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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 W0305123943
審判 全部申立て  登録を維持 W0305123943
審判 全部申立て  登録を維持 W0305123943
審判 全部申立て  登録を維持 W0305123943
管理番号 1359811 
異議申立番号 異議2019-900208 
総通号数 243 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2020-03-27 
種別 異議の決定 
異議申立日 2019-07-29 
確定日 2020-02-06 
異議申立件数
事件の表示 登録第6145248号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第6145248号商標の商標登録を維持する。
理由 第1 本件商標
本件登録第6145248号商標(以下「本件商標」という。)は,「モンスト」の片仮名を標準文字で表してなり,第3類,第5類,第12類,第39類及び第43類に属する別掲1に記載のとおりの商品及び役務を指定商品及び指定役務として,平成30年7月3日に登録出願,同31年4月23日に登録査定され,令和元年5月17日に設定登録されたものである。

第2 引用商標
登録異議申立人(以下「申立人」という。)が登録異議の申立ての理由において引用する商標は,以下の6件の登録商標であり,いずれも現に有効に存続しているものである(以下,これらの商標をまとめていうときは「引用商標」という。)。
1 登録第5379390号商標(以下「引用商標1」という。)
商標の構成:「MONSTER」(標準文字)
指定商品:第32類「アルコール分を含まない飲料,清涼飲料,果実飲料」
登録出願日:平成22年7月8日
設定登録日:平成22年12月24日
2 登録第6148588号商標(以下「引用商標2」という。)
商標の構成:別掲2のとおり
指定商品:第12類「自動車用車輪,自動車並びにその部品及び附属品,二輪自動車・自転車並びにそれらの部品及び附属品」を含む,第9類,第14類,第16類,第18類及び第25類に属する商標登録原簿に記載の商品
優先権主張:オーストラリア連邦 2018年5月8日
登録出願日:平成30年11月7日
設定登録日:令和元年5月31日
3 登録第5393681号商標(以下「引用商標3」という。)
商標の構成:「MONSTER ENERGY」(標準文字)
指定商品:第32類「アルコール分を含まない飲料,清涼飲料,果実飲料」
登録出願日:平成22年7月8日
設定登録日:平成23年2月25日
4 登録第5984838号商標(以下「引用商標4」という。)
商標の構成:「MONSTER ENERGY」(標準文字)
指定役務:第41類に属する商標登録原簿に記載の役務
優先権主張:アメリカ合衆国 2016年10月19日
登録出願日:平成29年4月14日
設定登録日:平成29年9月29日
5 登録第6035576号商標(以下「引用商標5」という。)
商標の構成:「MONSTER ENERGY ULTRA RED」
指定商品:第5類,第30類及び第32類に属する商標登録原簿に記載の商品
登録出願日:平成29年2月16日
設定登録日:平成30年4月13日
6 登録第6052913号商標(以下「引用商標6」という。)
商標の構成:「MONSTER MEAL DEAL」(標準文字)
指定商品及び指定役務:第29類,第30類及び第43類に属する商標登録原簿に記載の商品及び役務
優先権主張:アメリカ合衆国 2017年6月28日
登録出願日:平成29年12月26日
設定登録日:平成30年6月15日

第3 登録異議の申立ての理由
申立人は,本件商標は,その指定商品及び指定役務について,商標法第4条第1項第11号及び同項第15号に該当するものであるから,同法第43条の2第1号により,その登録は取り消されるべきであると申し立て,その理由を要旨以下のように述べ,証拠方法として甲第1号証ないし甲第398号証(枝番号を含む。)を提出した。
1 申立人の使用に係る商標「MONSTER」(以下「申立人商標」という場合がある。)の著名性
(1)申立人による商標の使用
ア 申立人商標は,申立人が2002年に創設したエナジードリンク(エネルギー補給飲料)事業のブランド「MONSTER ENERGY」の基軸商標として2002年から現在に至るまでの長年にわたり継続して使用しているものであり,同ブランドのエナジードリンク(以下「申立人商品」という場合がある。)は,2002年に米国で販売開始後,日本では2012年5月から販売を開始し,現在,日本を含む世界130以上の国及び地域で販売中である。
イ 申立人は,2002年以降,現在まで継続して,当該ブランドから発売された数多くの異なる種類のドリンクの個別商品名のすべてに「MONSTER」の文字を採択し,当該各種ドリンクの缶の正面に「MONSTER」の文字を特徴的なデザインの太字を用いて大きく目立つ態様で表示して使用している。
