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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 登録しない W101144
管理番号 1356900 
審判番号 不服2018-12206 
総通号数 240 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2019-12-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2018-09-11 
確定日 2019-10-17 
事件の表示 商願2016-146166拒絶査定不服審判事件について,次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は,成り立たない。
理由 第1 本願商標
本願商標は,「光育毛」の文字を標準文字で表してなり,第10類,第11類及び第44類に属する願書に記載のとおりの商品及び役務を指定商品及び指定役務として,平成28年12月28日に登録出願されたものである。
その後,指定商品及び指定役務については,原審における平成29年10月2日付け手続補正書により,第10類「発毛・育毛を促進する医療用機械器具,頭部の血行を促進する医療用機械器具,脱毛治療に用いられる機械器具,医療用機械器具,業務用頭皮マッサージ器,家庭用頭皮マッサージ器,家庭用電気マッサージ器」,第11類「LEDを用いた家庭用電気式育毛器,家庭用頭部血行促進機,家庭用電熱用品類,業務用発毛・育毛促進機械器具(医療用のものを除く。),業務用頭部血行促進機,美容院用又は理髪店用の機械器具(椅子を除く。)」及び第44類「美容,理容,美容・理容に関する情報の提供,美容・理容に関する指導及び助言,かつら・入れ毛・つけ毛・ヘアエクステンション・頭飾品の選択又は装着に関する情報の提供,かつら・入れ毛・つけ毛・ヘアエクステンション・頭飾品の選択又は装着に関する指導及び助言,毛髪の診断,かつらの装着及びそれに伴う調髪,ヘアカット,ヘアスタイリング,ヘアカラーリング,育毛,発毛,増毛,植毛,育毛・増毛・植毛・発毛及び脱毛の予防に関する情報の提供,育毛・増毛・植毛・発毛及び脱毛の予防に関する指導及び助言,頭皮の健康に関する指導及び助言,健康管理に関する情報の提供,あん摩,頭皮のマッサージ,マッサージ,指圧,カイロプラクティック,きゅう,柔道整復,はり,医療情報の提供,健康診断,医療用機械器具の貸与,美容院又は理髪店用の機械器具の貸与」と補正されたものである。

第2 原査定の拒絶の理由(要点)
原査定は,「本願商標は,『光育毛』の文字を標準文字で書してなるところ,当該商標は,指定商品及び指定役務との関係から,全体として『光を用いた育毛』等の意味合いを表わすものであり,また,近年,光(LED)を用いた育毛がサロンはもちろん,家庭でも『LED育毛器』として販売されていることなどから,本願商標をその指定商品中の『光(LED)を用いて育毛を促進する医療用機械器具,光(LED)を用いた家庭用電気式育毛器,光(LED)を用いた業務用育毛促進機械器具(医療用のものを除く。)』,又はその指定役務中の『光(LED)を用いた育毛,光(LED)を用いた育毛に関する情報の提供・指導及び助言』に使用した場合,これに接する需要者は,単に商品の品質(内容)又は提供する役務の質(内容)を普通に用いられる方法で表示したと認識するというべきであるから,本願商標は,商標法第3条第1項第3号に該当する。」旨認定,判断し,本願を拒絶したものである。

第3 当審において通知した審尋
当審において,平成31年4月9日付けで,本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当する旨の見解を示す審尋を通知し,これに対する回答を求めた。

第4 審尋に対する請求人の回答(要旨)
1 本願商標は,「光を用いた育毛」の意味合いが生じることは否定できないが,ほかに,「毛根に働きかけて,光輝くような毛髪の育毛をうながすこと」等の複数の意味合いが生じ得る語であり,指定商品及び指定役務との関係において,需要者及び取引者に商品の品質などを直接的かつ一義的に理解させることはなく,また,「光」は青色光,LED,近赤外光などの複数の意味合いを有しているため,「光を用いた育毛」からは,どのような光をどのようにして用いるのかが不明であり,漠然と広範な意味合いであることから,指定商品等との関係において,商品等が有する一定の品質を取引者,需要者に直ちに認識させない。
