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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 登録しない X35
審判 査定不服 観念類似 登録しない X35
管理番号 1233227 
審判番号 不服2009-25041 
総通号数 136 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2011-04-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2009-12-17 
確定日 2011-02-10 
事件の表示 商願2007- 63099拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲1のとおり、「FULL HOUSE」の欧文字を書してなり、第35類に属する願書に記載のとおりの役務を指定役務として、平成19年6月20日に登録出願されたものである。そして、指定役務については、原審における同20年7月10日受付及び当審における同21年12月18日受付の手続補正書によって、最終的に第35類「印刷物の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供」と補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点
(1)この特例小売商標登録出願は、意匠法等の一部を改正する法律(平成18年6月7日法律第55号)附則第7条第4項の規定によりこの出願と同日に出願したものとみなされる商願2007-58821の特例小売商標登録出願と同一又は類似の商標であり、同一又は類似の指定役務に使用するものと認められるから、出願人が商標法第8条第2項又は第5項(改正法附則第8条第4項の規定により読み替えて適用する場合を含む。)に規定された商標登録を受けることができる一の商標登録出願人であるとは、認められない。
したがって、本願は、商標法第8条第2項又は第5項の要件を具備しておらず、商標登録を受けることはできない。
(2)原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録商標は、次のとおりであり、その商標権は、いずれも現に有効に存続しているものである。
ア 登録第1935164号商標(以下「引用商標1」という。)は、別掲2のとおりの構成よりなり、昭和59年11月5日に登録出願、第25類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同62年2月25日に設定登録され、その後、2回にわたり商標権の存続期間の更新登録がされたものであり、指定商品については、平成19年7月18日に第1類「試験紙」、第2類「謄写版用インキ,絵の具」、第5類「防虫紙」、第8類「パレットナイフ」、第9類「計算尺」、第16類「紙類,文房具類」、第17類「コンデンサーペーパー,石綿紙,バルカンファイバー」、第24類「布製ラベル」、第27類「壁紙」、第28類「昆虫採集用具」及び第34類「紙巻きたばこ用紙」とする指定商品の書換登録がなされたものである。
イ 登録第1945609号商標(以下「引用商標2」という。)は、別掲2のとおりの構成よりなり、昭和59年11月5日に登録出願、第19類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同62年4月30日に設定登録され、その後、2回にわたり商標権の存続期間の更新登録がされたものであり、指定商品については、平成19年9月19日に別掲4に記載の指定商品に書換登録がなされたものである。
ウ 登録第2048811号商標(以下「引用商標3」という。)は、別掲2のとおりの構成よりなり、昭和59年11月5日に登録出願、第23類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、同63年5月26日に設定登録され、その後、2回にわたり商標権の存続期間の更新登録がされたものであり、指定商品については、平成20年5月7日に第9類「眼鏡」及び第14類「時計」とする指定商品の書換登録がなされたものである。
エ 登録第3312170号商標(以下「引用商標4」という。)は、「フルハウス」の片仮名を書してなり、平成6年12月27日に登録出願、第28類「スロットマシン,パチンコ器具,その他の遊戯用器具,囲碁用具,将棋用具,さいころ,すごろく,ダイスカップ,ダイヤモンドゲーム,チェス用具,チェッカー用具,手品用具,ドミノ用具,麻雀用具,ビリヤード用具,おもちゃ,人形」を指定商品として、同9年5月23日に設定登録され、その後、同18年12月19日に商標権の存続期間の更新登録がされたものである。
オ 登録第3344983号商標(以下「引用商標5」という。)は、「FULL HOUSE」の欧文字を書してなり、平成7年8月7日に登録出願、第18類「傘」を指定商品として、同9年9月5日に設定登録され、その後、同19年7月10日に商標権の存続期間の更新登録がされたものである。
カ 登録第4356162号商標(以下「引用商標6」という。)は、別掲3のとおりの構成よりなり、平成11年1月21日に登録出願、第16類「雑誌,新聞」を指定商品として、同12年1月28日に設定登録され、その後、同21年8月11日に商標権の存続期間の更新登録がされたものである。
キ 登録第4548334号商標(以下「引用商標7」という。)は、「FULL HOUSE」の欧文字を標準文字で表してなり、平成13年3月1日に登録出願、第9類「レコード,スロットマシン,録画済みビデオディスク及びビデオテープ,家庭用テレビゲームおもちゃ用プログラムを記憶させた磁気ディスク・磁気テープ・CD-ROM,その他の家庭用テレビゲームおもちゃ」及び第28類「ぱちんこ器具,その他の遊戯用器具,ビリヤード用具,囲碁用具,将棋用具,さいころ,すごろく,ダイスカップ,ダイヤモンドゲーム,チェス用具,チェッカー用具,手品用具,ドミノ用具,マージャン用具,おもちゃ,人形」を指定商品として、同14年3月1日に設定登録されたものである。

