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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 登録しない X30
管理番号 1218426 
審判番号 不服2009-14393 
総通号数 127 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2010-07-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2009-08-10 
確定日 2010-06-10 
事件の表示 商願2008- 61504拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 第1 本願商標
本願商標は、「クラシックコロンビア」の片仮名文字及び「CLASSIC COLOMBIA」の欧文字を二段に併記してなり、第30類「コーヒー及びココア」を指定商品として、平成20年7月28日に登録出願されたものであるが、その後、指定商品については、平成21年2月3日付け手続補正書により、第30類「コロンビア産のコーヒー及びココア」と補正されたものである。

第2 当審における拒絶の理由
当審において、請求人に対し、平成22年1月19日付けで通知した拒絶の理由は、別掲に示すとおりである。

第3 当審における拒絶の理由に対する意見
前記第2の「拒絶の理由」に対して、請求人からは何らの意見、応答もない。

第4 当審の判断
当審において、請求人に対し前記第2の拒絶の理由を通知し、相当の期間を指定して意見書を提出する機会を与えたが、請求人からは何らの意見、応答もないものである。
そして、本願商標について行った当審の前記第2の拒絶の理由は、妥当なものであって、本願商標をその指定商品に使用するときは、商品の品質を表したものと認識させるに止まるものであるから、自他商品の識別標識としては認識しえないものと認められる。
したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、登録することはできない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲
(拒絶理由通知の内容)
本願商標は、「クラシックコロンビア」の片仮名文字と「CLASSIC COLOMBIA」の欧文字を併記してなるところ、構成文字中の「クラシック」及び「CLASSIC」の文字は、「第一級、最高水準、きわめて優秀な、最高傑作の、規範的な、典型的な、標準的な、既成の型にはまった、伝統様式にのっとった、基本[基礎]的な、根本的な」(後掲の1(1)ア)の意味を有する英語であるが、例えば、「クラシック・カー」(classic car)、「クラシック・ギター」(classic guitar)のように「クラシック ○○○」、「CLASSIC ○○○」(以上、後掲の1(1)イ)の熟語を形成する語としても知られている。
また、構成中の「コロンビア」及び「COLOMBIA」の文字は、「南米大陸北端の共和国。」を指称する語であって、コロンビア(共和国)は、「世界第2位のコーヒー生国」(後掲の1(2)ア)であるが、日本では、「コロンビア産のコーヒーはブラジルに次ぐ輸入量」(後掲の2(1))であること、「日本は第3位の輸出国」(後掲の2(3))であること、また「対日輸出コーヒー名」には、例えば「コロンビア・スプレモ」、「コロンビア・スプレモ・スペシャル」、「コロンビア・エクセルソ」のように、「コロンビア」の文字を冠している(後掲の1(2)ア)こと等からも、コーヒーの産地として有名であると認められる。
そして、「コロンビア産のコーヒー」は、「甘い香りと上品な酸味があり、上質の豆はケニアやタンザニア産とともにコロンビア・マイルドと称され,幅広く好まれている。ブラジル産の豆などとともにブレンドに用いると香りが際だつのが特徴。」、「豆のサイズでグレード分けされ、厳選されている。主にスクリーン17ないし18で粒のそろった豆を“スプレモ”と称して取引されている。」(以上、後掲の1(2)ア)ことから、品質の良いコーヒーが輸入されていると認められる。
