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この審決には、下記の判例・審決が関連していると思われます。
審判番号(事件番号) データベース 権利
不服201311268 審決 商標
不服20139798 審決 商標
不服201210341 審決 商標
不服201317093 審決 商標
不服201213224 審決 商標

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審決分類 審判 査定不服 商3条1項6号 1号から5号以外のもの 登録しない W0321
管理番号 1285509 
審判番号 不服2013-15759 
総通号数 172 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2014-04-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-08-14 
確定日 2014-02-13 
事件の表示 商願2012-105344拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 第1 本願商標
本願商標は、別掲のとおりの構成からなり、第3類、第21類に属する願書記載の商品を指定商品として、平成24年12月27日に登録出願されたものである。その後、指定商品については、原審における平成25年4月15日付けの手続補正書により、第3類「愛玩動物用歯磨き、スプレー式の愛玩動物用口臭用消臭剤」、第21類「愛玩動物用歯ブラシ(電気式のものを除く。)」と補正された。

第2 原査定の拒絶の理由
原査定は、「本願商標は、それ自体では自他商品の識別標識としての機能を果たし得ないありふれた図形である月桂樹の図形枠内に、『動物の病気を治療する医師』を意味する『獣医』、『すぐれている点をあげて、ひとにすすめること』を意味する『推奨』及び『手入れ』を意味する『ケア』の文字を三段に横書きしてなるものであるから、構成全体からは『獣医が奨める手入れ』程の意味合いが容易に認識される。そして、本願の指定商品は、いずれも愛玩動物の口の中を手入れする商品であるから、本願商標をその指定商品に使用しても、これに接する取引者・需要者は、これを自他商品の識別標識として認識することはなく、単に、獣医が推奨する手入れ用の商品であることを理解してもらうために商品の包装や広告等につけた表示だと理解するに止まるとみるのが相当である。してみれば、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を果たし得ないものであり、需要者が何人かの業務にかかる商標であることを認識することができないものと認められ、商標法第3条第1項第6号に該当する。」旨認定、判断して、本願を拒絶したものである。

