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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 X43
審判 査定不服 外観類似 取り消して登録 X43
管理番号 1193915 
審判番号 不服2008-15310 
総通号数 112 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2009-04-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-06-17 
確定日 2009-03-16 
事件の表示 商願2007-2614拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲のとおりの構成よりなり、第43類「飲食物の提供」を指定役務として、平成19年1月17日に登録出願されたものである。

2 引用商標
(1)原査定において、本願の拒絶の理由に引用された登録第3199495号商標は、「BEAN」の欧文字を書してなり、平成4年9月30日に登録出願、第42類に属する商標登録原簿記載の役務を指定役務として、平成8年9月30日に設定登録され、その後、平成18年7月11日に商標権存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。
(2)同じく、登録第4396442号商標は、「BEAN’S」の欧文字を書してなり、平成4年9月30日登録出願、第42類に属する商標登録原簿記載の役務を指定役務として、平成12年6月30日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。(以下一括して「引用商標」という。)

3 当審の判断
本願商標は、別掲のとおり、豆と思しき図形と「Beans cafe」(「cafe」の「e」の文字には、アクサンテギュが付されている。以下同じ。)の欧文字を書してなるところ、その構成中の文字部分が、図形部分と重なり合うことなく若干離れて表されていることから、視覚上、図形部分とは分離して看取されるばかりでなく、観念上もこれらを不可分一体のものとして把握しなければならない特段の事情は認められないものであるから、本願商標は、その構成中の文字部分が独立して自他役務の識別標識としての機能を果たすものというべきである。
そして、その構成文字中の「Cafe」の文字が、原審説示の如く「喫茶店」の意味合いを有する語であるとしても、珈琲店や喫茶店等の店名を表示する際の接尾語として、例えば「○○CAFE」や「○○カフェ」の如く、普通に使用されている実情を考慮すると、その構成文字全体をもって一体不可分の造語を表したものと認識、把握されるものとみるのが自然である。
そうすると、その構成文字に相応して「ビーンズカフェ」の称呼のみを生じるものと判断するのが相当である。
よって、本願商標から「ビーンズ」の称呼をも生ずると認定し、その上で、本願商標と引用商標とが称呼上類似すると認定・判断した原査定は、妥当なものとはいい得ない。
また、本願商標は、特定の観念を生じ得ないものと判断されるから、本願商標と引用商標とは、観念上比較し得ないものであり、また、それぞれの構成よりみて外観上も十分に区別し得るものである。
したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲(本願商標)



審決日 2009-03-04 
出願番号 商願2007-2614(T2007-2614) 
審決分類 T 1 8・ 261- WY (X43)
T 1 8・ 262- WY (X43)
最終処分 成立  
前審関与審査官 榎本 政実渡辺 潤稲村 秀子 
特許庁審判長 佐藤 達夫
特許庁審判官 久我 敬史
手塚 義明
商標の称呼 ビーンズカフェ、ビーンズ 
代理人 下坂 スミ子 
代理人 松田 三夫 
代理人 中山 俊彦 

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