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審決分類 審判 査定不服 商4条1項15号出所の混同 取り消して登録 W18
管理番号 1373965 
審判番号 不服2020-16538 
総通号数 258 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2021-06-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2020-12-01 
確定日 2021-05-11 
事件の表示 商願2019-156406拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲1のとおりの構成からなり、第18類「擬革,バッグ,革製のかばん及び財布,革製の小銭入れ,革製又は擬革製のキーケース,革製及び人工皮革製のバッグ,ランドセル,ハンドバッグ,財布,札入れ,ヒップバッグ,革及び擬革,傘,日傘及びつえ,皮革製包装用容器,携帯電話機収納付き財布,かばん金具,がま口口金,皮革,革ひも,原革,原皮,なめし革,毛皮,かばん類,袋物,手提げかばん,カード入れ,キーケース,巾着,買物袋,革製旅行用具入れ,クレジットカード入れ(財布),バックパック,旅行かばん,携帯用化粧道具入れ,ステッキ,つえ,つえ金具,つえの柄」を指定商品として、平成31年12月13日に登録出願されたものである。
2 原査定の拒絶の理由の要点
原査定は、「本願商標は、地球と思しき図形の下に『PRIMA CLASSE』の文字を横書きしてなるものである。そして、イタリア国ミラノ所在の『アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー』の『PRIMA CLASSE』、『プリマクラッセ』の『かばん類』などの商品は、セレブが使用したこと等により、『かばん類』等の高級ブランドとして1990年代に我が国でも非常に人気を博し、近年、改めて人気を集めている事情がうかがえるものである。また、同情報の商品の紹介記事等においては、『PRIMA CLASSE』、『プリマクラッセ』の文字が使用されており、『PRIMA CLASSE』、『プリマクラッセ』の文字は、イタリア国ミラノ所在の『アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー』の商品を指称する語として、我が国の需要者の間において相当程度広く認識されている実情が認められる。これを踏まえて本願商標をみると、構成中の『PRIMA CLASSE』の文字部分は、イタリア国ミラノ所在の『アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー』が、商品『かばん類』等に使用して、本願商標の登録出願前より、我が国の需要者の間において相当程度広く認識されている商標『PRIMA CLASSE』、『プリマクラッセ』と同一又は類似するものである。そうすると、本願商標は、その構成中に、周知・著名な『PRIMA CLASSE』、『プリマクラッセ』と類似する『PRIMA CLASSE』の文字を、独立看取しうる態様で有しており、これをその指定商品に使用するときは、これがあたかもイタリア国ミラノ所在の『アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー』又は同社と組織的・経済的に何らかの関係を有する者の業務に係る商品であるかのように、商品の出所について混同を生ずるおそれがあるものというのが相当である。したがって、本願商標は商標法第4条第1項第15号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
(1)「PRIMA CLASSE」及び「プリマクラッセ」の文字の周知性について
ア 原査定は、本願商標が商標法第4条第1項第15号に該当する理由として、イタリア国ミラノ所在の「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」が、商品「かばん類」等に使用して、我が国の需要者の間において相当程度広く認識されているとする「PRIMA CLASSE」又は「プリマクラッセ」の文字からなる商標(以下「引用商標」という。)を引用している。
イ しかしながら、当審における職権による調査及び原審における参考情報によれば、「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」は、別掲2(1)及び(2)のとおり、商品「かばん類」について、「1A CLASSE」(別掲2(1)及び(2)にある画像のとおり、全体的にややデザイン化された文字で表されており、また、「A」の文字は「1」の数字の右上に、下線を伴い小さく配されている。)の標章(以下「使用商標」という。)を使用していることは確認し得るものの、その掲載件数はわずか2件であり、そのうちの1件は英語表記によるものであって、我が国の需要者、取引者に向けた内容とはいい難く、他の1件はブランド紹介であって実際に商品の販売に係る内容ではない。さらに、ウェブサイト上の小売業者(古物商に係るものを含む。)による販売に関する掲載件数は10件と、決して多いものとはいえない(別掲3(1)ないし(10))。
ウ 原審が認定した引用商標の使用状況
原審が認定した引用商標の使用状況は、当審における職権による調査及び原審における参考情報によれば、以下のとおりである。
(ア)新聞記事情報
平成5年(1993年)ないし平成24年(2012年)の間に、6件の新聞記事(重複内容の記事を含む。)において、「プリマクラッセ」又は「プリマ・クラッセ」の文字が、例えば「イタリア人デザイナー、アルビエロ・マルティーニのブランド『プリマクラッセ』」や、「世界地図をモチーフにしたバッグなどで知られる『プリマクラッセ』」のように記載されているものの(別掲5(1)ないし(6))、当該新聞記事の情報は、最も新しいものでも本願商標の出願の日より7年以上前のものであり、また、その掲載件数も、19年間のうちわずか6件であるから、決して多いものとはいえない。
