• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 X16204041
管理番号 1220000 
審判番号 不服2008-650018 
総通号数 128 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2010-08-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2008-02-12 
確定日 2010-06-07 
事件の表示 国際登録第890153号商標に係る国際商標登録出願の拒絶査定に対する審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲1のとおりの構成からなり、2005年7月30日にUnited Kingdomにおいてした商標登録出願に基づくパリ条約第4条による優先権を主張し、第16類、第20類、第40類及び第41類に属する日本国を指定する国際登録において指定された商品及び役務を指定商品及び指定役務として、2005年(平成17年)12月1日に国際商標登録出願されたものである。
その後、指定商品及び指定役務については、当審において通報があった、2008年(平成20年)3月19日付けで国際登録簿に記録されたLimitations及び同年7月31日付けで国際登録簿に記録されたCorrectionsにより、最終的に、第16類「Photo albums and photo books.」、第20類「Picture frames;photograph frames.」、第40類「Development and printing of photographic films and slides;reproduction of photographic,lithographic and graphic art proofs,slides and photographic films;mounting of photographic prints and slides;photographic film developing and photograph printing services via the Internet;photograph re-touching services via the Internet;printing services;printing,namely digital printing services;printing and photographic printing consultancy namely technical consulting services in connection with printing images and data.」及び第41類「Portrait and general photography;photographic services;photographic services via the Internet;information and consulting services in the field of photography.」とされたものである。
2 原査定の拒絶理由
(1)指定商品・指定役務は、商標とともに権利範囲を定めるものであるから、その内容及び範囲は明確でなければならないところ、この商標登録出願に係る指定役務中には明確でない表示があり、その内容及び範囲を明確に指定したものとは認められない。したがって、本願は、商標法第6条第1項の要件を具備しない。
(2)本願商標は、次の登録商標と同一又は類似であって、その商標に係る指定商品又は指定役務と同一又は類似の商品又は役務について使用するものであるから、商標法第4条第1項第11号に該当する。
ア 登録第4164987号商標(以下「引用商標1」という。)は、別掲2のとおりの構成態様により「VENTURE LINK」の欧文字を書してなり、平成8年10月11日に登録出願、第42類に属する商標登録原簿に記載のとおりの役務を指定役務として、平成10年7月10日に設定登録されたものである。その後、商標権の存続期間の更新登録がなされたものである。
イ 登録第4309877号商標(以下「引用商標2」という。)は、「VENTURE」の欧文字と「ベンチャー」の片仮名文字を2段に書してなり、平成10年3月4日に登録出願、第9類に属する商標登録原簿に記載のとおりの商品を指定商品として、平成11年8月27日に設定登録されたものである。その後、平成21年1月29日に、第9類「電池,電気磁気測定器,電線及びケーブル,眼鏡,加工ガラス(建築用のものを除く。),救命用具,電気通信機械器具,レコード,メトロノーム,電子計算機用プログラムを記憶させた電子回路・磁気ディスク及び磁気テープ,その他の電子応用機械器具及びその部品,オゾン発生器,電解槽,ロケット,遊園地用機械器具,電気アイロン,電気式ヘアカーラー,電気ブザー,乗物の故障の警告用の三角標識,発光式又は機械式の道路標識,鉄道用信号機,火災報知機,盗難警報器,消火器,消火栓,消火ホース用ノズル,保安用ヘルメット,磁心,抵抗線,電極,映写フィルム,スライドフィルム,スライドフィルム用マウント,録画済みビデオディスク及びビデオテープ,ガソリンステーション用装置,自動販売機,駐車場用硬貨作動式ゲート,金銭登録機,硬貨の計数用又は選別用の機械,作業記録機,写真複写機,手動計算機,製図用又は図案用の機械器具,タイムスタンプ,