3 当審の判断
本願商標は、その指定役務が前記1のとおり補正された結果、引用商標1ないし引用商標5及び引用商標7の指定商品と同一又は類似の役務が削除され、両者の指定商品及び指定役務は類似しない商品及び役務になったと認められるものである。
次に、本願商標と引用商標6との類否について検討する。
本願商標は、別掲1のとおり、「FULL HOUSE」の欧文字よりなるものであるところ、これは、「(トランプ)フルハウス」などを意味する語(グランドセンチュリー英和辞典 第2版:三省堂)であって、トランプの用語として一般によく知られているものであり、その構成文字から、「フルハウス」の称呼及び「フルハウス」の観念を生ずるものである。
一方、引用商標6は、別掲3のとおりの構成よりなり、図案化された文字を含む欧文字様の部分とその右下に小さく「フルハウス」の片仮名を書してなるものであるところ、その欧文字様の部分は、一見して直ちにその称呼を特定することのできない態様といえるものであるから、これに接する取引者、需要者は、その右下に小さく書された「フルハウス」の文字に注目し、その文字より生ずる称呼をもって取引に資するものというのが相当である。
そうすると、引用商標6からは、該「フルハウス」の文字に相応して、「フルハウス」の称呼を生ずるものである。そして、「フルハウス」の語は、「ポーカーの手役の一つ」を意味する語(コンサイスカタカナ語辞典 第3版:三省堂)であって、トランプの用語として一般によく知られているものであるから、「フルハウス」の観念を生ずるものである。
そうとすれば、本願商標と引用商標6とは、外観において相違するとしても、「FULL HOUSE」と「フルハウス」の語は、同義の欧文字と片仮名であって、「フルハウス」の称呼及び「フルハウス」の観念を共通にする相紛らわしい商標である。
さらに、本願商標の指定役務と引用商標6の指定商品との役務と商品の類否について検討する。
本願商標の指定役務は、「印刷物の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供」であり、引用商標6の指定商品は、「雑誌,新聞」であるところ、「雑誌,新聞」は、「印刷物」に含まれるものであって、雑誌、新聞、その他の印刷物は、書店、新聞販売店を始め、その印刷物を製作する発行会社を販売元にするなどして、店頭やインターネットによる通信販売などにより、広く一般の需要者に販売されるものである。
そして、新聞販売店は、新聞の発行会社の系列店というべきものであり、また、雑誌などの印刷物を製作する発行会社は、同時に販売元となって、店頭やインターネットによる通信販売などにより販売することは、ごく普通に行われているところである。
そうすると、「雑誌,新聞」の製造、販売と「印刷物」の小売とは、同一事業者によって行われているのが一般的であるというべきであり、印刷物を頒布するという両者の用途は一致し、書店、新聞販売店など商品の販売場所と役務の提供場所が一致し、需要者の範囲も一致するといえるものである。
してみれば、本願商標の指定役務と引用商標6の指定商品とは、同一又は類似の役務と商品であるというのが相当である。
したがって、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当であって取り消すことはできない。
よって結論のとおり審決する。
別掲 別掲1(本願商標)


別掲2(引用商標1ないし引用商標3)


別掲3(引用商標6)



