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審決分類 審判 全部取消 商50条不使用による取り消し 無効としない X05
管理番号 1328003 
審判番号 取消2016-300612 
総通号数 210 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2017-06-30 
種別 商標取消の審決 
審判請求日 2016-08-30 
確定日 2017-04-24 
事件の表示 上記当事者間の登録第5193652号商標の登録取消審判事件について,次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は,成り立たない。 審判費用は,請求人の負担とする。
理由 第1 本件商標
本件登録第5193652号商標(以下「本件商標」という。)は,「クリニック」の片仮名を横書きしてなり,平成20年5月8日に登録出願,第5類「ペット用消臭剤」を指定商品として,同21年1月9日に設定登録されたものである。
なお,本件審判の請求の登録日は,平成28年9月20日である。

第2 請求人の主張
請求人は,商標法第50条第1項の規定により,本件商標の登録を取り消す,審判費用は被請求人の負担とする,との審決を求め,その理由を要旨次のように述べ,証拠方法として甲第1号証及び甲第2号証を提出した。
請求の理由
請求人の知る限り,本件商標の商標権者である被請求人は,継続して3年以上日本国内において,本件商標をその指定商品に関して正当な理由無く使用していない。また,本件商標について専用使用権は設定されておらず,通常使用権の登録もない。
よって,本件商標は,商標法第50条第1項の規定により登録を取り消されるべきである。
なお,請求人は,被請求人提出の審判事件答弁書に対し,何ら弁駁していない。

第3 被請求人の主張
被請求人は,審判事件答弁書において,結論同旨の審決を求めると答弁し,その理由を「本品クリニックは存在し,登録後7年間生産,販売をしている。」と述べ,証拠方法として乙第1号証ないし乙第3号証を提出した。

第4 当審の判断
1 被請求人が提出した乙各号証によれば,以下のとおりである。
(1)乙第3号証は,3種のラベルの写しであり,上段のラベル(以下「本件ラベル」という。)には,左下に「発売元」として「(有)グリーン・アンド・ソイル/環境衛生事業部/札幌市南区石山695-1/TEL・FAX011-592-2939」の記載があり,中央には,「ペットにやさしい」の記載と,その下に,大きく顕著に「クリニック●消臭剤」(●は,小さく記載された○の中に「R」の記号。以下同じ。)の表示と,その下に「瞬間 消臭&除菌」及び犬の写真が表されている。
さらに,右中央に「成分・容量」として「微酸性次亜塩素酸水・2L」,下部分に,バーコード「4934926802065」の記載がある。
(2)乙第1号証は,店頭販売写真とする3葉の写真であり,そこには多数の商品が陳列されている。
そして,下段の写真に示された白色の大きなボトルには,本件ラベルが付されているのが見て取れる。
(3)乙第2号証は,販売先の納品伝票(写し)とする書面であり,その3枚目の「物品受領書」(以下「本件受領書」という。)には,社名の欄に「(株)ジョイフルエーケー」,店名の欄に「屯田店」,取引先名の欄に「有限会社グリーン・アンド・ソイル」,納品日の欄に「28(年)09(月)06(日)」,品名・規格の欄に「クリニック徳用2L」,商品コードの欄に「4934926802065」,数量の欄に「10」の記載がある。
2 上記1によれば,次のとおり判断できる。
(1)本件ラベルには,「ペットにやさしい」及び「クリニック●消臭剤」の記載があり,「瞬間 消臭&除菌」及び犬の写真が表されていることから,これは,本件審判の請求に係る指定商品「ペット用消臭剤」のラベルということができる。
(2)本件ラベルに記載された「クリニック」の文字は,それ自体大きく顕著に表されていること,加えて該文字には登録商標であることを表すものとして一般に使用されている記号●が付されていることから,独立して商品の出所識別標識としての機能を果たすものであり,「クリニック」の文字からなる本件商標と,社会通念上同一のものと認められる。
(3)本件ラベルに「発売元」として表示されている「(有)グリーン・アンド・ソイル」は,本件商標権者(被請求人)の名称と表示方法が相違するものの,「TEL・FAX」が,審判事件答弁書に記載された被請求人の「電話及びFAX」の番号と同一であるから,本件ラベルは,本件商標権者の取扱いに係る「ペット用消臭剤」のラベルということができる。
(4)(株)ジョイフルエーケー(屯田店)が,要証期間に含まれる平成28年9月6日に,有限会社グリーン・アンド・ソイル(本件商標権者)から,受領した商品コード「4934926802065」とする「クリニック徳用2L」の商品は,本件受領書に記載された「クリニック」の文字及び該商品コードと,本件ラベルに表示された「クリニック」の文字及びバーコードとが一致するから,本件ラベルが付された「ペット用消臭剤」と認められる。
(5)店頭には,本件ラベルが付された商品が陳列されていることが認められる。
3 小括
以上によれば,本件商標権者は,本件審判の請求の登録前3年以内に,日本国内において本件審判の請求に係る指定商品「ペット用消臭剤」の包装に本件商標と同一又は社会通念上同一と認められる商標を付したものを(株)ジョイフルエーケー(屯田店)に引き渡したと認められる。
本件商標権者による上記行為は,本件審判の請求に係る指定商品についての商標法第2条第3項第2号にいう「商品の包装に標章を付したものを引き渡す行為」に該当するものである。
4 まとめ
以上のとおり,被請求人は,本件審判の請求の登録前3年以内に日本国内において,本件商標権者が,その請求に係る指定商品について,本件商標(社会通念上同一の商標を含む。)の使用をしていたことを証明したと認められる。
したがって,本件商標の登録は,商標法第50条の規定により,取り消すことはできない。
よって,結論のとおり審決する。
審理終結日 2017-02-28 
結審通知日 2017-03-03 
審決日 2017-03-14 
出願番号 商願2008-39062(T2008-39062) 
審決分類 T 1 31・ 1- Y (X05)
最終処分 不成立 
前審関与審査官 目黒 潤箕輪 秀人 
特許庁審判長 大森 健司
特許庁審判官 原田 信彦
田中 亨子
登録日 2009-01-09 
登録番号 商標登録第5193652号(T5193652) 
商標の称呼 クリニック 
代理人 田中 勲 
代理人 森貞 好昭 
代理人 仲 晃一 
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