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審決分類 審判 全部無効 商4条1項15号出所の混同 無効としない 030
審判 全部無効 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 無効としない 030
審判 全部無効 商4条1項16号品質の誤認 無効としない 030
管理番号 1050449 
審判番号 審判1998-35426 
総通号数 25 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2002-01-25 
種別 無効の審決 
審判請求日 1998-09-08 
確定日 2001-11-22 
事件の表示 上記当事者間の登録第3364147号商標の商標登録無効審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 審判費用は、請求人の負担とする。
理由 第1 本件商標
本件登録第3364147号商標(以下、「本件商標」という。)は、「白子」の漢字を縦書きしてなり、第30類「菓子及びパン」を指定商品として、平成7年8月2日に登録出願され、平成9年12月5日に設定登録がされているものである。

第2 請求人の主張
請求人は、「本件商標の登録は、これを無効とする。審判費用は被請求人の負担とする。」との審決を求め、その理由を概略次のように述べ、証拠方法として甲第1号証ないし甲第131号証(枝番を含む。)を提出した。
1 請求の理由
(1)本件商標「白子」における「白子」の意味は広辞苑・広辞林・旺文社国語辞典(甲第3号証の1・2・3)等に示すように魚類の精巣の俗称であることは一般常識的であり、フグ、鯛等の白子を始めとして魚の白子は各種魚料理に供され、おいしく栄養豊富な内蔵部分であることは良く知られている。
また近年はこの「白子」を魚料理に供するだけではなく、すなわち被請求人を権利者とする特許第1770928号「廃棄処分される白子の食料品化方法」(甲第4号証の1・2)に示すように、各種食品に利用されるべく研究され既に実施化されている。
その発明の要旨は「1魚類の白子を魚体から取出し、鮮度を維持した状態の下でそれを練りつぶし、それにもち米を粉状にしたものを加えるとともに、適当な調味料を混入し、次に所望の形状に成形した後、とろ火で加熱し、その後滅菌処理することを特徴とする、魚類白子の加工食料品化方法。2魚類の白子として、鮭、鱒、または鯖の白子を用いる、特許請求の範囲1に記載の魚類白子の加工食料品化方法」としてなるものである。
そしてこの特許第1770928号を使用した「あられ」である旨、包装用箱、包装用袋に明示してなる「吉本の元気印白子あられ」が発売されている(甲第5号証の1・2)。
当然のことながら、この包装用箱、包装用袋における原材料表示中にはもち米、調味料の他に「白子」が用いられている旨、明示されている。
以上の諸事実からも明らかなように「白子」が魚類の精巣を意味することは極めて一般常識的であり、しかもこれが食用に供され、かつ食料品とりわけ「あられ」等のお菓子の原材料として用いられている事実も明白である。
しかして、「白子」は即「魚類の精巣」を直感させるものであるから、本件商標「白子」はこれを指定商品に使用した場合には、原材料として「白子」を用いた商品であると誰もが認識するものであり、本件商標は単に商品の原材料を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標であり、自他商品識別力を有さず、商標法第3条第1項第3号の規定に該当するにもかかわらず、誤って登録されたものであり、商標法第46条第1項の規定により無効とされるべきである。
また、原材料「白子」を用いない「菓子及びパン」に本件商標「白子」を使用した時には、需要者をして商品の品質の誤認を生ずるものであり、商標法第4条第1項第16号の規定にも該当し、商標法第46条第1項の規定によって無効とされるべきである。
