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審決分類 |
審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 Z30 |
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管理番号 | 1055366 |
審判番号 | 審判1999-14833 |
総通号数 | 28 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2002-04-26 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 1999-09-13 |
確定日 | 2002-03-13 |
事件の表示 | 平成10年商標登録願第 11567号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「GATEAU ARTISAN」の欧文字及び「ガトー・アルティザン」の片仮名文字とを上下二段に横書きしてなり、第30類「菓子及びパン」を指定商品として、平成10年2月12日に登録出願されたものである。 2 原査定の引用商標 原査定の引用に係る登録第2324643号商標は、「アルチザン」の片仮名文字を横書きしてなり、昭和63年6月8日に登録出願、第30類「菓子、パン」を指定商品として、平成3年7月31日に設定登録されたものである。同じく、登録第2370364号商標(以下、これらを一括して「引用商標」という。)は、後掲のとおりの構成よりなり、昭和63年6月8日に登録出願、第30類「菓子、パン」を指定商品として、平成4年1月31日に設定登録されたものである。 3 当審の判断 本願商標は、上記のとおり、「GATEAU ARTISAN」の欧文字及びその表音片仮名表記とみられる「ガトー・アルティザン」の片仮名文字よりなるものであるところ、構成前半の「GATEAU」「ガトー」の文字は、「菓子」を意味する仏語であり、また、後半の「ARTISAN」「アルティザン」の文字は、「職人、作り出す人」を意味する仏語であって、本願の指定商品を取り扱う業界にあっては、共に広く親しまれた語であるから、これよりは、両語の結合によって、「菓子職人」「菓子を作り出す人」の意味合いの生ずる新たな造語を形成しているものというべく、これに接する取引者、需要者に、常に一体のものとして把握されるものというを相当とする。 してみれば、本願商標の後半部「ARTISAN」「アルティザン」の文字部分を殊更分離観察し、これより生ずる称呼をもって、引用商標と比較した原査定は、妥当なものということができない。 したがって、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するものとする原査定は、妥当でなく、取り消すべきである。 その他、本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
別掲 |
引用登録第2370364号商標 |
審決日 | 2002-02-19 |
出願番号 | 商願平10-11567 |
審決分類 |
T
1
8・
262-
WY
(Z30)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 齋藤 貴博、内藤 順子 |
特許庁審判長 |
三浦 芳夫 |
特許庁審判官 |
柳原 雪身 米重 洋和 |
商標の称呼 | ガトーアルティザン、アルティザン、アーティザン |
代理人 | 森 厚夫 |
代理人 | 西川 惠清 |