2 過去の商標の登録事例(「光美白」,「光ドライヤー」,「光セラピー」,「光給電盤」,「光麗肌」)によれば,本願商標も登録されるべきである。
3 「光育毛」の文字の育毛に関する業界における使用例(「LED光育毛」,「光育毛器」,「光育毛装置」,「光育毛ブラシ」)については,いずれの語も,国語辞典に収録されてはおらず,我が国において広く親しまれている施術・製品とはいえないため,それらの語に接した需要者・取引者が,どういった性質,機能などを有している施術・製品であるのかについては,直ちには理解できない。また,各使用例では,どのような光を利用した技術であるかの具体的な説明がされていることから,それらの技術・機能が特殊であり,補足説明がなければ需要者及び取引者に商品や役務の内容を理解されない分野であるといえる。したがって,たとえ一部に使用例が見受けられるとしても,それらのみをもってして,本願商標「光育毛」が,指定商品等の分野において,普通に用いられていると捉えるのは性急である。

第5 当審の判断
1 商標法第3条第1項第3号該当性について
(1)本願商標について
ア 本願商標は,上記第1のとおり,「光育毛」の文字を標準文字で表してなるところ,その構成中,「光」の文字については,「大辞林第3版」(株式会社三省堂発行)には,「目に明るい感じを起こさせるもの。物理的には光は電磁波で,普通目に感じる可視光線をさす。さらにそれに赤外線・紫外線を加えていうこともある。」との記載がある。加えて,「光」の語の用例として,「光通信」が「光(赤外線・紫外線を含む)を搬送波に利用する通信。」,「光ファイバー」が「光を用いて情報を伝達する際に,光の伝送路として用いるきわめて細いグラスファイバー。」をそれぞれ意味する旨の記載がある(前掲書)。
イ 本願商標の構成中,「育毛」の文字については,「新明解国語辞典」(株式会社三省堂発行)には,「毛根に働きかけて,毛髪の発毛をうながすこと。」との記載がある。
ウ そうすると,本願商標は,よく知られた「光」と「育毛」の2語から構成されるものであり,上記アの「光」の語の用例からすれば,全体として,「光を用いた育毛」との意味合いが容易に理解されるものである。
(2)本願商標の指定商品及び指定役務について
本願の指定商品及び指定役務は,上記第1のとおりであって,育毛に関連性の高い商品及び役務(例えば第10類「発毛・育毛を促進する医療用機械器具,頭部の血行を促進する医療用機械器具,脱毛治療に用いられる機械器具,業務用頭皮マッサージ器,家庭用頭皮マッサージ器」,第11類「LEDを用いた家庭用電気式育毛器,家庭用頭部血行促進機,業務用発毛・育毛促進機械器具(医療用のものを除く。),業務用頭部血行促進機,」,第44類「毛髪の診断,育毛,発毛,増毛,植毛,育毛・増毛・植毛・発毛及び脱毛の予防に関する情報の提供,育毛・増毛・植毛・発毛及び脱毛の予防に関する指導及び助言,頭皮の健康に関する指導及び助言,頭皮のマッサージ」)及び当該商品又は役務を含む商品及び役務(例えば第10類「医療用機械器具,家庭用電気マッサージ器」,第11類「家庭用電熱用品類,美容院用又は理髪店用の機械器具(椅子を除く。)」,第44類「美容,理容,美容・理容に関する情報の提供,美容・理容に関する指導及び助言,かつら・入れ毛・つけ毛・ヘアエクステンション・頭飾品の選択又は装着に関する情報の提供,かつら・入れ毛・つけ毛・ヘアエクステンション・頭飾品の選択又は装着に関する指導及び助言,かつらの装着及びそれに伴う調髪,ヘアカット,ヘアスタイリング,ヘアカラーリング,健康管理に関する情報の提供,あん摩,マッサージ,指圧,カイロプラクティック,きゅう,柔道整復,はり,医療情報の提供,健康診断,医療用機械器具の貸与,美容院又は理髪店用の機械器具の貸与」)である。
(3)光を用いた育毛に関する研究開発等の実情,及び育毛に関する業界における「光」及び「育毛」の文字の使用について
当審における職権調査によれば,以下の事実が認められる。
ア 育毛に関する業界においては,青色光又は赤色光等を用いた育毛(治療)方法が研究開発され,実際に,光を用いた育毛効果を有するとされる商品や,医院又は美容室において光を用いた育毛治療等を提供する役務が取引されている(別掲1?3)。