別掲4(引用商標2の指定商品)
第4類「ランプ用灯しん,ろうそく」、第5類「はえ取り紙」、第6類「金属製のネームプレート及び標札,犬用鎖,金属製のきゃたつ及びはしご,金属製郵便受け,金属製帽子掛けかぎ,金属製貯金箱,金属製家庭用水槽,金属製工具箱,金属製のタオル用ディスペンサー」、第8類「かつお節削り器,角砂糖挟み,缶切,くるみ割り器,スプーン,フォーク,アイロン(電気式のものを除く。),糸通し器,チャコ削り器,五徳,十能,暖炉用ふいご(手持ち工具に当たるものに限る。),火消しつぼ,火ばし,殺虫剤用噴霧器(手持ち工具に当たるものに限る。)」、第10類「しびん,病人用便器」、第11類「ガス湯沸かし器,加熱器,調理台,流し台,アイスボックス,氷冷蔵庫,家庭用浄水器,浴槽類,あんどん,ちょうちん,ガスランプ,石油ランプ,ほや,あんか,かいろ,かいろ灰,湯たんぽ,洗浄機能付き便座,洗面所用消毒剤ディスペンサー,便器,和式便器用いす,家庭用汚水浄化槽,家庭用し尿処理槽,家庭用ごみ焼却炉,化学物質を充てんした保温保冷具」、第16類「家庭用食品包装フイルム,紙製ごみ収集用袋,プラスチック製ごみ収集用袋,型紙,裁縫用チャコ,紙製のぼり,紙製旗,衛生手ふき,紙製タオル,紙製テーブルナプキン,紙製手ふき,紙製ハンカチ,荷札」、第18類「愛玩動物用被服類」、第19類「石製郵便受け,石製家庭用水槽」、第20類「ストロー,ししゅう用枠,ネームプレート及び標札(金属製のものを除く。),旗ざお,うちわ,せんす,植物の茎支持具,愛玩動物用ベッド,犬小屋,小鳥用巣箱,きゃたつ及びはしご(金属製のものを除く。),郵便受け(金属製又は石製のものを除く。),帽子掛けかぎ(金属製のものを除く。),買物かご,家庭用水槽(金属製又は石製のものを除く。),ハンガーボード,工具箱(金属製のものを除く。),タオル用ディスペンサー(金属製のものを除く。)」、第21類「なべ類,コーヒー沸かし(電気式のものを除く。),鉄瓶,やかん,食器類,携帯用アイスボックス,米びつ,食品保存用ガラス瓶,水筒,魔法瓶,アイスペール,泡立て器,こし器,こしょう入れ・砂糖入れ及び塩振り出し容器,卵立て,ナプキンホルダー及びナプキンリング,ようじ入れ,ざる,シェーカー,しゃもじ,手動式のコーヒー豆ひき器及びこしょうひき,じょうご,すりこぎ,すりばち,ぜん,栓抜,大根卸し,タルト取り分け用へら,なべ敷き,はし,はし箱,ひしゃく,ふるい,まな板,麺棒,焼き網,ようじ,レモン絞り器,ワッフル焼き型(電気式のものを除く。),清掃用具及び洗濯用具,アイロン台,霧吹き,こて台,へら台,湯かき棒,浴室用腰掛け,浴室用手おけ,ろうそく消し及びろうそく立て,家庭用燃え殻ふるい,石炭入れ,はえたたき,ねずみ取り器,植木鉢,家庭園芸用の水耕式植物栽培器,じょうろ,愛玩動物用食器,愛玩動物用ブラシ,犬のおしゃぶり,小鳥かご,小鳥用水盤,洋服ブラシ,寝室用簡易便器,トイレットペーパーホルダー,貯金箱(金属製のものを除く。),お守り,紙タオル取り出し用金属製箱,靴脱ぎ器,せっけん用ディスペンサー,観賞魚用水槽及びその附属品」、第24類「織物製テーブルナプキン,ふきん,シャワーカーテン,のぼり及び旗(紙製のものを除く。),織物製トイレットシートカバー」、第26類「編み棒,裁縫箱,裁縫用へら,裁縫用指抜き,針刺し,針箱」、第27類「洗い場用マット」、第28類「愛玩動物用おもちゃ」



審理終結日 2010-12-07 
結審通知日 2010-12-14 
審決日 2010-12-27 
出願番号 商願2007-63099(T2007-63099) 
審決分類 T 1 8・ 263- Z (X35)
T 1 8・ 262- Z (X35)
最終処分 不成立 
前審関与審査官 松浦 裕紀子津金 純子 
特許庁審判長 渡邉 健司
特許庁審判官 高橋 謙司
井出 英一郎
商標の称呼 フルハウス、フル、ハウス 
代理人 佐藤 勝 
代理人 石黒 智晴 
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