(イ)小売業者(古物商に係るものを含む。)が、「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」の商品「かばん類」を販売している実情
小売業者(古物商に係るものを含む。)が、「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」の商品「かばん類」を販売している実情については、10件のウェブサイト(別掲3(1)ないし(10))において、「PRIMA CLASSE」、「プリマクラッセ」又は「プリマ・クラッセ」の文字の記載が認められるものの、これらの記載は小売業者(古物商に係るものを含む。)が商品に係るブランドについての説明として用いたものであって、これに対し、「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」の商品に用いられている標章として確認し得るものは使用商標であるというのが相当であるし、そもそも、「PRIMA CLASSE」等の文字が記載されている掲載件数は決して多いものとはいえない。
(ウ)「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」が商品「かばん類」について使用しているブランドに関する紹介等がされている実情
ウェブサイトにおける、古物商による取り扱いブランドを紹介する記事や、ファッションブランドを紹介する記事において、「PRIMA CLASSE」、「プリマクラッセ」又は「プリマ・クラッセ」の文字の記載は8件認められるものの(別掲2(1)及び別掲4(1)ないし(7))、これらは実際に商品の販売に係る内容を記載したものではない。
エ 上記イ及びウのとおり、「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」による「PRIMA CLASSE」又は「プリマクラッセ」の文字からなる引用商標の使用状況は判然としない上、引用商標の使用期間や引用商標が使用された商品の販売実績についても不明であることから、引用商標については、これらの具体的な事実に基づいて、その周知性の程度を推し量ることができない。
オ そうすると、引用商標は、特定の者の業務に係る商品を表示するものとして、取引者、需要者の間に広く認識されていたものと認めることができない。
(2)本願商標と引用商標との類似性の程度について
本願商標は、上記1のとおり、地球様の図形の下にややデザイン化された「PRIMA CLASSE」の欧文字を横書きしてなるところ、当該欧文字は、イタリア語で「一等」の意味を有する語であるが、我が国において馴染みのない語であって、特定の意味合いを直ちに想起させるものとはいい難いから、これよりは、「プリマクラッセ」の称呼が生じ、特定の観念を生じないものである。
また、本願商標中、図形部分と文字部分は、互いに接することなく、視覚的に明確に分離して認識できること、及び観念的に密接な関連性を有しているなど、両者を不可分一体のものとして把握しなければならない特段の事情は見いだせないことから、これらを分離して観察することが取引上不自然であると思われるほど不可分に結合しているものとはいえない。
そうすると、本願商標は、その構成中の「PRIMA CLASSE」の欧文字が自他商品の識別標識としての機能を果たし得る要部として認識され、当該文字部分をもって取引に資する場合も決して少なくないというべきである。
してみれば、本願商標の要部である「PRIMA CLASSE」の文字と引用商標とは、その構成文字を共通にする場合があり、外観において同一又は類似する場合があって、ともに「プリマクラッセ」の称呼を生じるものであるから、本願商標と引用商標の類似性の程度は高いものといえる。
(3)本願の指定商品と引用商標の使用に係る商品の関連性の程度、取引者及び需要者の共通性について
本願の指定商品は、上記1のとおり、第18類「擬革,バッグ,革製のかばん及び財布,革製の小銭入れ,革製又は擬革製のキーケース,革製及び人工皮革製のバッグ,ランドセル,ハンドバッグ,財布,札入れ,ヒップバッグ,革及び擬革,傘,日傘及びつえ,皮革製包装用容器,携帯電話機収納付き財布,かばん金具,がま口口金,皮革,革ひも,原革,原皮,なめし革,毛皮,かばん類,袋物,手提げかばん,カード入れ,キーケース,巾着,買物袋,革製旅行用具入れ,クレジットカード入れ(財布),バックパック,旅行かばん,携帯用化粧道具入れ,ステッキ,つえ,つえ金具,つえの柄」であるのに対し、引用商標の使用に係る商品は、上記(1)のとおり、その使用状況が判然としないものであるから、両者における商品の関連性の程度や取引者及び需要者の共通性について比較することができない。
(4)商標法第4条第1項第15号該当性について
上記(1)ないし(3)のとおり、本願商標と引用商標との類似性の程度は高いといえるものの、本願の指定商品と引用商標の使用に係る商品の関連性の程度、取引者及び需要者の共通性については比較することができない上、引用商標は、イタリア国ミラノ所在の「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」の業務に係る商品を表示するものとして、広く認識されているということはできないものである。
そうすると、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、これに接する取引者、需要者が、イタリア国ミラノ所在の「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」を連想、想起することはなく、その商品が同社又は同社と経済的、組織的に何らかの関係を有する者の業務に係る商品であるかのように、商品の出所について混同を生ずるおそれがあるということはできない。
したがって、本願商標は、商標法第4条第1項第15号に該当しない。
(5)まとめ
以上のとおり、本願商標が商標法第4条第1項第15号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲
別掲1 本願商標


