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審決分類 審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 登録しない X09
審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 登録しない X09
管理番号 1243243 
審判番号 不服2009-5979 
総通号数 142 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2011-10-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2009-03-19 
確定日 2011-08-15 
事件の表示 商願2007- 50421拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 第1 本願商標
本願商標は、後掲のとおりの構成からなり、第9類に属する願書記載の商品を指定商品として、平成19年5月21日に登録出願、その後、指定商品については、当審における同22年10月8日付け提出の手続補正書により、第9類「読み出し専用の音声・画像・映像・文字情報を記録させたDVD,読み出し専用のコンピュータ用プログラムを記録させたDVD」に補正されたものである。
なお、原審における平成20年5月19日付け提出の手続補正書については、同22年5月31日をもって、願書に記載した指定商品の要旨変更を理由とする補正却下の決定がなされたものであり、当該決定は既に確定している。

第2 原査定の拒絶の理由の要旨
原査定は、「本願商標は、ありふれた輪郭内に『EcoDisc』の文字を上段に大きく表し、下段に小さく『DVD ROM』の文字を書してなるが、その構成中『Eco』の文字は、近年、環境破壊の問題が極めて一般的にかつ、強く語られるようになったことから、リサイクルや省電力化等の自然環境に考慮した『エコロジー商品』の略称として広く一般に使用されており、また、『Disc』の文字は、『コンピュータの外部(補助)記憶装置の一つ』を、『DVD ROM』の文字は、『読み取り専用の記憶媒体の一つ』をそれぞれ意味し、その指定商品との関係からは、『DVD-ROM対応の商品』であることを容易に認識し得るものである。また、本願指定商品を取り扱う業界においては、新聞記事及びインターネットに記載された情報によると、省電力化や有害化学物質の不使用など、実際にも、自然環境に考慮した商品が取引されている事実が認められるところである。そうとすれば、これをその指定商品に使用しても、全体として『自然環境を考慮したDVD-ROM対応の商品』の意味合いを理解させるに止まり、単に商品の品質を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

第3 当審における証拠調べ通知
当審において、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するか否かについて、職権に基づく証拠調べを行ったところ、別掲に示すとおりの事実を発見したので、同法第56条第1項で準用する特許法第150条第5項の規定に基づき、請求人に対し、平成22年10月18日付けで証拠調べの結果を通知した。

第4 請求人は、別掲の証拠調べ通知に対して、意見を要旨以下のように述べている。
(1)本願商標の構成中「Eco」の文字が「Ecology」の略として環境に配慮すること、経済効率だけでなく地球環境を守る、地球環境に優しい等の意味で他の語に冠して普通に使用されている、とされているが、「Ecology」は狭義には生態学を意味し、現代用語としては環境問題に関する社会的政治的運動と解釈・認識されてはいるものの、日常的にはエコロジーとエコノミーどちらを意味するのか曖昧な言葉でもある。
また、「Eco」から派生する上記意味合いは商品の品質を表示するものとして具体性に欠け、その判断基準は主観的なものであるから、商標としての自他識別力の有無を考察する際参考にはならず、ましてや環境に配慮しない商品への使用は品質誤認云々との結論に至っては理解し難いものである。
(2)本願商標を使用するDVD ROMの品質について検討するに、証拠調べ通知では、ディスクの材質として、温室効果ガス増加の抑制に寄与する等のホームページの記載事実を挙げているが、環境問題が騒がれている今日、数多くの対応商品の一つとして、取り立てて問題にすべき品質とは思われず、記録媒体として購入する際の品質とは直接関連はない。
したがって、本願商標を付した商品を購入・使用にあって問題となる品質は、その容量、処理能力、耐久性等であって環境問題とは直接関係がない。
(3)本願商標は単純な文字商標ではなく、四つの角を丸く描いた長方形の図形の中に「EcoDisc」と「DVD ROM」の欧文字を配置よく上下2段に表記されたラベルマークで、このような構成においては組み合わせに特異性があり、各文字を抽出して考察することによって、敢えて環境問題にリンクさせなければならない特段の理由はないことから、本願商標は商品の品質とは無関係と認識される一体不可分の造語であり、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たすと考える。

第5 当審の判断
本願商標は、後掲のとおり、角の取れたありふれた横長矩形の輪郭内、上段に顕著に「EcoDisc」の欧文字と下段に小さく「DVD ROM」の欧文字を併記してなるところ、「Eco」の文字(語)は、「(エコロジーの略)環境に配慮した」の意味を有する接頭語であり、「Disc」の文字(語)は、「円盤、円板、また、コンパクト‐ディスク、フロッピー‐ディスク・ハード‐ディスクなどの略。」を指称する語であって、併記された「DVD ROM」とあいまって、全体として「環境に配慮したDVD」の意を容易に認識させるものである。また、「DVD ROM」の文字(語)は、「(digital versatile disc read only memory)再生専用のDVD」を指称する語と認められる。