タイムレコーダー,電気計算機,パンチカードシステム機械,票数計算機,ビリングマシン,郵便切手のはり付けチェック装置,ウエイトベルト,ウエットスーツ,浮き袋,エアタンク,水泳用浮き板,レギュレーター,潜水用機械器具,アーク溶接機,金属溶断機,電気溶接装置,犬笛,家庭用テレビゲームおもちゃ,検卵器,電動式扉自動開閉装置但し、映写フィルム,スライドフィルム,スライドフィルム用マウント,録画済みビデオディスク及びビデオテープを除く」を指定商品とする登録第4309877の1号商標と、第9類「映写フィルム,スライドフィルム,スライドフィルム用マウント,録画済みビデオディスク及びビデオテープ」を指定商品とする登録第4309877の2号商標に、商標権の分割移転の登録があり、その後、商標権の存続期間の更新登録がなされたものである。
ウ 登録第4619909号商標(以下「引用商標3」という。)は、別掲3のとおりの構成態様により、図形と「VENTURE」、「LINK GROUP」の欧文字を組み合わせた構成からなり、平成13年10月18日に登録出願、第35ないし第42類に属する商標登録原簿に記載のとおりの役務を指定役務として、平成14年11月15日に設定登録されたものである。
そして、それぞれの引用商標は、現に有効に存続しているものである。
3 当審の判断
(1)本願商標の指定役務については、前記1のとおり限定された結果、役務の内容が明確なものになったと認められる。
その結果、本願商標の指定商品及び指定役務は、商標法第6条第1項の規定の要件を具備するものとなった。
(2)本願商標の指定商品中第16類については、前記1のとおり限定された結果、引用商標2の指定商品と同一又は類似の商品はすべて削除されたと認められるものである。
(3)本願商標と、引用商標1及び引用商標3(以下、これらをまとめて「引用各商標」という。)の類否について検討する。
本願商標は、別掲1のとおり、図形と「VENTURE」の欧文字とを組み合わせた構成からなるところ、かかる構成にあっては、図形部分と文字部分とが視覚的に分離して看取されるといえるものであり、これらが常に一体不可分のものとして把握されるとすべき特段の事情は、見受けられない。
そうとすれば、本願商標は、欧文字部分が独立して自他商品の識別標識としての機能を有するというのが相当であるから、「VENTURE」の欧文字部分より「ベンチャー」の称呼を生ずるものであり、また、該文字は、「冒険。投機。」(広辞苑第六版)等の意を有する英語である。
他方、引用商標1は、別掲2のとおりの構成態様により「VENTURE LINK」の欧文字を書してなるところ、その構成は、上段に表された「VENTURE」の「N」の文字部分と、下段に表された「LINK」の「L」の文字部分を連結させてまとまりよく表現していることから、視覚上一体的に看取されるといえるものである。
そして、その構成各文字より生ずる「ベンチャーリンク」の称呼も、よどみなく一連に称呼できるものである。
引用商標3は、別掲3のとおり、図形及び「VENTURE LINK GROUP」の欧文字部分よりなるところ、図形部分と文字部分とは、本願商標同様、それぞれが独立して自他商品の識別標識としての機能を有するものであり、構成中の文字部分は、上段に表された「VENTURE」の「N」の文字部分と、下段に表された「LINK」の「L」の文字部分を連結させてまとまりよく表現していることから、視覚上一体的に看取されるといえるものである。
そして、その構成各文字より生ずる「ベンチャーリンクグループ」の称呼も、よどみなく一連に称呼できるものである。
その他、引用各商標の構成態様において、その構成中の「VENTURE」の文字部分が独立して認識されるとみるべき特段の事情は見受けられない。
してみれば、本願商標から生ずる「ベンチャー」の称呼と、引用各商標から生ずる「ベンチャーリンク」及び「ベンチャーリンクグループ」の称呼とは、「リンク」又は「リンクグループ」の音の有無において音構成が明らかに相違するものであるから、明瞭に区別して聴取され得るものである。
また、本願商標と、引用各商標とは、全体の外観において明確な差異を有しており、引用各商標の「VENTURE LINK」及び「VENTURE LINK GROUP」の語は、それぞれ直ちに特定の意味合いを認識させるとはいい難いものであるから、観念については、本願商標と比較することができない。
そうすると、本願商標と引用各商標とは、称呼、外観及び観念のいずれよりみても、相紛れるおそれのない非類似の商標である。
(3)まとめ
以上のとおり、本願は、商標法第6条第1項の規定の要件を具備するものとなり、また、本願商標が同法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、妥当なものではなく、取消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 【別記】



審決日 2010-05-25 
国際登録番号 0890153 
審決分類 T 1 8・ 262- WY (X16204041)
最終処分 成立 
前審関与審査官 旦 克昌 
特許庁審判長 佐藤 達夫
特許庁審判官 野口 美代子
田中 亨子
商標の称呼 ベンチャー 
代理人 水野 勝文 
代理人 岸田 正行 
代理人 和田 光子 
代理人 保崎 明弘 
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社   サービスに関しての問い合わせ