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審決分類 審判 査定不服 観念類似 取り消して登録 X11
審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 X11
管理番号 1251628 
審判番号 不服2011-10022 
総通号数 147 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2012-03-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2011-05-12 
確定日 2012-02-10 
事件の表示 商願2010-55695拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「PRINCESS WHITE」の欧文字と「プリンセスホワイト」の片仮名とを上下二段に書してなり、第11類「電球類及び照明用器具,家庭用電熱用品類」を指定商品として、平成22年7月14日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点
原査定は、「本願商標は、『プリンセス』の称呼を生ずる登録第408976号商標、登録第4780529号商標及び国際登録第781422号商標(以下、これらをまとめて「引用商標」という。)と称呼を同じくする類似の商標であって、同一又は類似の商品について使用をするものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は、前記1のとおり、「PRINCESS WHITE」の欧文字と「プリンセスホワイト」の片仮名とを上下二段に書してなるところ、その上段に位置する欧文字部分は、「PRINCESS」の文字と「WHITE」の文字との間にやや間隔があるものの、その構成各文字は、同じ書体、同じ大きさにより、外観上まとまりよく一体的に表されているものであり、また、下段に位置する片仮名部分は、同じ書体、同じ大きさにより、一連に「プリンセスホワイト」と表されているものであって、上段に位置する欧文字部分の読みを表したものとして認識されるものであり、その構成全体から生ずる「プリンセスホワイト」の称呼も、よどみなく一連に称呼し得るものである。
そうとすれば、本願商標は、その構成中の「WHITE」及び「ホワイト」の各文字が「白」の意味を有する語であるとしても、かかる構成においては、該文字部分が商品の品質等を具体的に表示するものとして直ちに認識されるとはいい難く、また、殊更該文字部分を捨象し、その構成中の「PRINCESS」及び「プリンセス」の文字部分のみをもって取引に資するとみるべき特段の事情も見いだし得ない。
してみれば、本願商標は、その上下段に位置する欧文字部分及び片仮名部分が、各々、その構成全体をもって、特定の語義を有することのない一連の造語を表したものとして認識されるというのが相当であるから、その構成文字全体に相応する「プリンセスホワイト」の称呼のみを生じ、特定の観念を生ずることのないものである。
したがって、本願商標から「プリンセス」の称呼及び「皇女。王女。」の観念をも生ずるとし、その上で、本願商標と引用商標とが称呼上及び観念上類似するものとして本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2012-01-31 
出願番号 商願2010-55695(T2010-55695) 
審決分類 T 1 8・ 262- WY (X11)
T 1 8・ 263- WY (X11)
最終処分 成立  
前審関与審査官 青野 紀子 
特許庁審判長 関根 文昭
特許庁審判官 山田 和彦
田中 敬規
商標の称呼 プリンセスホワイト 

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