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審決分類 審判 全部申立て  登録を取消(申立全部取消) X25
管理番号 1238505 
異議申立番号 異議2010-900012 
総通号数 139 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標決定公報 
発行日 2011-07-29 
種別 異議の決定 
異議申立日 2010-01-08 
確定日 2011-05-17 
異議申立件数
事件の表示 登録第5272445号商標の商標登録に対する登録異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 登録第5272445号商標の商標登録を取り消す。
理由 1 本件商標
本件登録第5272445号商標(以下「本件商標」という。)は、別掲1のとおりの構成よりなり、平成21年3月30日に登録出願、第25類「洋服,コート,セーター類,ワイシャツ類,寝巻き類,下着,水泳着,水泳帽,和服,エプロン,えり巻き,靴下,ゲートル,毛皮製ストール,ショール,スカーフ,足袋,足袋カバー,手袋,布製幼児用おしめ,ネクタイ,ネッカチーフ,マフラー,耳覆い,ずきん,すげがさ,ナイトキャップ,防暑用ヘルメット,帽子,ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト,靴類(「靴合わせくぎ,靴くぎ,靴の引き手,靴びょう,靴保護金具」)を除く。),靴合わせくぎ,靴くぎ,靴の引き手,靴びょう,靴保護金具,げた,草履類,運動用特殊衣服,運動用特殊靴(「乗馬靴」を除く。),乗馬靴」を指定商品として、同年9月10日に登録査定、同年10月9日に設定登録されたものである。

2 引用商標
(1)登録異議申立人(以下「申立人」という。)が引用する、登録第852071号商標(以下「引用商標1」という。)は、若干図案化された「VALENTINO」の欧文字を書してなり、昭和43年6月5日に登録出願、第17類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品を指定商品として、昭和45年4月8日に設定登録されたものである。その後、平成16年7月5日に「手袋」について、放棄による一部抹消の登録がなされ、さらに、平成22年8月11日に、第20類「クッション,座布団,まくら,マットレス」、第24類「布製身の回り品,かや,敷布,布団,布団カバー,布団側,まくらカバー,毛布」及び第25類「被服(手袋を除く)」とする指定商品の書換登録がされたものである。
(2)登録第972813号商標(以下「引用商標2」という。)は、「VALENTINO」の欧文字を書してなり、1969年10月16日にオランダ王国においてした商標登録出願に基づいてパリ条約第4条による優先権を主張し、昭和45年4月16日に登録出願、第21類に属する商標登録原簿記載のとおりの商品を指定商品として、同47年7月20日に設定登録されたものである。その後、平成2年6月25日に「かばん類、袋物」について、放棄による一部抹消の登録がなされ、また、同15年4月23日に、商標登録の一部取消し審判により、「洗面用具入れ」についての取消の確定登録がされたものである。また、同16年5月26日に、第14類「身飾品(「カフスボタン」を除く。),カフスボタン,宝玉及びその模造品,貴金属製コンパクト」、第18類「携帯用化粧道具入れ」、第21類「化粧用具(「洗面用具入れ」及び「電気式歯ブラシ」を除く)。」、第25類「ガーター,靴下止め,ズボンつり,バンド,ベルト」及び第26類「腕止め,衣服用き章(貴金属製のものを除く。),衣服用バッジ(貴金属製のものを除く。),衣服用バックル,衣服用ブローチ,帯留,ボンネットピン(貴金属製のものを除く。),ワッペン,腕章,頭飾品,ボタン類,造花(「造花の花輪」を除く。),つけあごひげ,つけ口ひげ,ヘアカーラー(電気式のものを除く。)」とする指定商品の書換登録がなされている。さらに、平成16年7月5日に「バンド,ベルト」について、同17年9月30日に「携帯用化粧道具入れ,化粧用具(「洗面用具入れ」及び「電気式歯ブラシ」を除く)。」及び同19年9月21日に「貴金属製コンパクト,つけあごひげ,つけ口ひげ,ヘアカーラー(電気式のものを除く。)」について、放棄による一部抹消の登録がされたものである。
(3)登録第4084774号商標(以下「引用商標3」という。)は、「バレンチノ」の片仮名文字を書してなり、平成6年11月17日に登録出願、第25類「洋服,コート,セーター類,ワイシャツ類,寝巻き類,下着,水泳着,水泳帽,エプロン,えり巻き,靴下,ショール,スカーフ,手袋,ネクタイ,ネッカチーフ,マフラー,ナイトキャップ,帽子,ズボンつり,バンド,ベルト」を指定商品として、同9年11月21日に設定登録されたものである。その後、同16年7月5日に「手袋,バンド,ベルト」について、放棄による一部抹消の登録がされたものである。
(4)登録第4009553号(以下「引用商標4」という。)は、別掲2のとおりの構成からなり、平成6年10月12日に登録出願、第25類「洋服,コート,セーター類,ワイシャツ類,寝巻き類,下着,水泳着,水泳帽,エプロン,えり巻き,靴下,ショール,スカーフ,手袋,ネクタイ,ネッカチーフ,マフラー,ナイトキャップ,帽子,ズボンつり,バンド,ベルト」を指定商品として、同9年6月6日に設定登録されたものである。その後、同16年7月5日に「手袋,バンド,ベルト」について、放棄による一部抹消の登録がされたものである。
(5)登録第4009554号(以下「引用商標5」という。)は、別掲3とおりの構成からなり、平成6年10月12日に登録出願、第25類「洋服,コート,セーター類,ワイシャツ類,寝巻き類,下着,水泳着,水泳帽,エプロン,えり巻き,靴下,ショール,スカーフ,手袋,ネクタイ,ネッカチーフ,マフラー,ナイトキャップ,帽子,ズボンつり,バンド,ベルト」を指定商品として、同9年6月6日に設定登録されたものである。その後、同16年7月5日に「手袋,バンド,ベルト」について、放棄による一部抹消の登録がされたものである。
上記、引用商標1ないし5(以下、まとめていうときは、「引用各商標」という。)は、それぞれ存続期間の更新登録がなされ、現に有効に存続しているものである。

3 登録異議申立の理由(要旨)
申立人は、本件商標は、商標法第4条第1項第7号、同第10号、同第11号、同第15号及び同第19号に違反して登録されたものであるから、同法第43条の2第1号の規定により取り消されるべきであると申し立て、その理由を要旨以下のように述べ、証拠方法として甲第1号ないし第45号証(枝番を含む)を提出した。
(1)商標法第4条第1項第7号について
本件商標の使用は、商標法の維持発展せんとする健全な商品流通社会の秩序を害し、国際信義に反し、公序良俗に反するものである。
(2)商標法第4条第1項第10号について
本件商標は、申立人の著名商標「VALENTINO」、「ヴァレンティノ」、または「バレンチノ」に類似する商標であって、「被服」と同一又は類似する商品について使用をするものである。
(3)商標法第4条第1項第11号について
本件商標は、その要部から「バレンチノ」、または「ヴァレンティノ」の自然な称呼を生じ、引用各商標は、「バレンチノ」、または「ヴァレンティノ」の称呼を生ずるものであるから、称呼において類似の商標であって、同一又は類似の商品に使用をするものである。
(4)商標法第4条第1項第15号について
本件商標は、申立人の業務に係る商品と出所の混同を生じさせるおそれがあり、申立人の周知商標の持つ顧客吸引力へのただ乗りやその希釈化を招来する商標である。
(5)商標法第4条第1項第19号について
本件商標は、申立人の業務に係る商品を表示するものとして需要者の間に広く認識されている引用商標と類似のものであり、それを不正の目的をもって使用するものである。