ウ 「MONSTER」を基調とする商標を用いた申立人のエナジードリンク事業の成功は,経済界でも高い評価を受けている(甲2?33,甲51?57,甲58の段落1?21)。
エ リニューアル製品及び季節限定製品を含め,2012年5月から現在までに国内で発売された「MONSTER」エナジードリンクのシリーズは,以下のとおりである。
(ア)「MONSTER ENERGY」(モンスターエナジー 缶355ml)(甲5,甲7,甲12)
(イ)「MONSTER KHAOS」(モンスターカオス 缶355ml)(甲6,甲7,甲14,甲128,甲130,甲131)
(ウ)「MONSTER ABSOLUTELY ZERO」(モンスターアブソリュートリーゼロ 缶355ml)(甲10,甲13,甲15,甲252?255)
(エ)「MONSTER ENERGY M3」(モンスターエナジーM3 ワンウェイびん150ml)(甲59,甲61,甲101,甲127,甲129,甲131)
(オ)「MONSTER COFFEE」(モンスターコーヒー 缶250ml)(甲60,甲62)
(カ)「MONSTER ENERGY ULTRA」(モンスターウルトラ 缶355ml)(甲101?103,甲118)
(キ)「MONSTER ENERGY THE DOCTOR」(モンスターロッシ 缶355ml)(甲256,甲257,甲263,甲274)
(ク)平野歩夢コラボ缶「MONSTER ENERGY」(モンスターエナジー スペシャルデザイン缶355ml)(甲231,甲291,甲294,甲297?310)
(ケ)平野歩夢コラボ缶「MONSTER ENERGY ULTRA」(モンスターウルトラ スペシャルデザイン缶355ml)(甲231,甲291,甲294,甲297?310)
(コ)「MONSTER CUBA LIBRE」(モンスターキューバリブレ 缶355ml)(甲323?326)
(サ)「MONSTER ENERGY」(モンスターエナジー ボトル缶473ml)(甲353?356)
(シ)「MONSTER PIPELINE PUNCH」(モンスターパイプラインパンチ 缶355ml)(甲353,甲357?360)
(2)広告及び販売促進活動
ア 申立人による当該エナジードリンクの広告及び販売促進活動は,世界の有名アスリート,レーシングチーム,スポーツ競技会,アマチュアスポーツ選手,音楽祭及びミュージシャンに対するスポンサー提供,スポーツ,音楽,コンピュータゲーム(eスポーツ)などの娯楽イベントの開催,米国ラスベガスの公共交通機関モノレールの「モンスター列車」の走行,これらのイベント開催などと関連して頻繁に実施されるエナジードリンク販売キャンペーン,各イベント会場におけるサンプル配布,2013年2月から2018年11月までの約5年9月の期間に国内で実施された販売プロモーションキャンペーンの応募当選者に対する様々な「モンスター限定グッズ」(MONSTERの頭文字「M」を象った爪の図柄(甲328,甲329)を付したTシャツ,帽子,ダウンジャケット,リストバンド,キーホルダー,ステッカー,ギター,バッグパック,エナジードリンク,クーラーボックス,冷蔵庫,自動車など総計75万点を超えるアイテム)の提供,「MONSTER」の文字を付したポスター,商品ネームプレート,チラシ,陳列棚,冷蔵庫などの店舗用什器の使用及び展示,遅くとも2013年から現在に至るまで約1?2月の頻度で定期的に発行されている新商品発売,懸賞キャンペーン・イベント開催情報などを掲載したプレスリリース,申立人ウェブサイト並びにソーシャルメディアを通じた情報発信を介して,2002年から現在まで世界規模で継統的に実施されている。
イ これらの広告物及び販売促進物には,「MONSTER」及びその音訳「モンスター」の文字が独立の商品出所識別標識として認識される態様で使用されてきた(甲7?17,甲34?57,甲58の段落22?142,甲59?91,甲101?133,甲136?168,甲225?274,甲279?296,甲323,甲324,甲335?352,別紙2)。
(3)申立人の使用に係る商品
申立人は,2002年から,アパレル製品,運動用ヘルメット,バッグ類,ステッカー,傘,ビデオゲーム等の「MONSTER」ライセンス商品の製造販売を第三者に使用許諾している。当該ライセンス商品のカタログやオンラインショッピングサイトは,ブランド名及び個別商品名として「MONSTER」「Monster」の文字を単独で表示し,販売及び宣伝広告していることが認められる。これらのライセンス商品は,国内の実店舗のほか,オンラインショップや通信販売を介して国内の一般消費者にも販売されている(甲47,甲48,甲58の段落127?137及び143?153,甲92?100,甲134,甲135)。
(4)海外で製造された模倣品
需要者におけるこれらのライセンス商品の人気の高さに便乗し,海外で製造された模倣品が日本の税関で輸入差止される事案が遅くとも平成25年7月から現在に至るまで継続して度々発生している(甲169?224,別紙1)。
(5)日本を含む世界150以上の国及び地域での商標出願
「MONSTER」の文字を世界規模での継続的使用に基づき,申立人は,エナジードリンク等の飲料製品及び上記ライセンス商品等について,引用商標をはじめ,「MONSTER」の文字を基調とする様々な構成の商標について日本を含む世界150以上の国及び地域で商標出願し,登録を取得している(甲58の段落7,甲361?392)。
