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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 登録しない Z09
管理番号 1057125 
審判番号 審判1999-8471 
総通号数 29 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2002-05-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 1999-05-14 
確定日 2002-03-27 
事件の表示 平成 9年商標登録願第132742号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、商標の構成を標準文字による「DiPro」の欧文字とし、指定商品を第9類に属する願書記載の商品として、平成9年6月30日に登録出願され、その後、指定商品については、平成11年2月17日付提出の手続補正書により「理化学機械器具,測定機械器具,配電用又は制御用の機械器具,電池,電気磁気測定器,電線及びケーブル,写真機械器具,映画機械器具,光学機械器具,眼鏡,加工ガラス(建築用のものを除く。),救命用具,電気通信機械器具,レコード,電子応用機械器具及びその部品,オゾン発生器,電解槽,ロケット,遊園地用機械器具,スロットマシン,運動技能訓練用シミュレーター,乗物運転技能訓練用シミュレーター,回転変流機,調相機,電気アイロン,電気式ヘアカーラー,電気ブザー,鉄道用信号機,乗物の故障の警告用の三角標識,発光式又は機械式の道路標識,火災報知機,ガス漏れ警報器,消火器,消火栓,消火ホース用ノズル,消防車,消防艇,スプリンクラー消火装置,盗難警報器,保安用ヘルメット,磁心,自動車用シガーライター,抵抗線,電極,ガソリンステーション用装置,自動販売機,駐車場用硬貨作動式ゲート,金銭登録機,硬貨の計数用又は選別用の機械,作業記録機,写真複写機,手動計算機,製図用又は図案用の機械器具,タイムスタンプ,タイムレコーダー,電気計算機,パンチカードシステム機械,票数計算機,ビリングマシン,郵便切手のはり付けチェック装置,ウエイトベルト,ウエットスーツ,浮袋,エアタンク,水泳用浮き板,潜水用機械器具,レギュレーター,アーク溶接機,金属溶断機,検卵器,電気溶接装置,電動式扉自動開閉装置,メトロノーム 」と縮減補正されたものである。

2 原査定の理由
原査定は、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するものとして、その拒絶の理由に登録第4165559号商標(以下、「引用商標」という。)を引用し、本件審判請求に係る登録出願を拒絶したものである。
引用商標は、商標の構成を欧文字と数字とにより「Dpro3」とし、指定商品を第9類「測定機械器具,配電用又は制御用の機械器具,回転変流機,調相機,電池,電気磁気測定器,電線及びケーブル,救命用具,電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品,オゾン発生器,電解槽,電気アイロン,電気式ヘアカーラー,電気ブザー,火災報知機,盗難警報器,磁心,抵抗線,電極,自動販売機,金銭登録機,写真複写機,電気計算機,アーク溶接機,金属溶断機,電気溶接装置,電動式扉自動開閉装置」として、平成9年1月14日に登録出願、平成10年7月10日に設定登録されたものである。

3 当審の判断
(1)本願商標は、その構成前記のとおり「DiPro」の欧文字よりなるところ、その構成文字中の語頭「D」と第3字目「P」は大文字により、他の文字は小文字により構成されてなるとはいえ、一連一体に表されてなるものであって、かかる構成文字全体からは、特定の意味合いを有しない造語と認められ、そして、これよりは英語風の読みに倣って「ディプロ」又は「ダイプロ」の称呼が生ずるものというのが自然である。
(2)これに対し、引用商標は、その構成前記のとおり、欧文字と数字とを組み合わせ「Dpro3」と書した構成からなるところ、「Dpro」の文字と「3」の数字とは、視覚上、自ずとその構成及び文字の相異により分離して看取されるばかりでなく、観念上においても、全体として特定の意味合いの熟語的文字とは認め難いところであって、これら各文字部分を常に一体のものとして把握・理解しなければならない格別の事情は存しないというべきである。しかして、アラビア数字は、一般に自己の生産若しくは販売に係る商品の型式、規格等を表示するための記号、符号として商取引上類型的に使用されているのが実情であり、本願商標及び引用商標の指定商品を取り扱うこの種業界においても例外でないといえる。
してみれば、引用商標の係る構成においては「3」の数字部分がこれら使途に用いられる記号、符号と認識し把握されるに止まり、前半の「Dpro」の文字部分に着目し、これを取引指標として取引にあたることも少なくないものとみるのが相当である。
そうとすれば、本願商標は、その構成文字全体に相応して「ディープロスリー(サン)」と読まれ、その一連の称呼を生じるほか、「Dpro」の文字部分に相応して、単に「ディープロ」の称呼をもって取引に資されるものといわざるを得ない。
(3)そこで、本願商標より生ずる「ディプロ」と引用商標より生ずる「ディープロ」の両称呼を比較するに、両称呼は、後者における第2音目の「ディ」の音が「ディー」と長音となるところに前者の称呼との差異を有するにすぎないものであって、一般に長音となる部分は、必ずしも明瞭に発音・聴取されにくい場合の多いものであり、その他の音の配列を悉く同じくする両称呼において、それぞれを一連に称呼するときは、該相違する「ディ」の音が、長音となると否とにかかわらず、全体の語調・語感は極めて相似たものとして聴取される。
してみれば、本願商標と引用商標とは、上記の称呼において、彼此聴き誤るおそれのある称呼上類似の商標であり、このほか外観の差異及び観念の点を考慮しても、なお両者はその出所について混同を生ずるおそれのある類似の商標といわなければならない。また、本願商標の指定商品と引用商標の指定商品とは同一又は類似する商品を含むから、本願商標を商標法第4項第1項第11号に該当するものとしてその登録を拒絶した原査定は、妥当であって取り消すことができない。
(4)請求人は、審判請求書の請求理由において「本願出願人(請求人)は、現在、かかる主張等を根拠付ける証拠方法等を収集中であり、当該証拠方法が収集され次第速やかに理由補充をする。」旨述べているところ、その後、相当期間経過しても何らの理由の補充等もなく、これら点について釈明を求めた平成13年7月27日付審尋に対する回答もなされない。そして、これ以上本件の審理を遅滞させる理由はないものと判断し結審した。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 本願商標
「DiPro」(標準文字)

引用商標

審理終結日 2001-12-10 
結審通知日 2001-12-21 
審決日 2002-02-05 
出願番号 商願平9-132742 
審決分類 T 1 8・ 262- Z (Z09)
最終処分 不成立 
前審関与審査官 吉野 晃弘 
特許庁審判長 小松 裕
特許庁審判官 小川 敏
高野 義三
商標の称呼 ディプロ、ダイプロ 
代理人 鳥羽 みさを 
代理人 中山 健一 
代理人 村木 清司 
代理人 浜田 廣士 
代理人 松原 伸之 
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