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審決分類 審判 査定不服 外観類似 取り消して登録 W20
審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 W20
審判 査定不服 観念類似 取り消して登録 W20
管理番号 1302992 
審判番号 不服2015-2105 
総通号数 188 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2015-08-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2015-02-03 
確定日 2015-06-30 
事件の表示 商願2014- 1886拒絶査定不服審判事件について,次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は,登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は,「Style」の欧文字を横書きしてなり,第20類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として,平成26年1月15日に登録出願されたものである。
その後,指定商品については,原審における平成26年7月11日受付の手続補正書により,第20類「既製のいすやソファーの上に置いて使用する、又は単体でも使用できる姿勢矯正機能付きいす」に補正されたものである。

2 引用商標
原査定において,本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして拒絶の理由に引用した登録第5225352号商標(以下「引用商標」という。)は,別掲のとおりの構成よりなり,平成20年7月29日に登録出願,第6類「建築用又は構築用の金属製専用材料,金属製建造物組立てセット」,第19類「建造物組立てセット(金属製のものを除く),建具(金属製のものを除く)」及び第20類「家具」を指定商品として,同21年4月24日に設定登録されたものである。

3 当審の判断
(1)本願商標について
本願商標は,前記1のとおり,「Style」の欧文字を横書きしてなるところ,該文字は,「様式。型。」の意味を有する平易な英語として広く親しまれていることから,該文字に相応して,「スタイル」の称呼及び「様式。型。」の観念を生じるものである。
(2)引用商標について
ア 引用商標は,別掲のとおり,肉太の黒ないし濃い灰色線で大きく表した「C」字状の図形の右側開放部を,その肉太さとは対象的に,ごく細い同色の線でつないで全体で円輪郭を形成し,その内部に,薄く灰色塗りされた3つの円図形を,相互に一部を均等に重ね合わせるように三角状に配して内接させるとともに,その右下の円図形内に「Style」の欧文字を白抜きの細線で書した構成よりなる。
このように,引用商標は,図形部分と文字部分とからなる結合商標であるところ,その外観は,全体がまとまりよく一体的に表されているものであって,「Style」の文字部分も,図形内に小さく白抜きで配されており,図形部分と比べて特に目立つという態様ではない。一方,図形部分は,外側にある円輪郭部分が,最も濃い色で表されており,しかも肉太で表されていることともあいまって,細線部分とは別に「C」字状の図形部分が着目され,その部分から欧文字「C」を容易に連想させること,その内部に描かれた重なり合う3つの円図形も,3つの何かを調和させる印象を与えることから,特徴的な構図からなる態様であると認めることができる。そうすると,「Style」の文字部分が取引者,需要者に対し商品の出所識別標識として強く支配的な印象を与えるものとは認められず,また,図形部分から出所識別標識としての称呼,観念が生じないとまでは認められないから,引用商標において,「Style」の文字部分のみを抽出して分離観察を行うことは許されないというべきである。
したがって,引用商標は,その構成全体をもって一体のものとして,本願商標との類否を判断すべきである。
イ 前記のとおり,引用商標は,図形部分から欧文字「C」を容易に連想させるものであるところ,当該図形中に「Style」の文字が配されていることからすれば,「C」と「Style」とを一体にして見る場合には,「C Style」のように見るのが自然である。なお,請求人提出の甲第6号証によれば,引用商標権者は,自己のインターネットウェブサイトにおいて,引用商標の右横に「シースタイル」及び「C-Style」の二段書きした文字を併記して,引用商標の指定商品の取引に使用している事実も認められる。
ウ 以上を総合勘案すると,引用商標は,外観上,一体的に認識され,構成全体として欧文字「C」を容易に連想させる図形部分と「Style」の文字部分から「C Style」に相応する「シースタイル」の称呼及び「C様式。C型」の観念を生じるものと解するのが相当である。
(3)本願商標と引用商標との類否について
本願商標と引用商標を対比すると,それぞれの外観は,前記1及び別掲のとおりであるから,「Style」の文字部分において共通性はあるものの,構成全体では顕著に表された図形部分の有無という明確な差異を有する。
次に,本願商標から生じる「スタイル」の称呼と,引用商標から生じる「シースタイル」の称呼とでは,語頭における「シー」の音の有無により,称呼上明確に聴別できる。
そして,本願商標が「様式。型。」の観念を有する一方,引用商標は「C様式。C型。」の観念を有するものであるから,観念においても類似するとはいえない。
したがって,本願商標と引用商標は,外観,称呼及び観念のいずれの点においても相紛れるおそれのない非類似の商標というべきである。
(4)結び
以上によれば,本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は,取消しを免れない。
その他,本願について拒絶の理由を発見しない。
よって,結論のとおり審決する。
別掲 別掲 引用商標



審決日 2015-06-16 
出願番号 商願2014-1886(T2014-1886) 
審決分類 T 1 8・ 263- WY (W20)
T 1 8・ 261- WY (W20)
T 1 8・ 262- WY (W20)
最終処分 成立 
前審関与審査官 今田 尊恵 
特許庁審判長 田中 幸一
特許庁審判官 田村 正明
網谷 麻里子
商標の称呼 スタイル 
代理人 石田 喜樹 
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