• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 称呼類似 取り消して登録 X43
管理番号 1206783 
審判番号 不服2009-2758 
総通号数 120 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 商標審決公報 
発行日 2009-12-25 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2009-02-05 
確定日 2009-11-16 
事件の表示 商願2007-104890拒絶査定不服審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願商標は、登録すべきものとする。
理由 1 本願商標
本願商標は、別掲のとおりの構成からなり、第43類に属する願書記載のとおりの役務を指定役務として、平成19年10月10日に登録出願されたものであるが、その指定役務については、原審における同20年10月14日付け手続補正書により、第43類「寿司を主とする飲食物の提供」と補正されたものである。

2 引用商標
原査定において、本願の拒絶理由に引用した登録第4141457号商標は、「快転ずし」の文字を横書きしてなり、平成7年12月29日登録出願、第42類「すしの提供」を指定役務として、同10年5月1日に設定登録され、その後、同20年2月19日に商標権の存続期間の更新登録がされ、現に有効に存続しているものである。

3 当審の判断
本願商標は、別掲のとおり、2行に分けて毛筆で縦書きした「海転寿司」の文字を上部に配し、その下に、上部の文字に比して略4倍の大きな文字で「魚河岸」と毛筆で縦書きして表した構成からなるものである。
原査定は、本願商標の上部に表された「海転寿司」の文字部分が独立して自他役務の識別標識としての機能を果たすとするところ、該「海転寿司」について、当審において調査するに、以下の事実が認められる。
(1)新聞記事情報について
ア 2006年9月29日付けの日経MJ(流通新聞)23頁において、「すしレストラン『海鮮三崎港』、京樽、和食新業態に転換??個室化で慶事に対応。」の見出しのもと、「京樽は握りずし中心の和食レストラン『海鮮三崎港』を刷新する。」との記載があり、「【表】京樽の主要業態」において、「名前」及び「業態」のそれぞれについて、「でかネタ海転寿司海鮮三崎港」及び「2個116-494円の回転ずし店」との記載がある。
イ 2003年9月9日付けの西日本新聞朝刊28頁において、「福岡県/農漁業、飲食店、幼稚園…中学生が職場体験 宗像市 240事業所で5日間 働く厳しさ、楽しさ知って/東部」の見出しのもと、「…同市東郷の『海転寿司ひびき』で巻き寿司の作り方や仕込み作業などを学んだ…。」との記載がある。
ウ 2001年9月21日付けの西日本新聞朝刊32頁において、「福岡県/働く喜び厳しさ体験 宗像市の4中学校『ワクワクWORK』中2の751人“出勤中” 寿司店など 206事業所で職場経験/東部」の見出しのもと、「…同市東郷の『海転寿司ひびき』(花田昇店長)では、河東中二年、真武俊介君(14)ら六人が同日朝から働いた。」との記載がある。
(2)インターネット情報について
ア 「グルメWalker九州」のウェブサイトにおいて、「●回転寿司 海転寿司 ひびき カイテンズシ ヒビキ」の見出しのもと、「国民宿舎ひびき直営の回転寿司屋で、職人の手にぎりの寿司が味わえる。」との記載がある。
(http://www.walkerplus.com/kyushu/gourmet/DETAIL/V-KYUSH-7RTAE433/)
イ 「Alike.jp」のウェブサイトにおいて、「海転寿司川徳 の詳細情報」の項に、「店舗名」及び「住所」において、それぞれ、「海転寿司川徳」及び「長崎県長崎市田中町280-15」との記載がある。
(http://alike.jp/restaurant/target_top/677746/)
ウ 「荒川区タウン」のウェブサイトにおいて、「海転寿司 玄海寿司」の見出しのもと、「築地のおいしさがそのまま!名物こぼれ巻きをぜひ☆ 東京メトロ千代田線町屋[地下鉄線]徒歩1分 住所:〒116-0002 東京都荒川区荒川6-5-2辻ビル1F」との記載がある。
(http://www.arakawaku-town.com/review/ar011800)
エ 「ショップ札幌」のウェブサイトにおいて、「店舗基本情報」の見出しのもと、「店舗名」、「ジャンル」及び「住所」において、それぞれ、「海転寿司 シーランド」、「回転寿司」及び「北広島市美沢3丁目13-1」との記載がある。
(http://gourmet.shop-sapporo.com/shop/?t=g001845&c=)
オ 「長崎よかナビ!」のウェブサイトにおいて、「カイテンズシ スシノテツジン 海転寿司 すしの鉄人」の見出しのもと、「基本情報」の項に、「住所 長崎市矢上町52-1」との記載がある。