(6)第三者による市場調査報告書
第三者による市場調査報告書やエナジードリンクの市場に関する記述によれば,2013年時点で申立人の「MONSTER」エナジードリンクの国内市場占有率は既に25%を超えており,それ以降も着実に売上を伸ばし,男子若年層を中心とした従来の主要需要者層に止まらず,女性層にも知名度,人気を拡大している。また,実際の市場で申立人の「MONSTER」エナジードリンクは「モンスター」と呼ばれ,「モンスター」の表記で認知されている(甲311?322)。
(7)小括
以上の事柄に照らせば,「MONSTER」及びその表音「モンスター」は,本件商標の登録出願時及び登録査定時には,申立人の業務に係る商品及び役務の出所識別標識として国内外の取引者,需要者の間で広く認識されていた。
2 本件商標の商標法第4条第1項第11号該当性について
引用商標2は,その構成中の「MONSTER」の文字部分が独立の出所識別標識として機能する。そこで、本件商標の構成文字「モンスト」と引用商標2の構成中の「MONSTER」の文字部分を比較対照すると,冒頭の連続する3文字「モ」「ン」「ス」及びその配列が「MONSTER」の音訳「モンスター」の冒頭の3文字「モンス」と一致し,外観が類似する。
さらに,「モンスト」から生じる称呼「モ・ン・ス・ト(mo-n-su-to)」と「MONSTER」から生じる称呼「モ・ン・ス・ター(mo-n-su-ta-a)」は,冒頭の連続する3音「モ・ン・ス(mo-n-su)」及びその配列が一致し,しかも,これに続く第4音がタ行音の近似音の「ト(to)」と「タ(ta)」であるから,全体を一連に発音した場合は語韻語調が近似し,聞き誤るおそれが高く,両者は称呼も類似する。
したがって,本件商標は,引用商標2と類似のものである。
本件商標の第12類の指定商品は,引用商標2の登録に係る第12類の指定商品と同一又は類似のものであり,また,当該引用商標は,本件商標よりも先に登録出願されたものである。
よって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に該当する。
3 本件商標の商標法第4条第1項第15号該当性について
(1)上記1のとおり,「MONSTER」及びその表音「モンスター」は,本件商標の登録出願時及び登録査定時には,申立人の業務に係る商品及び役務の出所識別標識として国内外の取引者,需要者の間で広く認識されていた。
(2)被申立人の開設するウェブサイト(甲397,甲398)によれば,「モンスト」は,「モンスターストライク」(MONSTER STRIKE)の構成語の「モンスター」(MONSTER)(甲393,甲394)と「ストライク」(STRIKE)(甲395,甲396)のそれぞれ語頭の2文字「モン」(MON)及び「スト」(ST)を結合させた略称として容易に看取される。「モンスターストライク」(MONSTER STRIKE)は成語ではなく,外観及び称呼が冗長であるから,語頭の「モンスター」(MONSTER)が出所識別標識として取引者,需要者を強く印象づけ,記憶に留まりやすい。
前述のとおり,本件商標は,申立人の使用に係る「MONSTER」と外観及び称呼において類似性を有する。
また、本件商標が「モンスター」(MONSTER)と「ストライク」(STRIKE)の語を結合させた「モンスターストライク」(MONSTER STRIKE)の省略形「モンスト」として認識されるものであることを斟酌すれば,本件商標に接した取引者及び需要者は,外来語として広く親しまれている「モンスター」(MONSTER)の語及び「モンスター」の観念(甲393、甲394)を直観する。
したがって,本件商標と申立人の使用に係る「MONSTER」の類似性は,相当程度高いものであることが明らかである。
(3)本件商標が使用される第3類、第5類、第12類、第39類及び第43類の指定商品及び指定役務(以下「本件指定商品等」)は,申立人がその商品出所識別標識として「MONSTER」を長年使用しているエナジードリンク,並びにモータースポーツ用の自動車及び二輪自動車等と同一又は類似のもの,あるいは,これらと使用目的,原材料,効能,販売場所,提供場所,需要者の範囲が一致ないし重複する商品及び役務を多く含み,極めて類似性,関連性が強い。
(4)本件指定商品等の最終的な需要者は一般消費者を多く含むから,通常の需要者の注意力の程度は高いものとはいえない。
(5)小括
上記のとおり,本件商標が本件指定商品等に使用された場合,これに接した取引者,需要者は,申立人の使用に係る「MONSTER」及び申立人会社を直観し,当該商品等が申立人又は申立人と経済的又は組織的関係を有する者の取り扱いに係るものであると誤信し,その出所について混同を生じるおそれがあることが明らかである。
さらに,本件商標の使用は,申立人の商品及び役務の出所識別標識として広く認識されている「MONSTER」の出所識別力希釈化するものであり,その名声,顧客吸引力にフリーライドするものといわざるを得ない。
よって,本件商標は,商標法第4条第1項第15号に該当する。

第4 当審の判断
