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審決分類 審判 全部申立て  登録を維持 X12
審判 全部申立て  登録を維持 X12
審判 全部申立て  登録を維持 X12
管理番号 1272691 
異議申立番号 異議2012-685015 
総通号数 161 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2013-05-31 
種別 異議の決定 
異議申立日 2012-08-13 
確定日 2013-02-06 
異議申立件数
事件の表示 国際登録第1091362号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 国際登録第1091362号商標の商標登録を維持する。
理由 1 本件商標
本件国際登録第1091362号商標(以下「本件商標」という。)は、「PRECISION240」の欧文字及び数字を書してなり、2011年(平成23年)7月14日に国際商標登録出願され、第12類「Axle spindle nut system consisting of a nut and one or more washers and fasteners for retaining a wheel hub on a heavy-duty vehicle axle.」を指定商品として、平成24年3月29日に登録査定、同年5月25日に設定登録されたものである。
2 引用商標
登録第4755668号商標(以下「引用商標」という。)は、「TS PRECISION」の欧文字を書してなり、平成15年6月18日に登録出願され、第7類「金属加工機械器具,鉱山機械器具,土木機械器具,荷役機械器具,漁業用機械器具,化学機械器具,繊維機械器具,食料加工用又は飲料加工用の機械器具,製材用・木工用又は合板用の機械器具,パルプ製造用・製紙用又は紙工用の機械器具,印刷用又は製本用の機械器具,ミシン,農業用機械器具,靴製造機械,製革機械,たばこ製造機械,ガラス器製造機械,塗装機械器具,包装用機械器具,陶工用ろくろ,プラスチック加工機械器具,半導体製造装置,ゴム製品製造機械器具,石材加工機械器具,動力機械器具(陸上の乗物用のものを除く。),風水力機械器具,機械式の接着テープディスペンサー,自動スタンプ打ち器,食器洗浄機,電気式ワックス磨き機,電気洗濯機,電気掃除機,電気ミキサー,修繕用機械器具,機械式駐車装置,乗物用洗浄機,消毒・殺虫・防臭用散布機(農業用のものを除く。),機械要素(陸上の乗物用のものを除く。),芝刈機,電動式カーテン引き装置,廃棄物圧縮装置,廃棄物破砕装置,起動器,交流電動機及び直流電動機(陸上の乗物用の交流電動機及び直流電動機(その部品を除く。)を除く。),交流発電機,直流発電機,電機ブラシ」を指定商品として、平成16年3月12日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。
3 登録異議の申立ての理由
(1)商標法第3条第1項第3号について
本件商標は、構成中の「PRECISION」の欧文字は、「精密、精密に作られた、精確な」の意味を有する英語であり(甲2)、商品の品質・機能を表すものである。
また、「240」の数字は、商標の構成上、極めて簡単なものであり、かつ、多くの産業分野において、商品の品番、型番等を表示するための記号、符号として取引上普通に採択、使用されている。
そうすると、「PRECISION」の欧文字と「240」の数字とを結合した本件商標は、自他商品の識別標識としての機能を有しないこと明らかである。
したがって、本件商標は、商標法第3条第1項第3号に該当する。
(2)商標法第4条第1項第11号について
本件商標は、構成中後半部の「240」の数字は、商品の品番、型番を表すものとして一般に使用されているものであるから、前半部の「PRECISION」の文字部分が独立して自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものであり、「PRECISION」の文字部分より「プレシジョン(精密、精密に作られた、正確な)」の称呼・観念を生ずる。
これに対し、引用商標は、構成中前半部の「TS」の欧文字2字は、記号、符号を表すものとして類型的に使用されているものであるから、「PRECISION」の文字部分に自他商品の識別標識としての機能を有するものであり、「PRECISION」の文字部分より「プレシジョン(精密、精密に作られた、正確な)」の称呼・観念を生ずる。
したがって、本件商標と引用商標は、「プレシジョン」の称呼、観念を共通にする類似の商標である。
また、本件商標の指定商品と引用商標の指定商品も類似のものである。
よって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に該当する。
4 当審の判断
(1)商標法第3条第1項第3号該当性について
本件商標は、「PRECISION240」の文字及び数字からなるところ、「PRECISION」は、「正確、精密、精確、精密な、高精度の」(研究社 新英和中辞典ほか)の意味を有し、更に技術用語として「精度、精密度」(日外アソシエーツ 機械工学英和和英辞典ほか)等の意味を有する英語であるが、当該意味合いを認識させるとしても、当該文字が、本件商標の指定商品の品質を具体的に表すものとはいえないし、登録異議申立人が本件商標が商標法第3条第1項第3号に該当することを立証するものとして提出する証拠も「PRECISION」の語の意味を記載した各種の辞書(甲2)及び「PRECISION」の語を含む商標の出願に係る審査例(甲3)であって、本件商標の指定商品について、その品質を表示するものとして使用されている事実は認められない。
そうとすれば、本件商標は、これをその指定商品に使用しても商品の品質等を表示するものとして認識されるとはいえず、自他商品の識別標識としての機能を有するものというのが相当である。
したがって、本件商標は、商標法第3条第1項第3号に該当しない。
(2)商標法第4条第1項第11号該当性について
引用商標は、前記2のとおり、「TS PRECISION」の欧文字よりなるものであるが、構成中の各文字は、同じ書体、同じ大きさであり、「TS」と「PRECISION」の文字の間に1文字程度の空白を有するものの、構成全体がまとまりよく一体的に表されているものであり、これより生ずる「ティーエスプレシジョン」の称呼をよどみなく称呼し得るものである。そして、構成中の「TS」の文字は、欧文字2字にすぎず、簡単、かつ、ありふれたものであるが、「PRECISION」の語は、「精密」等を意味し、登録異議申立てに係る指定商品の分野において使用されることも多い平易な言葉であることからすると、引用商標において、「PRECISION」の文字部分が商品の出所識別標識として強く支配的な印象を与えるものということはできない。
そうとすると、引用商標は、構成全体として一体不可分の商標として認識されるものであり、「ティーエスプレシジョン」の称呼のみが生じ、格別の観念は生じないものと認められる。
してみれば、引用商標中、「PRECISION」の部分を抽出し、本件商標と引用商標とが、「プレシジョン」の称呼及び観念を共通にする類似の商標であるとする申立人の主張は採用できない。
したがって、本件商標は、商標法第4条第1項第11号に該当しない。
(3)結び
以上のとおり、本件商標の登録は、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第11号に違反してされたものではないから、同法第43条の3第4項の規定により、その登録を維持すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
異議決定日 2013-01-25 
審決分類 T 1 651・ 13- Y (X12)
T 1 651・ 263- Y (X12)
T 1 651・ 262- Y (X12)
最終処分 維持 
前審関与審査官 林田 悠子 
特許庁審判長 内山 進
特許庁審判官 小俣 克巳
堀内 仁子
登録日 2011-07-14 
権利者 HENDRICKSON USA, L.L.C.
商標の称呼 プレシジョンニヒャクヨンジュー、プレシジョンニヨンゼロ、プレシジョン、プリシジョン 
代理人 横田 幸子 
代理人 市川 利光 
代理人 大島 正孝 
代理人 濱田 百合子 
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