また、コーヒーの分野では「スペシャルティー・コーヒー」(Specialty coffee)と称されるように「欠点のない生豆で抽出した際に明確なキャラクターがあり、味が抜きん出ているコーヒー」(「コーヒーの事典」(株式会社柴田書店2001年12月15日発行)の120頁)が取引され、日本においても、「コロンビア産のスペシャルコーヒーが日本市場へ紹介されている実情にある」(後掲の2(2))ことから、限定された特別なコーヒーが取引されていることも認められる。
さらに、後掲のインターネット検索情報をみると、コーヒーの取引きにおいて、「クラシック」の語は、「クラシック○○○」(なお、○○○の部分には、「ヨーロピアン」、「ブラジル」、「モカ」、「ロースト」、「レギュラーコーヒー」、「ブレンド」、「コーヒー」等の語が使用されている。)のように使用されている。
また、これらの使用例には、その商品説明等の記載中に、例えば、「調和した味にしました」、「風味豊かな手作りコーヒー」、「創業以来、生豆の煎る前に手選別(ハンドピック)」(3(1))、「完熟豆」、「じっくり仕上げた」、「甘さと香ばしさを引き立てるテイストに仕上げました」(3(2))、「欠点豆が多いためハンドピックは欠かせません。」、「イエメン産の最大の特徴である『モカ・フレーバー』がすばらしい銘柄です。」(3(4))、「先祖伝来の献身的な栽培技術と相まって最高のコーヒーを生み出します。」(3(5))、ロースト歴1世紀以上の知恵をご堪能下さい。高級グルメコーヒーである」(3(7))、「タンザニア最高級のキボースノートップ等、素行のしっかりした高級品ばかりをブレンドした贅沢なコーヒーです。」(3(8))、「代表的な一品」(3(13)ア)、「厳選したコーヒー豆」(3(13)イ)、「熟成コーヒー豆だけをブレンド」(3(15))、「古き良きアメリカを彷彿させる、口あたりのよい味わいです。」(3(17))、「とても希少価値が高く」(3(18))、「 コーヒーの起源」(3(19))等が記載されている。
以上のとおり、コーヒーを取り扱う業界において、「コロンビア」(COLOMBIA)の語は、「コロンビア産」を指称する語として普通に採択、使用されている。また、「クラシック」(CLASSIC)の語は、「第一級、最高傑作の、伝統様式にのっとった」程度の意味合いを認識させる語として普通に使用されているものと認められる。
してみれば、本願商標は、その指定商品に使用された場合、取引者、需要者をして、該商品が「最高級のコロンビア産のコーヒー及びココア」程度の意味合いを容易に認識させるにとどまり、単に商品の品質を表示したものと認識、理解されるから、自他商品の識別標識としての機能を果たし得ないものといわなければならない。
したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当するというべきであって、本願商標はこの理由をもって拒絶すべきものである。

後掲
1 「コロンビア」(colombia)及び「クラシック」(classic)に関する辞書の記載について
(1)「クラシック」(classic)について
ア 「小学館ランダムハウス英和大辞典」(株式会社小学館2002年1月10日発行)の「classic」の項には、「adj.(1)<文学・美術・映画・音楽作品などが>第一級,最高水準,きわめて優秀な[重要な],最高傑作の.・・・(2)<方法・事例などが>規範的な,典型的な,標準的な.・・・(3)<文名・文芸などが>古代ギリシア・ローマの,古典の.・・・(4)<芸術・科学・建築などが>既成の型にはまった,伝統様式にのっとった,伝統的な,古来の.・・・(5)基本[基礎]的な,根本的な.」と記載されている。
イ 「コンサイスカタカナ語辞典第3版」(株式会社三省堂2005年10月20日発行)の「クラシック」(classic)の項には、「(1)古典的,典雅,高尚.(2)古典,後世の規範とすべき名作.(3)(転じて)古めかしいさま,古風なさま.」、同じく「クラシック・カー」(classic car)の項には、「旧型自動車.特に自動車史上に残る傑作自動車」、同じく「クラシック・ギター」(classic guitar)の項には、「ギターの奏法の1.指頭とつめを用いる.またその奏法に適したギター.」、同じく「クラシック・スーツ」(classic suit)の項には、「婦人服の背広仕立てのスーツ.テーラード・スーツとも.<現>★この場合,クラシックは基本を意味する.」、同じく「クラシック・パターン」(classic pattern)の項には、「《服》古くからあり,定着した柄の総称.<現>」、同じく「クラシック・バレエ」(classic ballet)の項には、「伝統的な様式美を重んじるバレエ.」、同じく「クラシック・パンツ」(classic+pants)の項には、「越中ふんどし.<現>」、同じく「クラシック・ミュージック」(classic music)の項には、「ヨーロッパ音楽史で,古典派の音楽.伝統と形式美を重んずる.」と記載されている。
