ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード![]() |
審決分類 |
審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 X29 |
---|---|
管理番号 | 1262954 |
審判番号 | 不服2012-6968 |
総通号数 | 154 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2012-10-26 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2012-04-17 |
確定日 | 2012-09-04 |
事件の表示 | 商願2011-42667拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「Speedmetabolizer」及び「スピードメタボライザー」の文字を上下二段に横書きしてなり、第29類「植物性エキス・動物性エキス等を主原料とするゼリー状・錠剤状・液状・粉末状・粒状又はカプセル状の加工食品」を指定商品として、平成23年6月20日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由の要点 原査定は、「本願商標は、『Speedmetabolizer』『スピードメタボライザー』の文字を上下二段に普通に用いられる方法で表してなるところ、その構成中の『Speed』『スピード』の文字は、『簡単な、早い』等を意味し、『metabolizer』『メタボライザー』の文字は、『(新陳)代謝させるもの』等を意味することから、全体として、『短期間に(新陳)代謝させるもの』程の意味合いを理解させるものといえる。そうとすると、本願商標をその指定商品に使用しても、本願商標に接する取引者・需要者は、『短期間に(新陳)代謝させる効能を有する商品』程の意味合いを認識するに止まり、単に、商品の効能、品質を表示するにすぎないものと認められる。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、上記1のとおり、「Speedmetabolizer」及び「スピードメタボライザー」の文字を上下二段に横書きしてなるところ、その上段に位置する欧文字部分及び下段に位置する片仮名部分は、各々、その構成各文字を同じ書体、同じ大きさをもって等間隔に、外観上まとまりよく一体的に表されているものであり、下段の片仮名部分は、上段の欧文字部分の読みを表したものとして認識されるものである。 そして、その構成中「Speed」「スピード」及び「metabolizer」「メタボライザー」の各語が、それぞれ原審説示の意味合いを有するとしても、欧文字、片仮名ごとに各語を一体に表した「Speedmetabolizer」及び「スピードメタボライザー」の文字が、本願指定商品との関係において、特定の意味を有するものとして一般に親しまれているとはいい難く、むしろその構成全体をもって一種の造語として認識されるとみるのが相当である。 また、当審において調査するも、「Speedmetabolizer」又は「スピードメタボライザー」の文字が、その指定商品との関係において、原審説示の意味を表すものとして、取引上、一般に使用されている事実を発見することはできなかった。 してみれば、本願商標は、その指定商品について使用しても、商品の品質を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなるものということはできない。 したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。 その他、本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2012-08-23 |
出願番号 | 商願2011-42667(T2011-42667) |
審決分類 |
T
1
8・
13-
WY
(X29)
|
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 薩摩 純一 |
特許庁審判長 |
寺光 幸子 |
特許庁審判官 |
山田 和彦 堀内 仁子 |
商標の称呼 | スピードメタボライザー |
代理人 | 市川 泰央 |
代理人 | 松尾 憲一郎 |