(2)第一企画株式会社「白子のりテレビ出稿調査」(1991年〜1998年3月現在)(甲第6号証)に示すように、商標「白子のり」にあっては商品「のり」、「お茶漬け」、「ふりかけ」等に対し、たとえば1991年から1998年3月に至るまで、東京在局民放エリア(東京、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川、山梨、静岡)のべ199,700,832,000世帯及び大阪在局民放エリア(大阪、三重、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、徳島、香川)のべ108,413,953,000世帯に対して、「白子のり」のテレビコマーシャルを放映している。
したがって、のり、ふりかけ、お茶漬けのりを始めとする食品分野においては勿論のこと、菓子、パン等を含む食品分野においても取引者、需要者をして「白子」と言えば「白子のり」の製造・販売元である「白子」を即観念し、本件商標における「菓子及びパン」に商標「白子」が使用された場合には誰もが「のり」の日本最大手メーカーである「白子のり」の株式会社「白子」が製造・販売しているものと認識することは明らかである。
さらには新聞等のマスコミにあっても、たとえば1991年7月2日付日経産業新聞には「白子、独立事業部を新設」の見出しとともに、「のりの大手の白子が業務用ののり販売体制を強化する」旨の記事が、1995年7月12日付日経産業新聞には「白子、レトルトに本格進出」の見出しとともに、「白子がのり中心からレトルト食品事業に本格進出する」旨の記事等(甲第7号証ないし甲第21号証)が、1997年8月12日付日経流通新聞(甲第22号証)には「新製品」の紹介コーナーに白子の「名産お茶漬け」シリーズ三品の紹介がされている。
その他にも甲第23号証ないし甲第33号証にあるように「白子」がのりに限らずレトルト食品等の多角経営に積極的に乗り出していること、海外進出にも積極的であることを始めとし、(株)白子の商品展開、経営戦略等食品製造メーカーとしての「白子」に関する記事が多数掲載されている。
近年企業の多角経営化は常識的であり、旧来からの一分野のみに固執する企業は皆無であり、特に食品分野においては各食品メーカーが食品のあらゆる分野に進出していることは良く知られている。
このことからも、「白子」と言えば海苔、ふりかけ等の分野においては勿論のこと、これ以外の食品分野たとえば本件商標の指定商品「菓子及びパン」の分野においても「白子」なる商標を用いた商品にあっては、(株)白子の多角化経営の実践とあいまって、さらにはスーパー、百貨店等における食品売場にあってものり、ふりかけ等の売場と菓子、パン等の売り場は同じフロアで隣接していることが常識化していることからしても、即「白子のり」の製造、販売メーカー「白子」の業務に係る商品であると誰もが直感することは明白である。
また新聞等における広告にあっても「白子のり」、「株式会社白子」の宣伝広告は膨大なものである。
すなわち、1991年4月26日付日本食糧新聞広告欄等(甲第34号証ないし甲第71号証)にはそれぞれ白子製品の広告とともに「白子のり」あるいは「株式会社白子」が表わされている。
また(株)白子が発行する需要者、問屋、取引先等に頒布されるカタログ、パンフレット類にあっても、たとえば「’91商品のごあんない」、「’92ギフト商品のごあんない」等(甲第72号証ないし甲第95号証)には(株)白子の商品案内とともに「白子のり」、「株式会社白子」、「SHIRAKO」等の商標表示が膨大な量掲載されている。さらには雑誌、統計月報類(甲第96号証ないし甲第104号証)には「白子のり」の広告あるいは白子製品の紹介が、またデパート、スーパー、コンビニ等(株)白子以外の会社が発行するパンフレット、カタログ、たとえばサンケイ新聞データシステムの「’95/’96ギフトガイドブック」、「’94西友冬のご贈答好適品」等(甲第105号証ないし甲第129号証)にあっても、「白子」製品の紹介とともに「白子のり」あるいは「株式会社白子」の商標が膨大な数量使用されている。
すなわち「白子のり」ブランド商品カタログ掲載商品の商品群別発売実績(甲第130号証)に示すように、「一般ルート用の白子のり製品カタログ掲載商品」にあっては1992年〜1996年の合計が227,501,954個、「一般ルート用白子のり(ギフト)カタログ掲載商品にあっては1992年〜1996年の合計が18,805,410個、「百貨店のルート用白子のり製品(ギフト)カタログ掲載商品にあっては1,238,331個、5年間に限っても「白子のり」あるいは「株式会社白子」の商標を附した商品が世の中に供された個数は総計247,545,695個という膨大な個数である。
