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この審決には、下記の判例・審決が関連していると思われます。
審判番号(事件番号) データベース 権利
異議2013900111 審決 商標
異議2013900180 審決 商標
異議2013900109 審決 商標

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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 W0305
管理番号 1282425 
異議申立番号 異議2013-900151 
総通号数 169 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2014-01-31 
種別 異議の決定 
異議申立日 2013-05-22 
確定日 2013-12-14 
異議申立件数
事件の表示 登録第5569559号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第5569559号商標の商標登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件登録第5569559号商標(以下「本件商標」という。)は、「SOAP TREE」の欧文字を標準文字で表してなり、平成24年11月8日に登録出願、第3類「家庭用帯電防止剤,家庭用脱脂剤,さび除去剤,染み抜きベンジン,洗濯用柔軟剤,洗濯用漂白剤,せっけん類,シャンプー,ヘアーリンス,歯磨き,化粧品,香料,薫料,口臭用消臭剤,動物用防臭剤」及び第5類「薬剤(農薬に当たるものを除く。),防臭剤(人用及び動物用のものを除く。),防虫剤,殺菌剤,殺虫剤,医療用油紙,衛生マスク,オブラート,ガーゼ,カプセル,眼帯,耳帯,生理帯,生理用タンポン,生理用ナプキン,生理用パンティ,脱脂綿,ばんそうこう,包帯,包帯液,胸当てパッド,おむつ,おむつカバー,サプリメント,食餌療法用飲料,食餌療法用食品,栄養補助用飼料添加物(薬剤に属するものを除く。)」を指定商品として、同25年3月8日に登録査定され、同年3月29日に設定登録されたものである。

2 登録異議申立ての理由
登録異議申立人(以下「申立人」という。)は、本件商標は、その構成中に「せっけん」を意味する「SOAP」の文字を有してなるものであって、これをその指定商品中「第3類の『化粧品』」に含まれる「せっけん」以外の商品に使用するときは、商品の品質について誤認を生じさせるおそれがあるから、商標法第4条第1項第16号に該当し、その登録は、同法第43条の2第1号によって取り消されるべきであるとして、その理由を要旨次のように述べ、証拠方法として、甲第1号証ないし甲第2号証(枝番号を含む。)を提出した。

3 当審の判断
本件商標は、前記1のとおり、「SOAP TREE」の欧文字を標準文字で、まとまりよく表してなるところ、職権調査による別掲1ないし6に示す内容に照らせば、該文字又はその片仮名表記である「ソープ(・)ツリー」の文字は、せっけんが無かった時代に、その代用として用いられていたとされる植物(学名「Yucca elata」。我が国における「無患子(ムクロジ)」。)を呼称する語として、一般に用いられているといい得るものである。
そうとすると、本件商標は、これに接する者をして、その構成全体をもって、上記植物を表したものとして認識するとみるのが相当であり、その構成中の「SOAP」の文字部分のみをとらえて、これを商品の品質を表示するものとして看取、理解することはないというべきである。
してみれば、本件商標をその指定商品に使用しても、商品の品質について誤認を生ずるおそれがあるということはできないから、本件商標は、商標法第4条第1項第16号に該当するものではない。
したがって、本件商標の登録は、商標法第43条の3第4項の規定に基づき、維持するものとする。
よって、結論のとおり決定する。
別掲 別掲
1 1999年12月17日付け「静岡新聞」(朝刊22頁)によれば、「ムクロジで笛作り 植生地で自然学習-三ヶ日平山小学校」の見出しの下、「ムクロジは中国原産で沖縄から本州中南部に植生する広葉落葉樹。実は直径十二ミリほどで固く、羽根突きの追い羽根に使われるという。ソープツリーとも呼ばれ、奈良時代からせっけん代わりに使われていたらしい。」の記載がある。
2 2010年8月19日付け「北國新聞」(朝刊)によれば、「野生のコアラに感激 津幡町の中学生派遣団 豪州に到着、自然を満喫 きょうからホームステイ」の見出しの下、「生徒は現地コーディネーター・・・から英語で説明を受け、先住民アボリジニが石けんに使ったというソープツリーの葉や、栄養源としたレモンのような味のアリを食べるなど貴重な体験を重ねた。」の記載がある。
3 「東京農工大学-農工大の樹93(ムクロジ)」のウェブサイトによれば、「ムクロジ」の見出しの下、「実は10月に熟しますが、実を包む果皮には光沢があり、サポニンを含み、泡立つので古くから洗濯や洗髪に使われてきました。学名のSapindus はラテン語の石けんsapoとインドをつけて学名化したもので、『インドの石鹸』という意味です。英語でもソープ・ツリーと呼んでいることから、世界的にこの種は石鹸として利用されていたようです。」の記載がある。(http://www.tuat.ac.jp/~nokotree/tree2/tree93.html)
4 「河内長野市」のホームページによれば、「ムクロジ(30-115)」の見出しの下、「樹木詳細」に係る「名称」の欄に「ムクロジは、漢名木欒子からでたものといわれ、石けんの代用になるところからソープツリーの名があり、関西以西では、ツヅ・ツブの方言がある。当市ではツブノキと呼ぶ。」の記載がある。(http://www.city.kawachinagano.lg.jp/kurashi/shizen_kankyo/kankyo_genjo/nagano_jumoku/mukuroji_30_115.html)
5 「みんなの広場|大阪ミュージアム構想」のウェブサイトによれば、「河内長野市の保護樹木(その5)」の見出しの下、「隣りに在る春日神社には、ソープツリーと言われる『無患子(むくろじ)』の木が在ります。蝋の様に好き通った、黄色の実の皮は、せっけんが無かった時の、洗剤として使われ、身の中の黒い玉は、正月の羽つきの羽根の重しとなります。」の記載がある。(http://osaka-museum.com/comm/comm.html?yy=2010&mm=7&ld=31&m=c&submitflag=1)
6 「観葉植物 foliage-plant」のウェブサイトによれば、「ソープ・ツリー」の見出しの下、「学名:Yucca elata」、「和名:ソープ・ツリー」、「英名:soap tree」の記載がある。(http://www.foliage-plant.com/plantdb/database.cgi?sline=12401&print=1&keys5=%83%5C%81%5B%83v%81E%83c%83%8A%81%5B&tid=list2)
7 「ボタニックガーデン」のウェブサイトにおいて、「ユッカ・エラータ」の見出しの下、「北アメリカの南西部、アリゾナ州からニューメキシコ州、テキサス州西部それにメキシコ北部に分布しています。・・・若い茎や根には、石けんのようなサポニンが多く含まれ、先住アメリカ人によって石けんやシャンプーの代用品として、ふつうに使われていました。」、「リュウゼツラン科イトラン属の常緑低木で、学名はYucca elata。英名は Palmilla、Soaptree。」の記載がある。(http://www.botanic.jp/plants-ya/yucela.htm)



異議決定日 2013-12-05 
出願番号 商願2012-90609(T2012-90609) 
審決分類 T 1 651・ 272- Y (W0305)
最終処分 維持 
前審関与審査官 津金 純子 
特許庁審判長 水茎 弥
特許庁審判官 梶原 良子
田中 敬規
登録日 2013-03-29 
登録番号 商標登録第5569559号(T5569559) 
権利者 株式会社 SPRジャパン
商標の称呼 ソープツリー、ツリー 
代理人 田辺 恵基 
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