別掲2 「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」が商品「かばん類」等について商品販売等をしている実情
(1)「alviero martini 1A CLASSE」のウェブサイトにおいて、例えば、以下の画像とともに、商品「バッグ」や「キーホルダー」などが英語表記により販売されている。


https://www.alvieromartini.it/us/donna/woman/bags/bags-geo-collection/geo-classic-medium-backpack-with-logo-01ec5d09960000010.html

https://www.alvieromartini.it/us/monogram-keychain-with-double-ring-black-01ecm5p20496130001.html
(2)「SMB Co.,Ltd」のウェブサイトにおいて、以下の画像とともに、「ブランド プロフィール PRIMA CLASSE(プリマクラッセ)はイタリア語で『最上級』という言葉を意味します。デザイナーのアルヴィエロ・マルティーニは、アンティークマップにヒントを得てブランドが始まります。セピア調の落ち着きのある柄は世界中のセレブやファッションピープルに愛されており『最上級』という言葉にふさわしく、大人のエレガンスなブラントになっております。」との記載がある。

https://smb-jpn.com/primaclasse/

別掲3 我が国の小売業者(古物商に係るものを含む。)が、「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」の商品「かばん類」を販売している実情
(1)「PRIMA CLASSE(プリマクラッセ)通販専門店」のウェブサイトにおいて、以下の画像とともに、「当店はPRIMA CLASSE(プリマクラッセ)を専門に取り扱っている公式サイトです。当店の商品は、海外正規品を扱う販売店より仕入れておりますので全て正規品の本物です。安心してお買い物をお楽しみください」及び「LARGE HALF-MOON CROSSBODY 人気急上昇!プリマクラッセ定番の地図柄&カジュアルで実用的なバックです!」との記載がある。