以上甲第6号証ないし甲第130号証に示すように請求人は、のり、ふりかけ、お茶漬けのり、レトルト食品等の食品分野で「白子のり」、「株式会社白子」の商標を長年に亘り、膨大な数量を使用し続けてきたものでありこの分野では勿論のこと、本件商標の指定商品「菓子及びパン」の分野にあっても、「せんべい」、「あられ」の類では海苔が多く使用されていること、あるいは請求人もレトルト食品、きのこ食品分野への進出を図っているように近年各企業ともに旧来からの自社食品分野に止まることなく商品分野の多角経営、拡大化を図っていることが常識的であること、さらにはデパート、スーパーマーケット、小売店の食品分野において「のり製品」と「菓子,パン」の売場は同じフロアで隣接していること等とあいまって、本件商標の指定商品「菓子及びパン」の分野でも「白子」といえば誰もが直感的に請求人株式会社「白子」を即認識するものである。
以上述べたように、「白子」は請求人の保有する著名商標であり、請求人以外の者が本件商標を本件指定商品に使用した場合には、取引者、需要者は請求人の業務に係る商品であると誰もが混同するものであることは必至である。
したがって、本件商標は商標法第4条第1項第15号の規定に該当するにもかかわらず、誤って登録されたものであり、商標法第46条第1項の規定により無効とされるべきである。
尚、請求人は本件商標と同一又は類似する商標「白子」(縦書き)につき出願中でもあり(商願平10ー50817号)、重大な利害関係を有するものである(甲第131号証)。
2 答弁に対する弁駁
(1)日本で始めて開発され特許として認められた新商品であるから、当然商標登録されなければならないという根拠は全く存在しない。特許されるための要件と商標登録されるための商標登録要件とは制度上の相違から当然のことながら別個のものである。
そして請求人が、本件商標「白子」につき登録を得ているのであれば格別、被請求人の登録に係る本件商標は本来的に誤って登録を受けたものであり、既登録の事実あるいは指定商品を「菓子及びパン」に限定したことで本件商標の登録が正当化されるものではない。(その為に本件商標登録無効審判を請求したものである。)
すなわち請求書でも述べているように、請求人以外の者の所有に係る商標「白子」にあっては「魚類の精巣」を直感させるものであるから、本件商標「白子」はこれを指定商品に使用した場合には、原材料として「白子」を用いた商品であると誰もが認識するものであり、本件商標は単に商品の原材料を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標であり、自他商品識別力を有さず、商標法第3条第1項第3号の規定に該当するにもかかわらず、誤って登録されたものである。したがって商標法第46条第1項の規定により無効とされるべきであり、また、請求人以外の者が原材料「白子」を用いない「菓子及びパン」に本件商標「白子」を使用した時には、需要者をして商品の品質の誤認を生ずるものであり、商標法第4条第1項第16号の規定にも該当し、商標法第46条第1項の規定によって無効とされるべきであることは明らかである。
尚、請求人が商標登録出願をしたのは、「菓子およびパン」を始めとする「のり」以外の商品分野においても請求人の所有商標「白子」にあっては請求人以外の者が使用した場合には、一般需要者をして請求人の商標であるものと誤認混同を生ずるおそれがあり、この分野においても商標権を確立せんと自衛手段として商標登録出願をしたものである。
(2)さらに、被請求人は本件商標が商標法第4条第1項第15号の規定に該当するとの主張に対して、「株式会社白子の単なる自己査定で自分勝手な過大評価に過ぎず、また本件商標『白子』は株式会社白子のイメージを使用したことも無く被害を与えてない」旨述べている。
しかしながら、請求人が甲第6号証ないし甲第131号証に示すように、「白子」は請求人の保有する著名商標であり、請求人以外の者が本件商標を本件指定商品に使用した場合には、取引者、需要者は請求人の業務に係る商品であると誰もが混同するおそれがあることは必至である。