そして、別掲の証拠調べ通知に示したとおり、本願の指定商品の記録媒体である「DVD」を取り扱う分野において、トウモロコシのでんぷんから合成されたポリ乳酸を使用したもの、紙素材のペーパーディスクを使用したもの、原料中に有害化学物質を使用していないもの、従来よりポリカーボネートの使用量を50%に減少させたもの、リサイクルにより製造されたものなど、環境に配慮したDVDが多数取引されている実情にあることが認められる。
そうとすれば、本願商標をその指定商品に使用した場合、これに接する取引者、需要者は、「環境に配慮した再生専用のDVD」程の意を表したものと認識し、単に商品の品質を表示する語として理解するにとどまり、自他商品の識別標識とは認識し得ないものというべきであるから、本願商標は、商品の品質を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標といわなければならない。
また、本願商標は、これを前記意に照応する商品以外の商品に使用するときは、商品の品質について誤認を生ずるおそれがあるものといわなければならない。
したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当する。
なお、請求人は、「本願商標は単純な文字商標ではなく、四つの角を丸く描いた長方形の図形の中に『EcoDisc』と『DVD ROM』の欧文字を配置よく上下2段に表記されたラベルマークで、組み合わせに特異性があり、各文字を抽出して考察しなければならない特段の理由はない。本願商標を付した商品を購入・使用にあって問題となる品質は、その容量、処理能力、耐久性等であって環境問題とは直接関係がない。したがって、本願商標は商品の品質とは無関係と認識される一体不可分の造語であり、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たす。」旨主張している。
しかしながら、本願商標は、前記認定のとおり、ありふれた輪郭内に、その指定商品の記録媒体と認識される「EcoDisc」及び「DVD ROM」の文字を表示してなるから、自他商品の識別力を有さないものと認められる。また、本願の指定商品の記録媒体であるDVDには、前記のとおり環境に配慮したものが多数取引されているから、本願商標をその指定商品に使用した場合、取引者、需要者をして商品の品質を表示するものと認識されると判断するのが相当である。したがって、請求人の上記主張は採用できない。
また、請求人は、過去の登録例を挙げて、本願商標も登録されるべきである旨述べているが、請求人が主張する過去の登録例に係る商標は、本願商標とは、その構成態様や指定商品等が相違するものであって、本願とは事案を異にするものであり、登録出願に係る商標が商標法第3条第1項第3号に該当するか否かは、当該商標の査定時又は審決時において、個別具体的に判断されるべきものであるから、それらの登録例に前記認定が左右されるものではない。
さらに、請求人は、外国において商標登録されていることを理由に挙げているが、これを本願商標に当てはめることは妥当でないから、請求人の主張は採用の限りでない。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は妥当なものであって、これを取り消すことはできない。
よって、結論のとおり審決する。

後掲
(本願商標)


別掲 別掲
(証拠調べ通知の内容)
第1 本願商標を構成する「EcoDisc」「DVD ROM」等の文字(語)に関して、辞書及びインターネット情報によれば、以下の事実が認められる。
1 「Eco(エコ)」、「Disc(ディスク)」、「DVD ROM(ディーブイディーロム)」の文字が有する意味について
(1)「Eco(エコ)」について
「(エコロジーの略)環境に配慮すること。『生態』『環境』『環境保護』を意味する接頭語。」(広辞苑)
また、「エコ」を冠した用語には、「エコビジネス(eco-business):経済効率だけでなく地球環境を守るような商品も開発する産業」、「エコマテリアル(ecomaterial):地球環境に優しい工業技術および材料。ecological materialsの略」(以上「現代用語の基礎知識2010年版」)などがある。
(2)「Disc(ディスク)」
「ディスク【disc; disk イギリス・disque フランス】円盤。円板。レコード。音盤。また、コンパクト‐ディスク。フロッピー‐ディスク・ハード‐ディスクなどの略。」
(3)「DVD ROM(ディーブイディーロム)」
「(digital versatile disc read only memory)再生専用のDVD((digital versatile disc)デジタルで映像と音声とを記録・再生する光ディスク。コンパクト‐ディスクと同じ大きさだが、より大きな記憶容量を実現。)ソフトウェアや映像作品の配布に利用される。」
以上「広辞苑第六版」
2 インターネット情報による環境に配慮したDVD(disc)等の意で「eco(エコ)」、「DVD(ディーブイディー)」の文字が使用されている事実について
(1)日本ビクター(株)のホームページには、「CO2抑制や石油資源節減に役立つ『環境に配慮したDVDディスク』を開発/2004年12月6日 報道発表」の見出しの下、「日本ビクター(株)は、トウモロコシのでんぷんから合成されたポリ乳酸を使用した『環境に配慮したDVDディスク』を開発しました。ポリ乳酸は、トウモロコシなどのでんぷんを用いて合成された植物原料由来のプラスチックであるため、地球温暖化の原因である温室効果ガス(二酸化炭素<CO2>)増加の抑制、枯渇資源である石油の消費量節減など、環境負荷低減に寄与する材質です。」と記載されている。
(http://www.victor.co.jp/press/2004/eco_dvd.html)
(2)WindowsCE FANのホームページには、「ソニーと凸版印刷が紙素材の記憶媒体を開発??容量はDVDを超える 25GB」の見出しの下、「■トピックスの内容」の項に「ソニーと凸版印刷は、ディスク基板にレーザー光の透過性を必要としないブルーレイディスクの特徴を生かした、紙素材のペーパーディスクの開発に成功した。ペーパーディスクの記憶容量は 25GB で、大容量化に伴って単位情報量あたりの材料使用料の削減が見込まれている。また、ディスクの 51% 以上が紙化されているため、ディスク廃棄作業の簡易化、情報消去の確実性が大幅にアップしている。」と記載されている。
