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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 登録しない Z16
管理番号 1039683 
審判番号 審判1999-12216 
総通号数 19 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2001-07-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 1999-07-26 
確定日 2001-04-10 
事件の表示 平成 9年商標登録願第166693号拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。
理由 1 本願商標
本願商標は、「絵手紙」の文字を横書きしてなり(標準文字によるもの)、第16類「紙類,紙製包装用容器,家庭用食品包装フィルム,紙製ごみ収集用袋,プラスチック製ごみ収集用袋,衛生手ふき,型紙,紙製テーブルクロス,紙製タオル,紙製手ふき,紙製のぼり,紙製旗,紙製ハンカチ,紙製ブラインド,紙製幼児用おしめ,裁縫用チャコ,荷札,印刷物,書画,写真,写真立て,遊戯用カード,文房具類,事務用又は家庭用ののり及び接着剤,青写真複写機,あて名印刷機,印刷用インテル,印字用インクリボン,活字,こんにゃく版複写機,自動印紙はり付け機,事務用電動式ホッチキス,事務用封かん機,消印機,製図用具,装飾塗工用ブラシ,タイプライター,チェックライター,謄写版,凸版複写機,文書裁断機,封ろう,マーキング用孔開型板,郵便料金計器,輪転複写機,観賞魚用水槽及びその附属品」を指定商品として、平成9年10月13日に登録出願されたものである。

2 原査定の理由
原査定は、「本願商標は、『絵手紙』の文字を普通に用いられる方法で書してなるところ、『絵手紙』とは、墨、色鉛筆、絵の具などで和紙やはがきに好きな絵及び短文を記し、全体として一つの作品として成り立つもので、近年、初心者を対象にした文化教室が増え、また、その描き方について授業で教える小学校や町おこしのために世界的な展覧会を開く自治体も登場するなどその人気が拡大していることに照らせば、これを本願指定商品中、『絵手紙を作成する際使用される商品」(例えば、『絵手紙を書くための私製はがき、絵手紙を書くための文房具』)に使用するときは、全体として『絵手紙に用いる商品であること』を想起させるに止まり、単に商品の品質、用途を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨、認定判断して、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
請求人は、「本願商標は、当業者が常用している名称でないのは勿論のこと、一般名称にも該当せず、しかも審査官の指摘するものにも該当しないものであるから、いわゆる自他商品識別力を有し、商標法第3条第1項第3号に該当しない」と主張する。
そして、この主張の根拠を概要以下のように述べ、証拠方法として、甲第1号証ないし甲第17号証を提出している。
(1)本願商標「絵手紙」は、請求人である「小池邦夫」が創作した造語であり、しかも「小池邦夫」が日本国内において最先使用し、さらに継続して専一使用により国内において「小池邦夫」と結びつけられて広く周知されるようになり、国内において「小池邦夫」の標章として広く周知されるようになったものであること
(2)本願商標の「絵手紙」は、市販されている国語辞典にも、記載されていないこと
そこで、請求人が提出した甲第1号証ないし甲第17号証を総合すると、「絵手紙」とは、「絵を添えた手紙、絵入りの手紙(はがきによる手紙を含む。)」のことをいう言葉として一般に理解されるに至っているものと認められ、また、「絵手紙」という言葉は、請求人である「小池邦夫」が創作した言葉であることがうかがえる。さらに、請求人が、「絵手紙」の創始者として指導、講演、展覧会の開催などの活動をし、新聞やテレビで紹介された事実が認められる。しかしながら、前記の甲各号証(甲第13号証を除く。)によっては、請求人が、「絵手紙」という言葉を、自己の取り扱う商品や役務(サービス)を他人のそれと識別するための商標として使用した事実は認められないし、まして、これが需要者の間に周知の商標となっていると認めることはできない。前記の甲各号証(甲第13号証を除く。)には、「絵手紙」という文字が文章中などに記載されているが、前記した「絵を添えた手紙、絵入りの手紙(はがきによる手紙を含む。)」のことをいう一般用語として使用しているものであり、商標として請求人が使用していることをうかがわせるものはない。ただし、甲第13号証の「月刊 絵手紙」創刊号の題号として、「絵手紙」という言葉が使われており、この出版物の発行所が「日本絵手紙協会」であり、その代表者が「小池邦夫」である旨の表示がされていることが認められる。しかし、この出版物は、その内容が「絵手紙」に関するものであるから、このような題号を採用したとみられるものであって、かえって、「絵手紙」という言葉が、前記した「絵を添えた手紙、絵入りの手紙(はがきによる手紙を含む。)」をいう一般用語として使用されていることを裏付けるものと評価できる。
そして、「絵手紙」という言葉が、市販の国語辞典に収録されていない語であるとしても、国語辞典は、一般に通用しているすべての語を収録しているとは限らないし、甲第1号証ないし甲第17号証により、「絵手紙」は、「絵を添えた手紙、絵入りの手紙(はがきによる手紙を含む。)」のことをいう言葉として一般に理解されるに至っていると認められることは、前述のとおりである。
また、甲第16号証によれば、「絵手紙」を作成するための用紙、墨、顔彩、筆などの用具が販売されており、「絵手紙セット」、「絵手紙青墨」、「絵手紙顔彩12色」などの名称がつけられている事実が認められる。
以上のようにみてくると、本願商標を構成している「絵手紙」の文字は、絵手紙を作成する用具に使用するときは、その商品の用途を表示するものといわざるをえない。
したがって、本願商標は商標法第3条第1項第3号に該当するとした原査定は、妥当であって取り消すことができない。
よって、結論のとおり審決する。
審理終結日 2000-07-12 
結審通知日 2000-07-25 
審決日 2000-08-07 
出願番号 商願平9-166693 
審決分類 T 1 8・ 13- Z (Z16)
最終処分 不成立 
前審関与審査官 原田 信彦 
特許庁審判長 佐藤 敏樹
特許庁審判官 村上 照美
上村 勉
商標の称呼 エテガミ 
代理人 福岡 要 
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