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審判番号(事件番号) データベース 権利
不服200727541 審決 商標
不服20078531 審決 商標

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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 登録しない Z09
管理番号 1123135 
審判番号 不服2001-21629 
総通号数 70 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2005-10-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2001-12-04 
確定日 2005-08-25 
事件の表示 商願2000-80260拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、「SUPERAMIC」の欧文字を横書きしてなり、第9類
「電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品,理化学機械器具,測定機械器具,配電用又は制御用の機械器具,回転変流機,調相機,電線及びケーブル」を指定商品として平成12年7月19日(2000年6月2日、フランス国においてした商標登録出願に基づき、パリ条約第4条の規定による優先権主張があるもの。)に登録出願されたものである。

2 引用商標
原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第3256950号商標(以下「引用商標」という。)は、別掲のとおり「AMIC」の欧文字を横書きしてなり、平成5年5月26日に登録出願、第9類「理化学機械器具,測定機械器具,写真機械器具,光学機械器具,電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品 」を指定商品として平成9年2月24日に設定登録されたものである。

3 当審の判断
本願商標及び引用商標とも、前記のとおりの構成よりなるところ、本願商標のその構成中「SUPER」の文字は「より優れた」等の意味を有し、商品の品質を誇称する表示として取引上普通に使用されているものである。そして、本願商標に接する者は「AMIC」の文字部分に着目し、該文字部分が主に自他商品の識別標識としての機能を果たす部分と理解し、取引にあたる場合も決して少なくないとみるのが相当である。
そうとすると、本願商標よりは、構成文字全体より「スーパーアミック」の称呼が生ずるほか、「AMIC」の文字部分に相応し、単に「アミック」の称呼をも生ずるものといわなければならない。
他方、引用商標は、前記2の構成のとおり、「AMIC」の文字よりなるから、「アミック」の称呼を生ずるものである。
してみれば、本願商標と引用商標とは、外観において相違し、かつ、いずれも特定の観念を生じない一種の造語とみるのが相当であるから、観念においては比較すべくもないとしても、「アミック」の称呼を共通にする称呼上類似の商標と判断するのが相当である。
また、本願商標の指定商品は、引用商標の指定商品と同一又は類似するものと認められる。
したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当であって取り消すことはできない。
なお、請求人は、「SUPER」と「AMIC」に分断されなければならない理由はない旨主張し種々の証拠を提出し、さらに、「SUPERAMIC」の既登録例を挙げているが、これらについての判断を本件について適用しなければならない格別の理由は見出すことができない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 【別掲】引用商標
登録第3256950号


審理終結日 2005-03-23 
結審通知日 2005-04-01 
審決日 2005-04-12 
出願番号 商願2000-80260(T2000-80260) 
審決分類 T 1 8・ 262- Z (Z09)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 小田 明 
特許庁審判長 佐藤 正雄
特許庁審判官 宮川 久成
福島 昇
商標の称呼 スーパーアミック、スペラミック、アミック 
代理人 福田 秀幸 

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