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審決分類 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 X30
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 X30
管理番号 1249858 
審判番号 不服2011-17450 
総通号数 146 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2012-02-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2011-08-11 
確定日 2012-01-04 
事件の表示 商願2010- 1257拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「寝かせ玄米」の文字を標準文字で表してなり、第30類「玄米を使用してなるべんとう,玄米を主材料とする惣菜,玄米を使用した菓子及びパン,玄米を使用してなる茶,玄米を使用してなる茶飲料,玄米からなる穀物の加工品,玄米を主材料とするおにぎり,玄米を主材料とする寿司,玄米を主材料とするおはぎ」を指定商品として、平成22年1月12日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由
原査定は、「本願商標は、『寝かせ玄米』の文字を標準文字で表してなるところ、指定商品との関係において食品を取り扱う業界にあっては、その構成中の『寝かせ』の文字は、『麹・納豆などを室に入れて熟成させる。』を意味する『寝かす』を認識させるものであり、全体として『貯蔵し、熟成させた玄米』程の意味合いを容易に看取させるため、本願商標をその指定商品中、前記の意味合いに照応する商品(例えば『貯蔵し、熟成させた玄米を使用してなるべんとう』等)に使用しても、これに接する取引者・需要者に『貯蔵し、熟成させた玄米を使用した商品』であることを認識させるにすぎず、単に商品の品質を表示するものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるので、商標法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は、「寝かせ玄米」の文字を書してなるところ、構成中の「寝かせ」の文字は、「寝かす」の活用形である「寝かせる」と同様に「眠るようにする。麹・納豆などを室に入れて熟成させる」等を、また、「玄米」の文字は、「籾殻を除いただけで、精白してない米。精白により剥落するビタミンB1等を含むため、近年健康食料とされる。」(いずれも「広辞苑 第六版」)の意味をそれぞれ有するものである。
ところで、食品に関する分野において「寝かす。寝かせる。」は、一般に「熟成させる。発酵させる。」等の意味で使われることから、「寝かせ玄米」の文字が原審説示のごとく「貯蔵し、熟成させた玄米」程の意味合いを暗示させる場合があるとしても、本願指定商品との関係においては、何らかの方法により熟成させた玄米を「寝かせ玄米」と称し商品の品質、原材料として使用している実情があるとか、あるいは、「寝かせ玄米」が直ちに特定の意味合いを有し商品の品質、原材料等を直接的かつ具体的に表示するものとして、取引者、需要者に認識、把握されているといった事実も認められない。
してみれば、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、商品の品質、原材料等を表示するものとして認識されるとはいえず、自他商品の識別標識としての機能を果たし得るものであり、かつ、商品の品質の誤認を生ずるおそれもないというのが相当である。
したがって、本願商標が商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして本願を拒絶した原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願についての拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
審決日 2011-12-15 
出願番号 商願2010-1257(T2010-1257) 
審決分類 T 1 8・ 13- WY (X30)
T 1 8・ 272- WY (X30)
最終処分 成立 
前審関与審査官 小田 明目黒 潤 
特許庁審判長 野口 美代子
特許庁審判官 瀧本 佐代子
大島 康浩
商標の称呼 ネカセゲンマイ、ネカセ 
代理人 特許業務法人三枝国際特許事務所 
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