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審決分類 審判 査定不服 商品(役務)の類否 取り消して登録 W0709
審判 査定不服 観念類似 取り消して登録 W0709
審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 W0709
審判 査定不服 外観類似 取り消して登録 W0709
管理番号 1293790 
審判番号 不服2014-4540 
総通号数 180 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2014-12-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2014-03-10 
確定日 2014-11-25 
事件の表示 商願2013-58984拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲のとおりの構成からなり、第7類及び第9類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成25年7月30日に登録出願されたものである。
その後、指定商品については、原審における平成25年10月18日付け手続補正書により、第7類「遊技場における紙幣搬送装置,パチンコ機におけるパチンコ玉搬送装置,スロットマシンにおける遊戯用メダル搬送装置,スロットマシンにおけるパチンコ玉搬送装置」及び第9類「パチンコ玉の補給・回収・循環装置及びその部品及び附属品,遊戯用コインの補給・回収・循環装置及びその部品及び附属品,パチンコ玉貸機或いは遊戯用コイン貸出機の不正工作防止用警報装置,パチンコ玉或いは遊戯用コインの補給・回収・循環装置の異常検出用装置」と補正されたものである。

2 引用商標
原査定において、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして引用した登録商標は、以下のとおりであり、現に有効に存続しているものである。
(1)登録第5153799号商標(以下「引用商標1」という。)は、「極」の漢字を標準文字で表してなり、平成17年6月10日に登録出願され、第9類「ゲーム機(テレビジョン受像機専用のもの),家庭用テレビゲームおもちゃ,家庭用テレビゲームおもちゃ(テレビジョン受像機専用のもの)のコントローラ,家庭用テレビゲームおもちゃのコントローラ」を指定商品として、同20年7月25日に設定登録されたものである。
(2)登録第5432699号商標(以下「引用商標2」という。)は、「Kiwami極」の文字を標準文字で表してなり、平成23年1月19日に登録出願され、第12類「乗物用盗難警報器,自動車並びにその部品及び附属品」を指定商品として、同年8月19日に設定登録されたものである。

