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審決分類 |
審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 W32 審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 W32 |
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管理番号 | 1345019 |
審判番号 | 不服2018-475 |
総通号数 | 227 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2018-11-30 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2018-01-15 |
確定日 | 2018-10-24 |
事件の表示 | 商願2015-130291拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「免疫ビタミン」の文字を標準文字で表してなり、第32類「清涼飲料,果実飲料,飲料用野菜ジュース,乳清飲料」を指定商品として、平成27年12月17日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由の要点 原査定は、「本願商標は、『体内の免疫機能を高めるビタミンを有する商品』であることを認識させるにとどまるものであるから、商品の品質、原材料を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなるものである。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは商品の品質について誤認を生ずるおそれがあるので、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、上記1のとおり「免疫ビタミン」の文字を標準文字で表してなるものである。 そして、該「免疫ビタミン」の文字は、「免疫」と「ビタミン」の文字を結合してなるものと理解、認識し得るものの、原審説示の「体内の免疫機能を高めるビタミンを有する商品」であることを直ちに認識させるものと認めることはできない。 また、当審において職権をもって調査するも、本願の指定商品を取り扱う業界において、「免疫ビタミン」の文字が、商品の具体的な品質を表すものとして一般に使用されている事実は確認できず、本願の指定商品の取引者、需要者が、該文字を商品の品質、原材料を表示するものと認識するというべき事情も発見できなかった。 そうすると、本願商標は、これをその指定商品について使用するときは、商品の品質、原材料を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなるものということはできず、また、商品の品質の誤認を生ずるおそれがあるものということもできない。 してみれば、本願商標は商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するものではない。 したがって、本願商標が同条項に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。 その他、本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2018-10-10 |
出願番号 | 商願2015-130291(T2015-130291) |
審決分類 |
T
1
8・
272-
WY
(W32)
T 1 8・ 13- WY (W32) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 小岩井 陽介、藤井 彩音、椎名 実、守屋 友宏 |
特許庁審判長 |
大森 健司 |
特許庁審判官 |
小松 里美 石塚 利恵 |
商標の称呼 | メンエキビタミン、メンエキ |
代理人 | 中村 和男 |