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審決分類 |
審判 査定不服 商3条1項6号 1号から5号以外のもの 取り消して登録 Z31 |
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管理番号 | 1048913 |
審判番号 | 審判1999-12618 |
総通号数 | 24 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2001-12-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 1999-07-30 |
確定日 | 2001-11-07 |
事件の表示 | 平成9年商標登録願第167805号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「新芽わかめちゃん」の文字を横書きしてなり、第31類「わかめ」を指定商品として、平成9年10月17日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由 原査定は、「本願商標は、早春に採取されたわかめを想起させる『新芽わかめ』の文字と人名に付して愛称を表す場合又は動物名等に付けて親愛を表す場合に使用される『ちゃん』の文字とを一連に『新芽わかめちゃん』と書してなるものであるから、このようなものを本願の指定商品に使用しても、これに接する取引者、需要者は、単にその商品の品質を親愛をこめて表示したものと理解するに止まるものであるから、本願商標は需要者が何人かの業務に係る商品であるかを認識することができないものと認める。したがって、この商標登録出願に係る商標は、商標法第3条第1項第6号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、「新芽わかめ」の文字と人の愛称を表す「ちゃん」の文字とを、同じ書体、同じ大きさ、等間隔でまとまりよく「新芽わかめちゃん」と一連に表してなり、これよりは「新芽わかめを擬人化して表したものと認められ、これが直ちに指定商品の品質を直接表したものともいい得ないところである。 また、当審において職権をもって調査するも、該「新芽わかめちゃん」の語が、指定商品を取り扱う業界において、商品の品質を表すものとして普通に使用されている事実を発見することができなかった。 してみれば、本願商標は、これをその指定商品について使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであり、需要者が何人かの業務に係るものであるかを認識することができないものとすることはできない。 したがって、本願商標を商標法第3条第1項第6号に該当するとした原査定は、妥当でなく、取り消しを免れない。 その他、本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
別掲 |
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審決日 | 2001-10-18 |
出願番号 | 商願平9-167805 |
審決分類 |
T
1
8・
16-
WY
(Z31)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 吉田 静子、渡口 忠次 |
特許庁審判長 |
寺島 義則 |
特許庁審判官 |
佐藤久美枝 柳原 雪身 |
商標の称呼 | シンメワカメチャン、シンメワカメ、シンメ |
代理人 | 岡村 憲佑 |