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審決分類 審判 一部申立て  登録を維持 W05293032
審判 一部申立て  登録を維持 W05293032
審判 一部申立て  登録を維持 W05293032
管理番号 1325064 
異議申立番号 異議2016-900254 
総通号数 207 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2017-03-31 
種別 異議の決定 
異議申立日 2016-08-15 
確定日 2017-02-06 
異議申立件数
事件の表示 登録第5849797号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第5849797号商標の商標登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件登録第5849797号商標(以下「本件商標」という。)は、「PROUDIN」の文字を横書きしてなり、平成27年12月1日に登録出願、同28年4月14日登録査定、第5類「サプリメント,食餌療法用飲料,食餌療法用食品,薬剤(農薬に当たるものを除く。),痩身用薬剤,総合ビタミン剤,ビタミン剤,ガルシニアカンボジアを主成分とするサプリメント,混合乳酸菌を主成分とするサプリメント,魚のコラーゲン・ビタミンB1・ビタミンB6・カルシウム・マグネシウムを主成分とするサプリメント,ミネラルを主成分とするサプリメント,オート麦の食物繊維を主成分とするサプリメント,大豆タンパク質を主成分とするサプリメント,医療用の植物エキス及び薬草エキス」、第29類、第30類及び第32類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同年5月13日に設定登録されたものである。

2 引用商標
登録異議申立人(以下「申立人」という。)が本件登録異議の申立てにおいて引用する商標は、以下の登録商標(以下、これらをまとめて「引用商標」という。)であって、いずれも現に有効に存続しているものである。
(1)国際登録第975847号商標(以下「引用商標1」という。)
商標の態様 別掲のとおり
指定商品 第5類「Naturopathic preparations for medical and veterinary use; dietetic foods adapted for medical purposes; medical foodstuff additives for veterinary use; herb based preparations for dental purposes for eliminating existing dental calculus and bacterial deposits and for prevention of development of dental calculus and bacterial deposits.」及び第31類に属する国際登録に基づく商標権に係る商標登録原簿に記載のとおりの商品
国際商標登録出願日 2009年(平成21年)2月24日(事後指定)
設定登録日 平成24年3月16日
(2)登録第5304691号商標(以下「引用商標2」という。)
商標の態様 プロデン プラークオフ(標準文字)
指定商品 第5類「自然療法用薬剤(医療用及び獣医科用のもの),医療用栄養補助剤,歯石及び細菌性沈着物の除去並びに歯石及び細菌性沈着物の成長防止のための藻類を原料とする歯科用剤,その他の薬剤」及び第31類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品
出願日 平成21年4月1日
設定登録日 平成22年2月26日
(3)登録第5572324号商標(以下「引用商標3」という。)
商標の態様 ProDen DentalCare(標準文字)
指定商品 第5類「自然療法用薬剤(医療用及び獣医科用のもの),サプリメント,歯石及び細菌性沈着物の除去並びに歯石及び細菌性沈着物の発生防止のための藻類を原料とする歯科用剤,その他の薬剤」及び第31類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品
出願日 平成24年6月13日
設定登録日 平成25年4月5日