1 申立人商標の周知性について
(1)申立人の主張及び同人提出の証拠によれば,以下の事実が認められる。
ア 申立人であるモンスター エナジー カンパニー(Monster Energy Company)は,米国の飲料メーカーであり,2002年にエナジードリンクの新ブランド「MONSTER ENERGY」を創設し,米国において発売開始した(甲7,甲8)。
イ 日本国内での申立人の「MONSTER ENERGY」ブランドのエナジードリンク製品の販売は,アサヒ飲料株式会社を通じて行われ,2012年3月15日付けのニュースリリースで,同社が,国内独占販売権の取得を公表し,「MONSTER ENERGY(モンスターエナジー)缶355ml」及び「MONSTER KHAOS(モンスターカオス)缶355ml」の発売を発表し,2012年5月8日から販売を開始した(甲7)。
その後,2013年5月7日から「モンスター アブソリュートリー ゼロ 缶355ml」(甲10,甲13,甲15),2014年8月19日から「モンスターエナジー M3 ワンウェイびん150ml」(甲59),2014年10月7日から「モンスターコーヒー 缶250g」(甲60),2015年7月21日から「モンスター ウルトラ 缶355ml」(甲101,甲118),2016年4月12日からリニューアルした「モンスターエナジー M3 ワンウェイびん150ml」(甲127,甲129),2016年5月17日からリニューアルした「モンスターカオス 缶355ml」(甲130),2017年4月下旬にリニューアルした「モンスターアブソリュートリーゼロ」(甲253?255),2017年6月27日に「モンスターロッシ 缶355ml」(甲256,甲257,甲274),2017年12月上旬に,平野歩夢氏とのコラボ缶「MONSTER ENERGY」及び「MONSTER ENERGY ULTRA」(平野歩夢コラボ缶355ml)(甲291),2018年4月24日から「モンスター キューバリブレ 缶355ml」(甲323?326)同年8月7日には「モンスターエナジー ボトル缶473ml」(甲353?356)が販売された。
ウ アサヒ飲料株式会社のニュースリリースには,申立人商品の発売及び販売と関連して,「アサヒ飲料 国内独占販売権取得!・・・『Monster Energy(モンスターエナジー)缶355ml』『Monster KHAOS(モンスターカオス)缶355ml』・・・アサヒ飲料株式会社(本社 東京,・・・)は・・・エナジードリンク『モンスターエナジー』ブランドの日本国内における独占販売権を取得しました。」(甲7),「・・・5月8日(火)から新発売したエナジードリンク『モンスターエナジー』ブランドの販売が好調・・・」(甲8),「・・・『モンスター アブソリュートリー ゼロ 缶355ml』・・・本商品は・・・『モンスターエナジー』ブランドの中でも,・・・2番目に人気のあるカテゴリー,ダイエット系エナジーです。・・・」(甲10),「2013年度の『モンスターエナジー』ブランドの販売数量は大変好調であり,『モンスターエナジー』『モンスターカオス』『モンスターアブソリュートリーゼロ』の3品で前年比150%となる237万箱を販売し・・・」(甲59),「『モンスターエナジー』ブランドの販売は大変好調に推移しています。・・・本年は・・・『モンスターエナジーM3』,『モンスターコーヒー』をラインナップに追加・・・」(甲60),「『モンスターウルトラ』をラインアップに加えることにより,・・・更に『モンスターエナジー』ブランドの強化を図ってまいります。」(甲101),「『モンスターエナジー』ブランドからの新商品『モンスターロッシ』を・・・発売します。」(甲257),「『モンスターエナジー』ブランドから日本限定となる『モンスターエナジー ボトル缶473ml』を・・・発売します。」(甲355)の記載がある。
エ 申立人商品の容器の側面には,以下のような表示がある。
(ア)「MONSTER ENERGY(モンスターエナジー)缶355ml」の容器には,3個の爪の様な図形(以下「爪図形」という。)の下に,「MONSTER」の文字(「O」の文字を貫く縦線が描かれている。以下同じ。),その下に「ENERGY」の文字が表されている(甲14,甲17)。
(イ)発売当初の「MONSTER KHAOS(モンスターカオス)缶355ml」の容器には,爪図形の下に「MONSTER」の文字,その下に「KHAOS」の文字,その下に「ENERGY」及び「+果汁」の文字が表されている(甲14,甲17)。
また,2016年にリニューアル発売された同商品の容器には,上部に「KHAOS」の文字,その下に爪図形を配し,その下に「MONSTER」の文字,その下に「ENERGY」の文字が表されている(甲130)。
(ウ)「モンスター アブソリュートリー ゼロ 缶355ml」の容器には,爪図形の下に「MONSTER」の文字,その下に「ENERGY」の文字,その下に「ABSOLUTELY ZERO」の文字が表されている(甲13)。
(エ)「モンスターエナジー M3 ワンウェイびん150ml」の容器には,爪図形の右横上に数字「3」を,爪図形の下に「MONSTER」の文字,その下に「ENERGY」の文字,その下に「M-3 SUPER CONCENTRATE」の文字が表されている(甲59,甲61)。