(2)「コロンビア」(colombia)について
ア 「コーヒーの事典」(株式会社柴田書店2001年12月15日発行)の「コロンビア」(Colombia(南米))の項には、「南米大陸北端の共和国。・・・地形は熱帯、亜熱帯、温帯、寒帯と変化している。アンデス山脈がコロンビアで3,000m級の3山系を形成し、5,000mを超える6峰が聳え立っている。そのような大半を占める山岳高原地帯が、ほとんど全土に、どっかと腰をすえた地形であって、地味、気温ともコーヒーの栽培に好適である。世界第2位のコーヒー生産国、水洗式アラビカ種の生産では世界随一、『コロンビア・マイルド』の代表的生産国。農園の約50%はシェード・ツリーを利用、農園数30万の70%が小規模農家、面積でいえば全面積の30%に該当する。品種は、ブルボン、ティピカ、カトゥラ、マラゴジペ、それにティモールとカトゥラを交配させたコロンビア・バラエティが注目されている。●輸出グレードとしては、サイズの大きさによって、スプレモ、エクセルソに分けられる。スプレモはスクリーン17以上が80%以上で、エクセルソはスクリーン14?16に分けられる。なお、低級グレードのコーヒーは、国内消費に回され、コロンビアではスクリーン13以下のものは輸出許可されないという厳しい姿勢が貫かれている。●対日輸出コーヒー名 コロンビア・スプレモ、コロンビア・スプレモ・スペシャル、コロンビア・エクセルソ、コロンビア・マラゴ、コロンビア・エクセルソ・オールド、コロンビア・SUP・SKN、コロンビア・スプレモ・ポパヤン、コロンビア・エクセルソ・ポパヤン。」と記載されている。
イ 「珈琲事典」(株式会社新星出版社発行)には、「コロンビア」(colombia)の項に「南米大陸北西部の国コロンビアは、カリブ海と太平洋に面している。・・・コロンビアのコーヒーは、甘い香りと上品な酸味があり、上質の豆はケニアやタンザニア産とともにコロンビア・マイルドと称され,幅広く好まれている。ブラジルの豆などとともにブレンドに用いると香りが際だつのが特徴。」と記載されている(149頁)。

2 「コロンビア」(colombia)(コーヒー)に関する新聞記事情報について
(1)「(beランキング)こだわりのコーヒー豆 3強ブランド定着」(朝日新聞 2009.11.28付け 東京朝刊 2頁)
「日本は世界4位のコーヒー消費国。」「■RANKING 1位 キリマンジャロ(タンザニア) 783票 タンザニアのブコバ地区を除く地域でとれるアラビカ種の豆を指す。名称は、アフリカ 最高峰の山から。しっかりとした酸味が特徴。735円(200g、2位以下も同じ)」「2位 ブルーマウンテン(ジャマイカ) 751票 ジャマイカの限られた地区で栽培。香りが良く、酸味、コクのバランスも絶妙。生産量の8?9割を日本で買い占めているという。2310?2885円」「3位 モカ(エチオピア) 554票 エチオピアはコーヒーの原産地。ハラー、シダモなどの産地が有名。フルーティーな香り。チョコ入りの『カフェモカ』は別の飲み物。672円」「4位 コナ(米国・ハワイ州) 271票 香りとさわやかな酸味が特徴の高級品種で、希少価値も高い。2100円」、「5位 コロンビア 269票 しっかりとした酸味とコク。日本への輸出量はブラジルに次ぐ。672円」「6位 ブラジル 268票 世界最大の産地。クセが少なく、ブレンドのベースに。672?735円 <調査の方法> 朝日新聞『アスパラクラブ』のウェブサイトで約1カ月前にアンケートを実施し、3793人が回答。『好きなコーヒー豆の銘柄・産地』を37の選択肢から一つだけ選んでもらった。」と記載されている。
(2)「コロンビアコーヒー連、スペシャルコーヒー20種を発表」(1997.03.24付け日本食糧新聞)