http://prima-classe.shop-pro.jp/
(2)「www.yodobashi.com」のウェブサイトにおいて、「プリマクラッセ W260/6000 [コイン&キーケース ベージュ]」の見出しの下、以下の画像とともに、「1991年にイタリアのミラノで創業されたファーストクラスを意味するブランド1A CLASSE(プリマクラッセ)。その象徴的で印象的な古代地図(GEO MAP)の描かれた生地でバッグやアクセサリーなど多数の製品を生み出しております。古代地図の裁断の違いにより、それぞれの製品で異なった柄目で製造され、同じ型の製品でもそれぞれの個性が出ているのが特徴のブランドです。」との記載がある。


https://www.yodobashi.com/product/100000001005919495/
(3)「Rakuten」のウェブサイトにおいて、「プリマクラッセ PRIMA CLASSE トートバッグ 地図柄 ショルダーバッグ プリマ・クラッセ ハンドバッグ トート バッグ レディース メンズ ブランド 新品」の見出しの下、以下の画像を含む商品「バッグ」の画像とともに、「■PRIMA CLASSE / プリマ クラッセ ■プリマ クラッセ PRIMA CLASSE プリマクラッセの特徴は、中世の大航海時代の地図をモチーフとされていて、上品さと落ち着きを持ち合わせた開拓心や冒険心が感じられるブランドです。柄の出方は商品ごとに、ヨーロッパだったり南米だったり、日本だったりと多種多様!周りと被る心配は無用です。」との記載がある。

https://item.rakuten.co.jp/auc-saladabowl/pc-cd003-6000-0010/
(4)「BUYMA」のウェブサイトにおいて、「プリマクラッセ 日本未入荷!エレガントな世界地図の柄の長財布」の見出しの下、「今日は地元イタリアのスタイリスト、アルヴィエーロ・マルティーニが生み出した『プリマ・クラッセ(Prima Classe)』のお財布をご紹介します。日本でも1990年代にとても流行りましたので、覚えている方もいらっしゃるかと思います。世界地図の柄のデザインのバッグや革小物などのコレクションは、地元イタリアでもマダムが持っているのを時々目にします。」の記載があり、以下の画像とともに、商品「財布」が販売されている。

https://www.buyma.com/item/56203590/
(5)「BUYMA」のウェブサイトにおいて、「日本未入荷!レア【PLIMA CLASSE】Navy Geo Map マザーズバッグ」の見出しの下、「安心の国内発送!送料関税込み!なんとあの、ALVIERO MARTINI PLIMA CLASSEより、マザーバッグ、マザーズバッグ、ママバッグのご紹介です。PLIMA CLASSEといえば、一昔大流行したブランドというイメージも強いですが、なんと今再び人気が出てきている、大注目のブランドなのです。インスタグラムなどで、国内や、海外のセレブやなどが愛用していることでも注目を浴びています。現在はALVIERO MARTINIというブランド名が使われています。日本ではなかなか手に入りません。」の記載があり、以下の画像とともに、商品「バッグ」が販売されている。

https://www.buyma.com/item/63621906/
(6)「総合リユースショップ トレファク」のウェブサイトにおいて、「柏市にあるリサイクルショップ 南柏店からの新入荷&買取情報です!・・・2014-01-16 ☆ALVIERO MARTINI 1A CLASSE(アルヴィエロ マルティーニ プリマ クラッセ)のバッグが入荷☆・・・昨日『プリマクラッセ』のハンドバッグとショルダーバッグが入荷致しました。1980年代にアルヴィエロ・マルティーニが創立した、イタリアのバッグブランド『PRIMA CLASSE』。上質な素材とレトロな雰囲気がお洒落な雰囲気抜群のプリマクラッセ。状態はどちらも良好です。」の記載とともに、以下の画像を含む商品「バッグ」の画像が掲載されている。