3 当審の判断
(1)本願商標について
本願商標は、別掲のとおり、左3分の2ほどの中段の位置に毛筆で太く書された横線を挟んで、太字ゴシック体の「DaitoLine」の欧文字と、これより小さく細い書体の「KIWAME」の欧文字とを上下2段に書し、右3分の1ほどに毛筆体で大きく「極」の漢字を表してなるところ、本願商標の構成において、左上段にやや大きく表された「DaitoLine」の文字部分と、顕著に表された「極」の文字部分は、強く看者の注意を惹くものといえる。
そして、「DaitoLine」の欧文字は、特定の観念を有さない一種の造語からなるものであって、その構成文字に相応して「ダイトライン」の称呼を生じるものであり、また、「極」の漢字は、「物事の最上・最終のところ。きわみ。はて。」(広辞苑第6版)の意味を有し、送り仮名を伴って、「極め」又は「極み」と表したときは、「キワメ」又は「キワミ」と訓読みをするものの、そのような送り仮名を伴わないときは、「キョク」又は「ゴク」と音読みをするといえるものである。
そうとすれば、本願商標は、構成全体として把握されるほか、「DaitoLine」の欧文字部分及び「極」の漢字部分が要部として理解、認識され、独立して自他商品の識別標識としての機能を発揮するものというのが相当であるから、該構成文字に相応した「ダイトラインキョク」又は「ダイトラインゴク」の称呼を生じるほか、「DaitoLine」の欧文字部分に相応した「ダイトライン」の称呼、「極」の漢字部分に相応した「キョク」又は「ゴク」の称呼をも生じるものであり、かつ、「極」の漢字部分に相応した「物事の最上・最終のところ。きわみ。はて。」の観念を生じるものである。
(2)引用商標について
引用商標1は、「極」の漢字を標準文字で表してなるところ、該文字に相応して、「キョク」又は「ゴク」の称呼と「物事の最上・最終のところ。きわみ。はて。」の観念を生じるものである。
引用商標2は、「Kiwami極」の文字を標準文字で表してなるところ、各構成文字は、同じ書体、同じ大きさで、等間隔に、まとまりよく一体的に表されているものであるから、構成文字全体に相応して、「キワミキョク」又は「キワミゴク」の称呼を生じるものであって、特定の観念を生じない一種の造語からなるものというのが相当である。
(3)商標法第4条第1項第11号該当性について
ア 本願の指定商品と引用商標1の指定商品の類否
原査定は、本願の指定商品中の第7類「遊技場における紙幣搬送装置,パチンコ機におけるパチンコ玉搬送装置,スロットマシンにおける遊戯用メダル搬送装置,スロットマシンにおけるパチンコ玉搬送装置」及び第9類「パチンコ玉の補給・回収・循環装置及びその部品及び附属品,遊戯用コインの補給・回収・循環装置及びその部品及び附属品」(以下、これらをまとめて「パチンコ玉等の搬送・補給・回収・循環装置」という。)が、引用商標1の指定商品中の第9類「ゲーム機(テレビジョン受像機専用のもの)」に類似する商品であるとした上で、本願商標が引用商標1との関係において商標法第4条第1項第11号に該当するとしている。
そこで、「パチンコ玉等の搬送・補給・回収・循環装置」と「ゲーム機(テレビジョン受像機専用のもの)」との類否について具体的に検討するに、「パチンコ玉等の搬送・補給・回収・循環装置」は、複数のパチンコ機やスロットマシンの裏側を連結して使用する機械器具又はその部品であり、連結されたパチンコ機等で共有して使用する玉、メダル又は紙幣等の搬送、補給、回収、循環を行うものであって、主に、該商品の専用メーカーやパチンコ機等を取り扱うメーカーにより製造・販売され、パチンコ機等による娯楽の提供を専門に行う店舗が購入し、該店舗に設置されるものである。
他方、「ゲーム機(テレビジョン受像機専用のもの)」は、テレビ画面(ディプレイ)に映し出された映像をコントローラーで操作して行うゲーム機であり、一般にパチンコ玉や遊戯用メダルは使用されず、そのため、業務用のものであっても「パチンコ玉等の搬送・補給・回収・循環装置」を使用することはないものであって、主に、該商品の専用メーカーやコンピュータを取り扱うメーカーにより製造・販売され、おもちゃ売り場、ホテル、遊園地などにも幅広く設置されているものである。
そうとすれば、「パチンコ玉等の搬送・補給・回収・循環装置」と「ゲーム機(テレビジョン受像機専用のもの)」とは、生産部門、販売部門、原材料及び品質、用途等において相違するものであり、完成品と部品との関係にもないものというのが相当であり、その他、本願の指定商品と引用商標1の指定商品とが類似すると認めるに足りる実情等を見いだすことはできない。
してみれば、本願の指定商品と引用商標1の指定商品とは、互いに非類似の商品というべきである。
イ 本願商標と引用商標2の類否
本願商標と引用商標2の類否について検討するに、両商標は、構成中に「極」の漢字を有することにおいて共通するものの、引用商標2は、前記(2)のとおり、構成全体として把握されるものというのが相当であって、「極」の文字部分のみで取引に資されるとはいい難いものであるから、両商標は、それぞれの構成態様に照らし明らかな差異を有するものであり、外観上、明確に区別できるものである。
また、本願商標から生じ得る「ダイトラインキョク」、「ダイトラインゴク」、「ダイトライン」、「キョク」及び「ゴク」の称呼と、引用商標2から生じ得る「キワミキョク」及び「キワミゴク」の称呼とは、構成音数が明らかに相違するものであるから、両商標は、称呼上、明確に区別できるものである。
さらに、本願商標は、「物事の最上・最終のところ。きわみ。はて。」の観念が生じ、引用商標2は、特定の観念を生じないものであるから、本願商標と引用商標2とは、観念において類似しない。
そうとすれば、本願商標と引用商標2とは、外観、称呼及び観念のいずれにおいても相紛れるおそれのない非類似の商標である。
ウ 以上のとおり、本願の指定商品と引用商標1の指定商品とは非類似の商品であり、かつ、本願商標と引用商標2とは非類似の商標であるから、本願商標は、商標法第4条第1項第11号に該当しないものである。
(4)まとめ
してみれば、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、取消しを免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
なお、本願は、商願2012-64742の分割出願として登録出願されたものであるが、本願の登録出願時において、本願の指定商品が上記原出願の指定商品に含まれているため、本願は商標法第10条第1項の規定による商標登録出願とは認められない。
したがって、本願は通常の商標登録出願として処理した。
別掲 別掲(本願商標)



審決日 2014-11-11 
出願番号 商願2013-58984(T2013-58984) 
審決分類 T 1 8・ 264- WY (W0709)
T 1 8・ 263- WY (W0709)
T 1 8・ 262- WY (W0709)
T 1 8・ 261- WY (W0709)
最終処分 成立 
前審関与審査官 山田 忠司 
特許庁審判長 寺光 幸子
特許庁審判官 手塚 義明
根岸 克弘
商標の称呼 ダイトラインキワメ、ダイトーラインキワメ、ダイトライン、ダイトーライン、ダイト、ダイトー、キワメ、キワミ、キョク、ゴク 
代理人 藤沢 則昭 
代理人 藤沢 昭太郎 
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