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審決分類 |
審判 全部申立て 登録を維持 Z03 審判 全部申立て 登録を維持 Z03 |
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管理番号 | 1061909 |
異議申立番号 | 異議2001-90857 |
総通号数 | 32 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標決定公報 |
発行日 | 2002-08-30 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2001-11-12 |
確定日 | 2002-06-26 |
異議申立件数 | 1 |
事件の表示 | 登録第4498613号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 |
結論 | 登録第4498613号商標の商標登録を維持する。 |
理由 |
1 本件商標 本件登録第4498613号商標(以下、「本件商標」という。)は、平成12年8月1日に登録出願、「ジェントルフォーム」の文字と「GENTLE FOAM」の文字とを二段に横書きしてなり、第3類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成13年8月10日に設定の登録がされたものである。 2 登録異議の申立ての理由 本件商標は、これをその指定商品に使用するときは、「やさしい泡状の商品」を直感させ、単に商品の品質を表す標章にすぎないものであり、また、本件商標を「やさしい泡状の商品」以外の指定商品に使用するときは、あたかもその商品が「やさしい泡状の商品」であるかの如く直感させ、その商品の品質について誤認を生ずるおそれがある。したがって、本件商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するものであるから、その登録は取り消されるべきであるとしている。 3 当審の判断 本件商標は、前記構成よりなるところ、登録異議申立人(以下「申立人」という。)の提出に係る甲各号証によれば、「ジェントル(GENTLE)」、「フォーム(FOAM)」の各文字又は「ジェントルフォーム(Gentle Foam)」の文字が洗顔料、化粧水の商品カタログ等に用いられている点は認め得るとしても、それら用例をもって直ちに特定の商品の品質・効能等を具体的に表示するものとして取引上普通に使用されているとまでは認め難く、ほかに、これを認めるに足りる証拠はない。そして、たとえ、「ジェントル(GENTLE)」、「フォーム(FOAM)」の各文字部分がそれぞれ一定の意味合いを有する語であるとしても、これら文字を組み合わせてなる構成の全体からは、直ちに申立人説示の意味合いを感得するというよりは、むしろ、特定の意味合いを想起し得ない一種の造語とみるのが相当であって、商品識別の機能を有しないものということはできない。 また、本件商標は、これをその指定商品中のいずれの商品について使用しても、商品の品質について誤認を生ずるおそれがあるということもできない。 してみれば、本件商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に違反して登録されたものとはいえないから、商標法第43条の3第4項の規定により、その登録を維持すべきものである。 よって、結論のとおり決定する。 |
異議決定日 | 2002-06-10 |
出願番号 | 商願2000-90123(T2000-90123) |
審決分類 |
T
1
651・
13-
Y
(Z03)
T 1 651・ 272- Y (Z03) |
最終処分 | 維持 |
特許庁審判長 |
原 隆 |
特許庁審判官 |
小池 隆 鈴木 新五 |
登録日 | 2001-08-10 |
登録番号 | 商標登録第4498613号(T4498613) |
権利者 | 株式会社資生堂 |
商標の称呼 | ジェントルフォーム、ジェントル |