(http://www.wince.ne.jp/snap/cnBoard.asp?PID=911)
(3)パナソニック株式会社のホームページには、「環境配慮製品(BD・DVDディスク/テープ)」の見出しの下、「製品名 DVD-RAMディスク/品番 LM-AF120LW10」の項に「エコポイント/資源投入量を約40%以上削減(資源投入量約55g)(当社2001年度の従来機種 LM-AF120 比)」、同じく「製品名 録画用ブルーレイディスク/品番 LM-BRM25」の項に「エコポイント/有害化学物質を使用しておりません。」、同じく「製品名 DVD-RAMディスク/品番 LM-HC47M」の項に「エコポイント カドミウム、6価クロム、鉛、水銀、臭素系難燃剤、ポリ塩化ビニルを使用していません。」と記載されている。
(http://panasonic.co.jp/avc/environment/gp-cons_disc01.html)
(4)amazon.co.jpのホームページには、「オリエントコンピュータ エコDVD-Rホワイトレーベルインクジェッタブル DVD-R4.7EMS50SB」の見出しの下、「仕様」の項に「商品コード:ZOS-DVDR47EMS50SB」「メーカー型番:DVD-R4.7EMS50SB」「プリンタブル:対応」「備考:エコマーク取得DVD-R(認定番号:04118070号)回収したCD・DVDから取り出されたポリカーボネイトを50%使用しています。」「アスベスト:非含有」「RoHS指令:対応」「環境自己主張マーク:なし」「その他環境及び安全規格:エコマーク取得(No.04118070)」と記載されている。
(http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BF-%E3%82%A8%E3%82%B3DVD-R%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AB-DVD-R4-7EMS50SB/dp/product-details/B000FHJ28Y/ref=dp_prddetls_0?ie=UTF8&s=electronics)
(5)オリエントコンピュータ株式会社のホームページには、「オリエントコンピュータのリサイクルBOXとは」の見出しの下、「エコに取り組む一環として産業効率のムダをなくす」の項に「廃棄するPCやCD・DVDなどの光メディア、携帯電話や機密書類などの紙類までの重要な廃棄物、リサイクルできるものはリサイクル、廃棄処理するものは産廃へ処理します。リサイクルBOXはエコに取り組む一環として、産業効率のムダの削減に効果的です。」と記載されている。
(http://www.orient-computer.co.jp/products/recycle.htm)
(6)MUSICVenture.comのホームページには、「ECO DISC/the enviromentally-friendly DVD」の見出しの下、「EcoDisc is a brand new DVD product that uses 50% less polycarbonate than a regular disc.」と記載されている。
(http://www.musicventures.com/ecodisc.php)
(7)WE WOWのホームページには、「EcoDisc - The Eco-friendly DVD」の見出しの下、「The EcoDisc is wewows' answer to the environmental concerns posed by DVD Replication and we believe it will completely revolutionise the DVD industry. EcoDisc offers uncompromised DVD-5 functionality and is better for the environment, requiring only 50% polycarbonate in comparison with a standard DVD, 40% less energy during manufacture and no non-biodegradable resin bonders. 」と記載されている。
(http://wewow.co.uk/ecodisk.asp)
(8)dupe.co.ukのホームページには、「NEW ECO Disc」の項に「The EcoDisc is our answer to the environmental concerns posed by DVD manufacture. /Product features: The EcoDisc offers uncompromised DVD 5 functionality and is better for the environment, requiring: - only 50% polycarbonate - 40% less energy during manufacture - Bo non-biodegradable resin bonders」と記載されている。
(http://www.dupe.co.uk/dvdecodisc.asp)
(9)DEFINITIVE MEDIAのホームページには、「EcoDisc」の見出しの下、「"Does everything a DVD does but greener!!"/EcoDisc is a new design for DVD that has the same playablity and reliability as a replicated DVD5 but uses half the raw materials and less energy in maufacture process which in turn results in a 50% reduction the CO2 emissions. This equate to a reduction of 68.91 grams of CO2 for every disc made!!!」と記載されている。