4 当審における取消理由
当審において、登録異議申立に基づき、商標権者に対して平成22年7月29日付けで通知した取消理由は、別掲4のとおりである。

5 商標権者の意見
前記4の取消理由に対し、商標権者は、本件商標が商標法第4条第1項第15号に該当しない理由を要旨以下のように意見を述べ、証拠方法として乙第1号ないし第27号証を提出している。
(1)「VINCENZO VALENTINO」の文字の一体不可分性
ア 本件商標は「V」の欧文字及び「VINCENZO VALENTINO」の欧文字を上下二段に書してなるものであるが、下段の「VINCENZO VALENTINO」の文字は、同じ書体、同じ大きさで、1文字程度の間隔を介して、外観上まとまりよく一体的に表されている。
また、「VINCENZO VALENTINO」の文字からは、通常「VINCENZO」が「ヴィンセンツォ」、「VALENTINO」が「ヴァレンチノ」と発音されるものと考えられ、これらの語はイタリア人の名前又は姓として用いられる文字である(乙第1号及び第2号証)ことから、全体として「ヴィンセンツォヴァレンチノ」の一連称呼が生ずる。該称呼は格別冗長とはいい得ず、語呂よく無理なく氏名として一連かつ自然に称呼し得るものである。
このように、氏名を表した場合、通常の造語の組み合わせよりも一体性は強いものとして認識されるものである。
したがって、「VINCENZO VALENTINO」の文字から、特に「VALENTINO」の文字部分のみを分離して称呼、観念しなければならない事情はない。
イ 本件と同一人の出願についての異議事件である「V」の欧文字、「VINCENZO VALENTINO」の欧文字及び「ヴィンチェンツォ・バレンティーノ」の片仮名文字からなる商標登録第4018460号に対する平成9年異議第90334号事件において、「『VINCENZO VALENTINO』の欧文字部分と『ヴィンチェンツォ・バレンティーノ』の片仮名文字部分は、それぞれまとまりよく一体的に表してなるばかりでなく、ことさら、構成中の『VALENTINO』,『バレンティーノ』の文字部分のみを分離・独立して称呼、観念しなければならない特段の事由は認め得ない。」との判断が下され(乙第3号証)、特に問題となることなく商標権として継続している。
(2)「Valentino」はイタリア人の一般的な姓又は名であるという事実
ア 伊和辞典及びフリー百科事典「ウィキペディア」に記載されているように、「Valentino」は、イタリア人の一般的な名前(姓)であり、「Valentino」の名前(姓)を有するイタリア人は現在100万人近くもいるといわれている。更に、姓としてだけでなく、名としても使用されていることも事実である。
イ 「Valentino」という著名な名前は、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏以外にも、「ルドルフ・ヴァレンテーノ」(Rudolph Valentino)(1895年-1926年:ハリウッドで活躍したサイレント映画を代表するイタリア出身の美男子俳優)や、「バレンティーノ・ロッシ」(Valentino Rossi)(1979年?:オートバイレースの最高峰、ロードレース世界選手権で通算9回の年間チャンピオンに輝き、史上最強のライダーと称されるイタリアの現役オートバイライダー)等が存在し、日本でも知られている名前である(乙第4号及び第5号証)。
ファッション関連商品の通販サイトを調べると、本件商標の「VINCENZO VALENTINO」を始めとして、「Valentino」の文字を含むブランド名が下記のように多数検索される(乙第6号ないし第14号証)。
(ア)アイザック ヴァレンチノ(IZAX VALENTINO)
(イ)ルチアーノ ヴァレンチノ(LUCIANO VALENTINO)
(ウ)ルイジ ヴァレンチノ(LUIGI VALENTINO)
(エ)ヴァレンチノ ロレンタ(VALENTINO ROLENTA)
(オ)オリバー バレンチノ(OLIVER VALENTINO)
(カ)ヴァレンチノ クリスティ(VALENTINO CHRISTY)
(キ)ヴァレンティノ ルディー(VALENTINO RUDY)
(ク)バレンチノ ドマーニ(VALENTINO DOMANI)
ウ 「Valentino」は、イタリア人のありふれた一般的な名前であり、日本でいえば鈴木、佐藤に相当するような名前であることから、この状況は、イタリア系のデザイナーや関連商品の取扱者がイタリア系である場合、必然的に生じる可能性があり、全ての「Valentino」の語が「Valentino Garavani」に集約されるものと断ずるべきではない。
したがって、「Valentino」の文字がヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏又はそのデザインに係る商品群に使用されるブランドの略称であるとしても、「Valentino+α」の氏名まで、商標として採用できないとすることは、過去、現在、更には将来の状況を考慮しない判断であり、商標の選択の余地を不当に狭めるものである。
(3)混同を生じるおそれがないことの理由
ア 我が国において、「Valentino」の文字が「Valentino Garavani」の略称を表す状況にあるとしても、そのことで、「Valentino」を含む全てのイタリア系の氏名をこの「Valentino」と類似であると判断しなければならないものではない。
イ すなわち、「Valentino」を単独で商標として当該商品に使用する場合、「Valentino Garavani」との関連性を想起するとの判断に異議をとなえるものではないが、一体性のある一連の氏名(姓+名)を表示した商標において、「Valentino」の語が姓又は名として含まれているような場合、むしろそれは「Valentino Garavani」との区別を明示的に示しているものであり、出所の混同のおそれはないものである。
ウ すなわち、「Valentino Garavani」という有名ブランドによって、その商品を購入する現在の情報入手力の高い需要者は、有名な略称である「Valentino」は、それが「Valentino Garavani」の略称であることも十分に認識しているものと考えるのが自然である。
したがって、本件商標の「VINCENZO VALENTINO」や上述したインターネット上で見受けられる各商標は、「Valentino Garavani」が関与している関連性のあるブランドとして需要者に受け止められることはないものである。
エ すなわち、イタリア系のデザイナーや商品取り扱い業者に関連している商品であることや商品のコンセプトがイタリア系のものであるとの認識が生じることはあっても、「Valentino Garavani」との関連を想起することはなく、むしろ氏名を表示することで、明確な区別がなされているものである。
(4)「VINCENZO VALENTINO」の文字が親しまれた氏名ではないとする取消理由について
ア 本件商標の指定商品である洋服等のファッション関連商品の分野においては、本件商標の「VINCENZO VALENTINO」の文字のように、特定の氏名を表したと認められる商標は、例えその氏名が我が国で親しまれているものでないとしても、その氏名に係る商標全体をもって取引に資せられるのが通例である。このことは、乙第6号ないし第14号証に挙げたように、「ヴィンセンツォ ヴァレンチノ」(Vincenzo Valantino)を始めとする「Valentino」を含む多数のブランド名が、通販サイトの商品の記事において、常に一体のものとして使用され、単に「ヴァレンチノ」(Valentino)と略して使用されていないことからも明かである。
イ ファッション関連商品の需要者・取引者は、「ヴィンセンツォ ヴァレンチノ」(Vincenzo Valantino)のような「Valentino」の文字を含むブランド名が多数存在することを認識しているので、例え初めて目にするような「Valentino」の文字を含む氏名の商標に接しても、その商標中の「Valentino」の文字だけを特別抽出することはない。
したがって、「Valentino」だけを取り出して使用する場合に、異議申立人の商標「VALENTINO」に係る権利の侵害問題が生じるとしても、「Valentino」を含む氏名が使用される場合、混同のおそれはない。それにも拘わらず、当該氏名が我が国で親しまれた氏名を表すものではないとの理由だけで、該文字より「VALENTINO」の文字部分が分離抽出されるとすることは、商標の選択の余地を不当に狭めるものである。
(5)「Valentino」の文字を含む登録商標の存在
過去の登録例をみると、ファッション関連商品について、「Valentino」の文字を含む商標が多数登録されている(乙第15号ないし第23号証)。
ア 商標:VINCENZO VALENTINO/ビンチェンツォ・バレンティーノ
イ 商標:Romeo Valentino
ウ 商標:ANRICO VALENTINO
エ 商標:バレンチノ ネルビーニ/VALENTINO NERVINI
オ 商標:DIANA VALENTINO
カ 商標:CALRO VALENTINO
キ 商標:Valentino Marudini
ク 商標:GIOVANNI VALENTINO
ケ 商標:Orlandi Valentino
上記登録商標は、今から10年ほど前に登録されたものではあるが、今回の申立人及び貴庁の証拠をみても、その当時に較べて、現在の申立人の「VALENTINO」商標の著名性が格段に高くなったということはないと考える。したがって、「Valentino」を含む全ての氏名に係る商標を、「Valentino Garavani」と類似の商標とすることは、上記の現存する商標権との関係を不安定、不明確な状況にし、かえって、取引の安定を害することになる。よって、過去の登録例に鑑みても、本件商標の登録が維持されるのが妥当である。
(6)イタリアにおける「Valentino」の文字を含む登録商標の存在
ヴァレンティノガラヴァーニ氏の本国であるイタリアでは、今年の1月から5月までの間だけでも、ファッション関連商品について、「Valentino」の文字を含む商標が下記の通り4件も登録されている(乙第24号ないし乙第27号証)。
ア 商標:Valentino Emilio
イ 商標:Emilio Valentino
ウ 商標:VALENTINO ROSSI
エ 商標:VALENTINO STIZZA
イタリアにおいてでさえ、「Valentino」の文字を含む商標の登録が認められていることを勘案すると、我が国だけで本件商標の登録を取り消すことは、国際的な商品の流通の安定性の面でも不合理である。
(7)まとめ
以上、本件商標をその指定商品について使用しても、需要者・取引者がこれをヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏のデザインに係る商品又は同人と営業上何らかの関係がある者の業務に係る商品であるかのように、商品の出所について混同を生ずるおそれはなく、本件商標は商標法第4条第1項第15号には該当しない。