(http://www.nagasaki-yokanavi.net/shop/shop.shtml?s=655)
カ 「グルメWalker北海道」のウェブサイトにおいて、「●寿司 海転寿司 と・とろ 西野店 カイテンズシ ト トロ ニシノテン [交通]地下鉄東西線発寒南駅より徒歩10分」の見出しのもと、「試食代わりの3点セットがおすすめ 回転寿司のお店でありながら、いつもカウンターをはさんで職人さんと客が会話を楽しんでいる。」との記載がある。
(http://www.walkerplus.com/hokkaido/gourmet/DETAIL/V-HOKKA-4RTAP289/)
キ 「J・A Confirm」のウェブサイトにおいて、「飲食店 カイテンズシ マエハマ『海転寿司 前浜』」の見出しのもと、「店舗詳細情報」の項に、「住所」及び「業種/詳細」において、それぞれ、「宮城県石巻市中里1-1-2」及び「回転寿司…」との記載がある。
(http://www.jacf.co.jp/map/2007_06/map00221.html)
上記認定事実によれば、「海転寿司」の文字は、本願指定役務を取り扱う業界において、取引上普通に使用されているとみるのが相当であるから、本願の指定役務との関係においては自他役務の識別力がないか又は弱いものであるということができる。
加えて、本願商標構成中の「魚河岸」の文字部分は、「一般に、魚市場のこと」(「広辞苑」第六版 株式会社岩波書店 2008年1月11日発行)等の意味を有する語であって、該文字も、以下のとおり、本願の指定役務を取り扱う業界において、取引上普通に使用されているものである。
ク 「魚河岸 丸天」のウェブサイトにおいて、「沼津漁港直送 新鮮 大盛り うまくて安くて新鮮で、しかもボリューム満点な魚料理」との記載がある。
(http://www.uogashi-maruten.co.jp/)
ケ 「和創作 魚河岸」のウェブサイトにおいて、「仲介業者を通さず、市場で直接仕入れた新鮮な魚介類が満載」との記載がある。
(http://www.e-uogashi.com/)
コ 「昭島 魚河岸」のウェブサイトにおいて、「昭島魚河岸(あきしまうおがし)」は、築地直送の新鮮な魚を取り揃え、お客様に新しい食生活をご提供いたします。」との記載がある。
(http://www.sakura-com.com/a-uogashi/)
サ 「livedoorグルメ」のウェブサイトにおいて、「魚河岸いしい(うおがしいしい)」の見出しのもと、「魚河岸いしいの登録情報」の項に、「店名」、「ジャンル」及び「住所」において、それぞれ、「魚河岸いしい」、「回転寿司」及び「神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-1-1 鶴見駅COMIN」との記載がある。
(http://gourmet.livedoor.com/restaurant/313743/)
シ 「グルメWalker東京」のウェブサイトにおいて、「●寿司 魚河岸 鮨文 ウオガシスシブン」の見出しのもと、「店舗情報」の項に、「店名」及び「住所」において、それぞれ、「魚河岸 鮨文」及び「中央区築地5-2-1 8号館」との記載がある。
(http://www.walkerplus.com/tokyo/gourmet/DETAIL/V-TOKYO-2RTAL051/)
そうすると、「魚河岸」の文字も、本願の指定役務との関係においては自他役務の識別力がないか又は弱いものであるといわなければならない。
以上によれば、本願商標のかかる構成にあっては、「海転寿司」の文字部分のみが独立して自他役務の識別標識として抽出され、取引に資されるものとは認め難く、むしろ、本願商標は、構成文字全体をもって取引に資されるものとみるのが自然である。
してみれば、本願商標は、その構成文字全体に相応して、「カイテンズシウオガシ」の称呼のみを生じ、かつ、特定の観念を生じさせないものとみるのが相当である。
したがって、本願商標より、「カイテンズシ」の称呼を生ずるとし、その上で、本願商標と引用商標が称呼上類似するとして、本願商標を商標法第4条第1項第11号に該当するとした原査定は、妥当でなく、取消しを免れない。
その他、政令で定める期間内に本願について拒絶の理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
別掲 別掲
本願商標



審決日 2009-10-22 
出願番号 商願2007-104890(T2007-104890) 
審決分類 T 1 8・ 262- WY (X43)
最終処分 成立 
前審関与審査官 田中 幸一 
特許庁審判長 井岡 賢一
特許庁審判官 榎本 政実
末武 久佳
商標の称呼 カイテンズシウオガシ、カイテンズシ、カイテン、ウオガシ 
代理人 江間 路子 
代理人 飯田 昭夫 
代理人 村松 孝哉 
代理人 上田 千織 
  • この表をプリントする

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社   サービスに関しての問い合わせ