https://www.treasure-f.com/shop/32/topics/87681/
(7)「(株)ホテルロッテ ロッテ免税店」のウェブサイトにおいて、「イタリアのグラフィックデザイナー『マルティーニ』により1990年、旅への情熱をコンセプトに『1A Classe(プリマクラッセ イタリア語で1等級、VIPの意味)の製品が発売され、1995年イタリアファッションの中心であるVia montenapoleone(ヴィアモンテナポレオーネ)に最初の店舗をオープンしました。プリマクラッセの特徴は、同じ商品でも世界地図を用いた柄を使用しているため一つ一つの柄が異なる点です。」の記載と共に、以下の画像が表され、商品「バッグ」が販売されている。

https://jpn.lottedfs.com/kr/display/brand?dispShopNo=10003059
(8)「ブランド品卸」のウェブサイトにおいて、「プリマクラッセ PRIMA CLASSE ボストンバッグ BV8932 6000 0010 NATURAL ベージュ系 マルチカラー メンズレディース」の見出しの下、「プリマクラッセはアルヴィエロ・マルティーニが1980年代中頃に創立したイタリアのバッグブランドです。セピア色の中世航海地図柄が非常に有名です。」の記載と共に、以下の画像を含む商品「バッグ」の画像が表され、商品「バッグ」が販売されている。

https://www.brand-oroshi.jp/products/detail/11174
(9)「リサイクル市場エコ 大久保店」のウェブサイトにおいて、「【PRIMA CLASSE】レディース ブランド紹介【Part:4】」の見出しの下、以下の画像とともに、「まず紹介しますバッグはこちら、『ミニリュック』です!・・・こちらのバッグのお値段は¥6000(税抜き)です!・・・明石のバッグでの買取と言えばやっぱりECO大久保・・・と言わせるぐらいの高価買取を行っています!!ぜひ、レディースバッグの買取はECO大久保店へ!」との記載がある。

http://recycle-shop.com/ookubo/2019/11/post-732.html
(10)「買蔵」のウェブサイトにおいて、「プリマクラッセの魅力とはなんぞや?」の見出しの下、「イタリアで1990年代に誕生したプリマクラッセ 大きな特徴のセピア調の地図柄は、デザイナーであるアルヴィエロ・マルティアーニがモスクワのブラジル大使館の仕事に携わった時に見つけた大航海時代の数枚の地図がヒントになっています。・・・価格も参考定価30,000円の商品が9,800円!!状態はBランクと中古になりますが、外観は問題無く目立った傷もありませんし、まだまだ使える1品!!」との記載がある。
https://kauzo-kaitori.com/kamioooka/news/kauzo-01114062319161/