イ 「光育毛」の文字は,育毛に関する業界においては,例えば,「LED光育毛」(毛根に届く光を頭に当てることによる育毛施術),「光育毛器」(近赤外光を照射する光育毛器),「光育毛装置」(育毛用の光を正しく照射できているかを利用者が容易に判断できる光育毛装置),「光育毛ブラシ」(LEDを備えたヘアブラシ状の商品)のように,「光を用いた育毛」の意味合いを示す語として,普通に使用されている実情がある(別掲1(4),別掲1(6)ア・イ,別掲2(1))。
ウ 「光」及び「育毛」の両文字は,育毛に関する業界においては,例えば,「青色光を当てる育毛治療は効果的だ」(別掲1(2)),「育毛サロンで使われている育毛効果の高い光です」(別掲2(2)),「光で育毛を促進するLEDライトセラピー」(別掲3(2))などのように,「光を用いた育毛」に関する研究開発,商品,役務であることを示す際に,同時に使用されている実情がある(別掲1?3)。
(4)以上からすると,本願商標は,これをその指定商品及び指定役務に使用したときは,取引者,需要者に対して,当該商品及び役務が光を用いて育毛(治療)するための商品ないしは役務であることを容易に理解,認識させるものであって,その商品の品質又は役務の質を表示したものとして理解させるにとどまり,自他商品及び自他役務の識別標識としては認識し得ないものというのが相当である。
したがって,本願商標は,その商品の品質又は役務の質を普通に用いられる方法で表示する標章のみからなる商標であるから,商標法第3条第1項第3号に該当する。
2 請求人の主張について
(1)請求人は,本願商標は,「光を用いた育毛」の意味合いが生じることは否定できないが,ほかに,「毛根に働きかけて,光輝くような毛髪の育毛をうながすこと」等の複数の意味合いが生じ得る語であり,指定商品及び指定役務との関係において,需要者及び取引者に商品の品質などを直接的かつ一義的に理解させることはなく,また,「光」は青色光,LED,近赤外光などの複数の意味合いを有しているため,「光を用いた育毛」からは,どのような光をどのようにして用いるのかが不明であり,漠然と広範な意味合いであることから,指定商品等との関係において,商品等が有する一定の品質を取引者,需要者に直ちに認識させない旨主張する。
しかしながら,本願商標は,請求人も自認するとおり,その言語構成に照らし,「光を用いた育毛」の意味合いを容易に想起させるものであり,指定商品及び指定役務の取引者や需要者によって,上記の意味合いを表す語として認識されるものであったと認められることは,上記1認定のとおりであるから,請求人が主張するように「光」の語が複数の意味合いを有するとしても,そのことによって上記認定が左右されるものではない。
(2)請求人は,過去の商標の登録事例(「光美白」,「光ドライヤー」,「光セラピー」,「光給電盤」,「光麗肌」)によれば,本願商標も登録されるべきである旨主張する。
しかしながら,商標が商標法第3条第1項第3号に該当するものであるか否かを判断するにあたっては,当該商標が,その指定商品及び指定役務との関係で,その商品の品質又は役務の質,その他の特性を表示記述するものとして取引に際し必要適切な表示であるか否かについての事情を総合考慮して,当該商標がその指定商品又は指定役務に使用された場合における,指定商品又は指定役務の取引者,需要者の認識を基準として判断すべきであるところ,請求人の挙げる事例は,いずれも,本願商標とは,その商標の構成や指定商品及び指定役務が相違するものであり,かかる事例についての判断は,本願商標の上記判断に影響を与えるものではない。
(3)請求人は,「光育毛」の文字の育毛に関する業界における使用例(「LED光育毛」,「光育毛器」,「光育毛装置」,「光育毛ブラシ」)については,いずれの語も,国語辞典に収録されてはおらず,我が国において広く親しまれている施術・製品とはいえないため,それらの語に接した需要者・取引者が,どういった性質,機能などを有している施術・製品であるのかについては,直ちには理解できない。また,各使用例では,どのような光を利用した技術であるかの具体的な説明がされていることから,それらの技術・機能が特殊であり,補足説明がなければ需要者及び取引者に商品や役務の内容を理解されない分野であるといえる。したがって,たとえ一部に使用例が見受けられるとしても,それらのみをもってして,本願商標「光育毛」が,指定商品等の分野において,普通に用いられていると捉えるのは性急である旨主張する。
