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審判番号(事件番号) データベース 権利
不服201014222 審決 商標

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審決分類 審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 X43
管理番号 1233408 
審判番号 不服2010-13764 
総通号数 136 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2011-04-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2010-06-23 
確定日 2011-03-14 
事件の表示 商願2009-28427拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、「喜多そば」の文字を標準文字で表してなるものであり、第43類に属する「そばを主とする飲食物の提供」を指定役務として、平成21年4月15日に登録出願されたものである。

2 原査定の拒絶の理由の要点
原査定は、「本願商標は、別掲に示すとおりの態様からなる登録第4901264号商標と『キタ』の称呼を共通にする類似の商標であって、同一又は類似の役務に使用するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。」旨認定、判断し、本願を拒絶したものである。

3 当審の判断
本願商標は、「喜多そば」の文字を表してなるところ、構成各文字は、同じ大きさ、等間隔に、外観上まとまりよく一体的に表現されており、全体から生ずる称呼「キタソバ」もよどみなく一連に称呼できるものである。
さらに、構成中の「そば」の文字が、本願商標の指定役務「そばを主とする飲食物の提供」において、提供するもの、そのものであるとしても、実際の取引において、例えば、「富士そば」(ダイタンフード(株))、「吉そば」((株)ノア)、「しぶそば」((株)東急グルメフロント)のように、比較的短い音構成からなる商標にあっては、他の文字と結合された「○○そば」の語全体として、役務の出所標識として使用されている実情が見受けられるものである。
そうすると、本願商標「喜多そば」に接する取引者・需要者においても、「そば」の文字部分を捨象し、「喜多」の文字部分のみに着目し、これより生ずる「キタ」の称呼のみをもって取引にあたるものとはいい難く、「喜多そば」の構成全体をもって一体不可分のものと認識し把握されるとみるのが自然である。
そうとすると、本願商標は、その構成文字全体に相応して、「キタソバ」の称呼のみを生ずるものと判断するのが相当である。
したがって、本願商標より、「キタ」の称呼をも生ずるとし、その上で、本願商標と引用商標とが「キタ」の称呼を共通にする類似の商標であるとして、本願商標が商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消は免れない。
その他、本願について拒絶の理由を発見できない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲 引用商標(色彩については、原本を参照されたい。)


審決日 2011-02-22 
出願番号 商願2009-28427(T2009-28427) 
審決分類 T 1 8・ 262- WY (X43)
最終処分 成立  
前審関与審査官 矢代 達雄 
特許庁審判長 野口 美代子
特許庁審判官 小俣 克巳
小川 きみえ
商標の称呼 キタソバ、キタ 
代理人 飯塚 義仁 

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