「コロンビア国立コーヒー生産者連合会(FNC)は、97国際食品・飲料展に出展し、新しいスペシャルコーヒーの訴求展開と同時に、二〇種類の『新・スペシャルコーヒー』を記者発表した。」、「独特の味を持つスペシャルおよびグルメコーヒーは、日本市場でもいろいろな種類が商品化されている。米国でもスペシャルコーヒーへの関心が高まっており、コーヒー生産国側は、新しいコーヒーを開発しいる。」、「日本市場に紹介されるスペシャルコーヒーは『すべて独特な特徴を持ったコーヒーであり、日本市場の需要に対応して開発したもの』」と記載されている。
(3)「FNC極東事務局長ベレス氏が会見、コロンビアコーヒーの認知度向上へ」(1999.04.30付け 日本食糧新聞)
「日本向け輸出目標は一〇〇万袋だ。コロンビアにとって輸出第一位はずっとドイツだったが、二年前にアメリカが逆転。日本は第三位。順位変化の理由は、ドイツのロースターが従来はコロンビアコーヒーを輸入していたが、最近はロブスタ種などの輸入が増え、逆にアメリカではスペシャリティーコーヒーの拡大で高品質のコーヒーを求めてコロンビアコーヒーが増加しているためだ。」と記載されている。

3 「クラシック」に関するインターネット検索情報について
(1)「株式会社カワンルマー」のホームページ「軽井沢珈琲倶楽部」
「【珈琲豆】クラシックヨーロピアンブレンド200gパック」の見出しの下、「オランダ、フランス、ベルギーなど、ヨーロッパの国々では中煎りと深煎りのコーヒーをブレンドする方法があります。中煎りのコロンビア、ブラジル、ガテマラと、深煎りのコロンビア、ブラジルをブレンドして、酸味を抑え穏やかなコクと芳ばしさが調和した味にしました。少し複雑なブレンドですが、マイルドでフルーティーな味と香りの中に程よいコクを併せ持つブレンドです。」、また、「■カワンルマーのこだわり」の項には、カワンルマーでは3つのこだわり(生豆・焙煎・ブレンド)をもって、美味しいコーヒーを作り上げています。一粒一粒丁寧にハンドピックし、当社独自のローストにより豆の芯からじっくり煎り上げた、風味豊かな手作りコーヒーです。◇生豆(straight beans)カワンルマーでは、世界各国の農園より、現在入手できる最良の生豆を、農園指定又はブランド指定で輸入しています。ただ、いくら良質の珈琲豆でも、農作物である以上、異物や不良豆が混入しているのも事実で、そのままロースト(焙煎)すると、味がそこなわれてしまうばかりか、不快な雑味、苦味を伴います。そのため、カワンルマーでは、お客様に美味しいコーヒーを飲んで頂くために、創業以来、生豆を煎る前に、手選別(ハンドピック)をすることで、異物・不良豆・不純物を取り除いています。◇焙煎(roast)オーケストラ指揮者の巨匠と呼ばれる「マエストロ」と言われるには、20年以上の修行、経験が必要です。焙煎には、陶芸と似たところがあり、長年の歳月により、失敗から多くのことを学び、成長し、独自のものを創造しなければなりません。生豆の大きさ、厚み、硬さ、水分の含み具合を見定め、心に秒針を刻みながら温度計に気を配ること。五感に神経を集中させながら、素材のもつ最高の味、香りを引き出してあげること。カワンルマーでは、焙煎による技術、機器を追究し続けています。◇ブレンド(blend)かつて、お米の分野では、新潟県魚沼産コシヒカリのように、単品種の銘柄がほとんどでしたが、最近では、産地別で収穫される、お米の良さ・特長を引き出すために、お米同士を混ぜ合わせるブレンド米が見受けられるようになりました。コーヒーも同じように、産地・農園指定などのブランド銘柄があり、各地域の特長を持ち合わせています。カワンルマーでは、産地別で味わって頂きたい高品質な珈琲豆を数多く取り揃えていますが、コーヒーの旨み、コク、香りを引き出すために、ブレンドにもチカラを注いでいます。2種配合・3種配合・4種配合・甘苦さ・甘酸っぱさ・コク・香りなど様々な要素を組み合わせ、コーヒーをさらに美味しく召し上がって頂けるように、ひとつの味・香りを創り出しています。」と記載されている。
(http://www.kawanrumor.com/?pid=7707585)
(2)クラシカルコーヒーロースター株式会社のホームページ「CLASSICALCOFFEEROASTERヤフー店」