しかしながら,本願商標が商標法第3条第1項第3号に該当するというためには,本件審判の審決時において,本願商標がその指定商品又は指定役務との関係で商品の品質又は役務の質を表示記述するものとして取引に際し必要適切な表示であり,取引者,需要者によって本願商標がその指定商品又は指定役務に使用された場合に,将来を含め,商品の品質又は役務の質を表示したものと一般に認識されるものであれば足り,「光育毛」の文字は,その言語構成に照らし,「光を用いた育毛」の意味合いが自然に生じることからすると,上記使用例においても,「光育毛」の文字は,当該文字を用いた商品,役務が,「光を用いた育毛」に関する商品,役務であることを容易に理解させるものであって,その商品の品質又は役務の質を表示記述するものとして取引に際し必要適切な表示であるというべきであるから,請求人が主張するように,上記使用例における「LED光育毛」,「光育毛器」等の各語が,補足説明がなければ需要者及び取引者に商品や役務の技術的な内容を正確には理解されないと解したとしても,そのことをもって,本願商標の同号該当性が否定されるものではない。
したがって,請求人の上記主張は,いずれも採用することができない。
3 まとめ
以上のとおり,本願商標は,商標法第3条第1項第3号に該当するものであるから,登録することができない。
よって,結論のとおり審決する。
別掲 別掲
1 光を用いた育毛に関する研究開発について
(1)「薄毛の食卓/5か月で64.5%の人が発毛した食事法」(2011年9月8日株式会社マガジンハウス発行)の102頁において,「さあ,この発見を知って,薄毛のあなたも驚いてください。なぜなら,青色光が皮膚のIGF-Iを増加させるなら,青色光照射で育毛効果と美肌効果が期待できるからです。」の記載がある。
(2)「髪がみるみる生える,ふえる,きれいになる25の習慣」(株式会社主婦の友社発行)の128頁において,「現在,日常的に使われている白色LEDの光は,実は青色光なのです。・・・明かりを白色LEDにすれば,育毛・美肌効果が期待でき,また省エネに役立ちます。適量の紫外線は健康効果と育毛効果を持っている」の記載,131頁において,「この項のまとめ/青色光を当てる育毛治療は効果的だ」の記載がある。
(3)2017年8月3日付け「化学工業日報」において,「ナリス化粧品,青色LEDに育毛作用,薄毛に顕著な効果」の見出しの下,「ナリス化粧品(大阪市福島区,村岡弘義社長・・・)は,青色発光ダイオード(LED)に育毛作用を見いだした。照射により体毛・毛髪の双方に作用を示し,とりわけ薄毛に対する効果が認められた。・・・研究では,皮膚と毛髪への青色LEDの照射により,双方で育毛作用を確かめた。とくに薄毛悩みを抱える被験者に対し6カ月間連用したところ,顕著な育毛効果があったという。」の記載がある。
(4)「BeautyConvini」のウェブサイトにおいて,「LED育毛」の見出しの下,「現在LED光育毛と言う新しい育毛施術が大阪大学の・・・先生らによって研究が進んでおります。」,「LED育毛は,ある決まった波長の光(毛根に届く光)を頭に当てることにより毛根の細胞増殖因子を刺激します。毛根の細胞増殖因子が刺激され毛が太く長く成長するようになります。」の記載がある。
(https://www.beautyconvini.com/blank-4)
(5)「日経グッデイ」のウェブサイトにおいて,「光を当てるだけで発毛!赤色LEDが可能にする最新薄毛治療/毛乳頭まで届く赤色光で細胞を活性化,家庭用照射器も登場」の見出しの下,「光を当てるだけで,髪の毛が生える,増える─。そんな夢のような治療法が登場しているのをご存じだろうか。・・・薄毛の『光治療』の最前線をお伝えしよう。」,「髪の育毛や発毛に効果があるのではと考えられたのが,赤色LEDだ。」,「そして,実際にマウスを使った実験で,ナローバンド赤色LED光の照射には,毛乳頭細胞を活性化させて発毛を促進させる効果があることが分かったという。」の記載がある。
(https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/17/022700018/030600003/)
(6)公開特許公報
ア 特開2015-13045号公報において,「【発明の名称】光育毛器」,「【要約】【課題】近赤外光が頭部に照射されていない状況を生じにくくすることに貢献する光育毛器を提供する。」,「【特許請求の範囲】【請求項1】近赤外光を照射する光育毛器であって,前記光育毛器は,光源部,制御部,および,報知部を有し・・・」,「【背景技術】【0002】従来の光育毛器は,頭部に近赤外光を照射する。」の記載があり,「【発明を実施するための形態】」には,「【0017】光照射制御は,受光者100に近赤外光を照射することにより育毛効果を促進させることを意図して実行される。」の記載がある。
