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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 Y29
管理番号 1208381 
審判番号 不服2008-650066 
総通号数 121 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2010-01-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-07-02 
確定日 2009-10-13 
事件の表示 国際登録第904057号に係る国際商標登録出願の拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲に示すとおりの構成からなり、第29類「Frozen potato products,namely French fries,croquettes.」を指定商品として、2006年5月27日にGermanyにおいてした商標登録出願に基づいてパリ条約第4条による優先権を主張し、同年(平成18年)9月27日に国際登録されたものである。
2 原査定の拒絶の理由の要点
原査定は、「本願商標は、揚げられ、砕けた冷凍フレンチフライ(ポテトチップ)の形状からなり、このような形状の表示は、食品業界で一般的に用いられるものであるから、これを指定商品について使用しても、本願商標に接する取引者、需要者等は、単に商品の形状を表示したものと容易に認識するにすぎず、自他商品を区別する標識としての識別力を有しないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。
3 当審の判断
本願商標は、別掲に示すとおり、濃淡を有するオレンジ色の棒状図形を中心部分から左右に分けて折り、その中心部分に、5個のかけら様の図形を配してなるものである。
しかして、本願商標が、「中心部分が折られた棒状のフレンチフライ」の如き図形と推測する場合があるとしても、「揚げられ、砕けた冷凍フレンチフライ(ポテトチップ)」を表示したものとは認め難いものであり、直ちに、原審説示の如き「揚げられ、砕けた冷凍フレンチフライ(ポテトチップ)」の形状を表示したものとはいい難い。
そして、当審において職権により調査するも、本願の指定商品を取り扱う業界において、本願商標の如き図形が、その商品の形状を表示するものとして、取引上普通一般に使用されている事実を発見することができなかった。
してみれば、本願商標を、その指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分果たし得るものである。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、取り消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 【別記】

審決日 2009-09-29 
国際登録番号 0904057 
審決分類 T 1 8・ 13- WY (Y29)
最終処分 成立  
前審関与審査官 八木橋 正雄 
特許庁審判長 小林 由美子
特許庁審判官 野口 美代子
豊田 純一
代理人 寺田 花子 
代理人 田中 光雄 
代理人 鮫島 睦 
代理人 勝見 元博 

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