• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

この審決には、下記の判例・審決が関連していると思われます。
審判番号(事件番号) データベース 権利
不服20137133 審決 商標
不服201312414 審決 商標
不服201310067 審決 商標
不服201320466 審決 商標
不服20147500 審決 商標

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 商3条1項6号 1号から5号以外のもの 取り消して登録 W21
管理番号 1290656 
審判番号 不服2013-17288 
総通号数 177 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2014-09-26 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2013-09-09 
確定日 2014-08-18 
事件の表示 商願2012- 77830拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「Vレバー」を標準文字で表してなり、第21類に属する願書記載のとおりの商品を指定商品として、平成24年9月28日に登録出願され、その後指定商品については、原審における同25年3月27日受付の手続補正書により第21類「家庭園芸用散水ノズル,家庭園芸用噴霧ノズル,家庭園芸散水ホース用金属製ノズル,家庭園芸用散水ホース用蛇口継手,家庭園芸用散水ホース用中間継手,家庭園芸用スプリンクラー,その他の家庭園芸用散水器及びその部品,家庭園芸用の噴霧器,家庭園芸用の噴霧器及びその付属品,家庭園芸用の噴霧器及びその部品,家庭園芸用の水耕式植物栽培器,家庭園芸用灌水器具,じょうろ,植木鉢,清掃用スポンジ,清掃用ブラシ,洗車用スポンジ,洗車用ブラシ,清掃用具及び洗濯用具,家庭用石油燃料注油ポンプ,家庭用電動式給油ポンプ,手動式給水ポンプ,台所用水道蛇口取付用のシャワ・ストレートの吐水切替え可能な整流器,蛇口取付用整流器,ガラス製栓,ガラス製ふた」に補正されたものである。

2 原査定の拒絶の理由(要点)
原査定は、「本願商標は、『Vレバー』の文字を標準文字で表してなり、補正後の指定商品は、第21類『家庭園芸用散水ノズル、家庭園芸用の噴霧器、家庭用石油燃料注油ポンプ』等の商品を含むものであるところ、本願商標は、各種商品の記号、符号として使用される欧文字の一類型である「V」の文字と、本願商標の指定商品に含まれる「レバー式」の商品であることの意味合いを理解、認識させる「レバー」の文字とを結合して表したものと認識されるものであることから、本願商標を前記指定商品について使用しても、自他商品の識別機能を果たすものとはいえず、需要者、取引者は、何人かの業務に係る商品であることを認識することができないものといわなければならない。したがって、本願商標は商標法第3条第1項第6号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は、「V」の文字と、「レバー」の文字を結合し、「Vレバー」と表した構成からなるところ、外観上まとまりよく一体に表され、その構成全体から生じる「ブイレバー」の称呼もよどみなく一連に称呼し得るものである。
そして、「V」が商品の品番等を表示する記号、符号として類型的に使用されるものであり、また、「レバー」の文字が、「レバー式」の商品であることの意味合いを想起させる場合があるとしても、かかる構成からなる本願商標にあっては、これに接する取引者、需要者をして、一体不可分のものであると看取、認識されるとみるのが相当である。
また、当審において職権をもって調査するも、本願の指定商品を取り扱う業界において、欧文字1文字と「レバー」の文字を組み合わせてなる標章が、類型的に広く用いられていると認めるに足る事実は発見できなかった。
してみれば、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、自他商品の識別標識としての機能を十分に果たし得るものであって、需要者が何人かの業務に係る商品であるかを認識することができない商標ということはできない。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第6号に該当するとした原査定は、妥当ではなく、取消しを免れない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2014-07-31 
出願番号 商願2012-77830(T2012-77830) 
審決分類 T 1 8・ 16- WY (W21)
最終処分 成立  
前審関与審査官 佐藤 淳 
特許庁審判長 小林 由美子
特許庁審判官 千葉 麻里子
大森 健司
商標の称呼 ブイレバー、レバー 

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