(オ)「モンスターコーヒー 缶250g」の容器には,爪図形の下に「COFFEE」の文字,その下に「MONSTER」の文字,その下に「COFFEE」,「+」及び「ENERGY」の文字が表されている(甲60,甲62)。
(カ)「モンスター ウルトラ 缶355ml」の容器には,爪図形の下に「MONSTER」の文字,その下に「ENERGY」の文字,その下に「ULTRA」の文字が表されている(甲101)。
(キ)「モンスターロッシ 缶355ml」の容器中央部には,「MONSTER」の文字,その下には「ENERGY」の文字,さらにその下には「THE DOCTOR」の文字が表されている(甲257)。
オ 申立人商品の販売促進キャンペーン広告中の宣伝文句の中で,申立人商品の写真とともに,「モンスターを飲んで,Tスタンプを集めて・・・に会おう!」(甲63,甲64),「モンスターの対象商品を2本ご購入につき・・・をプレゼント!」(甲79),「モンスターを買ってギアを当てろ!」(甲113),「モンスターを飲んで,激アツなグッズが当たる!」(甲159),「モンスターを買ってUFC日本大会を観に行こう!」(甲162)などと表示される場合や,他方,上記と同様のキャンペーン広告中の宣伝文句の中には,「モンスターエナジーを飲んで・・・に行こう!」(甲63,甲64,甲143),「モンスターエナジーを買ってギアを当てろ!」(甲236),「モンスターエナジーを買ってペアチケットをゲットしろ!」(甲268)などと表示される場合がある。
カ 申立人商品は,我が国において,2012年5月の発売開始以降,2012年末までの約8か月で157万箱販売された(甲9)。
キ 申立人の最高経営責任者の宣誓供述書(甲58)によれば,申立人商品は,我が国において,2012年5月の販売開始から2018年12月までの約6年半の間で,約8億3,800万缶販売され,その総販売額は5億7,600万米ドル以上,日本円で620億円以上であるとされる。
ク 上記供述書(甲58)によれば,申立人は,申立人商品の広告,マーケティング及び販売促進活動のために,我が国において,2012年5月の発売開始から2017年12月31日までの間に,7,680万米ドル以上を支出しているが,「モンスター社のマーケティング戦略は従来の方法とは異なり,MONSTER商標を宣伝するための広告を,直接テレビやラジオで行わない」とされ,広告などの予算の多くは,「競技選手への支援及び競技大会やその他イベントのスポンサー活動」に当てている。特に,マーケティングの焦点は,国際的なイベントを含む,「ターゲットとする市場である若年男性が多くの時間を費やすインターネット上で,ネット配信されるイベント」であり,具体的には,ロードレース世界選手権グランプリ(MotoGP),MotoGPレーシングチーム,F1レーシングチーム,モトクロスチーム,アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ(UFC),音楽祭,音楽イベント,ミュージシャンへのスポンサー活動及び促進活動などである。
ケ 申立人は,コンピュータゲーム・ビデオゲームの販売のための見本市・展示会やコンピュータゲーム競技会の開催などeスポーツ関連のイベント等,娯楽に関するイベントとタイアップしたエナジードリンクの販売キャンペーンにおいて,「MONSTER」の文字及び爪図形を継続的に使用している。
コ 2016年3月31日付けアサヒ飲料株式会社のニュースリリース(甲129)において,「『モンスターエナジー』ブランドは,2002年にアメリカで発売され,現在アメリカをはじめ北米,南米,欧州,豪州,アジアなど世界158カ所の国・地域(2015年末時点)で販売されています。ブランド力とファッション性で世界中の若者からの圧倒的な支持を背景に,急成長しているエナジードリンクです。エナジードリンク市場は,『モンスターエナジー』などの海外ブランドの浸透により,最近では10代,20代が『炭酸の刺激を楽しみたい』や『気分転換』を目的に飲用する傾向があり,新たなライフスタイルが定着したことにより,過去5年で,1.5倍の市場規模へと拡大しています。」との記載がある。
(2)上記(1)の認定事実によれば,以下のとおりである。
ア 申立人商品は,2012年5月の我が国における発売以降,その販売額は,約6年半の間(2012年5月?2018年12月)で約620億円以上,約5年半の間の広告宣伝費は約84億円(7,680万米ドル;110円/米ドルで計算)とされ,その販売期間は,発売から本件商標の登録出願時までは約6年間程度と長期にわたるものではないが,ある程度継続した販売実績及び広告実績があることがうかがえる。
しかしながら,申立人はテレビなどの一般的なメディアを通じた広告宣伝はそもそも行わない方針であり,その広告宣伝の多くは,主に比較的若い世代が集まるようなモータースポーツ,格闘技,音楽イベントやミュージシャンなどと関連したスポンサー活動やプロモーション活動であり,申立人商品の紹介に当たっても,10代や20代の需要者層における支持が言及されていることからすると,申立人商品の主要な需要者層や,広告などを通じて申立人商品を目にする需要者層の範囲も,自ずと若年層を中心としたものとみるのが相当である。