したがって、本件商標は商標法第4条第1項第15号の規定に該当するにもかかわらず誤って登録されたものであり、商標法第46条第1項の規定により無効とされるべきである。
3 答弁(2回目)に対する弁駁
本件商標は商標法第3条第1項第3号、同法第4条第1項第15号及び同第16号の規定に該当するにもかかわらず誤って登録されたものであることは既に述べたとおりであり、被請求人の答弁(2回目)は何等の根拠がないものである。
また併せて請求人所有の商標であり、AIPPI・JAPAN発行の「日本有名商標集」所載の登録第2186602号「白子のり」に関する掲載部分を提出する。

第3 被請求人の答弁
被請求人は、結論同旨の審決を求めると答弁し、その理由を概略次のように述べた。
1 理由
(1)本件商品「白子あられ」は魚類精巣と菓子という今まで無縁のものを組み合わせ、日本で初めて開発され、もちろん特許としても認められた新商品であり、当然商標登録するべき性質のものである。しかも、その指定商品も必要最低限の「菓子及びパン」にとどめている。そのうえ既に「白子」という文字は商標登録の文字の対象となっている。そして、魚類精巣「白子」以外の原材料に係る商品に「白子」の名前を使用し一般需要者をして商品の品質の誤認をきたす行為は許されてはならないと考える。例えば(株)白子は本年6月16日付けにて商標登録願として、第30類「菓子及びパン,コーヒー及びココア,茶,みそ,ウースーターソース,ケチャップソース,しょうゆ,食酢,そばつゆ,焼き肉のたれ,砂糖,食塩,すりごま,科学調味料,香辛料,米,食用グルテン,穀物の加工品,サンドイッチ,ピザ,べんとう,即席菓子のもと,アイスクリームのもと,アーモンドペースト,イーストパウダー,べ-キングパウダー,酒かす」との指定商品と商品の区分となっている。こう言った行為に対する本件商標「白子」は自衛手段でもある。従って本件商標「白子」は有効であり保護されるべきものであると考える。
(2)株式会社白子以外の他社が「白子」およびこれに類似する商標を使用した場合には、商品の出所等においてこれまた業務上の誤認混同を生ずるおそれがあること、「白子」およびこれと類似する商標を(株)白子以外の第三者が海苔以外の「菓子」の分野に使用した場合も業務上の誤認混同を生ずること、商標「白子」の業務上の信用にただのりせんとする行為であることという主張は、株式会社白子の単なる自己査定で自分勝手な過大評価にすぎない。
本件商標「白子」は、株式会社白子の会社イメージを使用したこともなく被害も与えていない。また現在まで海苔を用いた商品は作っていない。また、近い将来「白子のり」より「白子あられ」の方が有名になるようにしたいと思っている。従って「白子のり」のブランドイメ-ジを利用することはない。
(株)白子の主張は魚類精巣のことと全く矛盾した自社のことをとりあげている。本件商標「白子」は有効であり商願平7ー80019号は、審判上看過されたものでなく正当な判断であり、決して誤って登録されたものではない。
2 弁駁に対する答弁
前回の答弁に付け加えて魚類精巣が「白子」を直感させる原材料と言うのであれば、(株)白子以外のものが魚類精巣を海苔に付着させ「白子のり」として販売することが許されるかどうか?と疑問が生じる。そのことは、(株)白子は商標法第3条の規定「ありふれた氏又は名称を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標」である状況にもかかわらず「白子」の商標を取得していることにある。このことが本件の重大な原因になっている。そして「白子」という文字が商標登録の対象文字になっているのも事実である。このことが被請求人の商標「白子」を登録する大きな動機となった。しかし、被請求人の商標登録「白子」は指定商品および商品の区分も第30類「菓子及びパン」と限定されたもので被請求人の業務の範囲にとどめている。
又、平成10年6月16日付にて請求人の(株)白子は商標登録出願として、「菓子及びパン,コーヒー及びココア,茶,みそ,ウースターソース,ケチャップソース,…」を出願している。そのことに対しては「のり」以外の商品分野においても誤認混同をさけるための自衛手段と言い訳しているように思われる。しかし、この請求人の行為は商標「使用の意思」とともに指定商品に対応した「出願者の業務の在否」が商標法の趣旨に反していると思われる。被請求人の商標「白子」はこういった行為への自衛手段でもある。