(4)登録第5572325号商標(以下「引用商標4」という。)
商標の態様 プロデン デンタルケア(標準文字)
指定商品 第5類「自然療法用薬剤(医療用及び獣医科用のもの),サプリメント,歯石及び細菌性沈着物の除去並びに歯石及び細菌性沈着物の発生防止のための藻類を原料とする歯科用剤,その他の薬剤」及び第31類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品
出願日 平成24年6月13日
設定登録日 平成25年4月5日

3 登録異議の申立ての理由
申立人は、本件商標はその指定商品中、第5類「食餌療法用飲料,食餌療法用食品,薬剤(農薬に当たるものを除く。),痩身用薬剤,総合ビタミン剤,ビタミン剤,医療用の植物エキス及び薬草エキス」(以下「登録異議の申立てに係る商品」という。)について、商標法第4条第1項第11号に該当するものであるから、同法第43条の3第2項により、その登録は取り消されるべきであるとして、その理由を要旨次のように述べ、証拠方法として甲第1号証ないし甲第7号証を提出した。
(1)本件商標と引用商標1について
ア 引用商標1の第5類の指定商品は、類似商品・役務審査基準における「薬剤(農薬に当たるものを除く。),医療用試験紙」(01B01)及び「食餌療法用飲料,食餌療法用食品」(32F16)に属する商品であり、本件商標の第5類の指定商品においてもこれらに属する商品が含まれているから、両指定商品は類似する。
イ 引用商標1は、黒地の枠の中に白文字で「ProDen」と表記された部分と「PlaqueOff」の文字からなるものである。そして、「ProDen」の文字部分は、無視できるというほど小さな文字で表されているものではなく、よく目立つことから該文字部分から生じる「プロデン(プロディン)」の称呼をもって独立して取引される場合もある。
一方、「PlaqueOff」の文字部分は、「Plaque」の文字と「Off」の文字のいずれも日本語化した英語として一般に用いられている語が単に結合したものであり、プラークを除去するという意味合いにおいて「薬剤」との関係における自他商品識別力は「ProDen」の文字部分に比べてかなり低い。
したがって、引用商標1は、その構成中の「ProDen」の文字部分が自他商品識別力を有する部分である。
ウ 引用商標1の構成中の「ProDen」の文字と本件商標を比較した場合、引用商標1は「プロデン」、「プローデン」、「プロディン」あるいは「プローディン」と称呼されるのに対して、本件商標は「プローディン」あるいは「プロウディン」と称呼される。
引用商標1から生じる「プロディン」の称呼と本件商標から生じる「プローディン」の称呼は、相違する1音が長音「ー」の有無にすぎないから類似する。また、引用商標1から生じる「プロディン」の称呼と本件商標から生じる「プロウディン」の称呼は、相違する1音が弱音「ウ」の音の有無にすぎないから類似する。さらに、引用商標1から生じる「プローデン」の称呼と本件商標から生じる「プローディン」の称呼は、促音の有無の差にすぎないから類似する。
したがって、本件商標と引用商標1は、称呼において類似する商標である。
(2)本件商標と引用商標2ないし4について
ア 引用商標2の第5類の指定商品は、類似商品・役務審査基準における「薬剤」(01B01、01B02)に属する商品を指定し、引用商標3及び4の第5類の指定商品は、同じく「薬剤」(01B01、01B02)及び「サプリメント」(32F15)に属する商品を指定している。
そして、本件商標の第5類の指定商品においてもこれらに属する商品が含まれているから、本件商標の指定商品と引用商標2ないし4の指定商品は類似する。
イ 引用商標2は、その構成中、「プラーク」の文字も「オフ」の文字も日本語化された英語として社会一般において普通に用いられている(甲6)。
そして、「プラークオフ」から「歯垢除去」の意味合いが直ちに認識されるのに対して、「プロデン」は単に造語であり、特に「プロデン」と「プラークオフ」が一連に「プロデンプラークオフ」と称呼されなければならない特段の事情は存在しない。また、「プラークオフ」から「歯垢除去」の意味合いが認識されることから、該文字部分は、特に「薬剤」との関係において自他商品識別力は極めて弱い。
そうすると、「プロデン」の文字部分は、自他商品識別力を十分に備えたものとして独立して取引されるものである。