イ 特開2011-200605号公報において,「【発明の名称】光育毛装置」,「【要約】【課題】育毛用の光を正しく照射できているかを利用者が容易に判断することができる光育毛装置を提供する。」,「【背景技術】【0002】従来から,光を利用した育毛技術として,特許文献1等の390nm?1600nmの範囲の主放射波長の光を毛包等の毛髪成長構造及び皮膚等のその周辺に照射(曝露)して,毛髪成長を促がすべく毛髪成長構造を活性化させるものがある。」の記載がある。
ウ 特開2011-11040号公報において,「【発明の名称】ヘアブラシ」,「【要約】【課題】ユーザに対して,複数の育毛治療を単独で,あるいは組み合わせて施す。【解決手段】マルチ治療ブラシ10は,使用者の頭皮をマッサージするための振動手段に加えて,異なる光刺激信号を発生する複数の光源を有する。複数の光刺激治療は,高出力レーザと,異なる波長のLEDを含む。複数の光源を使用することにより,毛包をその付け根,上部,下部にわたって刺激し,健全な育毛を促進する。」の記載がある。

2 光を用いた育毛に関する商品について
(1)ヘアーメイク of Heart Blue」のウェブサイトにおいて,「ヘアー・メイク MENU/女性も男性も ユニセックスな美容サロンです」の見出しの下,「★光育毛ブラシ ビーグロウゼット」の項には,「世界で認められた効果と安全性のLLL(赤い光)が頭皮をケア。緑のLEDライトが頭皮をリラックスさせ,髪の元にエネルギーを与えます。」の記載があり,商品説明として,「脱毛を阻止して強く健康な髪の成長を促します。9つの660nmのスペクトルが毛包を刺激します。9つのLEDライトが頭皮をリラックスさせ,赤色スペクトルをより効果的に浸透させます。高い精度のスペクトルが髪の毛の根元に栄養の供給を促し太く強い髪へ導きます。」の記載が,LEDを備えたヘアブラシ状の商品の画像とともに掲載されている。
(https://heart-blue.com/menu/hairmake.html)
(2)「secret beauty」のウェブサイトにおいて,「光エステLEDオムニラックス育毛増毛薄毛対策コームクシブラシ2種」の見出しの下,「2種類のコームがセットになったLEDコーム。LED搭載の赤色ナノメーターは毛髪再生のための最新テクノロジー。育毛サロンで使われている育毛効果の高い光です。浸透率の高いレーザーの光源が配置され,育毛を促します。」の記載が,LEDを備えたヘアブラシ状の商品の画像とともに掲載されている。
(https://secretbeautyitem.com/?pid=107367592&gclid=EAIaIQobChMImtX2msD74AIViAMqCh2M9gBMEAkYBCABEgIWC_D_BwE)
(3)「楽天市場」のウェブサイトにおいて,「髪と頭皮に特化したヘア&スカルプケアマシン!!/Dr.SCALP/ドクタースカルプ本体(正規品)+エクセレンスVEGFエッセンス 80ml セット【ドクタースキャルプ】」の見出しの下,「商品説明」の欄に,「12本からなる電極によるスクランブルパルスと育毛のテイクケアに最高と言われるLED&ライトダイオードで,最高峰のヘアケアを実現!!」の記載が,LEDを備えたヘアブラシ状の商品の画像とともに掲載されている。
(https://item.rakuten.co.jp/momotaroucrub/y--b-bi-0010-00/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868)
(4)「楽天市場」のウェブサイトにおいて,「[zr]育毛 増毛 発毛 ヘアーフルイオン&レーザーブラシ」の見出しの下,商品説明として「3.Hair Fullは,皮膚を深く貫く赤外光の範囲に高品質のレーザー(850nm波長)と赤色LED(660nm波長)を使用しているために人間への副作用がありません。」の記載があり,使用方法として「4.油脂及び毛髪の改善や効果については,本製品を2-3ヶ月以上使用することをお勧めします。」の記載が,LEDを備えたヘアブラシ状の商品の画像とともに掲載されている。
(https://item.rakuten.co.jp/scbmitsuokun1972/3204701144767/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_113_0_10001868)
