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審決分類 審判 査定不服 商3条1項6号 1号から5号以外のもの 取り消して登録 Y40
管理番号 1168944 
審判番号 不服2007-9071 
総通号数 97 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2008-01-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2007-03-29 
確定日 2007-12-04 
事件の表示 商願2006- 52425拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「Happy 七五三」「ハッピー 七五三」「Happy 753」「ハッピー 753」の文字を4段に書してなり、第40類に属する願書に記載のとおりの役務を指定役務として、平成18年6月6日登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点
原査定は、「本願商標は、『Happy 七五三』『ハッピー 七五三』『Happy 753』『ハッピー 753』の文字を4段に書してなるが、これは『七五三おめでとう』ほどの意味合いで普通に使用されている語であり、また、七五三のお祝い用商品や、七五三に関連する役務の提供等(例えば七五三記念の写真撮影等)には普通に使用している語であるので、このような、冠婚葬祭や記念日に定型的に使用される常套語や、所謂『グリーティング用語(greeting words)』は、これをその指定役務に使用しても格別に自他商品・役務の識別標識としての機能を有するものではなく、需要者が何人かの業務に係る商品・役務であることを認識することができない商標であると認める。また、このような商取引の分野で誰もが自由に使用している語とか、上記のような『グリーティング用語』は、商標としての独占適応性の観点からも、登録には適さない商標と認めるのが相当である。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は、「Happy 七五三」「ハッピー 七五三」「Happy 753」「ハッピー 753」の文字を書してなるところ、該文字よりは、原審説示の意味合いを認識されるとしても、直ちに一種の宣伝文句的意味合いを理解させるものとはいい難く、また、当審において職権をもって調査するも、本願商標を構成する文字が、その指定役務を取り扱う業界において、取引上、七五三に関連する役務の提供について、普通に使用されている事実は見いだせない。
してみれば、本願商標は、これをその指定役務に使用したとしても、自他役務の識別標識としての機能を果たし得るものであり、需要者が何人の業務に係る役務であることを認識することができないとはいえない。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第6号に該当するとして本願を拒絶した原査定は妥当ではなく、取消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2007-11-21 
出願番号 商願2006-52425(T2006-52425) 
審決分類 T 1 8・ 16- WY (Y40)
最終処分 成立  
前審関与審査官 鈴木 幸一 
特許庁審判長 山口 烈
特許庁審判官 寺光 幸子
小田 明
商標の称呼 ハッピーシチゴサン、ハッピーシチヒャクゴジューサン、ハッピーナナヒャクゴジューサン、ハッピー、シチゴサン 
代理人 西川 惠清 
代理人 森 厚夫 

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