ウ 引用商標3及び4についても、その構成中、「DentalCare」及び「デンタルケア」の文字部分は日本語化した英語として一般に「歯の手入れ」の意味で普通に用いられている(甲7)。
そうすると、該文字部分は、特に「薬剤」との関係において自他商品識別力は極めて弱い。
そして、造語としての「ProDen(プロデン)」と「DentalCare(デンタルケア)」が一連に「プロデンデンタルケア」と称呼されなければならない特段の事情は存在しないことから「ProDen(プロデン)」の文字部分は、自他商品識別力を十分に備えたものとして独立して取引されるものである。
エ してみれば、本件商標と引用商標2ないし4も上記(1)と同様に称呼において類似する商標である。
(3)むすび
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものである。

4 当審の判断
(1)本件商標
本件商標は、上記1のとおり、「PROUDIN」の文字からなるところ、該文字は特定の意味を有しない一種の造語と認められ、我が国において広く親しまれている外国語である英語読みに倣って称呼されるとみるのが自然であり、例えば、「proud」の語が「プラウド」と発音されることからすれば、本件商標からは「プラウディン」の称呼を生じ、特定の観念を生じないものである。
(2)引用商標
ア 引用商標1は、別掲のとおり、「ProDen」の文字が白抜きされた黒地の図形部分(以下「図形部分」という。)と「PlaqueOff」の影文字からなるところ、該構成中の「PlaqueOff」の文字部分は、「歯垢除去」程の意味合いを認識させるものであり、自他商品の識別標識としての機能は、極めて弱いというのが相当である。
してみれば、引用商標1は、その構成中の「ProDen」の文字部分が独立して自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものである。
そして、「ProDen」の文字部分は、特定の意味を有しない一種の造語と認められることから、例えば、英語の「Pro」の語が「プロ」と発音され、「Dental」の語が「デンタル」と発音されることからすれば、該文字部分からは「プロデン」の称呼を生じるというべきである。
そうすると、引用商標1は、構成全体から生じる「プロデンプラークオフ」の称呼のほか、「ProDen」の文字部分から「プロデン」の称呼をも生じ、それぞれからは特定の観念は生じないものである。
イ 引用商標2は、上記2(2)のとおり、「プロデン プラークオフ」の文字からなるところ、該構成中の「プラークオフ」の文字部分は、「歯垢除去」程の意味合いを認識させるものであり、自他商品の識別標識としての機能は、極めて弱いというのが相当である。
そうすると、引用商標2は、「プロデン」の文字部分が独立して自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものであるから、構成全体から生じる「プロデンプラークオフ」の称呼のほか、「プロデン」の文字部分から「プロデン」の称呼をも生じ、それぞれからは特定の観念は生じないものである。
ウ 引用商標3及び4は、それぞれ上記2(3)及び(4)のとおり、「ProDen DentalCare」及び「プロデン デンタルケア」の文字からなるところ、該構成中の「DentalCare」及び「デンタルケア」の文字は、「歯の手入れ」程の意味合いを認識させるものであり、自他商品の識別標識としての機能は、極めて弱いというのが相当である。
してみると、引用商標3及び4は、「ProDen」及び「プロデン」の文字部分が独立して自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものである。
そうすると、引用商標3及び4は、構成全体から生じる「プロデンデンタルケア」の称呼のほか、「ProDen」及び「プロデン」の文字部分から「プロデン」の称呼をも生じ、それぞれからは特定の観念は生じないものである。
(3)本件商標と引用商標の類否
ア 本件商標と引用商標1の類否
(ア)本件商標と引用商標1との類否について検討するに、両者の外観は、上述のとおり、構成文字及び構成態様において顕著な差異を有するものであり、また、本件商標と引用商標1の構成中、図形部分とを比較しても、図形の有無及び構成文字の差異があるから、両者は、判然と区別できるものであり、本件商標と引用商標1は、外観において相紛れるおそれはない。