(5)「ヤフーショッピング」のウェブサイトにおいて,「清水商事」の頁には,「Anyasun 電動頭皮ブラシ 育毛 RF温熱 EMS 赤外線LED搭載 光エステ 薄毛対策 脱毛防止 音波振動磁気 多機能電動 ヘアブラシ 発毛促進」の見出しの下,「赤外線LED/毛穴の健康を保ち,活皮膚の表面温度を上昇させ,細胞を活性化することで,発毛する環境を整えます。」の記載が,LEDを備えたヘアブラシ状の商品の画像とともに掲載されている。
(https://store.shopping.yahoo.co.jp/shimizushoji/1000015285.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_title#)
(6)「浜田山 美容室 ルシエル」のウェブサイトにおいて,「G-NEXT HAIR毛髪再生コース/近赤外線と低周波電流による最新の薄毛対策!!」の見出しの下,「・・・浜田山美容室ルシエルでは【塗る・飲む】ではなく根本から治療できる光で発毛できるという機械を導入しました」,「★”東京医科歯科大学の研究グループが,薄毛の原因は,毛包のコラーゲン量が大きく起因していると発表しました。コラーゲンを生成させるためにLEDを駆使したG-NEXT HAIRマシン(コラーゲンプチペドを皮膚深部の毛包細胞に浸透させる効率が高い日本最初の機器)によって,抜け毛の防止,自毛発毛を促します。”★頭皮下の深い部分に浸透力に優れていることで特に毛乳頭細胞の活性化を促進して発毛,育毛に効果を発揮します。」の記載が,美容室で使用されるLEDを備えた商品の画像とともに掲載されている。
(https://leciel2236.amebaownd.com/pages/590044/gallery)

3 光を用いた育毛に関する役務について
(1)「柴本内科」のウェブサイトにおいて,「発毛治療」の見出しの下,「長年の研究によりその効果が認められている治療法も存在します。当院では,光(超狭帯域赤色LED)による発毛促進器『G-NEXT HAIR』を導入し,成長因子療法と併用したハイブリット療法により 男性はもとより,今まで治療が困難とされてきた女性にも効果が期待できる,発毛・育毛サービスを開始いたしました。」,「1.【光による発毛効果】超狭帯域赤色LED×青色LED×近赤外線」の項に,「超狭帯域赤色LEDの光線は,頭皮かの深い部分への浸透力が優れ毛乳頭細胞の活性化を促進して発毛・育毛に効果を発揮します。」の記載がある。
(http://shibamoto-clinic.main.jp/AGA.html)
(2)「横浜中央クリニック」のウェブサイトにおいて,「横浜中央クリニックの女性の薄毛の治療は?」の見出しの下,「光で育毛を促進するLEDライトセラピーというものもあります。20分程光を当てるだけで育毛促進の効果のある簡単な治療で,HARG治療とセットで行うことによってより効果を発揮します。」の記載がある。
(http://xn--vus02dj9eo8og0sx4n.com/yokohamatyuuoukurinikku.html)
(3)「シロノクリニック」のウェブサイトにおいて,「レーザー治療/レーザー光線が頭皮の深い部分まで届くことで,毛母細胞を活性化させ,薄毛の改善を図ります。」の見出しの下,「バイオプトロン」の項には,「細胞を活性化させる光で育毛促進/バイオプトロンは,太陽光線から身体や皮膚に有害な紫外線を取り除き,可視光線・赤外線だけを取り出した人工的な『太陽光線』です。可視光線により細胞が活性化すると,自然治癒力・免疫力が高まります。バイオプトロンの光は,皮膚深部2.5センチで80%浸透し,細胞に直接作用します。」の記載がある。
(https://www.shirono.net/operation/hair/ladieshair/cure/laser.html)


審理終結日 2019-08-19 
結審通知日 2019-08-20 
審決日 2019-09-03 
出願番号 商願2016-146166(T2016-146166) 
審決分類 T 1 8・ 13- Z (W101144)
最終処分 不成立 
前審関与審査官 日向野 浩志 
特許庁審判長 早川 文宏
特許庁審判官 平澤 芳行
渡邉 あおい
商標の称呼 ヒカリイクモー、ヒカリ、コー 
代理人 田中 陽介 
代理人 山尾 憲人 
代理人 川本 真由美 
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