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審決分類 |
審判 査定不服 商4条1項16号品質の誤認 取り消して登録 X10 審判 査定不服 商3条1項3号 産地、販売地、品質、原材料など 取り消して登録 X10 |
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管理番号 | 1221426 |
審判番号 | 不服2009-10783 |
総通号数 | 129 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2010-09-24 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2009-06-08 |
確定日 | 2010-08-04 |
事件の表示 | 商願2007-94702拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、「フレクシューラ」及び「FLEXURA」の文字を2段に書してなり、第10類「医療用機械器具,ガイドワイヤー」を指定商品として、平成19年9月5日に登録出願されたものである。 2 原査定の拒絶の理由の要点 原査定は、「本願商標は、『フレクシューラ』及び『FLEXURA』の文字を2段に書してなるところ、該文字は、『曲(彎曲)』を意味する語であり、指定商品を取り扱う医療の分野においては、彎曲していることを意味する語として用いられている語であるから、これをその指定商品に使用しても、単に『曲(彎曲)の形状の商品(例えば、曲(彎曲)の形状のガイドワイヤー等)』であることを認識させるにすぎず、商品の品質(構造)、形状を表示するにすぎないものと認める。したがって、本願商標は、商標法第3条第1項第3号に該当し、前記商品以外の商品に使用するときは、商品の品質の誤認を生じさせるおそれがあるから、同法第4条第1項第16号に該当する。」旨認定し、本願を拒絶したものである。 3 当審の判断 本願商標は、前記1のとおり、「フレクシューラ」及び「FLEXURA」の文字を表してなるものである。 そして、本願商標の構成中「FLEXURA」の文字が「曲(彎曲)」の意味を有するとしても、当審において「フレクシューラ」及び「FLEXURA」の文字を調査するも、本願の指定商品を取り扱う業界において、商品の品質(構造)、形状を表示するものとして、取引上普通に使用されている事実は発見できず、また、当該商品の取引者・需要者が当該文字を商品の品質・効能等を表示したものと認識するというべき事情も発見できない。 そうとすると、本願商標は、これをその指定商品に使用しても、商品の品質(構造)、形状等を表示するものとして認識するということはできず、自他商品識別標識としての機能を果たすものであり、かつ、商品の品質について誤認を生じさせるおそれもない。 したがって、本願商標が、商標法第3条第1項第3号及び同法第4条第1項第16号に該当するとして、本願を拒絶した原査定は、妥当ではなく、取消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2010-07-21 |
出願番号 | 商願2007-94702(T2007-94702) |
審決分類 |
T
1
8・
13-
WY
(X10)
T 1 8・ 272- WY (X10) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 大塚 正俊、薩摩 純一、大橋 良成 |
特許庁審判長 |
石田 清 |
特許庁審判官 |
榎本 政実 末武 久佳 |
商標の称呼 | フレクシューラ、フレズーラ |
代理人 | 高柴 忠夫 |
代理人 | 志賀 正武 |
代理人 | 渡邊 隆 |