「アラビカ100%!!クラシックブラジルブレンド 500g※ブラジルサントス完熟・コロンビア・メキシコ・他 」の見出しの下に、後掲(1)に示すラベルの写真と共に「ブラジルサントス完熟豆をベースに上質な中南米産アラビカコーヒーのみを使用することにこだわり、ミディアム?ハイローストでじっくりゆっくり仕上げました。独自のブレンドと一釜ごと全て手作業でじっくりゆっくりローストしたコーヒービーンは香ばしくビターな風合いを表現することにこだわりました。カフェ、専門レストランなどでの実績あるプロユースローストコーヒービーンです。ご自宅でもプロショップの味を是非お楽しみ下さい。深煎り、ブラジルコーヒー豆の奥深いコクと甘さをストレートに表現しました。中南米産アラビカコーヒー豆で飲みやすく、ブラジルコーヒーの甘さと香ばしさを引き立てるテイストに仕上げました。」と記載されている。
(http://store.shopping.yahoo.co.jp/classicalcoffee/012802.html)
(3)古川珈琲株式会社のホームページ「コーヒー通販古川コーヒー」
「イエメン・クラシック・マタリ 200g」の見出しの下に「クラッシクモカはイエメン産 」の項に「イエメン産コーヒーは、輸出港のモカに因んでモカコーヒーと名付けられました。しかしモカ港は1800年代中頃に砂州で閉鎖され、その後コーヒーはホデイダ港やアデン港から輸出されています。ディビッズ氏の『イエメン産コーヒーはモカコーヒーではなくイエメンコーヒー、あるいはアラビアンコーヒーと呼ぶべきだろう』という主張の背景にはこうした事情があります。しかし例えば、日本で人気の高いタンザニア産の『キリマンジャロコーヒー』は全てがキリマンジャロ山やその山麓で産出されたコーヒーとは限りません。従って『モカ港から輸出されたコーヒーでなければモカコーヒーでない』という主張は必ずしも当を得ていないのです。要するに『モカ』は親しみを込めて呼ぶ名、つまり『愛称』と考えたらよいと思われます。市場ではイエメン産もエチオピア産も共に『モカ』の名称で流通していますが、両者は産地が異なり、それぞれ独特の香味を持っているので、『イエメン産モカ』、『エチオピア産モカ』とはっきり区別する必要はあります。」と記載されている。
(http://item.rakuten.co.jp/coffeetuhan/636484/)
(4)「珈琲きゃろっと」のホームページ「自家焙煎珈琲専門店珈琲きゃろっと」
「独特の酸味とコクを持つ『コーヒーの貴婦人』」の見出しの下に、「イエメン・モカ・マタリ・クラシックモカ」の項には、「・・・欠点豆が多いためハンドピックは欠かせません。非常にロスが多く価格も高価なため、焙煎者泣かせのコーヒーといえます。」、「ご紹介する銘柄『クラシックモカ』は、いわゆるイエメン産コーヒーの最大の特徴である『モカ・フレーバー』が素晴らしい銘柄です。以前当店で販売しておりました『モカマタリNO.9』よりも豊かな風味と甘みをもっています。円みのある柔らかい口当たりと、最上級のワインを思わせるモカフレーバー雑味が無く、とてもクリーンなコーヒーで、スッキリした飲み口です。柑橘系のフルーティな酸味と甘みが口の中に広がり、すっと消えていきます。原生種ならではの、素朴ながら気品のある味わいをご堪能下さい。」同じくと記載されている。
(http://www.coffeecarrot.com/syouhinsetumei-clsassic-moca.html)
(5)有限会社ダムソンのホームページ「CAFE03(カフェゼロサン)」
「グアテマラ SHBクラシックマヤ シティ」の項には、「標高3975mのvolcan Acatenago、その山麓に“クラシックマヤ”の故郷はあります。古都アンティグアに程近いこの地域は、コーヒーの栽培に適した地味豊かな火山性土壌ろ地域特有の気候が、先祖伝来の献身的な栽培技術と相まって最高のコーヒーを生み出します。シェードツリーに守られて真っ赤に熟したコーヒーチェリーは、水洗処理・天日乾燥された後、パーチメント(内果皮)のままいったん倉庫に保管されます。この熟成期間が品質の安定をもたらします。その間に甘みを十分にためこみ、先住民族の名をブランド名にもつ“クラシックマヤ”は生まれるのです。深みのあるコクと、口のなかに広がる上品な酸味。『シティロースト』で香り高く、飲み口のよい、バランスとれた味わいのコーヒーに仕上げました。」と記載されている。
(http://www.cafe-03.net/central/central02.htm)
