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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 登録しない Z28
管理番号 1101502 
審判番号 不服2000-15573 
総通号数 57 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2004-09-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-09-29 
確定日 2004-07-21 
事件の表示 平成11年商標登録願第69166号拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、「LIMITED SERIES」の欧文字を標準文字とし、第28類「運動用具」を指定商品として、平成11年8月2日に登録出願されたものである。

2 引用の登録商標
原査定において、本願の拒絶の理由に引用した登録第2704720号商標(以下「引用商標」という。)は、「LIMITED」の欧文字を横書きしてなり、平成2年5月2日に登録出願、第24類「おもちゃ、人形、娯楽用具、運動具、釣り具、楽器、演奏補助品、蓄音機、レコード、これらの部品および附属品」を指定商品として、平成7年3月31日に設定登録されたものである。

3 当審の判断
本願商標は、「LIMITED SERIES」の文字よりなるところ、後半部に位置する「SERIES」の文字は、「連続性をもつ一連のものの称」(広辞苑:岩波書店発行)の意味を有する外来語の「シリーズ」の原語に相当し、同じ意味合いの英語として日常一般に親しまれているものである。
そして、これら語について、各企業(業者)は、自己の商標(商品名)を使用する商品と関連する商品を紹介販売する際に、例えば「マミーシリーズ商品」(森永乳業株式会社)、「象印シリーズ商品」(象印マホービン株式会社)、「奉行シリーズ商品」(株式会社オービック)のように、「・・・シリーズ商品」等と表示し、取引上普通に使用しているのが実情である。
そうしてみると、本願商標を構成する「SERIES」の文字部分は、シリーズ商品であることを強調し、商品の品質を表示するにすぎず、自他商品の識別力を有しないものであるから、本願商標の自他商品の識別標識としての機能を果たす部分は、「LIMITED」の文字にあるものといわざるを得ない。
してみれば、本願商標は、「LIMITED SERIES」の文字に相応し「リミテッドシリーズ」の称呼のほかに、「LIMITED」の文字に相応し「リミテッド」の称呼をも生ずるものというべきである。
他方、引用商標は、「LIMITED」の文字に相応し「リミテッド」の称呼を生ずるものである。
そうとすれば、本願商標と引用商標とは、「リミテッド」の称呼を共通にする類似の商標であり、また、本願商標は、引用商標の指定商品と同一又は類似の商品に使用するものである。
したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとしてその出願を拒絶した原査定は、妥当であって、取り消すべき限りでない。
よって、結論のとおり審決する。
審理終結日 2004-05-12 
結審通知日 2004-05-21 
審決日 2004-06-02 
出願番号 商願平11-69166 
審決分類 T 1 8・ 262- Z (Z28)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 蛭川 一治 
特許庁審判長 小池 隆
特許庁審判官 鈴木 新五
柴田 昭夫
商標の称呼 リミテッドシリーズ、リミテッド 
代理人 苫米地 正敏 

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