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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 Y42
管理番号 1153667 
審判番号 不服2005-21512 
総通号数 88 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2007-04-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2005-11-07 
確定日 2007-03-06 
事件の表示 商願2004-53446拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「UL APEX」の欧文字を書してなり、第42類に属する役務を指定役務として、平成16年6月9日に登録出願されたものである。
そして、指定役務については、当審における平成19年2月15日付け手続補正書により、第42類「安全認証のための製品の試験又は検査及びこれらに関する情報の提供,電磁環境両立性の試験又は検査及びこれらに関する情報の提供,品質管理システムの審査・評価又は登録及びこれらに関する情報の提供」と、補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由
(1)指定商品・指定役務は、商標とともに権利範囲を定めるものであるから、その内容及び範囲は明確でなければならないところ、本願指定役務は、その内容及び範囲を明確に指定したものとは認められない。したがって、本願は、商標法第6条第1項及び第2項の要件を具備しない。
(2)本願商標は、次の各登録商標と同一又は類似であって、その商標に係る指定役務と同一又は類似の役務について使用するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。
(ア)登録第4048519号商標は、「A-TECS」の欧文字を表してなり、平成4年9月28日登録出願、第42類「デザインの考案,建築物の設計,測量,地質の調査,建築又は都市計画に関する研究,公害の防止に関する試験又は研究,電気に関する試験又は研究,土木に関する試験又は研究」を指定役務として、平成9年8月29日に設定登録されたものである。
(イ)登録第4155560号商標は、「ASPEX」の欧文字を表してなり、平成8年3月29日登録出願、第42類「遺伝子組替によるたんぱく質生産用微生物の培養その他の研究・開発,遺伝子組替によるたんぱく質生産方法の研究・開発」を指定役務として、平成10年6月12日に設定登録されたものであり、前記各商標権はそれぞれ有効に存続している(以下、あわせて「引用商標」という。)。

3 当審の判断
(1)本願の指定役務については、前記1のとおり補正された結果、役務の内容が明確で、かつ、商品及び役務の区分に従ったものと認められる。
その結果、本願は、商標法第6条第1項及び第2項の規定の要件を具備するものとなった。
(2)本願商標は、前記のとおり、「UL APEX」の欧文字を表してなるところ、構成各文字は、同じ書体で外観上まとまりよく表示されているものであり、構成各文字より生ずる「ユーエルエーペックス」の称呼も一連に淀みなく称呼できると認められるものである。
そして、本願商標の係る構成においては、「APEX」の欧文字のみが、殊更に分離して強く認識され、該文字部分より生ずる称呼をもって取引きに資されるとすべき特段の事情は見受けられない。
そうとすれば、本願商標は、全体をもって不可分一体の構成態様よりなる商標と理解、認識されるものであり、構成各文字に相応して「ユーエルエーペックス」の一連の称呼のみを生ずると判断するのが相当である。
したがって、本願商標より「エーペックス」の称呼をも生ずるとし、その上で、引用商標と称呼上類似するものとして、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2007-02-22 
出願番号 商願2004-53446(T2004-53446) 
審決分類 T 1 8・ 262- WY (Y42)
最終処分 成立  
前審関与審査官 山田 忠司 
特許庁審判長 田代 茂夫
特許庁審判官 小林 由美子
田中 亨子
商標の称呼 ユウエルアペックス、ユウエルエーペックス、アペックス、エーペックス 
代理人 塩谷 信 
代理人 宮城 和浩 
代理人 吉武 賢次 
代理人 黒瀬 雅志 

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