6 当審の判断
(1)商標法第4条第1項第15号について
商標法第4条第1項第15号の判断に際しては、「商標法4条1項15号にいう『他人の業務に係る商品又は役務と混同を生ずるおそれがある商標』には、当該商標をその指定商品又は指定役務(以下「指定商品等」という。)に使用したときに、当該商品等が他人の商品又は役務(以下「商品等」という。)に係るものであると誤信されるおそれがある商標のみならず、当該商品等が右他人との間にいわゆる親子会社や系列会社等の緊密な営業上の関係又は同一の表示による商品化事業を営むグループに属する関係にある営業主の業務に係る商品等であると誤信されるおそれ(以下『広義の混同を生ずるおそれ』という。)がある商標を含むものと解するのが相当である。けだし、同号の規定は、周知表示又は著名表示へのただ乗り(いわゆるフリーライド)及び当該表示の希釈化(いわゆるダイリューション)を防止し、商標の自他識別機能を保護することによって、商標を使用する者の業務上の信用の維持を図り、需要者の利益を保護することを目的とするものであるところ、その趣旨からすれば、企業経営の多角化、同一の表示による商品化事業を通して結束する企業グループの形成、有名ブランドの成立等、企業や市場の変化に応じて、周知又は著名な商品等の表示を使用する者の正当な利益を保護するためには、広義の混同を生ずるおそれがある商標をも商標登録を受けることができないものとすべきであるからである。そして、『混同を生ずるおそれ』の有無は、当該商標と他人の表示との類似性の程度、他人の表示の周知著名性及び独創性の程度や、当該商標の指定商品等と他人の業務に係る商品等との間の性質、用途又は目的における関連性の程度並びに商品等の取引者及び需要者の共通性その他取引の実情などに照らし、当該商標の指定商品等の取引者及び需要者において普通に払われる注意力を基準として、総合的に判断されるべきである。」(最高裁平成10年(行ヒ)第85号 平成12年7月11日判決言渡参照)と判示されている。

(2)本件商標について
本件商標は、別掲1のとおり、「V」及び「VINCENZO VALENTINO」の欧文字とを二段に表してなるところ、上段に表された「V」と、下段に表された「VINCENZO VALENTINO」の欧文字部分とは、視覚上分離して表されたものであり、また、「VINCENZO」と「VALENTINO」が、半文字程度間隔をあけて表示されているうえ、全体として17文字からなり、「ビンセンツォバレンチノ」の称呼もやや冗長といえること、そして、我が国において「VINCENZO VALENTINO」の欧文字全体としては、特定人名や成語として一般に知られているものとはいえないことを考慮すると、本件商標は、その外観及び称呼のいずれの点においても、「VINCENZO」の文字部分と、「VALENTINO」文字部分とに、分離して認識され得るものである。
そうすると、本件商標の「VINCENZO VALENTINO」の文字部分は、常に一体不可分のものとしてのみ、取引者、需要者に把握、認識されるものとは認め難いものである。
そして、その構成中「VALENTINO」の文字部分は、著名なファッションデザイナーであるヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏のデザインに係る商品に付されるブランドの表示として、我が国の婦人服、紳士服等のファッション関連分野の取引者、需要者にとって周知・著名であることを考慮すると、「VALENTINO」の文字部分が、「VALENTINO GARAVANI」に係る「VALENTINO」を表したものと把握され、認識されるものと判断するのが相当である。

(3)「VALENTINO」の周知著名性について
別掲4に示した、当審における取消理由(2)の職権証拠調べによれば、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)氏は、本件商標の登録出願時には、既に、我が国のみならず世界的に著名なデザイナーであったものと認められる。
そして、同氏の略称又はそのデザインに係る婦人・紳士物の衣料品、革製バック、革小物、ネクタイ、アクセサリー、香水、インテリア用品などの商品群に使用されるブランドを表すものとして、「VALENTINO」「Valentino」「ヴァレンティノ」「ヴァレンティーノ」「ヴァレンチノ」「バレンチノ」の表示がそれぞれ単独で用いられ、「VALENTINO」の表示は、我が国の取引者、需要者等の間に広く認識され、その状態は、本件商標の登録査定時はもとより、現在においても継続しているものと認められる。

(4)商品間における関連性及び需要者
本件指定商品は、「洋服,コート」を始めとする主にファッション関連商品であって、「VALENTINO」の表示も、同じく主にファッション関連商品に使用されてきたものであるから、同一又は類似の商品であり、その需要者層を共通にするものである。

(5)出所混同のおそれ
以上のことからすれば、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)氏の略称又は同氏のデザインに係る商品群に使用されるブランドを表すものとして著名な「VALENTINO」の文字を構成中に有する本件商標を、商標権者が、その指定商品について使用するときは、これに接する取引者、需要者は、その構成中の「VALENTINO」の文字部分に強く印象づけられ、該商品がヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏のデザインに係る商品又は同人と営業上何らかの関係がある者の業務に係る商品であるかのように、商品の出所について混同を生ずるおそれがあるというべきである。

(6)まとめ
したがって、本件商標についてした先の取消理由は、妥当なものであり、本件商標は、商標法第4条第1項第15号に該当する。

(7)商標権者の主張について
ア 商標権者は、「VINCENZO VALENTINO」の文字からは、通常「ヴィンセンツォヴァレンチノ」と発音されるものと考えられ、これらの語はイタリア人の名前又は姓として用いられる文字であることから、全体として「ヴィンセンツォヴァレンチノ」の一連称呼が生ずる。該称呼は格別冗長とはいい得ず、語呂よく無理なく氏名として一連かつ自然に称呼し得るものである。このように、氏名を表した場合、通常の造語の組み合わせよりも一体性は強いものとして認識されるものである。したがって、「VINCENZO VALENTINO」の文字から、特に「VINCENZO VALENTINO」の文字部分のみを分離して称呼、観念しなければならない事情はない旨主張する。
しかしながら、「VALENTINO」の表示は、著名なファッションデザイナーであるヴァレンティノ・ガラヴァーニのデザインに係る商品に付されるブランドを表わすものとして、我が国の婦人服、紳士服等のファッション関連分野の取引者、需要者にとって周知・著名であり、本件商標の構成中の「VALENTINO」の文字部分が、「VALENTINO GARAVANI」に係る「VALENTINO」を表したものと把握され、認識されることによって取引者、需要者の注意を特に強く引くものと認められること前記に述べたとおりであるから、商標権者の主張は採用することができない。
イ 商標権者は、「Valentino」の文字を含む登録例を挙げ、ファッション関連商品の需要者・取引者は、「Valentino」の文字を含むブランド名が多数存在することを認識しているので、例え初めて目にするような「Valentino」の文字を含む氏名の商標に接しても、その商標中の「Valentino」の文字だけを特別抽出することはない。したがって、「Valentino」を含む氏名が使用される場合、混同のおそれはない。当該氏名が我が国で親しまれた氏名を表すものではないとの理由だけで、該文字より「VALENTINO」の文字部分が分離抽出されるとすることは、商標の選択の余地を不当に狭めるものである旨、主張する。
この点に関しては、東京高裁(平成14年(行ケ)第421号 平成15年6月19日判決言渡参照)において、「『VALENTINO』,『valentino』,『ヴァレンティノ』が,ヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏ないしそのデザイナーブランドを示すものとして周知であることなどを根拠に,それらの語を含む他の商標を,商標法4条1項15号の適用により無効とすることは,原告の主張するとおり,同じ『valentino』の氏姓を持つデザイナーが,それを含む商標を日本で登録することができなくなる,という結果をもたらす。これは事実である。しかし,既に先行者(被告)が,『valentino』を標章として使用して周知性を獲得し,一定の高いブランドイメージをこれに化体させているという状態が継続している以上,一方で,被告が被告商標について保持している業務上の信用・評価を保護する必要があり,他方で取引者・需要者間の誤認混同のおそれを除去する必要もある。このような必要に対処するために設けられた規定の一つが商標法4条1項15号の規定である。同条項の要件が満たされる限り,これを適用し得ることは,いうまでもないことというべきである。本件に関して,商標法4条1項15号を適用するのは,被告が『VALENTINO』,『valentino』,『ヴァレンティノ』の語を,特定のデザイナーブランドを示すものとして用いていることに加え,一定程度以上の周知性や,上記三つの語に高いブランドイメージが化体されている等の事実関係の存在を前提にしてのことである。前提とされている事実関係が消失すれば,被告以外の者が,『valentino』の語を含む商標の登録を,上記法条の適用により拒絶されることがなくなることは,当然である。被告以外の者が未来永劫登録できなくなるなどということはない。上記事実関係が継続している限り,同じ「VALENTINO」の氏姓を持つデザイナーは,それを含む商標を日本で登録することができない,という不都合は,商標制度自体に内在するものとして甘受する以外にない,というべきである。」と判示されているとおりである。
そして、本件商標の構成中、「VINCENZO VALENTINO」の欧文字部分は、その構成態様において常に一体のものとして把握しなけれ
ばならない特段の事情があるとは認められず、該文字部分から生ずる全体の称呼も比較的冗長であって、構成文字全体をもって特定の観念を生ずるとも認めることができない。
加えて、「VALENTINO」の欧文字は、「婦人服,紳士服,アクセサリー,バッグ」等に使用して、本願商標の登録出願前より、取引者、需要者の間でデザイナーブランドとして広く一般に認識されている「VALENTINO GARAVANI」の略称であって、かつ、これらの商品と本件商標の指定商品は、密接な関連性を有しており、両商品の取引者、需要者の相当部分が共通するものである。
また、商標登録出願に係る商標が上記条項に該当するか否かについては、当該案件の登録出願時及び査定時又は審決時において、その商標と、指定商品又は指定役務との関係及び取引の実情等を考慮し、個別具体的に判断されるべきものであるから、本件商標と、商標権者が挙げる登録例の存在とを同列に論ずることはできない。