別掲4 「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」が商品「かばん類」について使用しているブランドに関する紹介等がされている実情
(1)「BRAND FUGETSU」のウェブサイトにおいて、「プリマクラッセ バッグ買取について」の見出しの下、「プリマクラッセ(PRIMA CLASSE)をどこよりも高価で買取いたします。独特の地図柄が印象的なブランド「プリマクラッセ」は、1990年代後半に誕生したイタリアのブランドです。デザイナーのアルヴィエロ・マルティアーニ氏が、モスクワのブラジル大使館で書庫整理の仕事を行っていた際、偶然発見した古地図がモチーフになったといわれています。・・・中古市場においても、プリマクラッセを好むお客様は大勢いらっしゃるため、当店ではバッグなど各種アイテムを高価にて買取しております。」との記載がある。
https://brandfugetsu.jp/bag-kaitori/list/prima-classe/
(2)「なんぼや」のウェブサイトにおいて、「プリマクラッセの製品を高価買取」の見出しの下、「1990年代に日本で流行し、今また注目されているのは、現在ALVIERO MARTINI 1A CLASSEのブランド名で世界中に支持されているイタリアのブランド、プリマクラッセ。トレードマークの古地図柄が目を引く、上品なバッグやスーツケースをはじめ、財布、傘、ウェアなど、さまざまなアイテムを『なんぼや』が高く買い取ります。」との記載がある。
https://nanboya.com/primaclasse/
(3)「REUSED MAISON エコスタイル SELL & BUY」のウェブサイトにおいて、「ブランド買取HOME > 取扱ブランド > プリマクラッセ買取」のカテゴリーにおいて、「プリマクラッセ買取」の見出しの下、「ECOSTYLE プリマクラッセの買取を強化中です。ぜひ当店にお売り下さい。プリマクラッセは1990年代にイタリアで誕生したアクセサリー・レディースバッグのブランドです。最大の特徴はベージュ地に描かれた地図柄で、バッグ、財布、ケース類などすべてのアイテムに用いられているので、視認性が高いブランドといえます。・・・プリマクラッセの買取ならお任せください!」との記載がある。
https://www.style-eco.com/brand/primaclasse/
(4)「FukuDB」のウェブサイトにおいて、「プリマクラッセ / Prima classe」の見出しの下、「プリマクラッセ(Prima classe)とは、イタリアのバッグブランド。創立者はイタリア人デザイナーのアルヴィエロ・マルティーニ氏である。世界地図『ジオ・マップ(GEOMAP)』のプリント柄がトレードマークとなっている。」との記載がある。
http://www.fukudb.jp/node/627
(5)「GLADD」のウェブサイトにおいて、「イタリアの人気バッグブランド総まとめ」の見出しの下、「イタリアの人気バッグブランド13選・・・11. プリマ・クラッセ PRIMA CLASSE」及び「プリマ・クラッセ PRIMA CLASSE 1991年にイタリアのデザイナー『アルヴィエロ・マルティアーニ』によってミラノで立ち上げられました。『プリマクラッセ』は『最上』を意味しています。・・・歴史の浅いブランドではあるものの、セレブの間でも愛用され、瞬く間に国外へ広まり話題となりました。」との記載がある。
https://gladd.jp/blog/fashion/italia-bag-brand/
(6)「Fashion-Collect」のウェブサイトにおいて、「プリマクラッセ(PRIMA CLASSE)」の見出しの下、「プリマクラッセはアルヴィエロ・マルティーニ(Alviero MARTINI)によってイタリア(ミラノ)に創設されたファッションブランドです。アイテムには、ボストンバッグ、キーケース、ブリーフ、バッグ、ショルダーバッグなどがある。」との記載がある。
https://fashion-collect.jp/brand/prima_classe/
(7)「LFA Tokyo」のウェブサイトにおいて、「“プリマクラッセ”の歴史」の見出しの下、以下の画像とともに、「セピア色の生地に世界地図が描かれた模様を、誰もが一度は見たことがあるでしょう。バッグ、財布、ポーチなど、インパクトのあるそのデザインは人目を引き、瞬く間にブームを呼び起こした歴史があるのです。ブランドの名は”プリマクラッセ”。イタリア語で、『最上』という意味があります。」との記載がある。

