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審決分類 |
審判 査定不服 観念類似 取り消して登録 W09 審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 W09 |
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管理番号 | 1300666 |
審判番号 | 不服2014-19650 |
総通号数 | 186 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2015-06-26 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2014-10-01 |
確定日 | 2015-05-07 |
事件の表示 | 商願2013-40824拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、別掲のとおりの構成からなり、第9類「イヤホン,ヘッドホン,電気通信機械器具の部品及び附属品,電気通信機械器具,電子応用機械器具及びその部品」を指定商品として、平成25年5月29日に登録出願されたものである。 その後、本願の指定商品については、当審における平成26年10月1日付け手続補正書により、第9類「イヤホン,ヘッドホン」と補正されたものである。 2 原査定の拒絶の理由の要点 原査定は、「本願商標は、『FIT』の文字からなる登録第2701839号商標(以下「引用商標」という。)と同一又は類似の商標であって、その商標に係る指定商品と同一又は類似の商品に使用するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、別掲のとおり、「+」の記号と「FiT」の欧文字(構成中の「i」の小文字は、その前後の大文字と同じ高さからなる大きさで表されている。以下同じ。)を横書きしてなるところ、「+」の記号と「FiT」の欧文字とは、その大きさを異にするものの、いずれも角の一部を丸くした書体をもって等間隔に表され、まとまりよく一体的に看取されるものであって、これより生ずると認められる「プラスフィット」の称呼もよどみなく一連に称呼し得るものである。 また、本願の指定商品の「イヤホン,ヘッドホン」は、耳や頭に装着して使用するものであり、装着時のフィット感が重視される商品であるといえるところ、「fit」の語そのものが「ぴったりの」の意味を有する英単語として広く親しまれたものであることを併せみれば、上記のとおりの構成からなる本願商標は、その構成中の「FiT」の文字部分が分離、抽出され、該文字部分のみをもって取引に資されることはないというのが相当である。 そうすると、本願商標は、その構成全体を一体不可分のものとして認識されるものといえるから、その構成文字全体に相応して、「プラスフィット」の称呼のみが生じ、特定の観念を生じないものである。 したがって、本願商標から「フィット」の称呼及び「大きさや形がぴったり合うこと」の観念を生ずるものとし、その上で、本願商標と引用商標とが称呼及び観念において類似する商標であるとして、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。 その他、本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
別掲 |
別掲(本願商標) |
審決日 | 2015-04-21 |
出願番号 | 商願2013-40824(T2013-40824) |
審決分類 |
T
1
8・
263-
WY
(W09)
T 1 8・ 262- WY (W09) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 中島 光、大橋 良成 |
特許庁審判長 |
酒井 福造 |
特許庁審判官 |
手塚 義明 浦辺 淑絵 |
商標の称呼 | プラスフィット、フィット、エフアイテイ |
代理人 | 特許業務法人深見特許事務所 |