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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 Z07
管理番号 1060171 
異議申立番号 異議2001-90921 
総通号数 31 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2002-07-26 
種別 異議の決定 
異議申立日 2001-12-05 
確定日 2002-06-10 
異議申立件数
事件の表示 登録第4504415号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第4504415号商標の商標登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件登録第4504415号商標(以下、「本件商標」という。)は、平成11年2月17日に登録出願、「PIEZOMAX」の欧文字を横書きしてなり、第7類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成13年9月7日に設定登録されたものである。

2 登録異議の申立ての理由
本件商標は、昭和48年2月13日に登録出願、別掲に表示したとおりの構成よりなり、第9類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、昭和55年2月29日に設定登録された登録第1407444号商標と称呼において類似の商標であり、かつ、指定商品も引用商標と同一又は類似のものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。
したがって、本件商標の登録は取り消されるべきである。

3 当審の判断
本件商標は、「PIEZOMAX」の文字よりなるところ、該文字は一連一体に書してなるものであって、これを殊更、分離観察して見なければならない特段の理由は見あたらないから、全体として一連の造語よりなるものと認識、理解されるものと見るのが相当である。また、かかる構成にあっては、前半部に位置する「PIEZO」文字部分が「圧電素子(ピエゾ素子)」若しくは「圧電アクチュエータ」を表示したものと認識、理解されるものとは言い難いものである。
してみれば、本件商標は、「PIEZOMAX」の文字に相応し「ピエゾマックス」の称呼のみを生ずるものである。
他方、引用商標は、黒塗りされた横長方形内より白抜きされた「MAX」文字に相応し「マックス」の称呼を生ずるものである。
してみれば、本件商標より生ずる「ピエゾマックス」の称呼と引用商標より生ずる「マックス」の称呼とは、前半部において「ピエゾ」の音の有無の差異を有するものであるから、明らかに区別し得るものである。
また、本件商標と引用商標は、外観において区別し得る差異を有するものであり、かつ、本件商標は前記したとおり、造語よりなるものと認められるものであるから、観念においては比較することができない。
そうとすれば、本件商標と引用商標とは、その称呼、外観及び観念のいずれからしても非類似の商標といわざるを得ない。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に違反して登録されたものではないから、商標法第43条の3第4項の規定により、その登録を維持すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
別掲 別掲
(登録第140444号商標)


異議決定日 2002-05-21 
出願番号 商願平11-13297 
審決分類 T 1 651・ 262- Y (Z07)
最終処分 維持  
前審関与審査官 小林 由美子 
特許庁審判長 涌井 幸一
特許庁審判官 滝沢 智夫
中嶋 容伸
登録日 2001-09-07 
登録番号 商標登録第4504415号(T4504415) 
権利者 ピエゾマックス テクノロジーズ インコーポレイテッド
商標の称呼 ピエゾマックス、ピーゾマックス、パイゾマックス、マックス、エムエイエックス、エムエーエックス 
代理人 伊東 忠彦 

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