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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 登録しない Z2930
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 登録しない Z2930
管理番号 1032901 
審判番号 審判1999-5943 
総通号数 17 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2001-05-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 1999-04-09 
確定日 2000-12-22 
事件の表示 平成9年商標登録願第116138号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、「豆腐屋さんのこんにゃく」の標準文字を書してなり、第29類「食肉,食用魚介類(生きているものを除く。),肉製品,加工水産物,かつお節,寒天,削り節,食用魚粉,とろろ昆布,干しのり,干しひじき,干しわかめ,焼きのり,豆,加工野菜及び加工果実,冷凍果実,冷凍野菜,卵,加工卵,乳製品,食用油脂,カレー・シチュー又はスープのもと,なめ物,お茶漬けのり,ふりかけ,油揚げ,凍り豆腐,こんにゃく,豆乳,豆腐,納豆,食用たんぱく」、及び、第30類「コーヒー及びココア,コーヒー豆,茶,みそ,ウースターソース,ケチャップソース,しょうゆ,食酢,酢の素,そばつゆ,ドレッシング,ホワイトソース,マヨネーズソース,焼肉のたれ,角砂糖,果糖,氷砂糖,砂糖,麦芽糖,はちみつ,ぶどう糖,粉末あめ,水あめ,ごま塩,食塩,すりごま,セロリーソルト,化学調味料,香辛料,食品香料(精油のものを除く。),米,脱穀済みのえん麦,脱穀済みの大麦,食用粉類,食用グルテン,穀物の加工品,ぎょうざ,サンドイッチ,しゅうまい,すし,たこ焼き,肉まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,べんとう,ホットドッグ,ミートパイ,ラビオリ,菓子及びパン,即席菓子のもと,アイスクリームのもと,シャーベットのもと,アーモンドペースト,イーストパウダー,こうじ,酵母,ベーキングパウダー,氷,アイスクリーム用凝固剤,家庭用食肉軟化剤,ホイップクリーム用安定剤,酒かす」を指定商品として平成9年5月13日に登録出願されたものである。

2原査定の理由
本願商標は、「豆腐屋で製造、販売されているこんにゃくの意味合いを容易に看取させる『豆腐屋さんのこんにゃく』の文字を書してなるものであるから、これをその指定商品中『こんにゃく』に使用しても、単に商品の生産地、販売場所を表示するにすぎず、自他商品識別標識としての機能を果たし得ない。
したがって、この商標登録出願に係る商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該当する。」として、本願を拒絶したものである。

3当審の判断
本願商標は、「豆腐屋さん」と「こんにゃく」の語を助詞「の」を介し「豆腐屋さんのこんにゃく」と一連に横書きしてなるところ、その構成中、前半部の「豆腐屋さん」の文字は、豆腐店を親しみをこめて呼ぶ呼称であり、また、後半部の「こんにゃく」は、指定商品の普通名称を表したものと認められるものである。
ところで、豆腐店においては、豆腐、油揚げのみならず、「こんにゃく」も同一店舗で販売している場合が少なくないことは、需要者間に良く知られているところである。
そうとすれば、本願商標をその指定商品中の「こんにゃく」に使用しても、取引者・需要者は、該商品が、単に「豆腐店で販売されたこんにゃく」にすぎないと理解するに止まり、また、これを「こんにゃく」以外の商品「油揚げ、凍り豆腐」等について使用した場合には、商品の品質について、誤認を生ずるおそれがあるものと認められる。
したがって、本願商標を、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するものとして拒絶した原査定は、妥当であって取り消すべき限りでない。
よって、結論のとおり審決する。
審理終結日 2000-10-04 
結審通知日 2000-10-17 
審決日 2000-11-06 
出願番号 商願平9-116138 
審決分類 T 1 8・ 13- Z (Z2930)
T 1 8・ 272- Z (Z2930)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 旦 桂子 
特許庁審判長 寺島 義則
特許庁審判官 佐藤久美枝
滝沢 智夫
商標の称呼 トーフヤサンノコンニャク 
代理人 高島 一 

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