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審判番号(事件番号) | データベース | 権利 |
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不服201213270 | 審決 | 商標 |
不服20134396 | 審決 | 商標 |
不服201224976 | 審決 | 商標 |
不服201223162 | 審決 | 商標 |
不服20124987 | 審決 | 商標 |
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審決分類 |
審判 査定不服 商3条1項5号 簡単でありふれたもの 取り消して登録 X12 |
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管理番号 | 1273930 |
審判番号 | 不服2012-13271 |
総通号数 | 162 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2013-06-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2012-07-11 |
確定日 | 2013-05-08 |
事件の表示 | 商願2011-50284拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、別掲のとおりの構成からなり、第12類に属する願書に記載のとおりの商品を指定商品として、平成23年7月15日に登録出願、その後、その指定商品については、原審における同23年12月28日付け手続補正書をもって、第12類「乳母車,折畳み式乳母車,乳母車用レインカバー,乳母車用フットマフ,乳母車用クッション,その他の乳母車並びにその部品及び附属品」と補正されたものである。 2 原査定の拒絶の理由の要点 原査定は、「本願商標は、普通に用いられる方法の域を脱しない程度の態様で表された『F2』と、その読みを片仮名表記した『エフツー』とを二段に表示してなるところ、一般に、各種商品の品番・規格・種別・等級等を表示する記号・符号として、ローマ字と数字を結合したものが採択使用されていることからすれば、本願商標をその指定商品に使用するときは、これに接する取引者・需要者は、これを商品の品番・規格・種別・等級等を表す記号・符号の一類型として理解・認識するにとどまり、自他商品の識別標識としては認識しないものというのが相当であるから、本願商標は、極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなる商標というべきであり、商標法第3条第1項第5号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、別掲のとおり、「F」の欧文字と「2」の数字とを基にしたと思しき構成からなるものの上方にゴシック体で表された「エフツー」の片仮名を配してなるものであるところ、それぞれの配置に照らせば、上段に位置する「エフツー」の片仮名は、下段に位置する「F2」の読みを特定するものとして看取され得るものの、該「F2」の部分は、同じ太さの黒色細線をもって表されており、特に「2」については、「F」と同じ高さに均等に配してなる3本の平行線の上線と中線の右端及び中線と下線の左端をそれぞれ曲線で接合してなる態様で表されているものであることからすれば、その全体として独創性があり、かつ、一体感のある図案化が施されたものとみるのが相当である。 そうとすると、上記構成態様からなる本願商標は、これをその指定商品について使用するときは、原審が説示する商品の品番や規格等を表す記号、符号として普通に用いられるほどに極めて簡単で、かつ、ありふれたものということはできず、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものというべきである。 したがって、本願商標が商標法第3条第1項第5号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。 その他、本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
別掲 |
別掲 本願商標 |
審決日 | 2013-04-15 |
出願番号 | 商願2011-50284(T2011-50284) |
審決分類 |
T
1
8・
15-
WY
(X12)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 中島 光、冨澤 美加 |
特許庁審判長 |
野口 美代子 |
特許庁審判官 |
田中 敬規 浦辺 淑絵 |
商標の称呼 | エフツー、エフニ、エフゼット |
代理人 | 勝沼 宏仁 |
代理人 | 塩谷 信 |
代理人 | 新井 悟 |
代理人 | 中川 拓 |
代理人 | 宮城 和浩 |
代理人 | 矢崎 和彦 |
代理人 | 黒瀬 雅志 |
代理人 | 名塚 聡 |