(http://www.definitivemedia.org/ecodisc_23.html)
(10)TRAYDARTIのホームページには、「The EcoDisc/Reduces your carbon」の項に「The EcoDisc is set to change the face of DVD Production, halving the use of raw materials and reducing the Carbon Footprint of DVD production by 52%. The EcoDisc successfully challenges these concerns, as it is 100% recyclable. The disc is half the thickness of a regular DVD and uses no harmful bonding resins and 50% less polycarbonate. The carbon foot-print is reduced both in manufacturing and distribution as EcoDisc’s reduced thickness and weight means that packaging and transport are minimised: twice as many EcoDiscs into a 40 ton lorry as standard DVDs.」と記載されている。
(http://www.traydarti.com/ecodisc%20dvd%20and%20cd.html)
(11)EcoDisc Technology AGのホームページには、「EcoDisc」について、「EcoDisc. The First Environmentally Friendly DVD.The DVD as we know it has become the standard medium for data storage in the world’s consumer markets. Relying on its favorable cost/capacity ratio, the standard DVD has remained largely unchanged since its invention in 1993. While the need for cutting oil dependency, minimizing energy consumption and carbon dioxide (CO2) emissions has reached global consensus, the standard DVD in its rigid format has very little to offer to meet these goals. On the contrary, it depends on a non-biodegradable, toxic resin to bond the two halves a DVD is constructed from. The EcoDisc has been engineered with its impact on the environment in mind. Using today’s materials and technological processes, the EcoDisc has all the advantages of a standard DVD with the same capacity, playability, optical and electrical properties. The EcoDisc is not only thinner, lighter and more flexible than a standard DVD, it is also entirely free of toxic bonder.」、「EcoDisc. Less is More.The difference becomes clear when you look at the EcoDisc’s carbon footprint. In comparison to the standard DVD the EcoDisc consists of 50% less polycarbonate, an oil derivative used as the main material to form the disc. By halving the amount of raw material, the manufacturing of the EcoDisc also needs 50% less energy in production. Taking all influencing factors into account, using EcoDisc instead of standard DVDs effectively reduces CO2 emissions by 52%. But it is not just the carbon footprint that is smaller. The thinner EcoDisc reduces the transport volume from factory to the consumer and thereby reducing freight cost and conserving fuel. The EcoDisc increases warehouse storage capacity and its lighter weight saves on postage. Its flexibility guarantees stronger durability when it is being handled, packaged or mailed to consumers. And ultimately when it comes to the end of its life cycle, the EcoDisc can be easily recycled thanks to the absence of any toxic bonder.」と記載されている。