(8)結語
以上のとおり、本件商標は、商標法第4条第1項第15号に違反して登録されたものといわざるを得ないから、本件商標の登録は、商標法第43条の3第2項により、取り消すべきものである。
よって、結論のとおり決定する。
別掲 別掲1 <本件商標>



別掲2 <引用商標4>



別掲3 <引用商標5>



別掲4 <当審における取消理由>
(1)引用商標の周知性について
ア 「VALENTINO」ブランドの創始者である「Valentino Garavani」(ヴァレンティノ・ガラヴァーニ)は、1933年(昭和8年)イタリア国ヴォゲラで生まれ、パリ・クチュール組合学校卒業。ジャン・デッセ、ギ・ラロッシュのもとで修業を積み、1959年(昭和34年)に独立。ローマにオート・クチュール・メゾンを構えて、1960年(昭和36年)には初のコレクションを発表している。「白だけの服」と名付けられた“白一色”のコレクションは意表をつく演出で大成功をおさめ、<ヴァレンティノ>の名を国際的に知らしめるものとなった。1967年(昭和42年)、ファッション・オスカー賞を受賞した(甲第7号証)。
イ 申立人は、Valentino Garavani(ヴァレンティノ・ガラヴァーニ)氏が、1959年(昭和34年)に設立したイタリア国ミラノを本拠地とするファッションメーカーであり、管理する「VALENTINO」ブランドについて世界74地域に約2000店舗を有し、2008年には約325億円もの収益をあげた。
ウ 申立人は、「Valentino Garavani」(ヴァレンティノ・ガラヴァーニ)氏が設立した商標「VALENTINO」の事業を継承して以来、我が国においても、被服をはじめとするファッション関連の商品に「VALENTINO」を広く使用して今日に至っている。また、「VOGUE(ヴォーグ)」、「MODE et MODE(モード エ モード)」、「25ans(ヴァンサンカン)」等のファッション雑誌に、商標「VALENTINO」及びデザイナー「Valentino Garavani」(ヴァレンティノ・ガラヴァーニ)氏の作品が多数掲載されている。

(2)職権による証拠調べ
「VALENTINO GARAVANI/ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」「VALENTINO GARAVANI」「ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」「Valentino Garavani」の他、「VALENTINO」「Valentino」「ヴァレンティノ」「バレンチノ」の文字についてした、当審における職権により証拠調べ
ア 辞典類
(ア)「英和商品名辞典」(株式会社研究社、1990年第1刷発行、447頁)には、「イタリアRomaのデザイナーValentino Garavani(1932- )のデザインした婦人・紳士物の衣料品・毛皮・革製バッグ・革小物・ベルト・ネクタイ・アクセサリー・婦人靴・香水・ライター・インテリア用品など.・・・1967年にFirenzeで白一色のコレクションを発表してマスコミに大きく取り上げられ、一躍その名を高めた.」の記載があること。
(イ)「岩波=ケンブリッジ世界人名辞典」(株式会社岩波書店、1997年11月21日第1刷発行)の[ガラヴァーニ]の項において「ヴァレンティノ Garavani,Valentino 通称ヴァレンティノ Valentino(伊 1933-)服飾デザイナー、同じく、[ヴァレンティノ Valentino]の項において、「ガラヴァーニ、ヴァレンティノ」を見よとの表示があること。
(ウ)「服飾辞典」(文化出版局、昭和63年9月5日第10刷発行、付録世界のデザイナー29及び30頁)の「ヴァレンティーノ・ガラヴァーニ」の項には、「イタリア北部の都市に生まれる。・・・スチリストになるため、パリのサンジカ(パリ高級衣装店組合の学校)で技術を身につける。・・・1958年独立、ヴァレンティーノ・クチュールの名でローマに店を開いた。このころ、イタリアのモードは世界的に有名になりつつあった。彼の最初の仕事は、フィレンツェのピッティ宮殿でのコレクションである。このコレクションは、〈白だけの服〉という珍しい演出であったが、その美しさはジャーナリストの間で評判になり、『ニューズ・ウィーク』『ライフ』『タイム』『ウィメンズ・ウェア・デイリー』各誌紙で取材、モードのオスカー賞を獲得した。1967年、ヴァレンティーノの名は世界に知れわたった。1972年には紳士物も始め、その他アクセサリー、バッグ、宝石類、香水、化粧品、家具、布地、インテリアと、その仕事の幅はたいへん広いが、すべてヴァレンティーノ独特のセンスを保っているのはみごとである。」の記載があること。
(エ)「ファッション辞典」(文化出版局、2005年2月10日第4版第2刷発行、637頁)のガラヴァーニ,ヴァレンチノ[Valentino Garavani]の項には「1932年イタリア生まれ。パリでの修業の後、’60年にローマに店を開く。’69年ミラノに初のプレタポルテのブティックを出店。’89年オートクチュール進出。華麗でエレガントな作品で、世界中の社交界の女性を顧客に持つ。」の記載があること。