(6)買う市株式会社のホームページ「livedoorデパート」
「チコリーコーヒー【クラシック】インスタント M 100g」の項には、「チコリーそのものの味を堪能したい方におすすめのチコリー根エキス100%のチコリーコーヒー。チコリーが持つ独特の酸味を少しまろやかにしました。」、「チコリーコーヒー クラシック」の項には、「チコリーそのものの味を堪能したい方におすすめのチコリー根エキス100%のチコリーコーヒー。チコリーが持つ独特の酸味を少しまろやかにしました。」、「▼チコリーコーヒー、チコリーはタンポポと同じくキク科の植物で、良く似た葉をつける為「青花タンポポ」と呼ばれる事があります。しかし、チコリーの根は、タンポポと異なりニンジンに近い形状をしておりこの太い根をローストして作るのがチコリーコーヒーです。野菜として売られているチコリー(Cichorium Intybus)とエンダイブ(Cichorium Endivia)は英語とフランス語では逆の呼び方をするのでしばしば混同されがちだが、同種の植物で両方ともチコリーコーヒーの材料になる。」と記載されている。
(http://tenant.depart.livedoor.com/t/seiyoukoudou/item5353240.html)
(7)株式会社 エム・プラス・インターナショナルのホームページ「mune-wakuwaku.com(ムネワクワクドットコム)」
「ライオンコーヒー(LION COFFEE)」の見出しの下に、「コナゴールド クラシック 7oz(198g)」の項には、「やわらかな口当たりのハワイ産コナをブレンド。自然に甘いメローな後味をどうぞ。 」、「ライオンコーヒーのロースト歴1世紀以上の知恵をご堪能ください。高級グルメコーヒーであるライオンコーヒーは、ハワイのリーダーとして幅広く多様性に富んだコーヒーを提供しています。 ハワイアンコーヒー独特の風味をつけたフレバーコーヒーをお試しください。クラシックロースト パラダイスフレーバー 日本でしか味わえないオリジナルフレーバー 」と記載されている。
(http://www.mune-wakuwaku.com/lioncoffee/kona_gold.html)
(8)雑貨ストア シンプルサイズ(SIMPLESIZE)のホームページ「SIMPLESIZE」
「KONO(コーノ)クラッシックレギュラーコーヒー」の見出しの下に、「Comments」の項には、「KONO式名門ドリッパーでお馴染みの河野コーヒーよりKONO推奨ブレンド(コーヒー豆・中挽き)が復活しました!ブラジルの珈琲サイフォン株式会社契約パンタノ農園にて特別に栽培した豆とタンザニア最高級のキボースノートップ等、素行のしっかりした高級品ばかりをブレンドした贅沢なコーヒーです。遠赤外線を利用して丁寧に焙煎されているので、封を開けた瞬間に、深みのある美味しそうな香ばしい匂いが辺りを包みます。KONO式名門ドリッパーに相応しい、香り高いコーヒー豆です。」記載されている。
(http://www.simplesize.com/shopping/kd059.html)
(9)アスクル株式会社のホームページ「ぽちっとアスクル」
「ドトールコーヒー ドトール ドリップコーヒー 100杯セット クラシックブレンド」の項に、「感動を呼び起こすおいしさと直火式焙煎にこだわるドトールのおいしさを1杯ずつパッキング。」と記載されている。
(http://askul.jp/product/detail?pid=668501)
(10)株式会社健人のホームページ「ヘルシーグッド」
「ハーブコーヒー チコリー インスタント クラッシック 50g【生活の木】」の項には、「チコリーそのものの味を堪能したい方におすすめのチコリー根エキス100%のチコリーコーヒーです。チコリーが持つ独特の酸味を少しまろやかに仕上げました。」と記載されている。
(http://www.healthy-good.net/categori/kenko-iji/sik-chicory-classic50.html)
(11)楽天株式会社のホームページ「楽天市場」
「ドリンク」の項には、「粉状なので、水にも溶けるから、夏場のアイスコーヒーには最適!!【NESCAFE】ネスカフェ クラシックコーヒー 200g X 2本 classic coffee 」と記載されている。
(http://item.rakuten.co.jp/goodmall/r537186/)
