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審決分類 審判 査定不服 商3条1項5号 簡単でありふれたもの 取り消して登録 Z1428
管理番号 1051974 
審判番号 不服2000-16861 
総通号数 26 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2002-02-22 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2000-10-23 
確定日 2002-01-09 
事件の表示 平成11年商標登録願第76407号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1.本願商標
本願商標は、別掲に表示したとおりの構成よりなり、第14類「貴金属,身飾品(「カフスボタン」を除く。),カフスボタン,宝玉及びその模造品,宝玉の原石,時計」及び第28類「遊戯用器具,ビリヤード用具,囲碁用具,将棋用具,さいころ,すごろく,ダイスカップ,ダイヤモンドゲーム,チェス用具,チェッカー用具,手品用具,ドミノ用具,マージャン用具,おもちゃ,人形,運動用具,釣り具」を指定商品として、平成11年8月25日に登録出願されたものである。

2.原査定の拒絶の理由
原査定は、「本願商標は、肉太の直線により構成された六角形からなるものであり、これは極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなるものと認める。したがって、本願商標は商標法第3条第1項第5号に該当する。」との理由をもって、本願を拒絶したものである。

3.当審の判断
本願商標は、別掲のとおりの構成よりなるところ、これは黒色太線の横長長方形の右隅上部及び左隅下部を直角三角形部分に切り欠いたように描いた六角形の図形と認められるものである。
しかして、当該図形を全体としてみるに、それが左上方向及び右下方向に鋭い角を有する形状をもって、輪郭として使用される六角図形とは異なる印象を受けるものであり、一種特有の幾何図形を表したものとして看取されるとするのが相当である。また、当該図形が輪郭等として普通に採択、使用されている事実も見出せない。
そうすると、本願商標は、極めて簡単で、かつ、ありふれた標章のみからなる商標とはいえないものであり、自他商品の識別機能を果たし得るものというべきである。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第5号に該当するとして拒絶した原査定は、妥当なものでなく取り消しを免れない。
その他、本願について拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲
本願商標


審決日 2001-12-11 
出願番号 商願平11-76407 
審決分類 T 1 8・ 15- WY (Z1428)
最終処分 成立  
前審関与審査官 佐藤 正雄小林 裕子 
特許庁審判長 涌井 幸一
特許庁審判官 中嶋 容伸
久我 敬史

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