イ 書籍、雑誌類
(ア)「メイド・イン・イタリア大図鑑」(昭和59年6月1日日本交通公社出版事業局発行)において「ヴァレンティノ・ガラヴァーニの語り口には、自信と誇りがあふれている。彼の創造するファッションは世界じゅうで人気を博しているが、彼の貴公子然とした、その美貌もまた有名なところだ。」との記載、及びその経歴等を紹介する内容とともに、オートクチュール・サロン、オートクチュールのロングドレス、コートのほか、「キーホルダー、バッグ、靴、サングラス、ジュエリー」の商品の写真が掲載されていること。
(イ)「世界の一流品大図鑑’86年版」(発行日不明、講談社発行)において、「VALENTINO GARAVANI\ヴァレンティノ・ガラバーニ(イタリア)」と「スーツ、ジャケット、ブラウス、ポロシャツ、セーター、ブルゾン、靴、ネクタイ、バッグ、財布、ベルト」の写真が掲載されていること。
(ウ)「世界の一流品大図鑑’87年版」(発行日不明、講談社発行)において、「VALENTINO GARAVANI\ヴァレンティノ・ガラバーニ(イタリア)」と「ポロシャツ、ブルゾン、シャツ、スカート、ネクタイ」の写真が掲載されていること。
(エ)「イタリア大図鑑」(1987年11月6日読売新聞社発行)において、「VALENTINO GARAVANI\ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」と「婦人服、香水」の写真が、説明文において「ヴァレンティノ」の略称を使用した文章と一緒に掲載されていること。
(オ)「世界の一流品大図鑑’95年版」(発行日不明、講談社発行)において、「VALENTINO GARAVANI\ヴァレンティノ ガラバ(ヴァ)ーニ(イタリア)」と「婦人服」の写真が掲載されていること。
(カ)「ファッション・ブランド・ベスト101」(2001年11月25日株式会社新書館発行)において「ヴァレンティノ ガラヴァーニ Valentino Garavani」の経歴等を紹介する内容とともに「現在、ブランドはヴァレンティノ(レディス、メンズ)、ヴァレンティノ ローマ(レディス、メンズ)、ヴァレンティノ ガラヴァーニ(バッグ、シューズなど)、ヴァレンティノ ジーンズなどのラインを展開。」と掲載されていること。
(キ)「イタリアン・ファッションの現在」(2005年3月30日株式会社学文社発行)において「ヴァレンティーノ・ガラヴァーニ[Valentino Garavani]は、パリのジャン・デセ[Jean Desses]やギー・ラロッシュ[Guy Laroche]での修行後、1959年にローマのコンドッティ通りに最初のアトリエを構えた。また、しばらくしてミラノでもアルタ・モーダのデザイナーの多くが活動しはじめ、そのなかにはジョレ・ヴェネツィアーニ[Jole Veneziani]もいて、彼はスカラ座のプリマやマリヤ・カラスの衣装担当を務め、『ライフ』や『ビギ』などの表紙に登場するなど国際的な評価を得ていた。」、「・・・イタリアでもっとも広く視聴されている番組-娯楽ニュース番組『ストゥリッシア・ラ・ノティーツイア[Striscia la Notizia]』-に登場する個性ある人物たちをみればわかる。同番組では、ヴァレンティーノ[Valentino]-1959年ローマのファッションショーでデビューして以来、ファッション界の”伝道者”であり、また風刺対象の”王者”であるデザイナー-の絶妙な物まねが登場する。」と掲載されていること。
(ク)「世界のスターデザイナー43」(2005年12月15日株式会社未來社発行)において、「ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」について「ファッション界にも、スーパースターがいる。ジョン・ガリアーノやトム・フォードをあげる人もいるに違いない。イブ・サンローランも、確かにそうだった。しかし、ヴァレンティノのように移ろいやすいファッションの世界で、40年以上スーパースターであり続けている人はほかにいない。」と掲載されていること。
(ケ)「よくわかるアパレル業界[改訂版]」(2006年1月20日株式会社日本実業出版社発行)において、「ヴァレンティノ/Valentino」の項で「ヴァレンティノ・ブティック・ジャパン?ヴァレンティノ・ガラヴァーニがデザイン、パリコレクションに参加している。ヴァレンティノ・レッドと呼ばれる赤などの鮮やかな色を使った大胆でエレガントな作風が特徴。」と掲載されていること。
(コ)「marie claire japon\マリ・クレール日本版」(1989年12月号中央公論社発行)において、「ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」と「婦人服」の写真が掲載されていること。
(サ)「毎日グラフ」(1991年8月4日発行)において、ヴァレンティノの東京でのコレクション・ショーの記事と写真が「ヴァレンティノ」の略称を使用した文章と一緒に掲載されていること。
(シ)「marie claire japon\マリ・クレール」(1991年9月号発行)において、「ヴァレンチノ・ガラバーニ」について「ヴァレンチノ」の略称を使用して記載した記事と写真が掲載されていること。
(ス)「家庭画報 1991年12月号発行」(1991年12月1日発行)において、「…ヴァレンティノがファッション界にデビューして30年。その偉業を称えて彼の生地ローマでは街をあげての大祝賀パーティーが催されました…」 と掲載されていること。
(セ)「marie claire japon\マリ・クレール」(1992年11月号発行)において、「そしてまたひとつ、新しい話題を呼びそうなスポットが誕生したが、こちらは昔ながらの代官山にふさわしい、大人のための空間である。八幡通りに面して、品格のあるたたずまいを見せる『サンローゼ代官山』だ。この一階にヴァレンティノ・ガラヴァーニの洒落たブッティックがオープンした…もっと身近にヴァレンティノのスタイルを取り入れたい、と思っている人には見逃せないブッティックとなるだろう。」と掲載されていること。
(ソ)「毎日グラフ」(1992年11月1日発行)において、ヴァレンティノの’92?’93秋冬コレクション。「時の予感?ファッションの未来へ」と題された3日間にわたるイベントの記事と写真が掲載されていること。
(タ)「marie claire japon\マリ・クレール」(1996年2月号中央公論社発行)において、「ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」について「ヴァレンティノ」、「Valentino」の略称を使用して記載した記事と写真及び婦人服の写真が掲載されていること。
(チ)「marie claire japon\マリ・クレール」(1996年9月号発行)において、「ヴァレンティノ」「VALENTINO」の見出しで「ヴァレンティノ・ガラバーニ」の記事と写真及びヴァレンティノの’96?’97秋冬・プレタポルテ・コレクションの写真が掲載されていること。
(ツ)「暮しの手帖66」(1997年2・3月号発行)において、「ヴァレンティノ・ガラバーニ」の記事と「Valentino」と婦人服の写真が掲載されていること。
(テ)「家庭画報」(1997年4月号発行)において、「ヴァレンティノ」と「VALENTINO」の婦人服、スーツの写真が掲載されていること。
(ト)「家庭画報」(1997年11月号発行)において、「ヴァレンティノ」の婦人服、スーツの写真が掲載されていること。
(ナ)「marie claire\マリ・クレールjapon」(1998年4月号中央公論社発行)において、「ヴァレンティノ」「VALENTINO」の’98年春夏パリ・オートクチュール・コレクションの写真が掲載されていること。
(ニ)「marie claire\マリ・クレールjapon」(1998年11月号発行)において、「ヴァレンティノ\Valentino」の見出しの下「ヴァレンティノ」の記事と’98?’99秋冬ヴァレンティノ オートクチュール\コレクションの写真が掲載されていること。
(ヌ)「週刊読売」(平成10年11月22日発行)において、「ヴァレンティノ」の見出しで「ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」の記事と写真が掲載されていること。
(ネ)「marie claire\マリ・クレールjapon」(1999年1月号中央公論社発行)において、「クチュリエの最高峰と呼ばれ、エレガントなパリ・モードの世界を創造し続けるヴァレンティノ・ガラヴァーニ。その華やかなコレクションがフルラインアップされたブティックがこの秋、横浜に登場した。」と掲載されていること。
(ノ)「家庭画報」(1999年4月号発行)において、「ヴァレンティノ」の婦人服の写真が掲載されていること。
(ハ)「marie claire\マリ・クレールjapon」(1999年8月号発行)において、「ヴァレンティノ」のベルトの写真が掲載されていること。
(ヒ)「家庭画報」(2000年4月号世界文化社発行)において、「ヴァレンティノ」の婦人服及びバッグの写真が掲載されていること。
(フ)「ニューズウィーク日本版」(2001年4月18日TBSブリタニカ発行)において、「四〇年間にわたり、ファッション界をリードし続けてきたデザイナー、バレンチノ・ガラバーニ。ジャクリーン・ケネディ・オナシスやオードリー・ヘプバーンなど二〇世紀のスタイルを象徴する人々に服を提供してきた彼は、洗練されたデザインの規範をつくり上げてきた。」の記事と写真が掲載されていること。
(ヘ)「ハーパース・バザー」(2001年11月号エイチビー・ジャパン株式会社発行)において、「ヴァレンティノ」の記事と婦人服及びバッグの写真が掲載されていること。
(ホ)「婦人画報 2002年3月号」(2002年3月1日発行)において、「ヴァレンティノ」の婦人服の写真が掲載されていること。
(マ)「ハーパース・バザー日本版 2003年6月号」(2003年6月1日発行)において、「Valentino」「ヴァレンティノ」の見出しの下「ヴァレンティノ・ガラヴァーニ」の記事と写真が掲載されていること。
(ミ)「家庭画報 2004年1月号」(2004年1月1日発行)において、「ヴァレンティノ・ガラバーニ」の記事と写真が掲載されていること。
(ム)「婦人公論」(2004年6月22日発行)において、「VALENTINO」「ヴァレンティノ」 の婦人服の写真が掲載されていること。
(メ)「婦人公論」(2005年4月7日発行)において、「ヴァレンティノ」 の婦人服の写真が掲載されていること。
(モ)「ヴァンサンカン 25ans 1994年4月号」(1994年4月1日婦人画報社発行)において、「手の込んだディテールで勝負する『ヴァレンティノガラヴァーニ』」の見出しの下「満足な着心地で、ディテールの手の込みようはプレタ・ラインであってもオートクチュール並みの完成度、それがヴァレンティノ・ガラヴァーニです。」との記載及び商品として「イヤリング(2点共)ヴァレンティノ ガラヴァーニ/ヴァレンティノブティックジャパン」が掲載されていること。

