンポンプ CSシリーズ(品番:CS100/CS300)」」の見出しの下、「【形状・構造及び原理等】1.形状 品番:CS100/CS300 本装置は、患者波形や血圧等を表示する表示部、各種設定や操作を行う操作部、患者波形等を入力してバルーンを駆動する本体、ドップラー血流計、搬送用の4輪カートとセンサーIABカテーテル用モジュール(CS300のみ)から構成されている。」の記載がある(http://www.info.pmda.go.jp/downfiles/md/PDF/630376_21600BZY00318000_A_01_04.pdf)。
9.医療機器事典(発行所 産業調査会 事典出版センター)の、「容積脈波計」の項に、「機種名称 光電脈波計 PT-300」の記載、「酸素テント、酸素フード」の項に、「機器名称 酸素テント OX-100」の記載、「吸引器」の項に、「主な電気式吸引器 機種名称 OA-306」及び「主なパイピング(壁掛け式)式吸引器 機器名称 HK-400」の記載がある。




審理終結日 2014-12-05 
結審通知日 2014-12-09 
審決日 2014-12-25 
出願番号 商願2012-38091(T2012-38091) 
審決分類 T 1 8・ 15- Z (W10)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 中島 光 
特許庁審判長 林 栄二
特許庁審判官 内藤 順子
原田 信彦
商標の称呼 シイエスサンゼロゼロ、シイエスサンビャク 
代理人 正林 真之 
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