イ 我が国で販売されている申立人商品の容器の側面には,概ね,爪図形が表示され,爪図形の下に「MONSTER」の文字,その下に「ENERGY」の文字が配置されている。そして,これら申立人商品は,各種の個別名称があるが,これらの商品を総称する際には,「モンスターエナジー」ブランドとされている。
ウ 申立人商品の販売促進キャンペーン広告などの宣伝文句においては,申立人商品を「モンスター」と略称する場合はあるが,必ずしも統一的に使用されているものではない。
エ 我が国における申立人商品の「清涼飲料」に対する市場占有率が確認できる証拠の提出等は確認することができない。
(3)上記(2)を踏まえると,申立人商品の販売期間は比較的短いこと,幅広い需要者層が目にする機会の多い一般的なメディアを通じた広告宣伝の実績は乏しいこと,申立人商品の宣伝広告は主に若年層を対象としており,一般の「清涼飲料」の需要者,すなわち,老若男女を問わず広い世代の者に対して,申立人商品の宣伝広告が行われたことが不明であること,申立人は,申立人商品の宣伝広告の際,これを「モンスター」と称する場合や,「モンスターエナジー」と称する場合もあり,その宣伝広告の方法が一貫していないこと,その他,我が国における申立人商品の清涼飲料に対する市場占有率等も確認することができないこと等を総合的に判断すると,申立人商品は,本件商標の登録出願日前までには,その取引者や若い世代を中心とした需要者の間では,ある程度認知されていたということができても,幅広い需要者層を有する清涼飲料の分野一般においては,我が国の取引者,需要者の間に広く認識されるに至っていたとまでは認めることができない。
そして,申立人商品は,その容器に「MONSTER」及び「ENERGY」の各文字が比較的近接して表示されており,また,当該商品が「モンスターエナジー」ブランドと総称されている実情があることも踏まえると,申立人商品の獲得した上記認知度は,「Monster Energy」(モンスターエナジー)を中心とした「モンスターエナジー」ブランドのエナジードリンクとして,集合的に生じているというべきである。
なお,申立人商標である「MONSTER」の語は,宣伝文句などにおいて申立人又は申立人商品の略称として用いられる場合があるとしても,必ずしも統一的に使用されているものではなく,上記のとおり,「モンスターエナジー」ブランドと総称されることもあるものであり,また,申立人商品の認知度を紹介するインターネット記事情報においても,あくまで「モンスターエナジー」(MONSTERENERGY)(甲311,甲319)の認知度が紹介されており,申立人商標単独での認知度は示されていない。
そのため,申立人商標は,本件商標の登録出願時及び登録査定時に,我が国の取引者,需要者において,申立人商品を表示する商標として,広く認識されているものということはできない。
2 商標法第4条第1項第11号該当性について
(1)本件商標と引用商標2の比較
ア 本件商標について
本件商標は,「モンスト」の片仮名を標準文字で表してなるところ,「モンスト」の文字は,辞書等に載録のない文字であるため,特定の意味を有しない造語と認識される。
そうすると,本件商標は,その構成文字に相応して「モンスト」の称呼を生じ,特定の観念を生じないものである。
イ 引用商標2について
引用商標2は,別掲2のとおり,黒色の長方形を背景に上部に緑色に彩色された爪の図柄を配し,その下部には,上段に白抜きで「MONSTER」(「O」の文字を貫く縦線が描かれている)の文字を特徴のある書体の太字で表し,その下段に「ENERGY」の文字を角張った書体で比較的小さく表してなるところ,爪の図柄部分と文字部分とは,重なりなく間隔を空けて配置されているため,視覚上,一見して分離して看取されるばかりでなく,爪の図柄部分からは特定の称呼及び観念を生じないため,文字部分との間に称呼及び観念上のつながりはなく,それぞれを分離して観察することが取引上不自然であると思われるほど不可分的に結合しているものではない。
そのため,引用商標2に接する需要者,取引者は,爪の図柄部分と文字部分のそれぞれを出所識別標識としての機能を有する要部として認識,理解するというのが相当であり,これら要部をもって他人の商標と比較して商標としての類否を判断することも許されるというべきである。
そして,引用商標2の「MONSTER」と「ENERGY」の文字部分は,それぞれの文字の書体や大きさは相違するものの,上下二段に比較的近接して配置されており,上部の図形部分との対比もあり,構成上はまとまりのよい印象を与えるもので,全体より生じる「モンスターエナジー」の称呼も9音構成と冗長なものではなく,全体を一連に称呼することも比較的容易である。また,「MONSTER」の文字は「怪物。化け物。」の意味を有し,「ENERGY」の文字は,「活動の源として体内に保持する力。活気。精力。」の意味を有する「エネルギー」の語に通じるところ,両語を結合して熟語や既成語となるものでもなく,いずれの語がその指定商品との関係において出所識別標識としての称呼,観念を生じないというものでもない。そして,上記1のとおり,申立人商品は「Monster Energy」(モンスターエナジー)として若い世代の間で一定の認知度がある。