(12)有限会社COXSWAIN PACIFICのホームページ「KOBE CLASSIC COFFEE」
「神戸クラシック」の項には、「こだわりをもってお勧めするオリジナルブレンドコーヒー。甘みがあり、コクのあるブレンドに仕上がってます。エスプレッソとしてもお楽しみいただけます。エスプレッソにも使用できます。《原産国》ブラジル コロンビア インドネシア」と記載されている。
(http://www.kobe-coffee.com/itemlist.html#classic)
(13)株式会社哲學のホームページ「コーヒー通販専門店“珈琲ラボ”」
ア 「クラシックブレンド(哲學ブレンド)」の見出しの下に、「クラシックブレンド」の項には、「1983年創業の『珈琲哲學』。その代表的な一品と言える珈琲が『クラシックブレンド』。年間で延べ300,000人以上の人に楽しまれていて、一番人気のブレンドコーヒーです。フレンチローストに仕上げて、苦味がありますが、苦味の中にも素材の旨味があり、重量感のある飲み応えと後を惹く深い味わいがあります。食後のお口直しにこの味わいはピッタリで、深い味わいの余韻が楽しいコーヒーです。」と記載されている。
(http://coffeelabo.shop-pro.jp/?pid=17588190)
イ 同じく「ドリップパック珈琲?クラシックブレンド10杯分?」の項には、「厳選したコーヒー豆の持ち味を表現しつつ、手軽に楽しめるものが『ドリップパックコーヒー』の特長だと思います。そこで、当店のドリップパックは、通常の1.5倍の12gの珈琲豆を使用して、しっかりとした珈琲が楽しめるようにしました。また、荒挽きにしていますので、雑味を抑えた珈琲が手軽に淹れられるように仕上げています。」と記載されている。
(http://coffeelabo.shop-pro.jp/?pid=18110089)
(14)GMOメイクショップ株式会社のホームページ「アイテムポスト」
「コナクラシック」の項には、「ベストセラーのミディアムロースト ハワイアンアイルズコーヒーはハワイのホテル&レストランで一番使用されているポピュラーな定番コーヒーです。濃すぎず薄すぎずほど良い風味と味がどなたでも飲んで頂けるのみやすい味が特徴です。」と記載されている。
(http://www.itempost.jp/detail/2/PA01039690/5788508)
(15)ケンコーコム株式会社のホームページ「ケンコーコム」
「オーガニックコーヒー クラシックブレンド 200g」の見出しの下に、後掲(2)に示す包装容器の写真と共に、「商品説明」の項には、「『オーガニックコーヒー クラシックブレンド 200g』は、自然の土と有機肥料だけで育まれた、熟成コーヒー豆だけをブレンド。本来のうまみを引き出す為にじっくり焙煎しました。今までのストレートコーヒーにない、まろやかな味です。上質な苦みが特徴の、味わい通好みの深煎りタイプ。200g入り、中細挽きです。」、同じく「生豆原産国」の項には、「コロンビア、メキシコ他」、「挽き方」の項には、「中細挽き」、「コーヒー(レギュラー)とは」の項には、「コーヒー(レギュラー)とは、一般的にはレギュラーコーヒーといわれ、インスタントコーヒーや缶コーヒーと区別して直接珈琲豆から抽出するコーヒーのことです。その抽出は、ペーパードリップ、サイフォン、コーヒーメーカーなどの器具を使用して行います。」と記載されている。
(http://www.kenko.com/product/item/itm_6551926072.html)
(16)つくば市のコーヒー豆専門店「自家焙煎珈琲 まめぽっと」のホームページ「自家焙煎珈琲まめぽっと」
「クラシックブレンド100g ¥420(税込)」の項には、「ミディアムロースト(中煎り)酸味←○○●○○○○○→苦味」、「軽くやわらかい味の『キューバ』やカリブ海の豆をベースに、『コロンビア』を加えて足りない酸味を補い、しっかりした味の豆も少々加えて味に広がりを持たせました。」と記載されている。
(http://mamepot.com/c/classic.html)
(17)コマースリンク株式会社のホームページ「通販の検索サイト【アラジン・サーチ】」