ウ 新聞記事
(ア)「繊研新聞」(昭和51年9月28日付)において「ヴァレンティノ秋冬ショー」の見出し記事が掲載されていること。
(イ)「センイ・ジャァナル」(昭和51年9月29日付)において「ヴァレンティノ・コレクション」との見出しの下「…この秋のバレンティノの個性を強調したものと見うけられた。…」との記事が掲載されていること。
(ウ)「読売新聞大阪版」(昭和51年9月30日付)において「ヴァレンティノのショーから」との見出しの下「イタリア服飾界の鬼才といわれるヴァレンティノ・ガラバーニの76秋冬コレクションが、このほど大阪ロイヤルホテルで開かれた。」との記事が掲載されていること。
(エ)「朝日新聞」(昭和51年9月30日付、同年10月2日付及び同月5日付)において「バレンティノ・ショー」との見出しの下「…かつて、白一色だけのショーを開き、注目を浴びたバレンティノが…」、「…もっともバレンティノにいわせると…」との記事が掲載されていること。
(オ)「秋田さきがけ新聞」(昭和51年9月30日付)において「見事な色と素材/バレンチノ作品展から/エレガンスを創造」との見出しの下「今、ファッションの世界で、本物の”エレガンス”を創造することができるのは、この人ぐらいではなかろうか。バレンチノ・ガラバーニ、イタリア・オートクチュールをリードする鬼才。」との記事が掲載されていること。
(カ)「河北新報」(昭和51年10月1日付)において「バレンチノのトータルファッション/鮮やかな赤と黒/エレガンスな世界を創造」との見出しの下「バレンチノ・ガラバーニ、イタリア・オートクチュールをリードする鬼才。」との記事が掲載されていること。
(キ)「センイ・ジャァナル」(昭和51年10月1日付)において「(東京)イタリアのデザイナーヴァレンティノの…」との記事が掲載されていること。
(ク)「日刊ゲンダイ」(昭和51年10月2日付)において「ヴァレンティノ・コレクション発表」との見出しの下「このほどそのイタリアンファッション界の鬼才と評されているヴァレンティノ・ガラバーニ氏のパリ。ローマでかっさいをあびたというコレクションの発表会が東京、大阪で開催され、そのオリエンタル風なデザイン感覚は、われわれ日本人の心を魅了した。」との記事が掲載されていること。
(ケ)「東奥日報」(昭和51年10月4日付)において「見事な色と素材/バレンチノの作品群」との見出しの下「今、ファッションの世界で、本物の”エレガンス”を創造することができるのは、この人ぐらいではなかろうか。バレンチノ・ガラバーニ、イタリア・オートクチュールをリードする鬼才。」との記事が掲載されていること。
(コ)「山陰中央新報」(昭和51年10月4日付)において「本物のエレガンスを創造」との見出しの下「…惜しみなく絶賛!を贈れるバレンチノだった。…」との記事が掲載されていること。
(サ)「サンケイ新聞」(昭和51年10月5日付)において「ヴァレンティノ・コレクション」との見出しの下「イタリアン・ファッションを代表するデザイナー、ヴァレンティノ・ガラバーニ氏の秋冬コレクション。」との記事が掲載されていること。
(シ)「宮崎日日新聞」(昭和51年10月5日付)において「超一級の色と素材/見事なバレンチノ作品」との見出し記事が掲載されていること。
(ス)「日経産業新聞」(昭和51年10月6日付)において「伊の鬼才ヴァレンティノ これが76年秋冬の新作 機能性と女らしさの融合」との見出し記事が掲載されていること。
(セ)「福島民友新聞」(昭和51年10月6日付)において「バレンチノの芸術」との見出しの下「今、ファッションの世界で、本物の”エレガンス”を創造することができるのは、この人ぐらいではなかろうか。バレンチノ・ガラバーニ、イタリア・オートクチュールをリードする鬼才。」との記事が掲載されていること。
(ソ)「日経流通新聞」(昭和51年10月7日付)において「来春からインテリア小物も ヴァレンティノ・ブティック・ジャパン」との見出しの下「ヴァレンティノ・ガラバーニの極東地区総代理権をもつヴァレンティノ・ブティック・ジャパン(本社東京)は来春からヴァレンティノブランドのインテリア小物を売り出す。」との記事が掲載されていること。
(タ)「徳島新聞」(昭和51年10月12日付)において「見事な色と素材/バレンチノの作品群から」との見出しの下「バレンチノ・ガラバーニ、イタリア・オートクチュールをリードする鬼才。」との記事が掲載されていること。
(チ)「公明新聞」(昭和51年10月14日付)において「無地が売り物のヴァレンティノ」との見出しの下「このほど伝統を誇る欧州イタリアのヴァレンティノの秋冬物が公開されました。」との記事及び写真に付された「ヴァレンティノのスポーティー・ルック」との記事が掲載されていること。
(ツ)「夕刊フクニチ」(昭和51年10月18日付)において「すばらしい色と素材/バレンチノの秋冬新作」との見出し記事が掲載されていること。
(テ)「千葉日報」(昭和51年11月3日付)において「みごとな色と素材/ファッション/バレンチノの作品群」との見出しの下「今、ファッションの世界で、本物の”エレガンス”を創造することができるのは、この人ぐらいではなかろうか。バレンチノ・ガラバーニ、イタリア・オートクチュールをリードする鬼才。」との記事が掲載されていること。
(ト)「報知新聞」(平成3年7月29日付)において「リズの花嫁衣装はバレンチノ」との見出しの下「…イタリアの有名デザイナー,バレンチノが作ることになった。…」等との記事が掲載されていること。
(ナ)読売新聞東京朝刊(1990年6月30日付)において「この冬、毛皮が変わる 暖冬時代に即して毛あし短く布地感覚」との見出しの下「…自然の毛皮の色にこだわらず、さまざまな色やデザインのプリントをしているのも大きな特徴。染色技術の進歩で、ペーズリーを思わせるプリント柄や、はやりのアースカラーを濃淡をつけて並べたものなどが続々登場。これほど複雑なプリントは、今まで見られなかったものだ。デザインは、バレンチノ・ガラバーニ、ジャンフランコ・フェレなど、海外の著名デザイナーを起用。布地と同じようにファッション性を高めている。…」 との記事が掲載されていること。
(ニ)読売新聞東京朝刊(1990年7月22日付)において「[JUST FIT]ヴァレンティノ・ガラヴァーニ “イタリアの遺産”再生」との見出しの下「…『高級であること、美しくあること』にこだわり続けるイタリアのトップ・デザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ。27歳でデビューしてから30年の歳月が流れたが、華麗でざん新なファッションは、衰えるどころか、新作発表の度にみずみずしさを増している。今シーズン、ヴァレンティノの心を捕らえた『美しいもの』はエトルリア美術。ギリシャ文明の流れをくむイタリアの『遺産』を長めのニットに大胆にプリントし、ボトムには軽快なミニのプリーツスカートを組み合わせる。…」 との記事が掲載されていること。
(ヌ)毎日新聞東京夕刊(1991年3月29日付)において「[ウイーク・エンド・ストリート]VALENTINO GARAVANI」との見出しの下「…東京・赤坂のニューオータニアベニューはスペースをゆったりと取った、エレガントなブティックが建ち並び、大人の高級ショッピングストリートとして最近注目を集めています。・・・ここの1階正面に世界中でも2番目に大きなヴァレンティノ ブティックがオープンしました。女性物と男性物、すべてインポートの豊富な品ぞろえが自慢です。180坪のぜいたくな店内、3坪の広さの試着室など、ゆったりとショッピングが楽しめます。商品は高級感あふれるものから若々しいカジュアル、パーティードレス、靴やバッグ、アクセサリーも充実しています。このブティックで限定販売の香水『ヴァレンティノ フレグランス』も見逃せません。★ヴァレンティノ ガラヴァーニ ブティック 東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ サンローゼ赤坂ガーデンコート1F…」との記事が掲載されていること。
(ネ)読売新聞東京朝刊(1991年4月7日付)において「[JUST FIT]ヴァレンティノ・ガラヴァーニ 職人芸にますます磨き」との見出しの下「…『シックな装い』を永遠のテーマに、甘く優しい女性の服を作り続けるベテラン、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ。今春デザイナー生活30周年を迎え、精巧で繊細な職人芸にますます磨きがかかってきた。シンプルな黒のミニドレス。体のラインにそったシルエットが、ウエストで結んだピンクのリボンを境に広がり、柔らかなフレアースカートに変化する。肩をあらわにしているが、セクシーさより、むしろ清そな雰囲気が漂っている。…」 との記事が掲載されていること。
(ノ)読売新聞大阪朝刊(1992年2月6日付)において「バレンチノやコシノが参加/大阪コレクション」との見出しの下「…社団法人トータルファッション協会(ATF、春名和雄会長)は五日、三月三十一日と四月一日に大阪市中央区のマイドームおおさかで開く『ワールド・ファッション・コレクション』のデザイナーを発表した。大阪とミラノの姉妹都市提携十周年を記念して、『OSAKA-ITALY実力派デザイナーたちのNEWエナジー』がテーマ。日本のコシノ・ヒロコさんとイタリアのバレンチノ・ガラバーニ氏、さらにフェンディファミリーから女性デザイナー三人が参加し、九二年秋冬物の最新コレクションを発表する。…」 との記事が掲載されていること。
(ハ)朝日新聞大阪朝刊(1992年3月3日付)において「ファッション関係の合同見本市を開催 3日から大阪・南港で【大阪】」との見出しの下「…このほかコシノヒロコやイタリアのバレンチノ・ガラバーニなどのファッションショーが、ワールド・ファッション・コレクションとして、31日から2日間、大阪市のマイドームおおさかで行われる。…」 との記事が掲載されていること。
(ヒ)毎日新聞大阪朝刊(1992年4月1日付)において「ワールド・ファッション・コレクション 一流ブランドの秋冬コレクションを紹介」との見出しの下「…『ワールド・ファッション・コレクション』(トータルファッション協会主催)が31日、大阪市中央区のマイドームおおさかで開かれた=写真。大阪・ミラノ姉妹都市提携10周年を記念して、イタリアのバレンチノ・ガラバーニの『オリバー』、フェンディーの『フェンディシメ』など一流ブランドの秋冬コレクションが紹介された。…」 との記事が掲載されていること。
(フ)読売新聞大阪朝刊(1992年4月4日付)において「手ごろな価格セカンドブランド ミラノ・ファッション・ショーで紹介/大阪」との見出しの下「…高級ブランドのイメージを残しながら価格は親ブランドに比べてぐっと手ごろな『セカンドブランド』を紹介するファッション・ショーが大阪市内で開かれた。トータルファッション協会が大阪・ミラノ姉妹都市提携十周年を記念して、フェンディの若者向けブランド『フェンディシメ』とバレンチノ・ガラバーニの『オリバー』を紹介した。世界的な景気の後退で高級品の売れ行きが鈍っているため、これまで富裕なマダム層を顧客にしてきた高級ブランドも買いやすい価格帯のセカンドブランドの開発に力を入れ始めている。…」 との記事が掲載されていること。
(へ)流通サービス新聞(1993年2月2日付)において「三喜商事、93春夏『ヴァレンティノ・ガラヴァーニ・アトリエ』コレクション」との見出しの下「輸入商社の三喜商事(東京都千代田区三番町6の5、社長堀田康彦氏、電03・3238・1381)は全国4都市で、イタリアのデザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏のレディーステキスタイル(服地)ブランド『ヴァレンティノ・ガラヴァーニ・アトリエ』の93年春夏シーズンのフロアショーを開催した。『アトリエ』はテキスタイルに具体的なデザインイラストを付ける販売方法を取っている。同フロアショーは、そのデザインイラストを再現したコレクションで、春夏・秋冬の年2回、オーダーメード専門店や百貨店などの取引先を招いて開催している。ヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏のテキスタイルブランドは、『アルタモーダ』、『ミスV』と『アトリエ』の三ブランドあり、すべて三喜商事が輸入販売している。…」 との記事が掲載されていること。
(ホ)流通サービス新聞(1997年1月14日付)において「ホテルCS戦略・パートII/ホテルニューオータニ-会員専用センター開設」との見出しの下「…ニューオータニのショッピング街にはヴァレンティノ・ガラバーニやジョルジオ・アルマーニなど内外有名ブランドショップが五十店ある。…」との記事が掲載されていること。
(マ)日刊工業新聞(1997年4月30日付)において「富士紡績、製品事業を拡大。男性下着を拡販、レディース向けも増産」との見出しの下「…富士紡績は製品事業を拡大する。九七年三月期二百億円の売上高を二ケタ成長の二百二十億円超にする。具体的には主力の男性下着『B・V・D』の高付加価値シリーズ『ボディギア』を拡販する。加えて三月に発売したレディース向けを増産する。一方、頭打ちとなっているアウターウエアではブランドビジネスを再構築し、企画から製造、販売までの一貫化を目指した展開を図る。富士紡績の製品事業はB・V・Dを中心とするインナーウエアが六割、バレンチノ・ガラバーニのジーンズやスポーツ、カジュアルなどアウターウエアが四割の構成となっている。…」 との記事が掲載されていること。
(ミ)読売新聞東京朝刊(1998年2月3日付)において「98春夏パリコレオートクチュール 『豪華さ』世代で対照的(寄稿)」との見出しの下「…ヴァレンティノも、新しい社屋でサロン形式のショーを開いた。デザイナーのヴァレンティノ・ガラバーニは、昼の服にはワンピースのひだ奥にさりげなくビーズを施し、夜のドレスには、セミの羽のように薄い布にクモの巣をはりめぐらしたようなビーズのドレスを見せてくれた。かなりの重さだろうが、見た目にはとても軽やかなのは、高度な技術の結晶なのだろう。間近で見るからこそ、すばらしさがよくわかる。…」との記事が掲載されていること。
(ム)繊研新聞(1998年3月16日付)において「福井・鯖江眼鏡産地 ブランド事業に新しい流れ」との見出しの下「…シャルマン(本社鯖江市、堀川馨社長)は国内外に販路を拡大し、グループ年商が四百六十億円。『ヴァレンティノ・ガラバーニ』『ケンゾー』『エスプリ』など十六ブランドを販売している。…」との記事が掲載されていること。
(メ)日刊スポーツ新聞(2000年3月3日付)において「連載 パリコレ短信(5)原点に返った『バレンチノ』」との見出しの下「…バレンチノ 1932年イタリア生まれのバレンチノ・ガラバーニ氏が60年にスタート。故ジャクリーヌ・ケネディさんがオナシス氏との結婚式で着たレースのミニドレスは世界中の雑誌の表紙に取り上げられた。同氏はエリザベス・テーラーと親友で、91年、リズが8回目の挙式で着たウエディングドレスを制作した。『V』のブランドロゴでおなじみ。…」との記事が掲載されていること。
(モ)繊研新聞(2002年2月20日付)において「高島屋 大阪店に最大級の特選ゾーン開設、新規に20ブランド」との見出しの下「…高島屋大阪店は三月一日サウスタワーホテル内に、二十のインポートブランド(ブティック)で構成する『サロン・ル・シック・サウスタワー』を開設する。売り場面積は千五百平方メートル、初年度約十四億円の売上高を計画している。…パート3では、『シャネル』をはじめ、『セリーヌ』『ダンヒル』『ヴァレンティノ・ガラヴァーニ』など十四ブランド。…」 との記事が掲載されていること。
(ヤ)共同通信(2003年10月21日付)において、「『生活=おしゃれの手帖』(31)女性の美を知り尽くす ヴァレンティノの赤」の見出しの下「・・・今回ご紹介するのは、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ本人が現在もデザイナーを務めるメゾン『ヴァレンティノ』です。・・・赤は必ずコレクションに登場する、ヴァレンティノにとって特別な色。・・・エレガントで美しいヴァレンティノの服を見ながら女らしくありたいと思いました。・・・」との記事が記載されていること。
(ユ)読売新聞(2004年6月15日付)「[ブランド街]ヴァレンティノ=VALENTINO」の見出しの下「◆創業者、いまも現役デザイナー・・・その歴史は一九五九年、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏がローマに開いた小さなアトリエハウスから始まった。・・・現在もヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏は現役として活躍している。創業者本人が、いまだにデザインを手がけ続けている点でも、貴重なブランドといえる。日本では、七四年に三井物産などが出資してヴァレンティノ ブティック ジャパンが設立され、東京・千代田区に最初の直営店をオープンした。現在、百貨店内の店舗も含め、国内で二十四店を展開する。世界全体で占める日本での売り上げは約二割に上るという。・・・」との記事が記載されていること。
(ヨ)読売新聞(2007年4月27日付)「プリマヴェーラ・イタリアーナ 日本におけるイタリア2007・春=特集」の見出しの下「・・・最新のイタリアファッションを紹介する『プリマヴェーラ・イタリアーナ イン 東京ミッドタウン』(読売新聞社主催)が4月3?6日、東京・六本木の東京ミッドタウンで開かれた。現在、開催中の『日本におけるイタリア2007・春』の開幕イベント。高級ブランド、ヴァレンティノのオートクチュール(高級注文服)とプレタポルテ(高級既製服)の2007春夏コレクションに加え、イタリアの新進デザイナーが作品を発表。・・・◆女性美追求服/ヴァレンティノ・・・イタリアの高級ブランド、ヴァレンティノのデザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニさんは以前、本紙のインタビューに、こう答えた。4月上旬に東京・六本木で行われた同ブランドのファッションショーでは、この言葉通りの華やかな洋服が次々と登場した。・・・」との記事が記載されていること。
(ラ)産経新聞(2007年7月20日付)「【ぷちアイ】ローマへ回帰 45年目の『ヴァレンティノ』」の見出しの下「・・・イタリアのブランド『ヴァレンティノ』はメゾン設立45周年を迎えた。記念すべき年のオートクチュール・コレクションは、17年間コレクションを発表し続けたパリから、アトリエ設立の地、ローマに場所を移して開催。バチカンのサンピエトロ広場を舞台に、1960年代に発表されて話題となった“白のコレクション”を思わせるドレスや“ヴァレンティノレッド”と呼ばれる鮮やかな赤のドレスなど、約60点の新作を発表した。ショーのあとに開かれた記念パーティーの会場は、ボルゲーゼ広場の近くの庭園に設けられた大テント。ミック・ジャガーやモナコのカロリーヌ王女、女優のユマ・サーマンやサラ・ジェシカ・パーカー=写真=(ロイター)など、世界中から集まった約1000人ものセレブたちが、75歳になるイタリア人デザイナー、ヴァレンティノ・ガラヴァーニをたたえた。」との記事が記載されていること。