https://lfa.tokyo/2017/12/31/prema_classe/

別掲5 「アルヴィエロ マルティニ エス ピー エー」のブランド「プリマクラッセ(プリマ・クラッセ)」に関する新聞記事
(1)2012年9月20日 静岡新聞朝刊 4ページ
「春夏ファッション続々-ミラノ・コレクション開幕」の見出しの下、「2013年の春夏ファッションをリードするミラノ・コレクションが19日、イタリア北部ミラノで開幕した。25日までの期間中、68ブランドによる71のファッションショーが開催される。今シーズン1番手はイタリア人デザイナー、アルビエロ・マルティーニのブランド『プリマクラッセ』のショー=写真=。サテンやシフォンなどさまざまな種類のシルクを素材に、女性らしさを強調する丸みを帯びたラインが特徴のスーツやワンピースを披露した。」との記載がある。
(2)2012年9月20日 熊本日日新聞朝刊 32ページ
「ミラノ・コレクション開幕 イタリア」の見出しの下、「◇ミラノ・コレクション開幕 2013年の春夏ファッションをリードするミラノ・コレクションが19日、イタリア北部ミラノで開幕した。25日までの期間中、68ブランドによる71のファッションショーが開催される。今シーズン1番手はイタリア人デザイナー、アルビエロ・マルティーニのブランド『プリマクラッセ』のショー。サテンやシフォンなどさまざまな種類のシルクを素材に、女性らしさを強調する丸みを帯びたラインが特徴のスーツやワンピースを披露した。」との記載がある。
(3)2012年9月20日 琉球新報朝刊 6ページ
「春夏ファッション続々/ミラノ・コレクション開幕」の見出しの下、「【ミラノ共同】2013年の春夏ファッションをリードするミラノ・コレクションが19日、イタリア北部ミラノで開幕した。25日までの期間中、68ブランドによる71のファッションショーが開催される。今シーズン1番手はイタリア人デザイナー、アルビエロ・マルティーニのブランド『プリマクラッセ』のショー。サテンやシフォンなどさまざまな種類のシルクを素材に、女性らしさを強調する丸みを帯びたラインが特徴のスーツやワンピースを披露した。」との記載がある。
(4)2007年11月26日 日経MJ(流通新聞) 6ページ
「伊ファッショングループ、伊雑貨ブランド国内販売。」の見出しの下、「イタリア製品の輸出支援を手掛ける伊ファッショングループは、伊雑貨ブランド『プリマ・クラッセ』を日本国内で販売する。二〇〇八年から百貨店向けなどの卸業務を始めるほか、同年中に東京都内に旗艦店を開業、小売りにも進出する。初年度三億円の売り上げを目指す。このほど設立した日本法人のファッショングループジャパン(東京・中央)がプリマ・クラッセの正規代理店としてカバンを中心に販売し、ブランドの認知度を上げたうえで衣料や靴などに取扱商品を拡大する。プリマ・クラッセの商品では古地図をデザインにしたカバン=写真=が有名。同ブランドを扱う伊アルヴィエロ・マルティーニの全世界の売上高は四千八百万ユーロ(約七十七億円)に上る。九〇年代に国内で流行したが、日本で正規の輸入を手掛けていた会社が取り扱いをやめて以降は、並行輸入品が一部流通しているだけだった。」との記載がある。
(5)1999年3月1日 日刊スポーツ 28ページ
「連載 ミラノ短信(2)アルヴィエロ・マルティーニ、マヤ文明をテーマに」の見出しの下、「ミラノ・コレクション2日目の2月27日、8ブランドがコレクションを発表した。『アルヴィエロ・マルティーニ』は、世界地図をモチーフにしたバッグなどで知られる『プリマクラッセ』のプレタポルテ(既製服)ラインらしく、前回のアフリカに続き今回はマヤ文明がテーマだった。神殿の浮き彫りを思わせるきらびやかな模様のドレスでため息をつかせる一方で、ベージュやモスグリーンといったアースカラーを中心に、普段着として使えそうなフードつきのコートなども展開した。」との記載がある。
(6)1993年3月30日 日経流通新聞 28ページ
「古地図でタイムトラベル??ファッションの世界にも波及、バッグの柄に絵の代わりも。」の見出しの下、「・・・古地図は雑貨デザインにも取り入れられ始めた。高級輸入雑貨販売のアオイ(神戸市)は二年前、世界地図を裁断したデザインのイタリア製雑貨『プリマ・クラッセ』の販売を始めた。大型旅行カバンから財布、傘など約二百八十点。」との記載がある。

審決日 2021-04-23 
出願番号 商願2019-156406(T2019-156406) 
審決分類 T 1 8・ 271- WY (W18)
最終処分 成立  
前審関与審査官 吉岡 めぐみ 
特許庁審判長 冨澤 美加
特許庁審判官 杉本 克治
庄司 美和
商標の称呼 プリマクラッセ、プリマ、クラッセ 
代理人 朝比 一夫 
代理人 江部 武史 

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