以上を踏まえると,引用商標2の「MONSTER」及び「ENERGY」の文字部分は,いずれかの文字部分から強く支配的な印象を受けるものではなく,その構成全体をもって出所識別標識としての機能を発揮するものというべきで,これより「モンスターエナジー」の称呼を生じ,特定の観念を生じないものである。
ウ 本件商標と引用商標2との比較
本件商標と引用商標2は,称呼において,語頭から始まる「モンス」の3音を共通にするが,それ以外の音は,構成音及び音数に明らかな差異があり,それぞれ容易に聴別できる。また,両商標の外観は,文字種が相違することもあり,一見して明瞭に見分けることができる。そして,両商標は,いずれも特定の観念は生じないことから,観念において比較できない。
そうすると,本件商標と引用商標2は,観念において比較できず,外観及び称呼が明らかに相違するから,同一又は類似の商品について使用するときでも,誤認混同するおそれのない非類似の商標というべきである。
(2)小括
本件商標は,上記(1)のとおり,引用商標2とは類似しない商標であるから,本件商標の指定商品及び指定役務に引用商標の指定商品と同一又は類似の商品が含まれるとしても,商標法第4条第1項第11号に該当しない。
3 商標法第4条第1項第15号該当性について
(1)申立人商標の独創性及び周知性について
申立人商標である「MONSTER」の文字は,「怪物。化物。」を意味する英語として,我が国において広く知られている既成の語であり,独創性が高いものとはいえず,上記1のとおり,本件商標の登録出願時及び登録査定時に,我が国の取引者,需要者において,申立人商品「エナジードリンク」を表示する商標として,広く認識されているものでもない。
(2)本件商標と申立人商標との類似性の程度について
ア 本件商標について
本件商標は,上記2(1)アのとおり,「モンスト」の称呼を生じ,特定の観念を生じないものである。
イ 申立人商標について
申立人商標は,「MONSTER」の欧文字を表してなるところ,当該文字は「怪物。化物。」の意味を有する平易な英語である。
そうすると,申立人商標は,「モンスター」の称呼及び「怪物。化け物。」の観念を生じるものである。
ウ 本件商標と申立人商標との比較
本件商標「モンスト」と申立人商標「MONSTER」とは,本件商標が片仮名の4文字で構成されているのに対し,申立人商標は欧文字の7文字で構成されていることから,外観において,明らかな差異がある。
また,本件商標から生じる「モンスト」の称呼と申立人商標から生じる「モンスター」の称呼とは,語頭から始まる「モンス」の3音を共通にするが,その後に続く本件商標の「ト」の音と申立人商標の「ター」の音とが相違するものであり,構成音及び音数に明らかな差異があるため,これらを一連に称呼するときは,それぞれ容易に聴別できる。
さらに,本件商標は,特定の観念を生じないものであるのに対し,申立人商標は,「怪物。化け物。」の観念を生じるものであるから,両商標は,観念において,相紛れるおそれがない。
そうすると,本件商標と申立人商標は,外観,称呼及び観念のいずれにおいても明らかに異なるものといえるから,これらを同一又は類似の商品及び役務について使用する場合であっても,互いに誤認,混同するおそれのない非類似の商標というべきである。
(3)本件商標の指定商品及び指定役務と申立人商品との関連性について
本件商標の指定商品は,洗浄剤及び化粧品,薬剤,乗物その他移動用の装置であり,また,指定役務は,輸送、こん包及び保管並びに旅行の手配,飲食物の提供及び宿泊施設の提供である一方,申立人商品は,清涼飲料の一種であるから,本件商標の指定役務中の飲食物の提供と申立人商品との関係においては,飲食料品店を通じて一般消費者に向けて流通する商品である点や、飲食を求める一般消費者に向けたサービスである点で、販売部門や流通経路に関連性があり、需要者層も一部重複するものといえるが、その他の本件商標の指定商品及び指定役務と申立人商品との関係においては,その商品又は役務の性質,用途又は目的において直接的な関連性もなく,その商品又は役務の商品の製造,販売及び需要者層も,重複又は密接に関連しているものとはいえない。
(4)出所の混同のおそれについて
申立人商標は,上記(1)のとおり,独創性が高いものとはいえず,本件商標の登録出願時及び登録査定時に,我が国の取引者,需要者において,申立人商品を表示する商標として,広く認識されているものでもない。また,上記(2)のとおり,本件商標と申立人商標とは,非類似の商標である。さらに、上記(3)のとおり,本件商標の指定商品及び指定役務と申立人商品とは,本件商標の指定役務中の飲食物の提供と申立人商品との関係においては,販売部門や流通経路に関連性があり、需要者層の一部が重複する場合があるとしても,その他の本件商標の指定商品及び指定役務と申立人商品との関係においては,その商品又は役務の性質,用途又は目的において直接的な関連性もなく,その商品又は役務の商品の製造,販売及び需要者層も,重複又は密接に関連しているものとはいえない。