(http://www.ecodisc.org/company.php)
(12)Breed Media Ltdのホームページには、「EcoDisc DVD Video/ROM」の項に「EcoDisc DVD Video/ROM/EcoDisc is a perfect choice for large-volume orders, drastically reducing the environmental impact compared to standard DVDs. EcoDisc is 100% recyclable/EcoDisc is 100% flexible - virtually unbreakable/99.9% playability - same as DVD5/54% smaller carbon footprint in production/50% lower carbon footprint in transport/EcoDisc uses 50% less raw material/EcoDisc is 50% lighter/No non-biodegradable polymer/EcoDisc has a 200 year life span/4.7Gb capacity EcoDisc DVD Video and Rom formats available」と記載されている。
(http://www.breed-media.co.uk/product/ecodisc-dvd-video-rom)
(13)ODS Business Services GmbHのホームページには、「EcoDisc」の項に「EcoDisc. Far more than a DVD/The EcoDisc is ODS' answer to the environmental concerns posed by DVD manufacturing. The EcoDisc offers full DVD 5 functionality and is better for the environment.」「When compared to DVD5 our EcoDiscs are / have:/? 100% recyclable/? 54% lower Carbon Footprint/ CO2 emission = 73,74 grams CO2 saved per disc (from Polycarbonate, bonder used in DVD5 and manufacturing process)/? 50% lower Carbon Footprint/ CO2 emission for transport/? 50% less raw material/? No Non-biodegradable bonder/? Same playability/? 4.7GB capacity/? Flexibility/? Longer lifetime (as no UV sensitive bonder is used)」と記載されている。
(http://www.ods.com/de/services/packagedmedia/ecodisc.html)

第2 上記第1に記載の各事実によれば、「eco」(エコ)の文字は、「環境に配慮した」の意味を有する語であり、「eco(エコ)○○」のように他の語に冠して、普通に使用されていることが認められる。
また、「disc」の文字は、円盤状の商品を、「DVD ROM」の文字は、「(digital versatile disc read only memory)再生専用のDVD」を指称する語として普通に採択、使用されていることが認められる。
そして、本願指定商品で使用される「DVD」を取り扱う分野において、「DVD」には、トウモロコシのでんぷんから合成されたポリ乳酸を使用したもの、紙素材のペーパーディスクを使用したもの、原料中に有害化学物質を使用していないもの、従来よりポリカーボネートの使用量を50%に減少させたもの、リサイクルにより製造されたものなど、環境に配慮した商品が多数取引されている実情にあることが認められる。
そうとすれば、本願商標は、ありふれた横長矩形の輪郭線内、上段に顕著に「EcoDisc」の文字とその下に「DVD ROM」の文字を書してなるから、全体として「環境に配慮した再生専用のDVD」程の意を表したものと容易に認識されるものということができる。
してみれば、本願商標をその指定商品中上記意に照応する商品に使用した場合、これに接する取引者、需要者は、単に商品の品質を表示する語として理解するにとどまり、自他商品の識別標識とは認識し得ないものというべきであるから、結局、本願商標は、商品の品質を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標といわなければならない。
また、本願商標は、これを上記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質について誤認を生ずるおそれがあるものといわなければならない。
したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するものである。

審理終結日 2011-03-10 
結審通知日 2011-03-11 
審決日 2011-04-01 
出願番号 商願2007-50421(T2007-50421) 
審決分類 T 1 8・ 272- Z (X09)
T 1 8・ 13- Z (X09)
最終処分 不成立 
前審関与審査官 大橋 良成 
特許庁審判長 鈴木 修
特許庁審判官 根岸 克弘
小畑 恵一
商標の称呼 エコディスクデイブイデイロム、エコディスク、エコ、イイシイオオ 
代理人 加藤 義明 
代理人 山崎 和香子 
代理人 アインゼル・フェリックス=ラインハルト 
代理人 ラインハルト・アインゼル 
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