エ インターネット情報(2010年7月にインターネット検索を実施した。)
(ア)Valentino Garabani ヴァレンティノ・ガラヴァーニ Italy 解説・歴史 ヴァレンティノ・ガラヴァーニは1933年、北イタリアのヴォゲラ生まれ。パリ・オートクチュール組合学校で学んだ後、ジャン・デッセ、ギ・ラロッシュのアシスタントとして約10年働いた後、1959年独立。ローマにオートクチュールの店を開く。60年に最初のコレクションを発表。62年フィレンツェのピッティ宮殿で開かれた「白だけの服」が注目を集め一躍国際的に知られることとなる。 ・・・(略)・・・2001年春夏からディヒュージョンライン「ヴァレンティノ ローマ」を発表。ヴァレンティノのデザインの原点となっているローマをネーミングし、ヴァレンティノらしい優雅で洗練された世界に加え、若さあふれるコレクションとなっている。2004年12月ヴレンティノブティックジャパンは、伊ヴァレンティノ社を引受人とする第三者割当増資を行うことで、日本でのパートナーである、三井物産、アオイ、サンフレールと合意。これにより伊サイド主導の経営体制に変わる。三井は新体制以後も少数株を所有する。ヴレンティノブティックジャパンは1974年に設立され、現在、5つの直営店と20のインショップを展開。ヴレンティノのトップ、Michele Norsaは、日本でのショップをリニューアルし、ブランドポジションを変更する方針。 ・・・(略)・・・2005年12月、旗艦店を銀座の並木通りにオープン。2フロア、500平方メートルの店は、イタリアのインテリアデザイナー、アントニオ・チッテーリオ(Antonio Citterio)がデザイン。1階はバッグ、シューズなどアクセサリーのほかセカンドラインの「ヴァレンティノ・ローマ」、カジュアルラインの「レッド・ヴァレンティノ」を展開。オープン記念の限定品は97年のオートクチュールコレクションで使われた生地「キモノフラワー」を復刻してデザインしたバッグや「レッド・ヴァレンティノ」のドレスなど。・・・(略)・・・ショップリスト 旗艦店 銀座ブティック、東京都中央区銀座5-4-6ロイヤルクリスタル銀座1・2F、 TEL 03-3569-2151 営業時間11:00-20:00、無休 サンローゼ赤坂 東京都千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ・サンローゼ赤坂 TEL 03-3261-9156 名古屋店 名古屋市中区錦3-6-29 サウスハウス 1F TEL 052-955-8560 インショップ インペリアルプラザ 東京東京都千代田区内幸町1-1-1 インペリアルプラザ2F TEL 03-3501-7080 新宿伊勢丹3F 東京都新宿区新宿3-14-1 TEL 03-3354-5303 日本橋三越3F 東京都中央区日本橋室町1-4-1 TEL 03-3276-0636 渋谷西武A館6F 東京都渋谷区宇田川町21-1 TEL 03-5457-7842 日本橋高島屋2F 東京都中央区日本橋2-4-1 TEL 03-3281-1751 池袋西武6F 東京都豊島区南池袋1-28-1 TEL 03-3987-5739 銀座松屋4F 東京都中央区銀座3-6-1 TEL 03-3567-5025 小田急百貨店5F 東京都新宿区西新宿1-1-3 TEL 03-5323-2182 東急百貨店本店3F 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 TEL 03-5428-6652 玉川高島屋SC店 東京都世田谷区玉川3-17-1 TEL 03-5717-6672 京都高島屋2F 京都市下京区四条河原町西入間町52 TEL 075-255-0920 ジェイアール京都伊勢丹4F 京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町533-6 TEL 075-352-6286 梅田阪急4F 大阪市北区角田町8-7 TEL 06-6361-1446 リーガロイヤルホテルタカシマヤ 大阪市北区中ノ島5-3-68 TEL 06-6448-4721 大丸神戸店 神戸市中央区播磨町29 TEL 078-391-1644 福屋八丁堀本店3F 広島市中区胡町6-26 TEL 082-545-1466 松山三越3F 愛媛県松山市一番町3-1-1 TEL 089-934-8064 (http://www.fashion-st.net/link/val.html)
(イ)ヴァレンティノの歴史 ヴァレンティノ(VALENTINO)の起源1959年、ヴァレンティノ・ガラヴァーニがイタリアのローマでデザイン活動を始める。 ヴァレンティノの履歴 ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)は1932年、北イタリアのヴォゲラ生まれ。父親は地元の電力供給会社を取り仕切っていた。49年ミラノにあるサンマルタ専門学校のファッションスケッチ課程に入学。1年後50年パリ・オートクチュール組合学校サンディカにて服作りの基礎を学ぶ。在学中IWS(国際羊毛事務局)主催のコンテストで優勝を果たす。 卒業後ジャン・デッセのクチュール、ギ・ラロッシュのアシスタントとして約10年働く。1959年独立。ローマのコンドッティー通りにオートクチュールの小さなアトリエを開く。60年ガラヴァーニと公私を共にし、ヴァレンティノ・ブランドを世界的大ブランドへと成長させたジャンカルロ・ジャンメッティーとの協業体制がスタート。(http://ap10.arehoshii.jp/)
(ウ)Valentino GARAVANI ヴァレンティノ・ガラヴァーニ ブランドネクタイの中でも、ラインアップの多様さ・贅沢な材質を惜しみなく使った贅沢さで定評あるヴァレンティノ。生地のボリュームに滑らかな質感と、どれをとっても一級品のネクタイばかり。カジュアルなものから、フォーマルなものまで幅広く取り揃えました。豪華でありながらもさりげないデザインは、貴方のスーツ姿をシャープに、かつ美しく演出いたします。(http://www.e-necktie.jp/necktie/valentino/index.html)
(エ)ヴァレンティノ 銀座が'05年12月2日(金)、オープン … オートクチュールメゾンの最高峰として知られる、イタリアの名門ブランド「ヴァレンティノ」。ハイパーラグジュアリーな素材を惜しみなく用い、シンプルななかにも優雅さ、極上のエレガンスを醸し出すデザインはジェニファー・ロペス、ペネロペ・クルス、ジュリア・ロバーツなど世界のセレブリティに愛され、時代を超えて世界中の女性たちを虜にし続けている。その「ヴァレンティノ」が'05年12月2日(金)、銀座・並木通りに新しいブティックをオープンした。 … 1階にはアクセサリーライン「ヴァレンティノ ガラヴァーニ」のバッグ、シューズなど小物が揃う…(http://www.elle.co.jp/home/fashion/news/bd/?news=05_1202)
(オ)ヴァレンティノ:VALENTINO ブランドの始まり 1959年、ヴァレンティノ・ガラヴァーニがイタリアのローマでデザイン活動を始る。ヴァレンティノについて ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)は1932年、北イタリアのヴォゲラ生まれ。父親は地元の電力供給会社を取り仕切っていた。49年ミラノにあるサンマルタ専門学校のファッションスケッチ課程に入学。1年後50年パリ・オートクチュール組合学校サンディカにて服作りの基礎を学ぶ。在学中IWS(国際羊毛事務局)主催のコンテストで優勝を果たす。卒業後ジャン・デッセのクチュール、ギ・ラロッシュのアシスタントとして約10年働く。1959年独立。ローマのコンドッティー通りにオートクチュールの小さなアトリエを開く。60年ガラヴァーニと公私を共にし、ヴァレンティノ・ブランドを世界的大ブランドへと成長させたジャンカルロ・ジャンメッティーとの協業体制がスタート。62年に最初のコレクションを発表、フィレンツェのピッティ宮殿で開かれた「白だけの服」が注目を集め一躍国際的に知られることとなる。 67年に「ニーマン・マーカス賞」を受賞。68年のホワイトコレクションで初めて「V」をマークとして採用。・・・(略)・・・2001年春夏からディヒュージョンライン「ヴァレンティノローマ」を発表。ヴァレンティノのデザインの原点となっているローマをネーミングし、ヴァレンティノらしい優雅で洗練された世界に加え、若さあふれるコレクションとなっている。2003-2004A/Wより、カジュアルライン「レッド・ヴァレンティノ(R.E.D. VALENTINO)」の販売を開始。現在、ヴァレンティノグループはドイツのヒューゴ・ボスなどを傘下に抱える、巨大ファッショングループに成長した。(http://www.fashion-press.net/brands/172)