以上を踏まえ,本件商標の指定商品及び指定役務の取引者及び需要者において普通に払われる注意力を基準として総合的に判断すれば,本件商標をその指定商品又は指定役務に使用しても,これに接する取引者,需要者が,申立人商標を連想又は想起することは考え難い。
そうすると,本件商標は,これをその指定商品又は指定役務について使用しても,その取引者及び需要者をして,当該商品又は役務が申立人の業務に係る商品であると誤信させるおそれがある商標ではなく,また,当該商品又は役務が申立人との間にいわゆる親子会社や系列会社等の緊密な営業上の関係又は同一の表示による事業を営むグループに属する関係にある営業主の業務に係る商品又は役務であると誤信させるおそれがある商標ともいえないから,申立人又は同人と経済的若しくは組織的に何らかの関係を有する者の業務に係る商品又は役務であるかのように,商品又は役務の出所について混同を生じるおそれがある商標ではない。
したがって,本件商標は,商標法第4条第1項第15号に該当しない。
4 むすび
以上のとおり,本件商標の登録は,その指定商品及び指定役務について,商標法第4条第1項第11号及び同項第15号のいずれにも該当せず,同項の規定に違反してされたものではないから,同法第43条の3第4項の規定に基づき,その登録を維持すべきものである。
よって,結論のとおり決定する。

別掲 別掲1 本件商標の指定商品及び指定役務
第3類
家庭用帯電防止剤,家庭用脱脂剤,さび除去剤,染み抜きベンジン,洗濯用柔軟剤,洗濯用漂白剤,かつら装着用接着剤,つけまつ毛用接着剤,洗濯用でん粉のり,洗濯用ふのり,口臭用消臭剤,動物用防臭剤,塗料用剥離剤,靴クリーム,靴墨,つや出し剤,せっけん類,歯磨き,整髪料,香水,あぶらとり紙,化粧品,香料,薫料,研磨紙,研磨布,研磨用砂,人造軽石,つや出し紙,つけづめ,つけまつ毛,化粧用綿棒
第5類
サプリメント,栄養補助食品,栄養補給用ドリンク剤,目薬,ビタミン剤,アミノ酸剤,薬剤,医療用試験紙,医療用油紙,医療用接着テープ,衛生マスク,オブラート,ガーゼ,カプセル,眼帯,耳帯,生理帯,生理用タンポン,生理用ナプキン,生理用パンティ,脱脂綿,ばんそうこう,包帯,包帯液,胸当てパッド,綿棒,おむつ,おむつカバー,はえ取り紙,防虫紙,乳幼児用粉乳,食餌療法用飲料,食餌療法用食品,乳幼児用飲料,乳幼児用食品,栄養補助用飼料添加物(薬剤に属するものを除く。),中味の入っている救急箱
第12類
自動車並びにその部品及び附属品,二輪自動車・自転車並びにそれらの部品及び附属品,陸上の乗物用の動力機械器具(その部品を除く。),陸上の乗物用の機械要素,乗物用盗難警報器,陸上の乗物用の交流電動機又は直流電動機(その部品を除く。),人力車,そり,手押し車,荷車,馬車,リヤカー,乳母車,モビリティスクーター,乗物用シートカバー,遠隔操作式乗物(おもちゃを除く。),乗り物用カバー(型に合わせたもの),三輪車
第39類
輸送,輸送情報の提供,物品のこん包及び保管,旅行の手配,鉄道による輸送,車両による輸送,道路情報の提供,自動車の運転の代行,船舶による輸送,航空機による輸送,貨物のこん包,貨物の輸送の媒介,貨物の積卸し,引越の代行,船舶の貸与・売買又は運航の委託の媒介,船舶の引揚げ,水先案内,主催旅行の実施,企画旅行の実施,旅行者の案内,旅行に関する契約(宿泊に関するものを除く。)の代理・媒介又は取次ぎ,寄託を受けた物品の倉庫における保管,他人の携帯品の一時預かり,配達物の一時預かり,ガスの供給,電気の供給,水の供給,熱の供給,倉庫の提供,駐車場の提供,有料道路の提供,係留施設の提供,飛行場の提供,駐車場の管理,荷役機械器具の貸与,自動車の貸与,船舶の貸与,車いすの貸与,自転車の貸与,航空機の貸与,機械式駐車装置の貸与,包装用機械器具の貸与,家庭用冷凍冷蔵庫の貸与,家庭用冷凍庫の貸与,冷凍機械器具の貸与,ガソリンステーション用装置(自動車の修理又は整備用のものを除く。)の貸与,通信販売業者からの受託による商品の配送,輸送に関する物流管理,輸送の予約
第43類
ホテルにおける宿泊施設の提供,キャンプ場施設の提供,宿泊施設の提供,宿泊施設の提供の契約の媒介又は取次ぎ,喫茶店及びレストランにおける飲食物の提供,飲食物の提供,動物の宿泊施設の提供,会議室の貸与,展示施設の貸与,保育所における乳幼児の保育,高齢者用入所施設の提供(介護を伴うものを除く。)

別掲2 引用商標2(色彩については,原本参照。)






異議決定日 2020-01-29 
出願番号 商願2018-86281(T2018-86281) 
審決分類 T 1 651・ 262- Y (W0305123943)
T 1 651・ 261- Y (W0305123943)
T 1 651・ 271- Y (W0305123943)
T 1 651・ 263- Y (W0305123943)
最終処分 維持  
前審関与審査官 清川 恵子 
特許庁審判長 半田 正人
特許庁審判官 小俣 克巳
小松 里美
登録日 2019-05-17 
登録番号 商標登録第6145248号(T6145248) 
権利者 株式会社ミクシィ
商標の称呼 モンスト 
代理人 橋本 千賀子 
代理人 山田 薫 
代理人 柳田 征史 
代理人 塚田 美佳子 

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