さらに請求人は本件商標「白子」が商標法第4条第1項第15号の規定に該当すると主張しているが、被請求人はいわゆる海苔、ふりかけ等のイメージを使用したこともなく(株)白子の会社イメージを使用してもいない。まして、被害を与えたとは思わない。さらに付け加えるなら(株)白子のブランドイメージとは何かということである。例えば高級品なのか、安価なものなのか、美味なるものなのか、同業他社製品と比べてどういった評価があるのか、その地位は不明である。これは(株)白子の単なる自己査定で自分勝手な過大評価であり客観性のない主張である。もちろん「白子あられ」の販売者責任表も明示してあり需要者,取引者が誤認混同することはない。
以上のべたように商標法の趣旨に反した主張をしているのは(株)白子である。被請求人の林孝保は、商標法の趣旨のもとに本件商標「白子」を取得したものである。

第4 当審の判断
(1)本件商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するか否かについて
請求人の提出に係る証拠をみるに、「白子」が菓子の原材料として使用されていると認め得る証拠は甲第5号証の一例のみであり、他に白子(雄魚の精巣)が「菓子及びパン」の原材料として普通に使用されていることを認め得る証拠は見当たらない。
また、雄魚の精巣である白子は、取引者・需要者間に、主に「汁物、鍋物、和え物」等の原材料に使用されるものとして知られているところであり、(「改訂 調理用語辞典」平成10年12月25日 財団法人全国調理師養成施設協会発行)菓子及びパンの原材料として一般に認識されていない。
そうとすれば、「白子」の文字よりなる本件商標を、その指定商品である「菓子及びパン」について使用しても、これに接する取引者・需要者は、当該商品が「白子を原材料に使用した商品」であるとは認識することはないとみるのが相当である。
したがって、本件商標は、これをその指定商品に使用しても、商品の品質、原材料を表示するものではなく、かつ商品の品質について誤認を生ずるおそれもないというのが相当である。
(2)本件商標が商標法第4条第1項第15号に該当するか否かについて
「白子のり」の文字よりなる商標(以下、「使用商標」という。)は、本件商標の登録出願時に、「白子のり」(「シラコノリ」)と称され、請求人の業務に係る商品「のり」を表す商標として、取引者・需要者の間に広く認識されていたものと認められるものである。
しかしながら、本件商標は、上記のとおり雄魚の精巣を意味する「白子」であり、そして、上記請求人の使用商標「白子のり」とは、外観、称呼及び観念を異にする非類似の商標といい得るものであって、かつ使用する商品も異なるものであるから、これをその指定商品に使用しても、取引者・需要者が請求人の使用商標を連想又は想起するものとはいえず、また、その商品が請求人又は請求人と何らかの関係のある者の業務に係るものであるかのように、その商品の出所について混同を生ずるおそれがあるものとは認められない。
したがって、本件商標は、商標法第3条第1項第3号、同法第4条第1項第16号及び同第15号に違反して登録されたものではないから、同法第46条第1項の規定により、その登録を無効とすることはできない。
よって、結論のとおり審決する。
審理終結日 2001-09-20 
結審通知日 2001-09-26 
審決日 2001-10-11 
出願番号 商願平7-80019 
審決分類 T 1 11・ 13- Y (030)
T 1 11・ 271- Y (030)
T 1 11・ 272- Y (030)
最終処分 不成立 
前審関与審査官 鈴木 茂久松本 はるみ 
特許庁審判長 寺島 義則
特許庁審判官 柳原 雪身
上村 勉
登録日 1997-12-05 
登録番号 商標登録第3364147号(T3364147) 
商標の称呼 シラコ 
代理人 田辺 敏郎 
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