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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 Z33
審判 全部申立て  登録を維持 Z33
審判 全部申立て  登録を維持 Z33
管理番号 1025850 
異議申立番号 異議2000-90302 
総通号数 15 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2001-03-30 
種別 異議の決定 
異議申立日 2000-04-03 
確定日 2000-08-30 
異議申立件数
事件の表示 登録第4339509号商標の登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第4339509号商標の登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件登録第4339509号商標(以下、「本件商標」という。)は、平成11年1月27日に登録出願され、「だいげんき」と「大元気」の文字を二段に横書きしてなり、第33類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同11年11月26日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立の理由
本件商標は、平成8年2月8日に登録出願され、「元気酒」の文字を横書きしてなり、第33類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同9年11月28日に設定登録されている登録第4086364号商標及び昭和59年10月23日に登録出願され、「元気酒」の文字をやや図案化した態様で縦書きしてなり、第28類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同62年5月29日に設定登録されている登録第1955768号商標(以下これらを併せて、「引用商標」という。)と類似するものであり、かつ、両者の指定商品は抵触するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。
したがって、本件商標の登録は取り消されるべきである。

3 当審の判断
本件商標は、「だいげんき」と「大元気」の文字を二段に横書きした構成よりなるところ、「だいげんき」及び「大元気」の各文字はそれぞれにまとまりよく一体的に表示されており、これより生ずるものと認められる「ダイゲンキ」の称呼も淀みなく一連に称呼し得るものである。
そうとすれば、本件商標よりは「ダイゲンキ」の一連の称呼のみを生ずるものと判断するのが相当であり、これを「だい(大)」と「げんき(元気)」に分離して称呼すべき特段の理由は見当たらない。
他方、引用各商標よりは「ゲンキザケ」又は「ゲンキ」の称呼を生ずるものと認められる。
そこで、「ダイゲンキ」と「ゲンキザケ」及び「ゲンキ」の称呼を比較するに、両者は前半部における「ダイ」の音の有無及び後半部における「ザケ」の音の有無に明瞭な差違を有するものであり、音構成上これだけの差違があれば、称呼上紛れるおそれはないものである。
また、本件商標は特定の観念を生じ得ない一種の造語と判断するのが相当であるから、両者は観念上比較し得ないものであり、それぞれの構成よりみて外観上容易に区別し得るものである。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものでない。
よって、結論のとおり決定する。
異議決定日 2000-08-10 
出願番号 商願平11-5673 
審決分類 T 1 651・ 263- Y (Z33)
T 1 651・ 262- Y (Z33)
T 1 651・ 261- Y (Z33)
最終処分 維持  
前審関与審査官 高橋 厚子 
特許庁審判長 寺島 義則
特許庁審判官 滝沢 智夫
為谷 博
登録日 1999-11-26 
登録番号 商標登録第4339509号(T4339509) 
権利者 キッコーマン株式会社
商標の称呼 ダイゲンキ、オーゲンキ 
代理人 長南 満輝男 
代理人 早川 政名 
代理人 石渡 英房 
代理人 細井 貞行 

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