(3)以上の事実によれば、「Valentino」の表示は、本件商標の出願日及び登録査定日の以前から、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏又はそのデザインに係る商品群に使用されるブランドの略称を表すものとして、我が国の取引者及び需要者の間に広く認識されており、その著名性は、現在においても継続していると認められる。

(4)出所の混同のおそれ
本件商標は、別掲のとおり、「V」と「VINCENZO VALENTINO」の欧文字を二段に横書きしてなるものであるところ、その構成中、下段に書された「VINCENZO VALENTINO」の欧文字部分より、我が国で親しまれた氏名を表すものとも認め難く、また、該文字より生ずる「ビンセンツォバレンチノ」の称呼は、やや冗長といえるものである。
そして、本件商標中の「VALENTINO」の文字部分は、前記認定のとおり、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏又はそのデザインに係る商品群に使用されるブランドの略称を表すものとして、本件商標の登録出願時はもとより、登録査定時においても、既に、我が国のファッション関連商品の分野の取引者、需要者の間に広く認識されていた「VALENTINO」と同一の綴り字よりなるものである。
また、本件商標の指定商品は、ファッション関連商品であって、ヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏のデザインに係る商品群とその需要者層を共通にするものである。
そうすると、本件商標をその指定商品について使用した場合、これに接する取引者、需要者は、その構成中の「VALENTINO」の文字部分に強く印象づけられ、該商品がヴァレンティノ・ガラヴァーニ氏のデザインに係る商品又は同人と営業上何らかの関係がある者の業務に係る商品であるかのように、商品の出所について混同を生ずるおそれがあるというべきである。
(5)むすび
以上のとおりであるから、本件商標の登録は、商標法第4条第1項第15号に違反してされたものである。


異議決定日 2010-12-20 
出願番号 商願2009-23097(T2009-23097) 
審決分類 T 1 651・ 271- Z (X25)
最終処分 取消 
前審関与審査官 山田 正樹 
特許庁審判長 佐藤 達夫
特許庁審判官 野口美代子
田中 亨子
登録日 2009-10-09 
登録番号 商標登録第5272445号(T5272445) 
権利者 イタリアン プレス サービシズ コーポレーション (ホンコン) リミテッド
商標の称呼 ビンセンツォバレンチノ、ビンセンツォバレンティノ、ビンセンツォ、ビンチェンツォ、ビンセンゾ、バレンチノ、バレンティノ、ブイ 
代理人 江藤 聡明 
代理人 杉村 憲司 
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