「日本ヒルスコーヒー クラシックブレンド シティロースト 802668 1袋(1kg)」の項には、後掲(3)に示す包装容器の写真と共に「価格:1,368円 1878年創業の『HILLS』。古き良きアメリカを彷彿させる、口あたりのよい味わいです。中深煎りで、まろやかな味わい。豊かなコクと香ばしさ。」と記載されている。
(http://www.shopping-search.jp/item/detail/gid_1006005100124)
(18)マークハワイコーヒーのホームページ「MARK HAWAII COFFEE」
ア 「クラシックロースト」の項には、「ロイヤルコナコーヒーピーベリー100¥2,940 ROYAL KONA COFFEE PEABERRY 100ロイヤルコナブランドNo.1の豆です。生産量が少ないのでコンスタントに提供できませんが、コナコーヒーとハワイの好きな方にまさにおすすめです。」(https://www.ecsite.jp/~markhawaii/shop/main/productsDetail/id=1013/)、「ロイヤルコナコーヒーマウンテンローストROYAL KONA COFFEE MOUNTAIN ROASTロイヤルコナのレギュラーブレンド。10%コナですが現地のテイスターのセンスでバランスの取れた香りとコクに仕上げました。」と記載されている。
(https://www.ecsite.jp/~markhawaii/shop/main/productsDetail/id=1015/)
イ また、「コナコーヒーについて」の項には、「コナコーヒーとは、ハワイ島(通称ビッグアイランド)の西側に位置するコナ地区で栽培収穫されたものをいいます。コナコーヒー豆を収穫できるのには約4年かかります。そして1本の木から5?9キロのコーヒー豆が収穫できます。栽培場所は1500フィート以上の高地斜面に栽培され、コナの海を見渡せる絶景の場所です。この気候とそして潮風が独特のコクと香りのある深い味わいが産まれるのです。アラビカ種のコーヒー豆のコナコーヒーは、全世界のコーヒー生産の数パーセントです。とても希少価値が高く、本当にいい豆はとても手に入りづらいことでも有名です。」と記載されている。
(http://www.konacoffee.ne.jp/kona/index.html)
(19)いりたてコーヒー豆通販パオコーヒーのホームページ
「ストレート コーヒー豆リスト」の項には、「マタリ・クラシック・モカ200g¥700(税込) コーヒーの起源といわれ、コーヒーの代名詞となっているモカコーヒー。その独特な香りが心地よく鼻を抜けていきます。当店のモカは飲みやすい中煎り。まろやかな酸味の刺激は少し控えめ。 」と記載されている。
(http://www.paocoffee.co.jp/coffee_straight.html)
(20)ダイドードリンコ株式会社(請求人)のホームページ
「D-1 COFFEEブラック クラシックコロンビア[無糖]」の項には、「<特徴>●世界有数のコーヒー産地であるコロンビアのコーヒー豆を100%使用し、豆本来の豊かな香りと奥深い味わいを追求したブラックコーヒーです。●素材には、コーヒー原種豆である“ティピカ種”を中心にブレンド。その特長である甘い香り立ちと、深みのあるまろやかなコクにより、芳醇で奥深い味わいを楽しむことができます。」と記載されている。
(http://www.dydo.co.jp/products/detail/123)

後掲
(1)クラシカルコーヒーロースターの「クラシックブラジル」のラベル



(2)オーガニックコーヒーの「クラシックブレンド」の包装容器



(3)ヒルスコーヒーの「クラシックブレンド」の包装容器



(なお、上記(1)ないし(3)の色彩については原本参照)

審理終結日 2010-04-06 
結審通知日 2010-04-13 
審決日 2010-04-28 
出願番号 商願2008-61504(T2008-61504) 
審決分類 T 1 8・ 13- Z (X30)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 早川 真規子 
特許庁審判長 鈴木 修
特許庁審判官 小畑 恵一
大島 康浩
商標の称呼 クラシックコロンビア、クラシック 
代理人 東尾 正博 
代理人 鎌田 文二 

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