第3 当審の判断
1 本願商標は、緑色の月桂樹の枝葉を左右対象の形で円形に表した図形(以下、「月桂樹の図形」という。)と、その図形の中央に「獣医」、「推奨」、「ケア」の文字を、「推奨」の文字が他の文字よりやや大きいものの、3段にまとまり良く横書きしてなるものである。
(1)「獣医推奨ケア」の文字部分について
本願商標の構成中、「獣医」の文字は「家畜・愛玩動物の疾病の診察・治療に当たる医師。」を、「推奨」の文字は「良いものであるとして、人にすすめること。ほめてひきたてること。」を、「ケア」の文字は「介護。世話。手入れ。」を意味する語(いずれも「株式会社岩波書店 広辞苑第六版」)として、広く使用されているものであるから、「獣医推奨ケア」の文字部分は、全体として「獣医が推奨するケア」の意味合いを認識させるものである。
そして、本願の指定商品を取り扱う業界において、愛玩動物用のケア製品について、獣医(師)が推奨する商品であることを商品の特徴として宣伝することが普通に行われているところである。
この点については、以下のインターネット情報からも裏付けられる。
(ア)ペットガーデン紀三井寺のサイトに、「お手入れ・ケア用品」の項目中のペット用フィンガータイプ歯ブラシ、ダブルデンタブラシの説明として、「獣医・ブリーダー・トレーナー推奨!」との記載がある。
(http://item.rakuten.co.jp/five-1/10011440/)
(イ)G-Clerk Onlinestoreのサイトに、同ストアの説明として、「獣医師の推奨するペットフード、ケア製品を扱うオンラインストアです。」の記載があり、デンタルブラシ、歯磨きペースト、指ブラシ等が掲載されている。
(http://www.clerk-animal.jp/g-clerk/virbac/ )
(ウ)ベッツショップのサイトには、「お口・歯のケア」の項目の「デンタルケアスプレー LEBA3(注:3はローマ数字)」の説明に、「売れてます!獣医師推奨品 スプレータイプ 液体ハミガキ」との記載がある。
(http://item.rakuten.co.jp/vetsshop/leba-01/)
以上からすると、「獣医推奨ケア」の文字は、本願の指定商品分野において「獣医が推奨するケア」の意味合いを容易に認識させるものであり、商品の品質を表示するものとして理解されるというべきである。
(2)月桂樹の図形について
本願商標構成中、月桂樹の図形は、「○○推奨」、「○○賞(受賞)」、「○○認定」など、商品についてその特徴等を示す語を伴い、該語を強調するための輪郭様の図形として、一般に使用されているところである。
この点については、以下のインターネット情報からも裏付けられる。
(ア)犬の服Dismのサイトでは、犬の餌である商品「ソリッドゴールド パピーフラッケン」の包装袋には月桂樹の図形中に「SOLIDGOLD」、「正規品」、「株式会社ケイエムテイ」の文字をまとまりよく配した標章が使用されている。また、該標章について「株式会社KMT(ケイエムティ)は、米国ソリッドゴールド社から認められた唯一の日本代理店です。ソリッドゴールド社認定の正規品には、正規品であることを証明する『正規品』シールが貼ってあります。」との説明がある。
(http://item.rakuten.co.jp/ddiissmm/kmt093766741522/)
(イ)ジェックス株式会社のサイトでは、商品である「うさぎの餌」及び「猫の玩具」の写真の側に月桂樹の図形中に、「Winner of New Products」、「JPPMA AWARD」「2009」の文字をまとまりよく配した標章を使用し、上記商品について「『ジャパンペットフェア2009』新商品コンテスト/小動物部門 ラビットファインシリーズがおかげさまで最優秀賞を受賞致しました。」の説明がある。
(http://www.gex-fp.co.jp/topics/010.html)
(ウ)大場酒店のサイトでは、日本酒「黄金澤大吟醸」の写真の上部に、グレーの円状の図形の中に月桂樹の図形とその中央に「全国新酒鑑評会」「金賞」「受賞」の文字をまとまりよく配し、グレーの円状図形の下方に赤色のリボン状の図形を2つ配してなる標章が付されている。
(http://store.shopping.yahoo.co.jp/obasaketen/1515.html)
(エ)千葉県長生郡6商工会特産品推奨審査会のサイトによれば、長生郡6商工会が認定した推奨商品に貼付することができる「推奨シール」が紹介されており、そのシールは、円図形の中に月桂樹の図形とその中央に「長生郡6商工会」「推奨」「ちば」の文字とリボンと花様の図形を配してなるものである。
(http://suisyohin.web.fc2.com/)
(オ)富山県富山市にある学習塾「わかば会」のサイトには、「わかば会は、(社)富山県教育ネットワーク優良塾認定委員会から、優良塾の認定を受けました。」の説明と共に、月桂樹の図形とその中央に「認定」「優良塾」の文字を2段に書し、月桂樹の図形の下方に「(社)富山県教育ネットワーク」の文字を配してなる標章が付されている。
(http://www.wakaba-kai.co.jp/news/post.html)
(3)小括
本願商標は、月桂樹の図形中に、「獣医推奨ケア」の文字を書してなるところ、月桂樹の図形は、商品の特徴等を強調するものとして一般に用いられているものであるから、本願商標は図形中に表された「獣医推奨ケア」の語を強調して表したに過ぎない商標といえるものである。
よって、本願商標は、その構成全体をもってしても、「獣医推奨ケア」の文字から生ずる「獣医が推奨するケア」の意味合いが認識されるに過ぎず、自他商品の識別力を有するものではなく、需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができない商標といえる。
したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。
2 請求人の主張について
請求人は、本願商標中「獣医推奨ケア」の文字は、直接的かつ具体的に商品の品質や用途を表しているものとはいえないし、商品の内容や説明を表示するものとして普通に用いられているといった事実は一切ないから、自他商品の識別力を有する一連一体の造語と認識されるべきものであり、また、本願商標は図形と文字が一体不可分に結合した一個のものとして把握されるものというのが自然であり、商標全体として、充分に自他商品の識別標識として機能し得るものである旨、主張している。
しかしながら、「獣医推奨ケア」の文字が、直接的かつ具体的に商品の品質や用途を表しているものではないとしても、本願指定商品を扱う業界では、前記のとおり、愛玩動物の歯や口内の手入れを目的とする商品がケア製品、ケア商品と称されていること、また、その商品が「獣医が推奨する」ものであることを強調して、宣伝広告がなされていることからすると、「獣医推奨ケア」の文字が、本願指定商品に使用された場合には、獣医の推奨するケアに適した商品である程度に理解されるに過ぎないから、自他商品の識別力を発揮するものということはできない。
そして、本願商標が月桂樹の図形を有してなるとしても、図形中の「獣医推奨ケア」の文字は、商品の特徴を表すものであり、月桂樹の図形はこれを強調しているに過ぎないものであるから、本願商標は自他商品の識別標識としての機能を有するということはできない。
よって、かかる請求人の主張は、採用することができない。
3 以上のとおりであるから、本願商標が商標法第3条第1項第6号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、妥当であって、取り消すことはできない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲(本願商標)

(色彩については、原本参照)

審理終結日 2013-11-27 
結審通知日 2013-12-06 
審決日 2013-12-17 
出願番号 商願2012-105344(T2012-105344) 
審決分類 T 1 8・ 16- Z (W0321)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 津金 純子 
特許庁審判長 内山 進
特許庁審判官 内藤 順子
小川 きみえ
商標の称呼 ジューイスイショーケア、ジューイスイショー、スイショーケア 
代理人 小谷 武 
代理人 木村 吉宏 
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