次に、称呼においては、本件商標から生じる「プラウディン」の称呼と引用商標1から生じる「プロデンプラークオフ」及び「プロデン」の称呼とは、その構成音及び構成音数において明確な差異を有するものであるから、本件商標と引用商標1は、称呼において相紛れるおそれはない。
そして、両商標は、共に特定の観念を生じないものであるから、観念において相紛れるおそれはない。
そうすると、本件商標と引用商標1とは、外観、称呼及び観念のいずれの点からみても相紛れるおそれのない非類似の商標というべきである。
(イ)なお、申立人は、本件商標は「プローディン」、「プロウディン」の称呼を、引用商標1は図形中の「ProDen」の文字から「プローデン」、「プロデイン」、「プローディン」の称呼を生じるとして、両者が称呼上類似する旨主張している。
しかしながら、上記(1)のとおり、「PROUDIN」の文字からなる本件商標は「プラウディン」の称呼のみを生じ、上記(2)アのとおり、引用商標1の構成中の「ProDen」の文字部分からは「プロデン」の称呼のみを生じると判断するのが相当であるから、申立人の主張は採用できない。
イ 本件商標と引用商標2の類否
本件商標と引用商標2との類否について検討するに、両者の外観は、上述のとおり、構成文字及び構成態様において顕著な差異を有するものであり、また、本件商標と引用商標2の構成中、「プロデン」の文字部分とを比較しても、構成文字及び構成態様の差異があるから、両者は、判然と区別できるものであり、本件商標と引用商標2は、外観において相紛れるおそれはない。
そして、称呼及び観念においては、上記ア(ア)と同様に相紛れるおそれはない。
そうすると、本件商標と引用商標2とは、外観、称呼及び観念のいずれの点からみても相紛れるおそれのない非類似の商標というべきである。
ウ 本件商標と引用商標3及び4の類否
本件商標と引用商標3及び4との類否について検討するに、両者の外観は、上述のとおり、構成文字及び構成態様において顕著な差異を有するものであり、また、本件商標と引用商標3及び4の構成中の「ProDen」及び「プロデン」の文字部分とを比較しても、構成文字及び構成態様の差異があるから、両者は、判然と区別できるものであり、本件商標と引用商標3及び4は、外観において相紛れるおそれはない。
次に、称呼においては、本件商標から生じる「プラウディン」の称呼と引用商標3及び4から生じる「プロデンデンタルケア」及び「プロデン」の称呼とは、その構成音及び構成音数において明確な差異を有するものであるから、本件商標と引用商標3及び4は、称呼において相紛れるおそれはない。
そして、観念においては、上記ア(ア)と同様に相紛れるおそれはない。
そうすると、本件商標と引用商標3及び4とは、外観、称呼及び観念のいずれの点からみても相紛れるおそれのない非類似の商標というべきである。
エ 小括
その他、本件商標と引用商標とが類似するとすべき理由は見いだせない。
したがって、本件商標は、登録異議の申立てに係る商品について、商標法第4条第1項第11号に該当しない。
なお、申立人は、登録異議の申立てに係る商品に含まれていない商品「サプリメント」についても申立ての理由において、引用商標3及び4の指定商品「サプリメント」と類似する旨主張しているが、上記のとおり、本件商標と引用商標は非類似の商標であるから、該商品についても本件商標は、商標法第4条第1項第11号に該当しない。
(4)まとめ
以上のとおり、本件商標の登録は、商標法第4条第1項第11号に違反してされたものではないから、同法第43条の3第4項の規定により、維持すべきである。
よって、結論のとおり決定する。
別掲 別掲(引用商標1)


異議決定日 2017-01-27 
出願番号 商願2015-117951(T2015-117951) 
審決分類 T 1 652・ 262- Y (W05293032)
T 1 652・ 261- Y (W05293032)
T 1 652・ 263- Y (W05293032)
最終処分 維持 
前審関与審査官 小川 敏 
特許庁審判長 大森 健司
特許庁審判官 田中 亨子
豊泉 弘貴
登録日 2016-05-13 
登録番号 商標登録第5849797号(T5849797) 
権利者 株式會社エルジ生活健康
商標の称呼 プラウドイン、プラウディン、プロウディン、プローディン 
代理人 川本 真由美 
代理人 福田 秀幸 
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