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審決分類 |
審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 X12 |
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管理番号 | 1211380 |
審判番号 | 不服2009-11749 |
総通号数 | 123 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 商標審決公報 |
発行日 | 2010-03-26 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2009-06-29 |
確定日 | 2010-02-03 |
事件の表示 | 商願2008-27688拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。 |
理由 |
1 本願商標 本願商標は、別掲のとおりの構成からなり、第12類「自転車,自転車の部品及び付属品」を指定商品として、平成20年3月28日に登録出願されたものである。 2 引用商標 原査定において、本願商標の拒絶の理由に引用した登録第5104710号商標(以下「引用商標」という。)は、「LIFESTYLE CYCLE」の欧文字及び「ライフスタイルサイクル」の片仮名文字を二段に横書きしてなり、平成19年4月12日登録出願、第12類「二輪自動車・自転車並びにそれらの部品及び附属品」を指定商品として、同20年1月11日に設定登録され、現に有効に存続しているものである。 3 当審の判断 本願商標は、別掲のとおり、図形と文字の組合わせからなるところ、該図形部分と文字部分とは、常に不可分一体のものとして認識されるべき格別の理由を見いだし難く、それぞれが独立して自他商品の識別標識としての機能を果たすものというべきであるから、簡易迅速を尊ぶ取引の場にあっては、読み易い文字部分から生ずる称呼をもって取引に資されるものとみるのが自然である。 そこで、「CycleLifeStyle」の文字部分についてみると、大文字と小文字で表されていることから、「Cycle」、「Life」及び「Style」の文字より構成されたものであることが容易に認識されるものであるが、構成各文字は外観上まとまりよく一体に表現されているものである。 そして、これより生ずる「サイクルライフスタイル」の称呼もやや長めではあるものの、無理なく一連に称呼できるものである。 また、「CycleLifeStyle」を構成する「Cycle」の文字は、「周期」、「自転車」等の複数の意味を有する平易な語であり、また、「LifeStyle」の文字は、「生活様式」を意味する熟語として広く知られているところ、「LifeStyle」に通ずる「ライフスタイル」の語は、例えば、「カーライフスタイル」や「デジタルライフスタイル」のように、他の語と結合して一つの意味合いを生ずるものとして使用されている例があることからすれば、本願商標の「CycleLifeStyle」の文字部分からは、本願商標の指定商品との関係を考慮すると、「自転車を用いた生活様式」程の意味合いを生ずるものといえる。 そうすると、たとえ、「Cycle」の文字が、「自転車」の意味を有する語であるとしても、かかる構成においては、構成文字全体をもって不可分一体のものとして認識し把握されるとみるのが自然である。 また、他に構成中の「LifeStyle」の文字部分のみが、独立して認識されるとみるべき特段の事情は見いだせない。 してみると、本願商標は、その構成文字全体に相応して「サイクルライフスタイル」の一連の称呼のみを生ずるものというのが相当である。 したがって、本願商標から、「ライフスタイル」の称呼をも生ずるとし、そのうえで、本願商標と引用商標とが称呼上類似するものとして、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、取消しを免れない。 その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
別掲 |
別掲 本願商標 ![]() (色彩については、原本参照。) |
審決日 | 2010-01-22 |
出願番号 | 商願2008-27688(T2008-27688) |
審決分類 |
T
1
8・
262-
WY
(X12)
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最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 大房 真弓、薩摩 純一 |
特許庁審判長 |
小林 由美子 |
特許庁審判官 |
木村 一弘 酒井 福造 |
商標の称呼 | サイクルライフスタイル、ライフスタイル |
代理人 | 村田 幸雄 |
代理人 | 佐藤 久美枝 |